日本原子力学会 年会・大会予稿集
2008年春の年会
選択された号の論文の743件中201~250を表示しています
PWR炉心解析コード開発
BWR炉心解析コード開発
新型炉解析システム開発
新型炉,核設計,核変換技術
革新型軽水炉
  • (13)プルサーマル燃料技術に立脚した早期導入用FLWR増殖型燃料集合体(FLWR/MIX)の概念検討
    内川 貞夫, 小林 登, 中野 佳洋, 大久保 努
    セッションID: K15
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    プルサーマル利用により確立される軽水炉燃料サイクル技術に立脚した早期導入用FLWR増殖型燃料集合体として、MOX燃料棒とUO2燃料棒を集合体内で非均質(アイランド型)に配置した新たな設計概念(FLWR/MIX)の成立性について検討し、使用するMOX燃料ペレットの最大Pu富化度をプルサーマル用燃料加工施設での取扱可能範囲内としながら、核分裂性Pu残存比1.0以上を実現できる見通しを得た。
  • (14)高転換型MAリサイクル炉心の設計検討
    深谷 裕司, 中野 佳洋, 大久保 努
    セッションID: K16
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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     MAリサイクルの早期導入可能オプションとなり得るFLWRの高転換型炉心の設計のため、NpまたはAmを添加した炉心におけるMA燃焼特性の検討を核熱結合一次元解析によって行った。本検討ではMOX燃料中へのMAの均質装荷を行い、NpまたはAmについて各々2wt%程度の装荷が可能な取り出し燃焼度50GWd/t程度の炉心設計の見通しを確認した。添加したNpまたはAmの低下率(取り出し時重量/初装荷重量)については、各々0.7または0.8程度との結果が得られた。
  • 高木 直行, シディック ペルマナ, 関本 博
    セッションID: K17
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    冷却材/減速材に軽水又は重水を用いたトリウム酸化物燃料増殖炉の成立可能性について検討した。軽水を用いる場合、稠密格子とする必要があり、また出力密度が小さいため燃料インベントリが大きくなる。重水を用いる場合、現行PWRと同等の炉心サイズ、約二倍の燃料インベントリで、PWRと同等の燃焼度を達成でき、ブランケットなしで増殖できる可能性がある。
  • 石津 陽平, 鈴木 哲, 関本 博
    セッションID: K18
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    モンゴルの首都ウランバートルは厳しい冬が長く続く地域であり,石炭暖房による冬季の大気汚染が非常に深刻な問題となっている.この石炭による暖房を,小型原子炉による温水供給で置換できれば,この事態の改善に大きく役立つと考えられる.そこで,本研究では,モンゴルでの熱供給炉を具体的な事例として取り上げ,小型原子炉の熱供給炉としての利用可能性の検討を行うことを目的とした.上記で言及した問題から,モンゴルにおける熱供給炉は早期の実現が望まれるため,既存の技術で建設可能な軽水炉を基本として,熱出力 10 MW 程度の原子炉仕様の検討を行い,主に暖房を目的とした地域熱供給炉に適した原子炉の概念設計を提案した.
  • 池側 智彦, 石井 佳彦, 松浦 正義, 保志 貴司
    セッションID: K19
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    これまで培われてきた軽水炉技術に基づき,原子炉システム・設備・安全系を可能な限り簡素化して経済性を高めた中小型炉(DMS-400)の開発を進めている。DMS-400の主な特徴は、自然循環流システム、及びチムニ部の流速が小さいことを活用した重力による気水分離(FSS)システムの採用である。本発表では、DMS-400の過渡特性を安全解析コードTRACGで評価した結果を報告する。
革新型高速炉
  • (XVIII) CANDLE高速炉の現実的設計に向けた研究
    永田 章人, 関本 博
    セッションID: K20
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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     CANDLE燃焼方式とは、核分裂反応の活性な領域(燃焼領域)が自立的に移動していく燃焼方式であり、高速炉にこの燃焼方式を適用すると、新燃料として天然,劣化ウランを用いることが出来、さらにその40%をエネルギーに変換することが出来る。小型炉に適用した場合、超寿命化が容易で高い安全性を持つ原子炉を開発することが可能である。また実現した場合、数百,数千年分のエネルギーを保障できる。  CANDLE高速炉の実現化に向けた研究の一環として、現在燃料の設計を行っている。今までの研究では、CANDLE燃焼を実現するためには燃料体積割合を大きく取る必要があり、燃料形状としてチューブインシェルタイプを使用していた。ところで、CANDLE高速炉は高燃焼を実現できるが、それにより被覆管の健全性問題、FPガスによる内圧の問題が出てくる。チューブインシェルタイプの現在の設計ではそれらの問題を解決するのは比較的難しい。燃料タイプをピンタイプにすることにより、被覆管交換も容易になり、さらにFPガスによる内圧の問題も解決することが出来る。 本研究ではピンタイプ燃料を用いた新しい設計を行い、上記問題の解決の一つとして研究を行ってきた被覆管交換を含めた炉心燃焼解析を行い、CANDLE高速炉の実現性について検討する。
  • (XIX) 21世紀の核燃料サイクルからの期待
    田下 正宜, 関本 博
    セッションID: K21
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    21世紀の環境・エネルギー・経済の課題解決に原子力エネルギー利用拡大が期待されている.CANDLE燃焼方式は今世紀中にLWR-FBRシナリオでの発電量の1.5~2倍程度多く供給できる可能性がある.今後工学的研究が望まれる.
  • 北垣 徹, 加藤 恭義, 宇多村 元昭, 武藤 康
    セッションID: K22
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    超臨界CO2ガスタービン発電システムは、臨界点近傍における圧縮動力低減効果により、高速炉の温度条件において従来の蒸気タービン発電システム以上のサイクル熱効率が達成される。また、同ガスタービンは蒸気タービンと比較して系統の大幅な簡素化とコンパクト化により経済性が改善される。そこで本研究では、Na冷却-超臨界CO2ガスタービン発電高速炉においてサイクル効率とシステムの簡素化を考慮した、サイクル構成の最適化を行った。
加速器駆動炉・鉛ビスマス炉
もんじゅ確認試験
高温ガス炉
高速炉
水素製造
  • (1) 熱化学法ISプロセス水素製造技術における材料研究の現状
    岩月 仁
    セッションID: K48
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    高温ガス炉を用いた熱化学法ISプロセスによる水素製造実現に向け、工業材料をベースとした候補材について、耐食性や耐熱性の評価を行った。これまでに得られた結果について報告する。
  • (2) セラミックス製硫酸分解器の信頼性評価
    竹上 弘彰, 寺田 敦彦, 石倉 修一, 岩月 仁, 小貫 薫, 日野 竜太郎
    セッションID: K49
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    日本原子力研究開発機構では高温ガス炉を用いた水素製造技術として熱化学法ISプロセスの研究開発を行っている。熱化学法ISプロセスの硫黄循環系の主要機器である硫酸分解器におけるセラミックス製熱交換器の信頼性評価について報告する。
  • (3)熱化学法ISプロセスにおける水素ガスの漏洩拡散の予備解析
    マルケタ ソモロバ, 寺田 敦彦, 竹上 弘彰, 岩月 仁, 村上 知行, 日野 竜太郎, 塩沢 周策
    セッションID: K50
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
    会議録・要旨集 フリー
    日本原子力研究開発機構では、高温ガス炉の核熱を利用した熱化学法ISプロセスによる水素製造システムの開発研究を実施している。その一環として、水素製造施設の安全性を検討するため、水素ガスの漏洩拡散挙動を解析評価した。本報告では、漏洩部からジェット状に吹き出した水素ガスが移流拡散する過程について述べる。
  • (4) HTTRに接続するISプロセスの熱供給系に関する運転制御法
    佐藤 博之, 坂場 成昭, 大橋 弘史, 佐野 直樹, 國富 一彦
    セッションID: K51
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/21
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    原子力機構では、HTTRに接続させる熱化学水素製造法ISプロセスの設計研究を進めている。商用炉における原子炉とISプロセスの運転を調和させるためには、HTTR-ISシステムにおいてISプロセスへの熱供給系に関する運転制御法を構築することが必要である。本報では、商用炉における運転制御方法を想定した、HTTR-ISシステムにおけるISプロセスの熱供給系の運転制御方法の概念について述べる。
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