日本原子力学会 年会・大会予稿集
2009年春の年会
選択された号の論文の705件中101~150を表示しています
荷電粒子検出
γ線測定
高度信号処理・放射線応用
精密測定・標準
中性子測定
  • 重山 武蔵, 鈴木 陽介, 渡辺 賢一, 瓜谷 章
    セッションID: F29
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    全方位に対して感度を有する中性子線量計は、宇宙船内等散乱中性子が多く飛来する場面での使用が期待される。我々は、球型減速材に3本の位置敏感型比例計数管を互いに直交に配した構造の検出器を採用し、測定された検出位置情報を利用することによる線量計としての利用を提案している。本報では、MCNPシミュレーションにより検出器応答を評価し、これを元とした検討結果について報告する。
  • 辻 大樹, 前田 茂貴, 河原林 順, 富田 英生, 松本 哲郎, 堀 順一, 井口 哲夫
    セッションID: F30
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    原子炉構造物のクリアランスレベル検認過程やホウ素中性子捕捉療法において、熱外中性子スペクトルの高精度測定が求められている。この要求に対し本研究では、熱外中性子線量高精度評価用中性子スペクトル測定手法の有効な概念として、位置敏感型熱中性子検出器を中性子減速材で覆い、更に領域を分けて数種類の共鳴フィルターでカバーした減速・共鳴型中性子スペクトロメータを提案している。今回は、KURRI-Linac施設にて行った本スペクトロメータのプロトタイプに対する熱外中性子応答の実験的評価、及びスペクトルアンフォルディングによる中性子スペクトル推定精度の検討結果について発表する。
  • 棚橋 智寛, 渡辺 賢一, 瓜谷 章
    セッションID: F31
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    反跳陽子減速型検出器に関する基礎的な研究として、基礎実験に基づき検出器の特性評価を行った。
  • (17) J-PARC工学材料回折装置用中性子検出器の性能試験
    坂佐井 馨, 中村 龍也, 盛合 敦, ステファヌス ハルヨ, 伊藤 崇芳, 阿部 淳, 相澤 一也, 片桐 政樹, 曽山 和彦, Nige ...
    セッションID: F32
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    J-PARCの物質・生命科学研究施設(MLF)に設置された工学材料回折装置「匠」は2008年12月の共用開始に向け、2008年9月に中性子ビームを受け入れコミッショニングが開始された。本発表では、匠用に開発・設置された中性子検出器の性能試験結果について報告する。
  • 垣本 明徳, 藤田 文行, 金子 純一, 坪内 信輝, 杢野 由明, 茶谷原 昭義, 佐藤 圭, 今野 雄太, 本間 彰, 鹿田 真一, 古 ...
    セッションID: F33
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    人工ダイヤモンドを用いた14MeV中性子エネルギースペクトロメータの実用化に向けて、結晶合成及び各種評価を行っている。今回、産業技術総合研究所で合成された1cm2大のCVD単結晶の電荷輸送特性について報告する。この結晶は高品質大型基板用途を目的としてメタン濃度10%で合成されたものである。結晶は偏光顕微鏡で確認可能な歪みがあるものの、高品質の証であるカソードルミネッセンス測定では強い自由励起子発光が確認されている。241Amα線源を用いた結晶のα線応答測定の結果、電荷収集率は最大60%であった。また、UVパルスレーザーを用いた飛行時間法によって飽和ドリフト速度を測定した結果、7.72x105V/mの電界強度において、5x106cm/secのドリフト速度を記録し、これまで北大で測定した自立膜では最速のドリフト速度を持つことがわかった。
  • 八木 貴宏, 三澤 毅, 宇根崎 博信, 卞 哲浩, 代谷 誠治
    セッションID: F34
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    光ファイバー検出器は、中性子のリアルタイム測定が可能かつ狭い空間に挿入可能であるという特長をもつ。この検出器を低出力の原子炉や加速器のターゲット近傍での測定および深い未臨界での測定に対応させるために、波長変換ファイバーを使用した検出効率の高い検出器が開発されてきた。本研究は、KUCAのA架台において反応率分布及び検出効率を求め、従来の光ファイバーを用いた検出器との比較および数値計算との比較から検出器の性能を評価した。
加速器・ビーム加速技術
電子加速器
加速器・ビーム加速器技術
ビーム利用
ビーム利用(PET・X線源)
ビーム利用(イメージング)
ビーム利用技術(元素分析・ビーム利用)
放射光,レーザー
放射光・自由電子レーザー
医療用原子炉・加速器
  • 田中 浩基, 櫻井 良憲, 鈴木 実, 高田 卓志, 増永 慎一郎, 菓子野 元郎, 劉 勇, 木梨 友子, 密本 俊典, 矢島 暁, 筒井 ...
    セッションID: G21
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    硼素中性子捕捉療法(BNCT)は10B(n,α)7Li反応で放出されるα粒子と7Li原子核によって、腫瘍細胞を選択的に破壊する放射線治療法である。近年20年に渡って世界中でBNCT用加速器中性子源の研究開発がなされているが、加速器の電流不足、ターゲットの健全性などの課題があり治療可能なシステムの実現には到っていない。本実験所では30MeV陽子のBe(p,n)反応を用いた熱外中性子源を検討し治療可能な熱外中性子束の見積もりを得た。本システムは30MeVサイクロトロン加速器(1mA)、ビーム輸送系、ターゲットでの熱負荷を低減させる為のビームスキャニングシステム、熱外中性子発生の為の減速体系から構成される。現在、平成21年度春の稼働を目指してシステムの建設中である。本稿ではシステムの概要と、中性子輸送コードを用いて設計した熱外中性子源の性能について報告する。
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