日本原子力学会 年会・大会予稿集
2009年春の年会
選択された号の論文の705件中51~100を表示しています
教育
意識分析
第II区分 放射線工学と加速器・ビーム科学
原子核物理,核データ,核反応工学
中性子捕獲,光核反応実験
中性子反応実験
理論,核データ評価
荷電粒子反応実験
放射線挙動,遮蔽工学
加速器遮蔽
  • (VIII)鉄遮へい体中の反応率分布測定
    八島 浩, 春日井 好己, 松村 宏, 松田 規宏, 岩瀬 広, 木下 哲一, Nikolai Mokhov, Anthony Leveli ...
    セッションID: F35
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    反陽子ターゲットステーション(陽子エネルギー120GeV)に おいて鉄遮へい体中の反応率分布測定を行った。それによって 得られた中性子減弱距離と計算値との比較等について報告する。
  • 萩原 雅之, 佐波 俊哉, 岩元 洋介, 松田 規宏, 中根 佳弘, 中島 宏, 坂本 幸夫, 桝本 和義
    セッションID: F36
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    ポジトロン断層撮影法(PET)が普及し、その薬剤生成用の小型加速器が多くの病院等に設置されてきている。FDG薬剤の生成には主にO-18濃縮の水ターゲットが用いられており、O-18(p,n)F-18反応によりF-18を生成する。一方で、この反応は中性子も発生するため、施設の放射線安全設計やクリアランス評価にはターゲットからの中性子発生量や中性子による放射化量を適切に評価する必要がある。しかし、核データとしてその反応を見ると、評価済み核データはなく、入射陽子のエネルギーが20MeV以下の低エネルギー領域に関しては、計算コード(理論計算モデル)も十分に検証されていないのが現状である。 本研究では、PET用小型加速器の安全設計やクリアランス評価のための基礎データとして、18MeV陽子によるO-18濃縮水からの生成中性子のエネルギー及び0°から120°までの角度分布データの測定を行った。
  • バルク遮蔽設計とSHIELD11コードの検討
    浅野 芳裕
    セッションID: F37
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    現在建設が進められているSPring-8 X線自由電子レーザー施設のバルク遮蔽設計について報告するとともに、そこで用いた簡易計算コードSHIELD11についての検討結果について報告する
遮蔽材料
使用済燃料輸送容器遮蔽
  • (1)背景と開発内容
    森島 誠, 中田 幹裕, 大村 昌輝, 藤田 佳之
    セッションID: F44
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    日本国内における使用済燃料輸送容器の遮へい評価は、角度中性子束を有限の分点で近似するSn法を用いた輸送計算コード(1次元ANISN、2次元DOT)が主に用いられている。これらのSn輸送計算コードには核断面積セットが必要となるが、従来遮へい評価には、米国の評価済核データライブラリENDF/B-IIに基づく核断面積セットDLC-23/CASKが広く利用されてきた。この核断面積セットは使用済燃料に関連する遮へい解析で広く使用されて実績が多い反面、作成時期が1973年と比較的古く、特定の条件(鉄の単層透過など)では評価精度が悪くなることが知られている。このため最新の評価済核データであるJENDL3.3を用い輸送容器遮へい評価用核断面積セットSFCX-J33を作成した。
  • (2)252Cf核分裂中性子源を用いたベンチマーク実験及び解析
    大西 世紀, 中田 幹裕, 小田野 直光, 森島 誠, 大村 昌輝, 澤田 健一, 近内 亜紀子, 浅見 光史
    セッションID: F45
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    252Cf中性子源を用いた中性子及び即発・二次ガンマ線遮へい透過実験を平板体系及び輸送容器を模擬した輸送容器体系で行った。平板体系では中性子、ガンマ線の1cm線量当量率及び中性子スペクトルを計測し、輸送容器体系では中性子及びガンマ線の1cm線量当量率を計測した。この遮へい透過試験に基づき、輸送容器遮へい解析用の断面積セット(SFCX-J33)について、ベンチマーク計算を実施した。その結果、散乱線が有意に影響する一部のケースを除き、実験値とSFCX-J33による計算値は中性子、ガンマ線共によく一致しており、中性子スペクトルについてもSFCX-J33による解析結果は、実験値をアンフォールディング処理して得られたスペクトル形状とよく一致している。このように、SFCX-J33による解析結果はベンチマーク実験のデータをよく再現しており、輸送容器体系での線量当量率評価に適合していることを確認した。
  • (3) 一般ベンチマーク問題を用いたその他の妥当性検証
    平尾 好弘, 森島 誠, 浅見 光史, 小田野 直光
    セッションID: F46
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    使用済燃料輸送容器に対する放射線遮蔽解析用群定数ライブラリSFCX-J33の開発に伴い、当ライブラリを用いた過去のベンチマーク問題に対する解析を行い、放射線遮蔽条件一般に対する性能評価の妥当性の検証を行った。問題は国際積分実験データベースSIMBAD他から引用し、実測及び同目的のライブラリDLC23等による比較を行って本ライブラリの特長及び長短を明らかにした。それによって、輸送容器をベースに、より広範な遮蔽条件、体系に対して、本ライブラリにより信頼性ある計算結果を得られることが示された。
  • 坂本 浩紀, 澤村 英範
    セッションID: F47
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    機構では、安全審査支援におけるクロスチェックに備え、連続エネルギーモンテカルロコードMCNP5を整備している。本報では、使用済燃料輸送容器を対象としてMCNP5コードによる分散低減法の違いによる影響を検討した結果を報告するものである。
放射線計算手法
放射線物理,放射線計測
新型検出器システム
荷電粒子検出
  • 清水 森人, 早川 智之, 金田 実, 土田 秀次, 今井 誠, 柴田 裕実, 伊藤 秋男
    セッションID: F13
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    近年,加速器によって加速された陽子や炭素などの荷電粒子線をガン治療などに応用した粒子線療法が成果を上げている.しかし,人体の大半を占める液体の水と荷電粒子線の相互作用の大きさを知る上で重要な液体の水の阻止能測定は実験例が少ない.特に阻止能が極大となるMeVエネルギー領域における陽子や炭素線に対する液体の水の阻止能測定はこれまで行われていない. そこで我々は,液体分子線法を用いる事で真空中に液体ジェットの形で液相を保った水標的を用意し,液体標的に対して荷電粒子線を直接照射する事を可能にした.真空内に用意した液体標的にMeVエネルギーの陽子線を照射し,液体標的を透過してくる陽子の散乱角度分布と散乱角度毎のエネルギー分布を測定した.GEANT4を用いて作製したモンテカルロシミュレーションでこの測定結果を再現する事で,ICRU49やSRIMなどの汎用コードによる阻止能との比較を行った.
  • 滝川 達也, 河野 俊之, 松藤 成弘, 金井 達明
    セッションID: F14
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/04/15
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    治療用重粒子線から発生する二次粒子は物質中で多重散乱や核反応時に付与される運動量により広がりを持つ。本研究では、より高精度な治療を行うために、発生した二次粒子の角度分布を測定することで、核反応のメカニズムの検討および二次粒子の空間分布モデルの検討を行った。
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