痛風と核酸代謝
Online ISSN : 2186-6368
Print ISSN : 1344-9796
27 巻 , 1 号
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  • 山本 徹也
    2003 年 27 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
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  • 高木 和貴, 津谷 寛, 稲井 邦博, 今村 信, 中村 徹, 上田 孝典
    2003 年 27 巻 1 号 p. 11-18
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    造血器悪性腫瘍患者では抗腫瘍性化学療法直後の過剰な尿酸産生に引き続いて,逆に血清尿酸値が低下する例が認められることから,化学療法後早期に尿酸代謝動態はダイナミックに変化していることが想定される.しかしこの時期の尿酸代謝動態は原疾患に対する治療や対症的に投与された薬剤の影響や輸液など,尿酸代謝に影響を及ぼす多くの因子が存在するためこれまであまり検討されていない.
    抗腫瘍性化学療法が血清尿酸値や体内尿酸動態に影響を及ぼす因子を明らかにすることを目的とし,全身状態が保たれており輸液などの補助療法が行われていない, 非ホジキンリンパ腫患者20例に施行されたCHOP(cyclophoshamide,doxorubicin,vincristine,prednisolone)療法前後での血清尿酸値など血中および尿中生化学パラメーター値を抽出し, 化学療法が血清尿酸値に影響を及ぼし得るかレトロスペクティブに解析した.CHOP療法後早期においては腫瘍融解による過剰な尿酸産生と,それを上回る腎からの著しい尿酸排泄促進が原因となり,血清尿酸値は有意に低下した.化学療法後の尿酸排泄促進の原因として,尿中NAG濃度が有意に増加したことや化学療法後に尿量が増加傾向であったことから,薬剤による尿細管障害が関与している可能性が予想された. CHOP 療法後約1 週間で血清尿酸値が正常もしくは低下した時期においても,尿中尿酸排泄量はCHOP療法前に比べて有意に増加していた.抗腫瘍性化学療法後の尿路管理は血清尿酸値のモニタリングのみでは不充分であり,尿中尿酸排泄量がより重要である.
  • 河合 泰一, 武村 晴行, 上田 孝典
    2003 年 27 巻 1 号 p. 19-24
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
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    ピリミジンアナログであるcytosine arabinoside(ara-C)は急性白血病治療における中心薬剤である.白血病細胞内でゲノムDNAに転入(ara-C/DNA)し,DNA損傷を発生させる事がアポトーシス誘導には必須で, ara-C/DNA は白血病細胞のコロニー形成能と負の相関を示すことが報告されている.1μMara-C単剤の存在下で45時間培養したHL-60細胞ではara-C/DNAが79.5±11.2fmol/μgDNAに達するがアポトーシスは見られなかった.この条件の1/3足らずのara-C/DNAしか存在しない細胞に対して,DNA polymerase阻害剤のahpidicolin(APD)を添加すると強力なアポトーシス誘導が見られた.少量のara-C/DNAを保持している細胞においてAPDを処理することで,その濃度依存性にc-Jun N-terminal kinase(JNK)が活性化された.JNKの活性化はAPD添加後2時間で見られ,45時間後からはDNAヒストグラム上sub-G1の増加が見られた.Ara-C耐性細胞ではara-C/DNAが減少すると考えられているためAPDがara-C耐性を克服する可能性についてHL-60のara-C耐性亜株を作成し検討した.HL-60の10倍(HL/AD),300倍(HL/AD30)耐性細胞で3μMAPDとara-Cを併用することにより相乗的なアポトーシスが誘導可能であった.HL/ADとHL/AD30におけるara-CとAPDの併用効果をイソボログラム解析で検討したところ両薬剤は相乗作用を示した.APDはJNKを介してara-Cによる微少なDNA損傷を受けた細胞にアポトーシスを誘導し, ara-Cの耐性を克服する有用な手段である可能性が示された.
  • 上竹 大二郎, 木村 弘章, 疋田 美穂, 岡部 英明, 五味 秀穂, 市田 公美, 大野 岩男, 細谷 龍男
    2003 年 27 巻 1 号 p. 25-30
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
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    痛風,高尿酸血症の治療中に,尿路結石の形成あるいは消失を腹部超音波検査にて確認し得た症例について検討を行った.結石形成を認めた症例を形成群,消失した症例を消失群として,形成,消失前一年間の尿中尿酸,尿中尿酸排泄量,尿中カルシウム排泄量,尿pH,尿浸透圧などをレトロスペクティブに検討したところ,両群間に差は認めなかった. 高尿酸血症の病型分類では,両群ともに尿酸産生過剰型が排泄低下型より多かった.尿酸降下薬の投薬状況は,形成群でベンズブロマロンが43%と半数を占めていたのに対し,消失群ではアロプリノールが88%と大多数であった.両群の病型分類別の検討では,形成群では排泄低下型3例すべてでベンズブロマロンが,消失群では産生過剰型4例すべてにおいてアロプリノールが投与されていた.以上より,痛風・高尿酸血症患者の結石形成にはベンズブロマロン投与が,結石消失にはアロプリノール投与が密接に関連していることが示唆された.
  • 2003 年 27 巻 1 号 p. 31-56
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
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  • 2003 年 27 巻 1 号 p. 57-76
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/11/27
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