痛風と核酸代謝
Online ISSN : 2186-6368
Print ISSN : 1344-9796
32 巻 , 2 号
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  • 谷口 敦夫
    2008 年 32 巻 2 号 p. 113-119
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
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  • 嶺尾 郁夫
    2008 年 32 巻 2 号 p. 121-132
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
  • 岩田 英信
    2008 年 32 巻 2 号 p. 133-140
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    痛風発作は滑膜下に形成された痛風結節から関節内に脱落した尿酸1ナトリウム(MSU)結晶を好中球が貧食することで発症するが,その自然消退の機序は完全に解明されたとはいえない.著者はMSU結晶をinvitroで血漿, 血清, または関節液とインキュベートすると低密度リポタンパク質(LDL)が排他的に結晶に吸着することを明らかにした.本研究では血清をLDL画分とLDL除去血清とに分画し,全血清またはこれらの血清画分とインキュベートしたMSU結晶刺激による好中球のルミノール依存性化学発光(CL)を測定するとともに,インキュベートしたMSU結晶をネガティブ染色して電子顕微鏡下に観察した.好中球CLは,前もってLDL画分や全血清とインキュベートしたMSU結晶では著明に抑制されたが,LDL除去血清とインキュベートしたMSU結晶では抑制されなかった. このことから,MSU結晶刺激による好中球CLを抑制する主要な血清タンパク質はLDLであると考えられた.電子顕微鏡下に観察すると,LDL画分とインキュベートしたMSU結晶の表面はLDL粒子で完全に被覆され,全血清とインキュベートしたMSU結晶の表面は半分程度が被覆されていた.以上の結果から次のような痛風関節炎の消退機序を提唱する. 急性炎症は毛細血管透過性を亢進させるため関節内に大量のLDLが流入しMSU結晶に吸着される.結晶表面の大半がLDLで被覆されると,好中球の結晶への接触が物理的に妨げられて貧食が阻害される結果,痛風関節炎が消退に向かう.
  • 安西 尚彦, 三浦 大作, 遠藤 仁
    2008 年 32 巻 2 号 p. 141-146
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
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    ピリミジン合成の中間代謝体であるオロト酸は,UTPへと転換され,RNAの合成の前駆体になるだけでなく,ウリジンニリン酸グルコース(UDP-Glc)や,UDP-N-アセチルグルコサミン(UDP-GlcNAc)などの糖ヌクレオチドの生成に利用され,基底膜コラーゲンの糖化やプロテオグリカンの生成にも利用されるため,糖尿病性腎症での腎肥大時などの病態時にも重要な役割を果している.オロト酸の取り込みは肝臓および腎臓において認められているがその取り込みの分子機序は未だ明らかではない.オロト酸はカルボキシル基を持つアニオンであることから,有機アニオントランスポーターのOATファミリー(OATs)が関与する可能性がある.そこでヒトOATsによるオロト酸輸送を検討した.ヒト有機アニオントランスポーターOATs遺伝子を安定発現したマウス近位尿細管由来S2細胞(S2-OATs)を用いて,RI標識オロト酸の取込みを比較したところ,OAT4において著明なオロト酸の細胞内取込みを確認した.そこで以後はS2-OAT4細胞を用いてその輸送特性を検討した.S2-OAT4細胞におけるオロト酸の取込みは時間依存性,そして濃度依存性に増加し,そのKmは922μMと低親和性を示した.この取込みはステロイド硫酸,プロベネシドおよびベンズブロマロンにより高度に,またオロト酸,尿酸,サリチル酸およびPAHにより軽度に抑制された.以上の結果よりOAT4はオロト酸の細胞膜輸送を担うことが示され,オロト酸はOATファミリー新たな輸送基質の一つである可能性が示唆された.今後腎臓および肝臓におけるオロト酸取込みの分子実体の解明に向けた端緒となることが期待される.
  • 大野 岩男, 山口 雄一郎, 西川 元, 上竹 大二郎, 疋田 美穂, 岡部 英明, 五味 秀穂, 市田 公美, 細谷 龍男
    2008 年 32 巻 2 号 p. 147-154
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
    ジャーナル フリー
    妊娠中毒症, 妊娠高血圧症候群(Pregnancy-induced hypeliension, PIH)における血清尿酸上昇の意義を明らかにするために,当院を受診した妊娠中毒症,PIH症例において血清尿酸と各種臨床パラメーターの関連について検討した.対象は当院母子センター産婦人科に妊娠中毒症PIHとして登録され,臨床データが得られた妊娠中毒症93例(このうちPIHは45例)の女性で,妊娠中毒症症例は32.8±5.4歳,分娩週数は34.8±4.4週,出生時体重は2031±920gである.一方,PIH症例は32.7±55歳,分娩週数は33.4±4.5週,出生時体重は1730±795gである.妊娠中毒症における各パラメーター間の関連では,単変量分析において出生時体重と関連した因子は,分娩週数が強い正の相関関係を示した(r=0.872,p<0.0001)以外には,腎機能{BUN(r=-0.427,p=0.0001),Cr(r=-0.324,p=0.0043)},尿酸(r=-0.311,p=0.0072),LDH(=-0.506,p<0.0001),Hb(r=-0.305,p=0.006),血圧{SBP(r=-0.450,p<0.0001),DBP(r=-0.340,p=0.0007)}であり全て負の相関関係を示した.また,尿酸が関連していた因子については,正の相関関係を示したのが腎機能{BUN(r=0577,p<0,0001),Cr(r=0.627,p<0.0001)},LDH(r=0.388,p=0.0006)であり,負の相関関係を示したのが血小板数(r=-0,245,p=0.0363),分娩週数(r=-0.244,p=0.0368),出生時体重(r=-0.311,p=0.0072)であった.妊娠中毒症において出生時体重と尿酸,LDHは共に有意な負の相関関係を示していたが,尿酸よりLDHの方が出生時体重との強い相関関係が認められた.同様にPIHにおいて出生時体重と尿酸,LDHの関連では,出生時体重とLDHにおいて有意な相関関係(r=-0.493, p=0.0006 )を認めたが,出生時体重と尿酸には有意な関連は認められなかった.尿酸とLDHは,共に出生時体重に関連していることが考えられ,妊娠中毒症では有意な相関関係が認められ(r=0.388,p=0.0006),PIHでは相関傾向が認められた(r=0.295,p=0.0539).単変量分析において出生時体重に相関関係がみられた腎機能,尿酸,LDH,Hb,血圧の中で何が最も寄与しているのかを重回帰分析で検討すると,妊娠中毒症,PIH共にLDHだけが有意な負の関連を示していた(各々p=0.0078,p=0.0064).妊娠中毒症,PIHにおけるLDH上昇は,単なる肝障害を表しているというよりは,これらの病態でみられる内皮細胞障害を反映していると考える方が妥当であると思われた.また何らかの共通の液性因子が内皮細胞障害を介して,妊娠中毒症,PIHにおけるLDH上昇と尿酸上昇を引き起こしている可能性が考えられた.
  • 2008 年 32 巻 2 号 p. 155-173
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
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  • 2008 年 32 巻 2 号 p. 174-186
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
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  • 2008 年 32 巻 2 号 p. 187-202
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/11/27
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