日本保健科学学会誌
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最新号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 2022 年 25 巻 3 号 p. 110-111
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/16
    ジャーナル フリー
  • 瀧井 望, 岡本 有子
    2022 年 25 巻 3 号 p. 113-126
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/16
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は在宅床上排泄高齢者の特徴と排便状況,排便援助の実態及び定期的 な浣腸や摘便の計画に至る要因を明らかにすることである.298 事業所の訪問看護師に床 上排泄高齢者の特徴や,定期的な浣腸や摘便を計画する又は計画しない判断と訪問看護師 の考え,排便援助,排便状況を尋ね 243 ケースを分析した.多変量解析の結果,定期的な 浣腸や摘便の計画に至る要因はパーキンソン病,直腸性便秘,口腔の問題が抽出された. パーキンソン病や直腸性便秘に至る重度の便排出困難や口腔ケアが行き届かない介護体制 のケースに対し,訪問看護師は限られた時間内で即効的に排便を促すために訪問前日に刺 激性下剤を内服させ,訪問時の浣腸と摘便の併用,腹部マッサージ等を行い,便を多量に 押し出していた.定期的な浣腸や摘便の計画には,訪問時間以外で患者の便が出ないよう にし,介護負担の軽減も図っていたことが示唆された.
  • 小薮 智子, 松田 美鈴, 上野 瑞子, 井上 かおり, 竹田 恵子, 名越 恵美, 實金 栄
    2022 年 25 巻 3 号 p. 127-135
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/16
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,ケアサイクルにある高齢者のストレングスを測定する尺度を開発し,そ の妥当性と信頼性を検討することであった.観察項目は Rapp のストレングスモデルに基 づき先行研究を参考に 18 項目を準備した.対象は要支援または要介護の認定を受けてい る高齢者,および介護予防サービスを利用している高齢者とし,無記名自記式質問紙調査 を実施した.分析の対象は 212 名であった.確認的因子分析の結果「熱望」「,自信」「,能力」, 「社会関係」,「資源」,「機会」を一次因子,「個人のストレングス」と「環境のストレングス」 を二次因子に仮定した高次因子モデルが最適であった.さらに CEQ および自尊感情と有 意な中程度の相関がみられ,外的基準からみた妥当性が確認できた.ω 信頼性係数は高い 値を示し,内的一貫性が確認できた.本尺度によって,高齢者のストレングスを客観的に 評価でき,高齢者の持つストレングスを活かした支援が可能になると期待する
  • 廣澤 全紀, 網本 和, 新藤 恵一郎, 森山 義尚, 髙城 翔太, 藤野 雄次, 万治 淳史, 深田 和浩
    2022 年 25 巻 3 号 p. 136-143
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/16
    ジャーナル フリー
    【背景】直流前庭電気刺激(GVS)の効果は、刺激時間、極性(陽極を右側に,陰極を左 側の乳様突起に貼付する、もしくはその反対)、および強度によって影響を受けることが 知られている。本研究の目的は、持続的な GVS が極性ごとに主観的姿勢垂直(SPV)へ 及ぼす影響を明らかにすることである。
    【方法】健常者 20 名を対象に、持続的 GVS(刺激時間:20 分、強度:1.5mA)を極性ご とに 1 日ずつ 2 日間に渡って実施した。刺激前(Baseline)、GVS 直後、GVS 後 10 分およ び 20 分後の SPV を測定した。SPV の測定は 8 回繰り返し行い、平均値および標準偏差を、 傾斜方向性および動揺性と定義した。対象者と測定者は刺激極性を盲検化した。
    【結果】傾斜方向性は刺激極性に関わらず、Baseline と比較して GVS 直後と 10 分後に有 意な反時計回りの偏倚を認めた。本研究の結果は、持続的な GVS の後作用が、短時間の GVS とは異なる作用で SPV の偏倚に寄与している可能性を示唆している。
    【結論】各極性の GVS によって誘発された右大脳半球活動の変化が、同じ反時計回りの偏 倚を引き起こすという仮説を立てた。
  • 中丸 宏二, 小山 貴之, 相澤 純也, 木村 雅彦, 来間 弘展, 新田 收
    2022 年 25 巻 3 号 p. 144-150
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/16
    ジャーナル フリー
    【目的】呼吸機能不全用の質問票である Self Evaluation of Breathing Questionnaire (SEBQ)を日本語に翻訳して暫定的な日本語版 SEBQ を作成し、運動器疾患外来患者に 回答してもらうパイロットテストによって日本語版 SEBQ の内的整合性と表面的妥当性を 検討すること。【方法】ガイドラインに準拠して順翻訳、逆翻訳を行ったものを SEBQ の 開発者に確認してもらい、暫定的な日本語版 SEBQ を作成した。運動器疾患外来患者 30 名を対象に日本語版 SEBQ に回答してもらうパイロットテストを行い、回答結果からクロ ンバック α を算出した。また、回答後に質問票の内容についてのインタビューを行った。【結 果】平均回答時間は 1 分 59 秒、平均合計点数は 11.3 点、クロンバック α 係数は 0.93 であっ た。パイロットテスト後のインタビューでは質問内容はわかりやすく、一人で回答するの は難しくないとの回答が大部分を占めた。【結論】日本語版 SEBQ は良好な内的整合性と表面的妥当性を有することが示された。
  • 三野 一成, 立山 清美, 石井 良平, 内藤 秦男
    2022 年 25 巻 3 号 p. 151-162
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/05/16
    ジャーナル フリー
    Objectives: Although the incidence of dementia is increasing worldwide, evidence-based non-pharmacological treatments for patients with severe dementia are scarce. This interventional study aimed to determine the effects of doll therapy(DT)in patients with severe Alzheimer's disease(AD)from multiple perspectives: facial expression, stress response, and behavioral and psychological symptoms of dementia(BPSD). Methods: The participants were diagnosed with severe AD, admitted to a psychiatric hospital, and randomly assigned to the intervention or control group. The control group underwent dementia rehabilitation, while the intervention group underwent dementia rehabilitation and DT. The duration of the study was 8 weeks in both groups. Results: The intervention group showed significantly improved facial expressions and stress responses during the DT implementation. BPSD improved significantly in the intervention group but not in the control group. Conclusions: DT was an acceptable activity for people with severe Alzheimer's disease and resulted in improvements in stress and BPSD. These results may be beneficial in terms of providing an effective non-pharmacological treatment option for patients with severe dementia.
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