日本保健科学学会誌
Online ISSN : 2433-3018
Print ISSN : 1880-0211
ISSN-L : 1880-0211
9 巻, 1 号
選択された号の論文の23件中1~23を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 9 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2006 年 9 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 筒井 孝子, 東野 定律, 種田 綾, 矢嶋 裕樹, 桐野 匡史, 中嶋 和夫
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 5-15
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,居宅で介護を行っている家族介護者のデータを用いて,Zarit Caregiver Burden Interview (ZBI)日本版評価尺度の因子構造を明らかにし,日本におけるこの尺度の利用について検討することを目的とした。調査村象は,S県O市に在住し,平成14年4月1日現在,要介護認定を受けた第1号被保険者5,189人の要介護高齢者のうち,調査協力が得られたその主介護者1,143人であった。ZBI評価尺度の構造的妥当性を検討するため,探索的因子分析と確証的因子分析を用いてデータを分析した。分析の結果,以下の3つの因子,「個人的な制限感」,「情緒的負担感」と「介護を行う上での義務感」が確認された。さらに確証的因子分析を行った結果,これらの因子を含むと仮定した斜交モデルと2次因子モデルが成立した。しかし,1次因子モデルに関しては,データの適合度指標をみると,このモデルは成立しなかった。確証的因子分析の結果,3つ因子を含む斜交モデルにおいてその妥当性が検証された。このように痴呆性高齢者の家族介護者における介護負担感尺度であるZBIにおいて,その因子構造が明らかにされたことは重要であり,痴呆性高齢者と家族介護者の介護負担感に関する因果関係を明確にする可能性が見出せた。ただし,1次因子モデルは成立しなかったことから,示された3因子については,さらに検討が必要と考えられた。
  • 唐 軼斐, 矢嶋 裕樹, 桐野 匡史, 中嶋 和夫
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 16-23
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究は,中国都市部における父母の幼児に対するマルトリートメントの傾向を明らかにすることを目的とした。調査対象は,中国J省N市の保育所4ヵ所を利用する父母700組とした。調査は質問紙法により実施し,493組(70.4%)から有効回答を得た。「マルトリートメント傾向指標」で測定された父母の得点の差はMann-Whitney U検定で検討した。まず,父母間でマルトリートメント傾向指標の各領域得点を比較した結果,母親は父親より身体的虐待と心理的虐待の得点が有意に高かった。さらに,母親においては,マルトリートメント傾向指標の各領域得点を児の性別・年齢階層間で比較したが,有意な差はみられなかった。一方,父親においても同様の分析を行った結果,女児よりも男児に対して身体的虐待と心理的虐待の得点が有意に高かった。なお,児の年齢階層間には有意な差は認められなかった。
  • 大倉 三洋, 吉田 良一, 山本 巌, 藤原 孝之, 中屋 久長, 辻田 純三, 古屋 美知
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 24-29
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    身体に負荷をかける場合「運動負荷」に加え,空気中の酸素濃度も「環境負荷」としてトレーニングに影響を与えることが知られている。今回,高酸素・低酸素環境の運動療法への応用を目的に常圧下で酸素濃度を30%(高酸素環境),20.9%(通常環境),16.4%(中等度低酸素環境),14.5%(高度低酸素環境)に設定し,呼吸・循環機能に与える影響についてSpO_2, VE, HRの面から検討した。安静時,運動時SpO_2は酸素分圧の影響を受け酸素濃度の低下にともなって低下することが確認された。安静時,運動時VEとHRは酸素濃度の低下にともなって増加する傾向が認められた。これらの現象は,酸素分圧の低下により引き起こされる組織への酸素供給量の減少を補うための急性適応であると考えられる。この急性適応によって,高酸素環境では通常環境と同程度の生体負担度で,より強い物理的強度の運動が可能である。また低酸素環境では通常環境よりも弱い物理的強度で通常環境と同程度のストレスを呼吸・循環系に与えることが可能である。以上のことより,患者の全身持久力の維持・改善を目的とした連動療法を行わせる際には,連動負荷に加え酸素濃度という環境負荷を利用することによって,患者の状態に合ったきめ細かな運動負荷設定が可能であり,より効果的な運動療法の実施ができることを示唆するものである。
  • 國方 弘子, 豊田 志保, 矢嶋 裕樹, 沼本 健二, 中嶋 和夫
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 30-37
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究は,地域で生活する統合失調症患者を対象とし,精神症状が自尊感情を規定するのか,それとも自尊感情が精神症状を規定するのか,それら因果関係モデルのデータへの適合性を明らかにすることを目的とした。分析対象は,横断的研究には109名,縦断的研究には61名のデータを用いた。精神症状の測定には,信頼性と妥当性が支持された9項目版BPRSを用いた。横断的研究の結果,反応が低下した症状である「鈍麻・減退因子」が,自尊感情と有意な負の関連があった。縦断的研究の結果,1年後の追跡調査時点において9項目版で測定した精神症状は自尊感情に有意な負の効果を示し,時間的先行性を検証できたことから,精神症状が自尊感情に影響を及ぼすといった因果関係が示された。以上より,統合失調症患者の鈍麻・減退に伴う感情をサポートすることは,彼らの自尊感情を回復させることに繋がると示唆された。
  • 井上 薫, 鈴木 圭介, 伊藤 祐子, 池田 由美, 竹井 仁, 新田 收, 菊池 恵美子
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 38-43
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    我々は関係者の同意を得て作業療法士(以下,OTR)の初回評価場面を撮影・編集した「作業療法評価学習ビデオ(35分)」を開発し,過去の研究において作業療法学生の視点からの有効性を確認した。本研究の目的は,評価ビデオを開発に関与していないOTRの視点から検証し,評価ビデオの内容,活用方法,今後の課題を明らかとすることであった。協力の同意が得られたOTRに対し,評価ビデオを視聴直後に質問紙調査を実施した。その結果,(1)本教材の有効性が開発関係者以外のOTRの視点から確認された。(2)評価の全体的な流れを学ぶことできる,具体的な臨床技術を学べてよいなどの意見が得られた。(3)活用に際しては,学生の偏った理解,思い込みを防ぐために必要な情報を与えることに配慮すべきである。(4)自己学習用教材としての活用については慎重に検討するべきであるが,テューターによる適切な介入があるPBL形式などの活用方法が考えられた。
  • 大崎 洋充, 坂口 和也, 篠原 広行, 橋本 雄幸
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 44-58
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    表計算ソフトウエアのExcelを用い離散フーリエ変換を行列計算で行うプログラムを開発した。プログラムはデータ数8の1次元フーリエ変換と8×8マトリクスの画像を対象とした2次元フーリエ変換から構成されており,Excelの機能を利用し計算過程をわかりやすく可視化する工夫をしている。1次元のデータについてはデータ数32まで,また2次元データについては32×32マトリクスの画像にまで容易に拡張することが可能である。プログラムはフーリエ変換の定義式に合わせ,位相回転因子を複素指数関数のままで実行する場合と実数部と虚数部に分けて実行する2つの場合について作成した。プログラムの使用にはExcelについて特別な知識を必要とせず,紙と鉛筆を用いた感覚でフーリエ変換の性質を学習できる。開発したプログラムはフーリエ変換の数学的な基礎と実際の計算法の理解を支援し,医用画像情報学の研究と教育に役立つ。
  • 小川 亙, 中谷 儀一郎, 末永 光八, 市川 真澄
    原稿種別: 本文
    2006 年 9 巻 1 号 p. 59-66
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    CR装置(Kodak社製CR400)に使用されているイメージングプレートとスクリーンフィルムのノイズ特性について,X線を照射してウィナースペクトルを測定し,系統的に研究した。基準となる線量はスクリーンフィルムシステムにおいて濃度1.0となる線量とし,前後3段階変化させて線量とウィナースペクトルの関係について調べた。CR装置のノイズ特性の特徴は,バーガーファントムによるC-Dダイアグラムを用いて評価した。CR装置で従来のスクリーンフィルムシステムと同等の画質を得ようとする場合,概ね2倍の照射線量が必要であった。また,それ以上照射線量を増加させてもウィナースペクトル値は低下するが,視覚的な識別能は向上しない。基準線量以下の線量では線量の低下に伴い識別能も低下した。ウィナースペクトル値が照射線量の累乗関数に比例することから,線量を増やすことによるウィナースペクトル値の減少はわずかだが,線量を減らすことによるウィナースペクトル値の増加は大きく粒状性を悪化させているためと考えられる。
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 67-68
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 69-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 70-71
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 72-73
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 73-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 73-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. 74-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. App3-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. App4-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. App5-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 9 巻 1 号 p. App6-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 9 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
feedback
Top