昭和薬科大学図書館では,約10年ぶりに学術雑誌の購読見直しを行った。電子ジャーナル購読契約の見直しを検討するために,当館で契約している電子ジャーナルごとの利用回数と購読額から利用単価を算出した。併せて,本学全教員を対象に学術雑誌のニーズ調査を行った。検討した結果,1)1論文あたりの単価が高く,利用回数の少ないタイトルの契約を中止した。2)パッケージ契約の一部を中止し,Pay Per Viewモデルと個別契約に切り替えた。3)ドキュメントデリバリーサービスであるReprints Deskを導入した。4)新規に希望が出されたジャーナルは,原則的に契約する。5)Print版ジャーナルの契約を中止する。これにより,図書館予算の大幅な節減を果たせた。