水素・メタン二段発酵によるハ゛イオカ゛ス化特性について、食堂残飯+シュレッタ゛ー紙を原料として室内連続実験を行った。(1)汚泥返送法によるHRT2.3-3.2日、55℃の可溶化・水素発酵運転では、pH5-6、バイオガス発生率0.14-0.20L/gVS、水素ガス含有率1.7-42%の発酵性能であり、槽内有機酸濃度は9,400-13,300mg/Lであった。(2)可溶化・水素発酵液のメタン発酵処理では、HRT6.9-9.6日、55℃の条件でバイオガス発生率0.72-0.88L/gVS、メタンガス含有率62-66%の発酵性能であった。(3)水素・メタン二段発酵全体としては、バイオガス発生率177m3/t-原料、メタンガス転換率66-68%(CODCr基準)が得られた。
抄録全体を表示