巻号一覧
45 巻, 389 号
選択された号の論文の16件中1～16を表示しています
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木谷 勝, 有江 幹男, 古川 雅夫1979 年 45 巻 389 号 p. 1-10
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本論文は一様せん断流における2本の平行うず層の不安定性およびこれに伴ううず層の変形過程をAbernathy-Kronauerの非粘性うず点近似を用いて理論的に検討したものである。この結果にもとづいて、せん断流中に存在する二次元物体の後流中に形成されるうず列パターンと主流のうず度との関係を明らかにすることができた。理論的に求められたうず列の特性は、平板上に発達する層流境界層の中におかれた円柱後流の可視化観測によって実験的に確認された。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1097K) -
井上 雅弘, 生井 武文, 鎌田 好久, 田代 光男1979 年 45 巻 389 号 p. 11-19
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー軸流羽根車の平均流面が回転軸に対して傾斜している場合、平均流面を二次元面に写像し、写像面の流れに対して直線翼列試験資料を適用する方法を論じた。流面傾斜及び軸流速度変化がある場合、翼列性能は変化するので、写像面上の速度三角形が変化しないように、直線翼列資料により選定したそり及び食違い角を補正する方法を、ポテンシャル流れの近似理論により求め、同法をNACA65系圧縮機翼列に適用し設計に便利な補正線図を作成した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (874K) -
棚橋 隆彦, 安藤 常世, 澤田 達男1979 年 45 巻 389 号 p. 20-27
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー円管内の極性流体を解析しつぎのことが明らかとなった。(1)速度、角速度、流量などの解析解が求められた。(2)流れの諸特性は三つの無次元数によって特長づけられる。(3)無次元振動数が大きくなると速度および角速度の振幅は減少し極限状態で静止する。逆に小さくなると運動は準定常的な状態になる。(4)寸法効果が大きくなると非ニュートン性がなくなる。(5)粘性比を小さくすると極性効果が減少し、微粒子の角速度は零になる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (749K) -
村田 暹, 三宅 裕, 稲葉 武彦, 大西 廣1979 年 45 巻 389 号 p. 28-36
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーじゃ腹管内層流定常流れを、その壁面変化の振幅が小として解析し、二次流れ、管摩擦係数を求めた。管壁の波数κとレイノルズ数Reの積κReが大になると慣性が増し二次流れの変化に遅れを生じ、かつ二次流れに対する管壁の影響は管壁近くにとどまる。管摩擦係数はκが小さいときにはねじれの条数ごとに異なるが、κが大になると差がなくなる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (755K) -
神山 新一, 小池 和雄, 飯塚 直樹1979 年 45 巻 389 号 p. 37-45
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー軸方向一様磁場の作用する円管内の磁性流体の流れの管摩擦係数に及ぼす磁場の影響を広いレイノルズ数の範囲で明らかにすることを目的として実験的研究を行い、さらに、層流の場合には、Shliomisの基礎式を用いて、近似理論解析を行った。その結果、管摩擦係数λの値は磁場の影響により顕著に増大するが、その増加率は層流域ではレイノルズ数の増加とともに減少し、乱流域ではほぼ一定の値をとることを明らかにした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (939K) -
早川 道雄, 小橋 安次郎1979 年 45 巻 389 号 p. 46-55
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー一様流中で流れに平行に正弦振動する平板上に振動境界層を実現し、その遷移領域に発生する乱流塊の形状、移動速度、位相平均速度分布および乱れ強さを実験的に調べた。自由乱流的な乱れとして限られた位相範囲に出現した乱流塊は急激に流れ方向に広がり、その頭部が壁面に到達したのちしだいに壁乱流的構造を形成しつつ相似な形状で成長する。周期性と二次元性を除き乱流塊の性質は定常流の乱流はん点と極めて類似している。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1136K) -
大場 利三郎, 井小萩 利明1979 年 45 巻 389 号 p. 56-61
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー有限空どうスーパキャビテーション翼列翼形のモーメントならびに圧力中心特性を、運動量定理に基づいた合理的な翼列まわりの流れの解析法により定量的に解明し、「圧力中心の移動はスーパキャビテーションの全域においてかなりゆるやかである」ことなどを明らかにするとともに、翼列翼形支持系の設計資料をも指示する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (675K) -
志満 嘉夫1979 年 45 巻 389 号 p. 62-71
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーポンプ水車負荷しゃ断時に、水撃波に重量して現出する高周波の水圧脈動の発生機構は従来不明の点が多かったが、これについて模型ポンプ水車による実験的検討を行った。この原因は動翼と静翼との翼列干渉によるものは意外に小さく、無拘束速度から水車制動域および逆転ポンプ域にかけて動翼入口近傍における腹背両面の非定常な圧力差の増大が主であることを究明した。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1083K) -
大場 利三郎, 浦西 和夫1979 年 45 巻 389 号 p. 72-80
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー管内オリフィスを通る希はくポリマ溶液流中に発生するキャビテーション気ほうの挙動を観測し、ポリマによるキャビテーション抑制効果の機構ならびに次の事項を明らかにした。(1)ポリマ添加によりうずならびに乱れが減衰させられる。(2)相違なる4種のキャビテーション気ほう(いずれも非球状)にはそれぞれ存在範囲があり、ポリマ効果により低σ側に移行する。(3)気ほうの挙動は球状気ほうのそれに比しかなり緩やかである。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1615K) -
浦田 暎三1979 年 45 巻 389 号 p. 81-90
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリーテーパ管を用いず、一様な円筒とテーパ棒を用いる浮子面積式流量計を考案して、その流量公式を定め、設計および製作上の要点を明らかにした。試作および実験の結果は、当初の予想よりもはるかに良好で、流量係数は低いレイノルズ数(約50)まで変わらず、かつ浮子高さの相当な範囲でも一定値を示し、しかも浮子の高さや位置も安定であった。本流量計は加工が極めて容易でかつ流量目盛も自由に作れる利点をも有する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1046K) -
越後 亮三, 長谷川 修, 鳥取 章二, 岡本 芳三, 下村 寛昭1979 年 45 巻 389 号 p. 91-98
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究では高温ガス冷却形原子炉に断熱に関して水平環状内に充てんされた多孔質断熱材の熱伝導の特性をふく射と自由対流を同時に考慮し、内外壁面一定温度の境界条件で数値的に求めた。結果はレーレー数、ダーシィ数とふく射のパラメータの流れ場、温度場に対する影響を示している。さらに熱伝達の特性が議論された。熱ふく射によって対流が促進され、ふく射のパラメータの値に依存して熱伝達はある程度高められるという結論を得た。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (851K) -
矢田 順三, 南山 龍緒1979 年 45 巻 389 号 p. 99-109
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー水および蒸気の熱伝導率の43の測定報告、4,000以上の測定値を考慮して、それらの信頼性を検討した上で、臨界域を含む0～800℃の温度範囲、三重点圧力～1000barの圧力範囲で、それらを矛盾なく表示できる表示式を作成し、各領域ごとの表示式の不確かさの範囲を示した。また、1000bar以上の高圧域においても、本表示式は十分な正確さをもった熱伝導率の推算式として使用できることを明らかにした。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1111K) -
柴山 信三, 師岡 愼一1979 年 45 巻 389 号 p. 110-117
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本報はヒートパイプ蒸発部における熱伝達機構を解明するため、ウィックとして焼結金属を用いた場合について実験的ならびに解析的に考察した結果である。作動流体には蒸留水とR113を使用し、作動圧力、作動流体の差異、パイプの傾き角および不凝縮ガスの蒸発部熱伝達機構への影響についても検討した。また、蒸発部熱伝達率の実測値と著者の推定した機構に基づく推定式と比較し、良い結果の一致をみた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (831K) -
伊藤 正昭, 木村 秀行1979 年 45 巻 389 号 p. 118-126
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー本研究は熱交換器用伝熱管の管内側熱伝達率の向上をはかるため、管内に微細ならせんみぞを施して冷媒R-22を流し、沸騰熱伝達率と圧力損失を側定し、らせんみぞのみぞ角度、みぞ深さおよびみぞピッチの影響を調べたものである。その結果、圧力損失が従来の平滑管と同じであるにもかかわらず沸騰熱伝達率が2倍程度向上する内面らせんみぞ付管を開発することができた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (974K) -
植田 辰洋1979 年 45 巻 389 号 p. 127-135
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー空気・液二成分系の垂直管内上向き環状流について、液滴流量の管長方向の変化と液滴径を測定した。中心部気相流からの液滴伝達を考慮することによって、液膜からの液滴発生率を求め、気液界面せん断力、表面張力および液膜流速の関数として整理した。また、液滴径はΓ分布で近似できるころを示し、平均液滴径に対する実験式を導いた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (898K) -
溝本 雅彦, 盛田 明男, 猪飼 茂1979 年 45 巻 389 号 p. 136-146
発行日: 1979/01/30
公開日: 2008/03/28
ジャーナル フリー加熱平板上におけるηセタンの単一燃料液滴の蒸発過程と着火過程を、加熱板表面温度300～550℃の範囲において、初期液滴径約0.7～3.3mmの範囲で変化させて実験的に詳細に調べた。さらに液滴の蒸発形態の観察結果に基づき、液滴が加熱板に接して蒸発する形態がみられなくなる加熱板表面温度に着目し、初期液滴径が蒸発時間や着火遅れ時間に及ぼす影響を検討した。また着火の起こらなくなる臨界液滴径を実測により求めた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1263K)
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