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安井 平司, 川林 毅春, 遠山 朗
セッションID: D63
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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ステンレス鋼の超精密切削において工具刃先形状は非常に重要である.本研究では,この観点から市販の超硬工具刃先と比較して,格段に刃先が鋭い形状に成形した超硬工具を用いた場合の仕上面粗さを検討した.さらにその刃先にPVDコーティングを施した場合の仕上面粗さの変化を調べ,非コーティングの場合と比較・検討した.
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定圧研削における除去速度の定式化(続報)
澤 武一, 長渡 康幸, 幾瀬 康志, 海野 邦昭
セッションID: D64
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究は,ファインセラミックスの被研削性を簡便に評価する方法として,定圧研削時の除去速度を用いることを提案する.本報では,ファインセラミックスの被研削性を定量的に評価することを目的として,脆性モード研削時の加工モデルを考え,除去速度の定式化を行った.そして,定圧研削実験によりその妥当性を検討した.その結果,加工モデルから導いた計算値と実験値がよく対応する結果が得られ,今回の実験条件の範囲においては,加工モデルと計算式の妥当性が確認できた.これにより,定圧研削時の除去速度を被研削材の機械的性質から定量的に評価できる可能性を見出した.
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小田喜 敏美, 冨田 進
セッションID: D66
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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近年、工業製品の高能率・高精度化への要望が増加している中、研削加工による高品位平滑面の生成においては、超砥粒砥石による超精密加工が行われている。本報告では、通常の研削に用いられている粒度170のレジンボンドcBN超砥粒砥石を用いて、合金工具鋼(SKD11)のプランジ研削加工を行い、1ストロ-ク当たりの削除量を変化させた場合の供給油剤が研削性能に及ぼす影響を検討した。
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超硬合金研削における除去速度が仕上面粗さに及ぼす影響
安井 平司, 坂本 竜司郎, 吉村 拓郎
セッションID: D67
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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遊離砥粒加工法に匹敵する超平滑な仕上面を得る研削加工法として超平滑横軸研削加工法が開発され,各種工作物材料の超平滑研削においてその有用性が示された.しかし,超平滑横軸研削加工法は加工能率が小さいことが問題であった.本報では,さらなる高能率化を目指し開発された新概念超平滑立軸研削盤を用いて超硬合金の超平滑研削加工を行い,除去速度と仕上面粗さの関係を検討した.
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アルミニウム研削における効果
安井 平司, 田中 勇輔, 松田 清
セッションID: D68
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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無気孔型超砥粒砥石の目なおしにおいて、WAスティックと砥石との間隙に流動する遊離砥粒を送り込む目直し法を,研削加工中にインプロセスで用い得る方法を開発した.本報ではインプロセス目直しシステムを研削において砥石作業面に非常に凝着しやすいアルミニウム合金の研削に適用し良い結果を得たので報告する.
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福西 利夫, 岡西 幸緒, 星加 昌則, 石津 智広
セッションID: D69
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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電子産業の技術進歩は目覚しく、高速で、高性能、高機能、小型化の電子デバイス化が進んでいる。 その為、細線化と3D化からSiウェハは 1)高精度、2)超平滑、3)低ダメージ、4)環境に配慮した加工が必要になり、デバイスは薄厚化へ進んでいる。そのため、砥粒保持力の高い新しいビトリファイドボンドを用いた超微粒ダイヤモンドホイールによる加工が有効となった事例を報告する。
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喜田 義宏, 古財 雅之
セッションID: D73
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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曲面の自動研磨を目標とし、グラインデイングセンター(GC)を用いてボ-ル状弾性砥石による自由曲面の研磨を行なった。本方法では切削工程におけるCLを活用しカスプ高さのみを有効に除去するため、切削工程で創成された形状精度を維持することができる。また弾性ボ-ル状砥石の研磨特性を明らかにする必要があり基礎的実験を行い、それらの結果を報告する。
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考え方と一,二の実験的検討
安井 平司, 永田 智彦, 草場 航平, 大塚 真吾, 高木 正孝, 山口 寛太
セッションID: D74
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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磁気ディスク基板等のポリシングにはこれまで回転型のポリシング装置が使用されてきた.しかし,回転型では工作物の着脱に大きな時間を要し,工作物の連続的かつ自動的な加工システムの構築が難しい.そこで加工の高能率化を目指し,従来の回転型とは全く異なる新概念の直進型ポリシング装置を開発した.そして,その装置を用いて,一,二の実験的検討を行い,ポリシングが可能であることを確認した.
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鉄触媒を用いた基礎加工特性の検討
久保田 章亀, 安井 平司, 宮本 士郎, 山内 和人
セッションID: D75
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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次世代パワー半導体素子用材料として,ワイドバンドギャップ半導体であるシリコンカーバイド(SiC)が注目されており,それに伴ってSiC基板加工技術の高度化・高精度化が要求されている.現在,われわれは触媒作用を利用した新しいSiC基板平坦化加工法を提案しており,本報告では,鉄触媒(ワイヤー状)を用いた単結晶SiC表面の基礎加工特性について報告する.
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山下 憲史, 溝口 知広, 金井 理
セッションID: E01
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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近年,リバースエンジニアリング(RE)技術の応用範囲が拡大している中で,設計者がCADシステムで定義したような形式でのCADモデルを再生することが課題となっている.CADシステムによる形状の定義では,2D形状の押し出しや,回転などのスウィープ型フィーチャに基づいたモデリングが一般的に多い.本研究では,測定メッシュの法線および主方向ガウスイメージの解析と市販のCADシステムとの連携により,測定ノイズを持ったデータからスィープ型フィーチャを抽出することで手順を推定し,整形されたCADモデルを短時間で得られるREシステムを開発することを目的とする.
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増田 宏, 村上 健治, 藤井 智
セッションID: E02
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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位相差方式に基づく3次元点群計測では大規模構造物の計測が可能であるが、ノイズや異常値が非常に多く、また、点の個数も数千万から2億点程度と膨大である。本講演では、大きなノイズと異常値に対応するために、非線形最適化手法を用いて、安定的に平滑化されたメッシュモデルを生成する方法を示す。
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大竹 豊, 川原田 寛
セッションID: E03
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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多値化された三次元画像により表現されたマルチマテリアルソリッドを近似する四面体メッシュ生成の方法を提案する.これにより,セグメントされた連続断層撮影データから直接的に力学解析のためのメッシュを作成することができる.提案手法の特長は,以下の三点である.(1)複数マテリアル境界における階段状近似を隙間なく平滑化.(2)二面角が極端に大きい・小さい要素がない.(3)メッシュ簡略化により所望の要素数のメッシュが得られる.
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溝口 知広, 金井 理
セッションID: E04
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究では,測定メッシュから,よりコンパクトで設計意図に近いデータ構造を持つCADモデルを再構築するための,メッシュ上のユークリッド対称性認識手法を提案する.これにより,3DCADシステムにおいて「ミラー」や「コピー」コマンドで生成されたと考えられるCADモデル上の部分形状が,メッシュ上で認識できる.本手法では,大規模測定メッシュに対しても効率的に,また,測定ノイズに対してロバストに対称性を認識できるといった特徴を持つ.
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川原田 寛
セッションID: E06
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本稿ではラプラシアンオペレータに基づく新たな細分割スキームを提案する.新しいスキームの細分割行列は,通常の細分割行列とラプラシアンオペレータの線形結合として定義され,よって新しい細分割スキームを"ラプラシアン細分割"と呼ぶ.ラプラシアンオペレータは曲面のうねりをコントロールすることができ,それを受け継いだラプラシアン細分割は細分割曲面のうねりをコントロールすることができる.
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小林 左千夫, 木村 文彦
セッションID: E07
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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滑らかな曲線,曲面は曲率の変動が小さいと言われている.しかし,現状のCADで利用される曲線,曲面の生成手法で,そのような曲率分布を持つ曲線,曲面を生成することは難しい.本研究では,曲率の変動を制御するための評価関数を最適化することで,曲率の変動が小さい曲面を生成する手法を提案する.
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実験システムの構築と評価
松木 則夫, 古川 慈之, 木村 文彦
セッションID: E08
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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鋳造製品等の立体モデルでは,その稜線や頂点に丸みをつけるブレンド処理が必須であるが問題も多い。第一報では,面分領域を拡大したデータ構造と新たな稜線ブレンド構成法を提案し,第二報では、その同じ構造を利用して新たな頂点ブレンド手法を提案した。本報では,手続き的なブレンド表現手法による実験システムを構築し,これらの手法の有効性を検証した。製品相当のデータに対しても本手法が有効であることを主張する。
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小川 健太, 増田 宏
セッションID: E09
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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メッシュモデルの変形を構造解析などに適用する場合、ボリューム要素を含んだメッシュの変形が必要になることも多い。本研究では、詳細形状を保存したまま、四面体や六面体を含んだ3次元メッシュモデルを変形する手法について述べる。我々の手法では、物体表面については、制約付き最適化によって特徴領域を保存し、物体内部については平均値座標を用いて空間変形を行う。
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不規則点群出力への拡張と処理高速化
市川 大, 伊達 宏昭, 小野里 雅彦, 金井 理
セッションID: E13
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では,点群表現された凹凸テクスチャに対し,その特徴を維持しながら自由にリサイズを可能にするテクスチャシンセシス手法を提案してきた.しかし,規則点群出力という制約のため入力の不規則点群の特徴を十分に維持できない,その処理コストが高く大規模テクスチャ生成が困難であるという問題があった.本報では,入力点群の構造の反映による不規則点群出力への拡張と,クラスタリング導入による処理高速化手法を提案する.
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第3報:距離場計算のためのコンパクトなデータ構造
道川 隆士, 鈴木 宏正
セッションID: E14
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本報では大規模な距離場を計算するためのコンパクトなデータ構造を提案する.本手法は第1報で提案したデータをクラスタに分割して距離場を計算する手法の拡張である.提案手法はクラスタの境界部分のみ距離場を保持しそれ以外は二値画像でデータを保持する.このデータ構造は各クラスタに対して1回の距離変換により完全な距離場が計算できる.中間データの大部分を占めるクラスタの情報を2値画像に出来たことで中間データのサイズが第1報と比較して劇的に削減できた.
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機能分解に対応した空間制約の段階的な詳細化
鍋野 正幸, 小林 正和, 東 正毅
セッションID: E15
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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製品の開発に重要な影響をもつ概念設計では,形状情報に加え機能情報を扱う必要があるが,現在の設計システムは機能情報を扱うことができない.そこで本研究では,機能設計能力と形状設計能力を持ち,機能と形状の対応を積極的に利用しながら設計を行う設計システムの開発を行う.本報では,機能要件が機能分解によって具体化されるのに伴って,製品全体を表す抽象的な空間制約を部品に対応する具体的なものへと段階的に展開しながら,展開された制約に従って形状設計を行うトップダウン的な制約展開法を検討する.
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小野里 雅彦, 伊達 宏昭, 田中 文基, 川岸 良次
セッションID: E16
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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実世界のシステムの構成や状態をなるべく忠実にコンピュータ内でモデル化するサイバーフィールドにおいて,3次元あるいは4次元の形状をどのように取り扱うか,という問題には,従来の工業製品等に限定した形状モデリングと異なる要求事項が存在する.本報告では既存の様々な形状モデリング手法について分析を行い,サイバーフィールド構築において実現が求められる技術的内容について論じる.
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清水 勇喜, 岩崎 稔, 山下 祥盛, 秋庭 秀樹
セッションID: E17
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
フリー
デジタルエンジニアリングで必要な3Dモデルの作成期間を短縮した。我々は,設計パラメータを入力として,流体機械の3Dモデルを生成することができるモデリングシステムを開発した。このシステムを使用することで,既存モデルと同様の形状の3Dモデルを短期間に生成可能とした。
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吉田 真也, 青山 英樹
セッションID: E19
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
フリー
消費者に求められているデザインを調査し,消費者嗜好のトレンドを予測することができれば,製品形状設計をするうえで大きな支援となる.本研究では,製品形状の分析を基に消費者の嗜好の変化を予測し,近い将来に消費者が好むであろうと思われる製品形状を予測することを目的として,プロトタイプ理論に基づく分析法や予測法提案する.
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武田 圭司, 青山 英樹
セッションID: E20
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
フリー
意匠デザインプロセスにおいて,デザイナの感性を生かし質の高い意匠デザインを実現するために,意匠性を定量的に分析評価し,その結果に基づいて意匠性を向上できるCADシステムが求められている.本研究では,曲線形状や曲面形状の印象を定量的に評価するパラメータとして“曲率対数分布図”,“曲率分布情報エントロピー”,“ フラクタル次元”を提案し,その評価値から形状印象を定量的に評価できることを確認している.
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三浦 憲二郎, 上利 真一, 川田 洋平, 藤澤 誠
セッションID: E21
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
フリー
美的曲線は,対数(等角)らせん,クロソイド曲線,さらにインボリュート曲線を含むとともに,接線ベクトルの積分形式としてのみ与えられている場合であっても対話的な生成,変形が可能であり,実務への応用が期待されている.しかしながら,これまでに提案された3点による美的曲線セグメントの入力法では,曲率が単調に増加,または減少する美的曲線セグメント1本しか入力することができず,曲率が増減し曲率の極値を持つ曲線や曲率の正負が反転する変曲点を持つ曲線を入力することができない. そこで,まず本研究では変曲点を端点とする美的曲線セグメントの入力法を提案する.つぎに,液晶ペンタブレット等で入力された点列からの
G2連続性を持つ美的曲線の生成法を提案する.
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川田 洋平, 上利 真一, 藤澤 誠, 三浦 憲二郎
セッションID: E22
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
フリー
美的曲線は,接線ベクトルの積分形式としてのみ与えられている場合であっても対話的な生成,変形が可能であり,実務への応用が期待されている.しかしながら,これまでの研究はすべて曲線に関するものであり,いまだに曲面への拡張は行われていない.そこで,まず本研究では美的曲線を利用して新たに曲面を生成する手法を提案する.つぎに,その曲面をBスプライン近似することにより,生成された曲面の特性を評価する.
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平岩 智之, 吉田 典正, 斎藤 隆文
セッションID: E23
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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class A Bezier曲線は,Farinによって提案された曲率単調な曲線セグメントである.本研究では,典型的なclass A Bezier曲線をもとに,変換行列の成分を摂動させることによって一般的なclass A Bezier曲線の行列を作成し,両端点での拘束条件を満たすような最適化を行うことによって,一般的なclass A Bezier曲線を,3点によって対話的に生成する手法を提案する.
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樋口 大河, 堀内 聡, 金井 理
セッションID: E31
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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近年,GUIを持つPCアプリケーションのみならず,情報機器においても,UIソフトウェアの効率的開発が求められている.UIソフトウェアの実装独立型仕様記述の一つとしてUsiXMLが提案されているが,UsiXMLで記述されるUIの挙動は,イベント入力に対する各UI画面上の部品の属性値変化の集合として,表現されているが,本研究では,これを通常の状態遷移モデルへ変換し,既に,本研究で開発済みのシステムで,ユーザビリティ評価・分析を行った例について述べる.
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実製品の把持状態計測にもとづくエルゴノミック評価指標の改善
遠藤 維, 金井 理, 岸浪 建史, 宮田 なつき, 河内 まき子, 持丸 正明
セッションID: E32
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
フリー
本研究は,多様かつ高精度なデジタルハンドモデルを用い,製品の把持操作姿勢を求め,UI操作時の手指動作をシミュレーションするシステムの開発を目的とする.本報では,情報機器の実製品を対象とし,実被験者を用いて,製品把持時の手指姿勢・接触位置の計測,および持ちやすさの主観評価実験を行い,前報までに提案した,自動把持姿勢生成手法および仮想エルゴノミック評価手法の有効性を検証するとともに,実験結果にもとづいて評価指標の改善をおこなったので報告する.
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差分法によるガウス曲率算出法
大西 弘晃, 後藤 孝行, 高谷 裕浩, 林 照剛
セッションID: E33
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では,実体モデルの離散的な測定点データへ曲面をあてはめて,高品位なCADモデルを生成する方法の確立を目的としている.これまでに,計測して獲得した離散的な3次元測定点データから生成した自由曲面の形状をシュミレーション段階で検証するためにガウス曲率等の形状評価法の有効性を確認した. 本報では,測定点データから差分法によるガウス曲率算出法を示し,形状の変化状況を評価できたことについて報告する.
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改良セグメンテーション
松崎 幸一, 鈴木 宏正
セッションID: E34
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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前報では平面プロキシをもちいたセグメンテーション手法によりCADモデルに近い面構成が自然にできることを明らかにした。再構成する面数を減らすと特徴形状が細く痩せるかまたは喪失する問題が出た。そこで平面プロキシをもちいて形状全体の曲率分布を把握し特徴形状を抽出することでこの問題を解決した。
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非正則メッシュへの適用
大家 哲朗, 東 正毅
セッションID: E35
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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工業デザインにおいては,曲面の品質を保ちつつ複雑な形状を表現できることが重要である.前報までに我々は,三角形スプライン曲面の連続性を部分的に制御し,折れ,立ち消え稜線そしてコーナーを作る手法を提案してきた.しかしこれらはすべて正則メッシュであることを前提にしており,任意価数の非正則メッシュへの適用はできていなかった.本報では本手法の非正則メッシュへの適用手法を提案し,曲面生成結果を提示する.
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シミュレーション利用環境の構築
掛部 健, 岩本 悠樹
セッションID: E37
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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生産システムの評価手段としてシミュレーションの活用が進んでいるが、モデリングに時間が掛かる事や、モデルパラメータの設定に専門性が要求されるという問題がある。そこで、機能別ライブラリの組合せによるモデル作成期間の短縮及び、パラメータの動的設定を備えたシミュレーションの自動実行環境を構築し、部品倉庫における保管スペースの検証に適用した。
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宋 相載
セッションID: E38
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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近年、刻一刻と変化する需要に応じて、国境を越えて複数の企業間にまたがって資材の調達から生産、物流に至る全プロセスにわたって、物作りの最適化を目指す考え方が重要視されている。本研究では、経済圏間の比較優位性に基づく域内の自律生産と地域間の協調生産を基本概念とした良好な調達・最適地生産・物流のグローバルなサプライチェーン統合化モデルの構築を行う。
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多階層モデルにおける協調的交渉
小澤 知里, 谷水 義隆, 岩村 幸治, 杉村 延広
セッションID: E39
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では,多階層の動的サプライチェーンを表現するための基本構成要素として,3階層の動的サプライチェーンモデルを提案し,各企業が自身の生産スケジュールを改善しながら,交渉を進めることで,協調的に契約を成立させる手法を提案する.さらに,動的サプライチェーンのシミュレーションシステムを開発し,計算機実験を行うことで,本手法の有効性を検証する.
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神村 俊秀, 阪口 龍彦, 白瀬 敬一
セッションID: E43
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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作業者により組立を行う生産現場などでは,作業時間のばらつきにより,あらかじめ作成した予定通りに作業が行われることは稀で,スケジュールの動的変更が必要となる.本研究では,作業時間のばらつきが正規分布に従うと仮定し,必要に応じて初期のスケジュールを修正するリアクティブスケジューリング手法を提案する.また,スケジュール修正の実施時期や,修正対象とする作業について,シミュレーション実験により検討を行う.
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第2報:割当問題の適用によるスケジューリング
樋野 励
セッションID: E44
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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同一機械を繰り返し使用するリエントラントフローショップスケジューリング問題に関する研究成果を報告する。本研究では、単一製品の繰り返し生産を対象に、所定の稼働率を満足し同時にフロータイムを最小にするスケジュールの立案を試みる。本報告では、ヒューリスティックスなケジューリングの際に割当問題を適用し,大規模なスケジューリング問題に取り込む.
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八尾 佳宏, 貝原 俊也, 指尾 健太郎, 森川 幸祐
セッションID: E45
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では動的環境のもとで機械加工ジョブショップのスケジュールを自動立案するために,リアルタイムスケジューリングによる加工順序決定と短期シミュレーションによる将来の稼働状況の予測を融合した,自律分散型のスケジューリングシステムを提案している。本報ではシミュレーションによって納期遅れの発生を予測し,コストを評価関数として最適な稼働延長時間を求めることにより、効果的に納期遅れを抑制する方策について提案する.
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藤井 信忠, 横井 伸太郎, 上田 完次
セッションID: E46
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本稿では、マルチエージェント学習による生産システムの自己組織的構成法を提案する。生産要素を進化型ニューラルネットワークを用いた学習エージェントとしてモデル化し、生産要素間の相互作用の結果として役割分担を動的に生成しながら生産環境の複雑化に適応しようとするものである。段取りを考慮したメイクスパン最小化問題に提案手法を適用し計算機実験を行い、提案手法の有効性を確認する。
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芦田 極, 中野 禅, 朴 載赫, 明渡 純
セッションID: E61
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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マイクロプレス機を用いた金属ベースの微細構造作製とAD(エアロゾルデポジション)法を用いた低温セラミックス圧膜形成技術を組み合わせ、従来MEMSの性能を上回る性能を有する光スキャナを製造する小型化試作システムを開発した。基本仕様を共通にしたユニットセルを組み合わせたシステム構成により、システムの組み換えや構成を容易に変更可能な設計思想を採り入れた。
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葛西 真生, 福田 眞, 大木 茂久
セッションID: E62
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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近年、数?o以下の微小光学部品を顕微鏡下でハンドリングする要望が高まっている。ここでは、1?o角程度のマイクロレンズアレイ(MLA)を多芯のフェルールにアンセンブルするために3自由度マニピュレーション機構を検討した。これは、グリップの開閉動作、水平回転動作、垂直回転動作が互いに干渉しない構造としている。測定の結果、リスト動作は1パルスあたり0.5°以下を実現し、MLAを取り扱うのに十分な動作性能が得られた。
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繰り返し性に関する実験結果ならびに考察
赤羽 克允, 岩井 浩明, 成塚 健史, 三井 公之
セッションID: E63
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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ロータリーエンコーダとリンク機構を用いたNC工作機械の空間的運動精度測定装置の開発を行っている.測定装置が持つ各種誤差パラメータの推定とそれによる補正により,大幅な測定精度向上を達成したが,まだ十分ではない.さらなる測定精度向上のためには,測定の繰り返し性の検討が求められる.このため本報告では,種々の運動軌跡での測定の繰り返し性についての実験を行い,繰り返し性に影響する種々の要因について考察した.
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SFF法を用いた三次元画像測定との複合測定方式の導入
郷田 純, 青木 紀生, 三井 公之
セッションID: E64
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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トンネル現象を利用した非接触三次元形状・寸法測定装置により,マイクロ部品の形状・寸法測定の研究を行ってきた.しかし,汎用的な測定には測定範囲が狭いこと,測定に時間がかかることが問題点である.そこで微小範囲の高精度測定には非接触三次元測定装置を用い,広範囲の高速測定には画像測定を用いる複合測定方式の導入について検討した.画像測定には,3次元マッピングを行う目的でSFF法による三次元測定方式を用いた.
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切削とレーザ熱処理の統合化について
廣垣 俊樹, 青山 栄一, 小川 圭二, 西久保 拓也, 岩間 正俊, 久保 かおる
セッションID: E66
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本稿では,試作したレーザ熱処理と切削加工を複合した小型多機能工作機械の試作に取り組んだ.まず,本機に搭載した低出力半導体レーザによるマイクロ部品,特に薄板への熱処理の優位性について検討した.また,本機が,マイクロ金型分野に適用されること想定して,マイクロ部品への小径工具を用いた切削を試みた.そして,本システムの適用と有効性について調べた.
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第3報
林 亮, 島田 和裕, 飯島 大典, 山中 将
セッションID: E67
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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超小型精密CNC加工機「NANOWAVE MTS」シリーズによるテストカットの第3報として、極小径でアスペクト比の高い加工例について紹介する。使用した加工機はMTS4Rという旋盤であり(主軸の最高回転数は20,000min-1)、グラファイトでφ10μm×L200μm(アスペクト比20)の加工を始め、C3604でφ100μm×L15,000μm(アスペクト比150),SK4でφ300μm×L20,000μm(アスペクト比67)といった加工を実現している。
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木村 広幸, 三井 公之, 北原 時雄
セッションID: E68
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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従来の工作機械は加工精度を安定して確保するために,構造体の高剛性化が必要であった.しかしながら,マイクロ工作機械の場合については不明であり,詳細な検討が必要である.本研究ではマイクロ旋盤の構造材の材質の違いによる構造剛性を相似則から検討し,静剛性および動剛性の両面から比較考察した.それらの結果から,マイクロ旋盤の構造材としてのアルミニウム合金は,十分な適用性を有していることを明らかにした.
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振動付加効果を利用した微細矩形軸の製作
辻本 隆之, 松本 望, Mahardika Muslim, 三井 公之
セッションID: E69
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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マイクロ放電加工において放電加工中に工具電極に振動を付加することで、電極消耗や表面粗さを悪化させることなく、加工時間を大幅に短縮することができる.そこで,本報告では,矩形穴を対象としたマイクロプレス穴あけ加工用のパンチとダイを,振動付加放電加工により製作することを試みた.微細矩形軸は,マンドレルを回転させる通常のマイクロ放電加工ではその製作が不可能であり,本振動付加を併用する手法により効率的な製作が可能となった.
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波田 純一, 斎藤 義夫, 田中 智久
セッションID: E73
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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生産現場では多軸・多機能な複合加工機械が開発されているが,それらの創成運動は複雑であるためコンピュータによる支援が欠かせない.このような背景から普及したCAMであるが,パラメータ等の設定が経験や勘に依存している.CAMが持つ多くの課題の中で工程設計に焦点を当て,効率的な加工工程設計の方法の確立,実験による検討を行う.同じ形状を作る場合でも適した加工工程は異なり,これらを考慮した自動設計を試みた.
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治具モデルの詳細化とその応用
松田 拓也, 田中 文基, 小野里 雅彦, 伊達 宏昭
セッションID: E74
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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実・仮想加工システムに対するより高度な支援のため,本研究では全てのシステムにおいて利用可能で必要な情報をすべて含むDigital Machining Information (DMI) modelを提案している.本報では,DMI modelに含まれている治具モデルの詳細化ならびに加工プロセスモデルとの関係付けを行い,DMI modelの応用としてセットアップ作業支援のための治具配置表示システムに関し検討する.
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工作機械内衝突防止システムのコンセプト
木村 利明, 岡部 信孝, 神田 雄一
セッションID: E75
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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最新NC装置向けに工作機械内衝突防止の仕組みが実用化されているが、現状では、ワークを想定モデルとしたシミュレーション方式が主であるため、ワーク段取りミスなどによる衝突防止まで対応出来ない。そこで、標準技術により新旧NC装置と連携し、稼動中にワーク形状などを計測することによる工作機械内衝突防止システムの研究をしている。本報では、研究開発中の工作機械内衝突防止システムの構想について述べる。
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