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従来型NC装置の適用手法
岡部 信孝, 木村 利明, 神田 雄一
セッションID: E76
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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最新NC装置向けに工作機械内衝突防止の仕組みが実用化されているが、現状では、ワークを想定モデルとしたシミュレーション方式が主であるため、ワーク段取りミスなどによる衝突防止まで対応出来ない。そこで、標準技術により新旧NC装置と連携し、稼動中にワーク形状などを計測することによる工作機械内衝突防止システムの研究をしている。本報では、旧型NC装置を本システムに適用する手法について提案する。
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6自由度パラレルメカニズムの校正実験
吉田 敬亮, 妹尾 達也, 陳 欣, 小谷 潔, 高増 潔
セッションID: E78
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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空気を供給することで浮上して2自由度で動くことが可能であるソーヤ型平面リニアモータを用い,6自由度のパラレルメカニズムを構築した.この6自由度パラレルメカニズムのモデル化をし,運動学を用いて作業領域や分解能等の解析を行った.さらにその機構のよりよい校正をするために校正手法を検討した.以上のことについて,シミュレーションによる検証を行った上で,実験によりその妥当性の確認および評価を行った.
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工具形状を考慮したカタログマイニング
北村 祐, 青山 栄一, 廣垣 俊樹, 小川 圭二
セッションID: E79
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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現在CAMシステムは使用工具,切削条件を自動決定することはできないため,それらの決定は未だ背景知識や経験に頼る部分が多い.したがって,工具や切削条件の決定を支援するシステムを構築することで設計から製造までのプロセスを合理化することができると考えられる.そこで本研究ではデータマイニングの手法を,工具カタログへの適用することを試み,切削条件決定に関する新しい知識を発掘するカタログマイニングを提唱する.
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コラボレーション機能の統合によるリモートメンテナンスの動作検証
井上 貴博, 木村 利明, 神田 雄一
セッションID: E80
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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異メーカ、異世代、異機種機器とMESとの情報を管理可能な監視システムと、監視情報と連携したドキュメント管理システム、およびTV会議システムで構成されるマルチメディアコラボレーションによるリモートメンテナンスシステムについて研究をしている。本報では、監視システムとドキュメント管理システムの情報を、TV会議システムにより遠隔地間で共有したリモートメンテナンスの動作検証結果について報告する。
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山本 秀彦
セッションID: E82
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究は,Flexible Transfer Line(FTL)が前工程FTLと後工程FTLの2ラインを構成し,この連動する2つのFTLが,効率のよい部品投入を行うためのリアルタイム部品投入制御についての研究を行う.すなわち,if-thenルールと前工程FTLの完成品コンベア上の部品整列状況をリアルタイムに認識し,前工程FTLに部品投入を指示するリアルタイム制御である.この時,完成品コンベア上の部品整列状況とif-thenルールの類似処理を3種提案し,シミュレーション実験を行った.
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コンポーネント転送によるデータアクセス管理
徳永 仁史, 古川 慈之, 手嶋 吉法, 澤田 浩之, 松木 則夫
セッションID: E83
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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生産管理システムは分散アプリケーションであり,その柔軟な開発及び管理技術,データアクセスの管理技術が重要である.前報では,分散アプリケーションを一つのアプリケーションとして開発及び管理し,稼動時に各計算機に分散させ運用する手法を提案した.本報では,コンポーネント転送技術を用いて,各ユーザの業務やアクセス権に合わせたデータ及び処理系を一括提供することにより,データアクセスを管理する手法を提案する.
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MESX-ORiNゲートウェイシステムの開発
小松原 宏祐, 佐藤 愛美, 木下 守克, 木村 利明
セッションID: E84
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では、様々な多種多様な機器が混在する現在の工場現場において、機器の情報と実行系の情報を関連付けて管理可能な情報連携環境を構築してきた。また一方では、計画系から実行系における連携の標準化を進めてきた団体がある。本報では、複数の標準化技術が連携することにより計画系から実行系、更には各種機器までを直結し、工場内のシステム情報の一元化を実現可能とするシステム連携を構築したので報告する。
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機能フィーチャを活用したCAD/切削工具摩耗予測CAM
青山 英樹
セッションID: F01
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本報では,金型生産のためのCAD/CAMシステムとして,次の二つのシステムについて述べている.(1) 金型の部位に要求する機能を指定することにより,自動的に属性情報として公差,粗さ,加工情報を付与することができる機能フィーチャを活用した金型の設計を支援するCADシステム (2) NCプログラムを与えることにより,曲面加工におけるボールエンドミルの逃げ面摩耗量を推定するCAMシステム
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大塚 裕俊, 水江 宏, 城門 由人, 秋国 元, 嶽 正好, 栗林 仁
セッションID: F02
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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高硬度材の小径エンドミルでは工具折損を防止して安定した加工を行うために,切削抵抗が一定で加工効率の良い工具パスが必要となる.そのため工具の切削関与角が一定となるような工具パスについて検討し、これをポケット形状加工に適用した.高硬度材(硬度HrC60)を用いた工具寿命試験の結果、ひし形ポケット形状についてエンドミルの切削距離が増大し、本手法が工具折損の防止と工具寿命の伸長に有効であることがわかった.
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速度制御と位置制御を統合した工具経路生成
藤尾 三紀夫, 黒山 翔太, 五十嵐 啓介, 滝澤 真也
セッションID: F03
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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従来の工具経路は加工形状と工具の幾何情報のみから生成され,実加工において急激な切削負荷変動が生じ,工具破損やたわみ,振動を生じていた.本研究では,これらの不具合を低減するため,NC加工シミュレーションを行いながら切削負荷が一定となる工具経路を生成する速度制御法と軌跡制御法を提案し,その有用性を確認している.本報ではこれらを統合した工具経路手法を提案したので報告する.
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基本概念の提案
藤尾 三紀夫, 村松 稔文, 宮代 佳奈, 山西 那央
セッションID: F04
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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高速高精度加工を実現するには,高精度な指令生成と加工中の誤差に対応する必要がある.本研究では,形状補間で得られた高精度な位置指令に基づきNC加工シミュレーションを行い,切削負荷が多い箇所での速度や位置(工具経路)を補正し,高精度な位置指令とたわみや工具破損を生じない工具経路をサーボデータレベルで生成するシステムを提案している.本報ではその基本的な考え方について報告する.
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小原 治樹, 加門 真一, 富田 悠, 森田 昇
セッションID: F06
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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マイクロ切削加工では,工具とワーク基準面の高精度な位置だしが必要となるが,現状では1μmないし,サブミクロンの精度に過ぎない。ここでは接触感知を用いた方式を用い,流れる電流をトンネル顕微鏡近傍まで制限することにより高精度な位置決めが可能になることを示す。
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自由曲面の機上計測における計測基準点設定への応用
Hong Youngpyo, 蛯原 建三, 山本 明, 河合 知彦
セッションID: F07
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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超精密加工において、ナノ単位の形状精度を実現するためには、機上計測による補正加工が必要不可欠である。その機上計測のためには、ワークの計測基準点を明確にする必要がある。本報では、接触検知機能を応用して、頂点の存在しない自由曲面の機上計測における計測基準点の設定が可能な機能に関して報告を行う。
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加工原点位置検出実験
盧 泳辰, 高 偉, 田野 誠
セッションID: F08
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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最近、マイクロレンズアレイはディスプレイの光源強度分布の補正、視野角向上の目的で多く利用されている。機械加工においてマイクロレンズアレイを加工するためには半径が数μm~数十μmの単結晶ダイヤモンドマイクロ切削工具が用いられている。マイクロ切削工具の破損を防ぐために、工具と加工物の接触を自動的に検出することが求められる。本報では内蔵した力センサによってマイクロ切削工具と加工物の接触を数十nm単位で検出可能な高機能高速工具サーボ機構を試作し、接触検出実験の結果について述べる。
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第6報:フライカットによるガラスの切削力
飯塚 保, 上野 滋, 森田 昇
セッションID: F09
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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フライカットではガラスに延性モード切削が旋削の数十倍の切込み量で可能である.フライカットの加工実験を超硬合金工具(K10),ソーダ石灰ガラスの工作物,切削力センサを取付けた超精密旋盤を用いて行った.その結果, アップカットとダウンカットでは切削力の形状とクラック比率が異なっていた.
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吉野 雅彦, 内田 和見, 川出 康祐
セッションID: F13
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究は高静水圧環境を利用して硬脆材料の延性モード切削により無欠陥加工を実現することを目的としている。本発表ではそのために開発した2千気圧の高静水圧チャンバー内で稼動する旋盤型切削加工装置について説明し、その切削特性について検討する。
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社本 英二, 鈴木 教和, 菊地 要, 土屋 英滋, 浜田 晴司
セッションID: F14
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究では新しい振動切削加工法として,放物線振動切削加工法を提案する。本手法では工具刃先を切削方向に放物線軌跡で超音波振動させながら加工を行うことにより、間欠切削と引き切りの効果を同時に得るとともに、切れ刃方向の力が反転し相殺するため,実質的に著しい切削抵抗の低減が期待される。本報では、超音波放物線振動子を開発し,通常切削および従来振動切削と本手法の基礎的な比較実験を行った結果について報告する。
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後藤 隆司, 渡辺 健志, 小日向 工, 神 雅彦, 村川 正夫
セッションID: F15
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究では,焼入れ鋼等の高硬度材を実用的に微細加工ができるcBNマイクロエンドミルの開発を行う.すなわち,従来の一般的な工具形状と比較して,耐折損性および加工精度を向上させ,かつ安定的に工具を使用できるcBNマイクロ工具の開発を目的としている.本報では,高硬度材向けの新刃形状cBNマイクロエンドミルを考案し,切削実験を行った結果,高硬度材の切削において適した刃形状を明らかにした.
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形状精度に及ぼす被削材の影響
吉川 武尚, 京井 正之, 太田 共久, 田谷 昌人, 前田 幸男
セッションID: F16
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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液晶表示装置に用いられる光学部品には、光利用効率向上のためレンズアレイ等による微細パターンの形成が求められており、特にフィルム状の光学部品では転写用の母型としてロール金型が必要となる。本研究では、ダイヤモンドバイトを用いた超精密切削によるレンズアレイパターン加工の検討を行っている。前報では、ピエゾアクチュエータを用いた微小切込みユニットとロール旋回ユニットの開発により、銅めっきしたロール金型へのレンズアレイパターン加工結果について報告した。本報では被削材に無電界Ni-Pめっきを用いた条件での加工結果について報告する。
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藤井 太一, 石田 徹, 渋川 哲郎, 平野 稔, 竹内 芳美
セッションID: F17
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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近年,マイクロフレネルレンズなど微細構造を有する光学レンズに対して,ガラスレンズ成形への要求が高まっている.そこで,本研究では微細構造を有するガラスレンズ成形型の高精度加工を目指し,硬脆材料を用いたフレネル形状を有する金型に対して,研削による曲面部加工プロセスと単結晶ダイヤモンド工具によるエッジ部切削プロセスを併用した加工手法を提案し,手法の有用性を加工実験により検証したので,その結果を報告する.
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齋藤 真司, 平田 敦
セッションID: F19
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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カーボンオニオンとイオン性液体は共に高温,真空中において優れた潤滑特性を発揮する潤滑材として期待されている.本研究は,それらから生成されるカーボンオニオンゲルの大気および真空中における潤滑特性を評価したものである.ゲルの潤滑特性について,雰囲気によらず負荷荷重の上昇とともに摩擦係数が減少すること,特に空気中ではイオン性液体単体と比較して比摩耗量が減少することが分かった.
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浅野 有希, 釜田 康裕, 帯川 利之
セッションID: F20
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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MQL切削ではオイルミストの多くが浮遊ミストとなる.切削性能を落とさずに浮遊ミストを低減するためには,油剤使用量をさらに低減させ的確にオイルを刃先に供給することが重要である.そこで,本研究ではオイルミストの流れを制御することで,より高能率にオイルミストを刃先に供給する方法を切削実験により検討した.
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静 弘生, 鈴木 康夫, 酒井 克彦
セッションID: F21
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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微量の切削液を使用するミスト加工では、潤滑性は確保できるものの切削液の使用量が少量である為に冷却性に劣るという問題がある.また一方で,窒素ガス中で切削加工を行う事により加工時の酸化反応を抑制し,切削温度低減や工具寿命改善が可能となることが報告されている.それを受けて,本研究ではミスト加工に窒素ガスを援用することによって,その効果についての検証を行った.
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印藤 治, 吉川 浩一, 水垣 善夫
セッションID: F22
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では,加工液中に数種類のマイクロオーダーの気泡を発生させ,加工液中の微小気泡が及ぼす摩擦係数への影響を調べる.摩擦係数の評価は,回転接触による摩擦試験と二次元切削における切れ刃すくい面の摩擦係数を求める事により行う.切削実験では,すくい角,切削速度,切込み量を変化させ,種々の切削条件における影響について述べる.
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川堰 宣隆, 杉森 博, 森本 英樹, 森田 昇, 神田 一隆
セッションID: F23
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究では,工具表面にマイクロ・ナノメータオーダの微細なテクスチャを作製し,そこで発現する摩擦係数の低下現象を応用することで,優れた加工性を持った切削工具を開発することを目的とする.本報では,工具表面にテクスチャを作製し,それを用いた旋削加工実験を行った.その結果,テクスチャを作製することで工具すくい面の摩擦係数が小さくなり,切削抵抗が減少することがわかった.
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北川 克一
セッションID: F36
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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光干渉を利用した表面形状測定装置は、産業界において広く利用されているが、測定時間の短縮、高精度化、透明膜への対応、耐振性向上など、多くの課題があった。本稿では、これらの課題の解決のために筆者らが開発した新技術をレビューするとともに、残された課題を紹介する。
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下所 和弘, 山本 量也, 近藤 昌博, 原田 伯城, 石丸 伊知郎
セッションID: F38
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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生体細胞を用いた局所投薬効果検証などへの適用を目指して、多自由度位置姿勢制御が可能である浮遊型マイクロアンプル技術(ジャグリングプローブ)の研究を進めている。マイクロ粒子を培養液中で高速に位置姿勢制御を行う場合には、粘性抵抗など粒子表面と液体との相互作用が支配的となる。そこで、粒子表面状態など、周波数応答特性を阻害する要因について実験的に検討を行ったので、その結果を報告する。
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大久保 進也, 平山 聡史
セッションID: F39
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究では,試料の微小領域における複屈折を定量的に測定することを試みている.本稿では,開口プローブを必要としない近接場エリプソメトリーの光学系を組み,複屈折測定をする方法を述べる.
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安達 正明, 平野 勇輝, 泉澤 俊裕, 五十島 一興
セッションID: F43
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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白色干渉顕微鏡による形状測定では,所定の光路差変更毎に干渉画像を多数枚取得することが求められる.我々は振動環境下でも使える装置を開発するために,顕微鏡に内蔵できるレーザー応用高速変位計の開発を試みた.振動により光路差が変動していても,この高速変位計を用いれば,光路差が所定の値になった瞬間に白色干渉画像を取り込むことができ,3次元形状を正しく計測することが可能となるから.このレーザー応用高速変位計を開発した結果に関し報告する.
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李 相硅, 中谷 友昭, 尾藤 洋一, 大澤 尊光, 杉田 直彦, 光石 衛, 日比野 謙一
セッションID: F44
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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半導体マスクガラスは平行平板であるために、通常のフィゾー干渉計で形状や厚さを評価しようとすると、数種類の干渉縞が互いに重なりそれぞれの位相を決定することが困難となる。波長走査干渉法において周波数領域でこれらの干渉縞を分離することにより、大口径のガラスの表面形状、光学的厚さを精密に測定する手法として有望である。波長633nm領域で7インチ四角のマスクガラスの光学的厚さの絶対値を測定した。
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北川 克一
セッションID: F45
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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産業界で広く使用されている光干渉式の表面形状測定装置を利用して、透明膜の膜厚と屈折率の分布を同時計測する方法を提案する。本方法は、測定対象の「独立透明膜」を干渉光路の片側に挿入し、膜による光路差変化 (n-1)*tを求めるとともに、膜表面と膜裏面からの干渉信号を検出して光学膜厚n*tを求め、両情報から膜厚と屈折率を得るものである。プラスティック・フィルムに適用した結果、本手法の実用性を確認した。
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小林 富美男, 大谷 幸利, 吉澤 徹
セッションID: F46
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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液晶格子投影モアレ三次元形状計測の開発を目的として装置を開発し、電気的制御で格子ピッチの可変を確認し、格子の同期移動平均化処理で元格子の写りこみの除去、位相シフトの可能性を確認した。
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焦点距離150mmの軸外し法物面測定での測定点座標の決定
東 保男, 遠藤 勝義, 久米 達也, 江並 和弘, 打越 純一, 森 勇蔵
セッションID: F47
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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本研究では、干渉法を用いずに測定面の各点の法線ベクトルを0.1micro radianで計測し、補間、積分することにより自由曲面の超精密形状計測法をおこなっている。前回までに、長尺平面、凹面、非球面量の少ない面の測定をおこない、法線ベクトルの測定精度がほぼ0.1micro radiannを達成しているこを検証した。本報告ではf=150mmの軸外し法物面の測定時における測定位置の決定法について述べる。
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西田 茂生, 梅原 茂樹, 菊田 久雄
セッションID: F65
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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空間に物体を設置する場合スケールが必要となる.これまでの研究で計算機合成ホログラムの技術を用いて,異なる結像距離に任意の回折パターンを結像する手法を提案してきた.本研究ではこの手法を応用し,空間にフレネル回折パターンを映し出すことにより距離情報を得る光スケールの開発を行う.今回2値の位相型フレネルホログラムを設計し,その位相分布を電子描画装置で描画することにより光スケールを試作しその評価を行った.
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大西 剛平, 野村 俊, 神谷 和秀, 田代 発造
セッションID: F66
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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デジタルホログラフィーにおいて,位相シフト法による手法が確立し様々な分野に応用されている.この方法では,撮像素子サイズの制約により,その解像度は従来のフィルムや乾板と比較するとまだ十分なものとはいえない.そこで,取得した干渉縞の解像度を向上させ再生像の高解像度化するため,本研究では,CCD素子を1画素分以下の微少量で移動させ,画素ずらしによって干渉縞の解像度を向上させ再生像を高解像度化させた.
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松浦 敏晋, 押鐘 寧, 井上 晴行, 中野 元博, 片岡 俊彦
セッションID: F67
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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大口径の非球面ミラーの絶対形状計測を目的としたファイバ型PS/PDI装置(Phase-Shifting Point Diffraction Interferometer)の開発を行っている。しかし非球面性を持ったミラーでは、計測対象となる波面が変化しながら伝播するので、計測される波面形状とミラー形状は一致しない。そこでHelmholtz-Kirchhoffの積分定理を用いたデジタルホログラフィによる位相解析法を提案しており、その必要性および有用性について述べる。
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島村 遼一, 新井 泰彦, 横関 俊介
セッションID: F68
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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2光束スペックル干渉計を用いることによって、面内変位を計測することができる。また、面外変位計測において、変形過程を高速度カメラで記録し、その情報を用いてキャリア情報を持った仮想スペックルパターンを合成し、縞解析技術を導入することによって高分解能化を図ることができる。本研究では、それらの方法を面内変形計測に適応し、ダイナミック変形計測を行う。
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第3報 複数カメラを用いた誤差の低減
江並 和宏, 久米 達哉, 東 保男, 上野 健治
セッションID: F69
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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KEKで開発中の電子・陽電子加速管は,くびれを複数有する管状の構造物である.その内部の大局的・局所的な三次元形状が性能に影響を及ぼすため,その測定が必要である.そこで,管内に挿入して直接内部の三次元形状測定をおこなう装置を開発する.前報でまで,三角測量を用いた手法を提案し,実験により基本原理が有効であることを示した.本報では,複数カメラを用いた誤差の低減をおこなう.
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平松 真次, 野村 俊, 神谷 和秀, 田代 発造, 矢澤 孝哲
セッションID: F73
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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これまでマイクロボールエンドミルの刃先位置測定を行なう方法として、フーリエ変換レンズとアンチピンホールから構成される光学的フィルタの開発を行なってきた。しかしながら、現在この光学的フィルタを使用して画像を取得する際、画像の良否は測定者の感覚に頼っている。そこで本研究では、画像の良否を定量化する方法を提案し、光学的フィルタの最適条件について調査したので、その結果について報告する。
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光ファイバ先端のサブμm開孔に発生する近接場の検出
押鐘 寧, 松田 琢也, 長井 勝彦, 井上 晴行, 中野 元博, 片岡 俊彦
セッションID: F74
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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走査型近接場光学顕微鏡の高感度化・高分解能化を目指して新型プローブを開発している.金属薄膜で被覆された先の尖った光ファイバ先端へ,集束イオンビーム加工を用いてサブμmサイズの開孔が並んだ微細構造を製作し,この開孔周辺の近接場形成について実験および3次元BEM解析によって研究を進めている.本講演では,試作したファイバプローブ先端のサブμm開孔近傍に発生が予期される近接場を,ガラス板への近接により散乱光(遠隔場)に変換してモニタすることで近接場発生を検証する実験について報告する.
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物体光間位相シフト干渉による生体膜3次元フーリエ分光法の基礎検討
原田 伯城, 近藤 昌博, 山本 量也, 下所 和弘, 石丸 伊知郎
セッションID: F75
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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皮膚の透過性の高い、近赤外光を用いた3次元分光像計測技術について報告する。本分光方式は、合焦面から生じる物体光のみを用いた参照光を必要としない結像型フーリエ分光法である。結像型分光方式であることから、高空間解像度で2次元分光像を取得でき、更に深度方向に走査することにより3次元分光計測も可能となる。本手法により、生体膜内の血管領域のみの近赤外分光特性を取得する血糖値計測技術の確立を目指している。
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血管内の散乱体と透過体の分離分光方式の基礎検討
近藤 昌博, 原田 伯城, 山本 量也, 下所 和弘, 石丸 伊知郎
セッションID: F76
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
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高空間解像度3次元近赤外分光方式による、無侵襲血糖値計測技術の確立を目指している。本方式によれば、生体膜内の血管領域を特定した分光特性を計測可能である。しかし、血管内には計測対象である光学的に透過体の血漿の他に、血小板などの光学的散乱体が含まれる。そこで、本分光方式が透過光と散乱光が空間的に分離しているフーリエ変換面上で位相シフトを操作する特色を用いて、血管内の散乱体と透過体の分離分光計測を行う。
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深度方向の分光像空間解像度改善手法の基礎検討
山本 量也, 近藤 昌博, 原田 伯城, 下所 和弘, 石丸 伊知郎
セッションID: F77
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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高空間解像度3次元近赤外分光方式による、無侵襲血糖値計測技術の確立を目指している。本方式は結像型フーリエ分光法であり、合焦面内の輝点から生じている物体光線のみがインターフェログラムの形成に寄与する。しかし、生体膜深部を計測する際には、これらの光線が他の生体膜を透過する過程において受ける分光特性変化を考慮する必要がある。そこで、透過過程に於ける分光特性変化を解析的に分離する手法について検討を行った。
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問題点の考察
新野 俊樹, 大泉 俊輔, 佐藤 和樹, 蔵田 貴志, 北田 房充
セッションID: G31
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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粉末焼結積層造形は原理的に多くの熱可塑性材料の造形が可能であると言われてきたが,実際の機能部品として利用でき,さらに商業ベースにのっている樹脂は一部のポリアミド樹脂に限定されている.本報では,これまでにあまり高い強度が得られなかった非晶性樹脂の粉末焼結積層造形について考察を行う.
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水溶性無機塩を利用した実験的考察
大泉 俊輔, 新野 俊樹
セッションID: G32
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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筆者らは,高い空孔率を有する組織工学用担体を作成するために,樹脂粉末と水溶性無機塩粉末の混合粉体を用いたSLS造形を行っている.無機塩をフィラとして利用した場合,焼結範囲の膨張など精度を低下させる現象が観察され,これらの現象はフィラの光学的,また熱的な特性に大きく影響を受けると考えられる.本報では,これらの影響を実験的に考察し,分解能や精度を決定する要因を整理する.
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パイプ群創製の基礎実験
八木 淳, 中本 剛
セッションID: G33
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究では,炭化ホウ素でできたマイクロパイプを創製することを目的としている.黒鉛粉末とホウ素粉末の混合粉にYAGレーザービームを照射する.ビームが照射された中心部分には穴が形成され,その周囲には炭化ホウ素が合成される.この焼結体をマイクロパイプとする.この方法において,ビームを照射する条件や方法を変えることによって,並行したパイプ群の創製を行った.
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須崎 徹, 中本 剛
セッションID: G34
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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サファイアやアルミナセラミックスは高硬度で化学的に安定であり,加工することが困難である.ところで,サファイアやアルミナセラミックスは高温・高圧下ではシリカと反応することが知られている.本研究では,ガラスを切削する際の摩耗を利用して,サファイアに対して加工を施す装置を製作し,実際に加工を行った.
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古本 達明, 上田 隆司, Yassin Abdullah, 細川 晃, 田中 隆太郎, 阿部 諭
セッションID: G36
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究は,ファイバーレーザを用いて金属粉末を高精度に三次元造形することを目的として行っている.異なる面性状を有する鋼材プレート上に,ファイバーレーザを用いてライン焼結を行い,レーザ焼結条件と各種プレート上における焼結特性との関係を調べると共に,燒結金属の切削特性を調べてプレートに対する密着強度を評価している.
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余剰硬化部の生成過程
阿部 諭, 東 喜万, 不破 勲, 古本 達明
セッションID: G37
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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金属光造形複合加工法では,ワーク側面の切削仕上げ後,次層のレーザ焼結を行うため,側方と下方に余剰硬化部が形成され,余剰硬化部を含むように切削領域をオーバーラップするので加工時間が増大する。加工時間を短縮するためには余剰硬化部を小さくすることが要求される。本報では,切削仕上工程後の積層焼結工程において,余剰硬化部が層ごとにどのように形成されるかを評価し,余剰硬化部を削減するレーザ照射方法を提案する.
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積層方向への短繊維の配向
北風 絢子, 中本 剛
セッションID: G38
発行日: 2007年
公開日: 2008/03/28
会議録・要旨集
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本研究の目的は、磁界により配向させた短繊維で強化したマイクロ部品を光造形法で製作することである。短繊維として用いた磁性酸化鉄は、軸長0.32ミクロンの微小な繊維であり、マイクロ部品の強化に適していると期待できる。本方法では、樹脂に混合した短繊維を所望の方向に配向させることで、構造物を3次元的に強化する。このために、磁界の強度を調節し、積層方向への短繊維の配向角度を変化させる実験を行った。
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