-
岡田 雅史, 遠山 茂樹
セッションID: A05
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
メーカーはユーザーの行動も想定して機械を設計しているが、想定外の行動をすることもある。特に、ユーザーが機械の奥に手を入れて怪我をした事例がある。本事故防止のため、奥に手を入れようとしない構成が望まれる。そこで、どのような機械構成が奥に手を入れる要因となるかを把握し、安全設計につなげることを目指した。まず、対象物への視認性やアクセス性、指示の有無の違いに着目し、人の行動に関する実験を行った。
抄録全体を表示
-
西田 翔伍, 青山 栄一, 廣垣 俊樹, 大多和 知貴
セッションID: A06
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
FRP歯車は無潤滑で駆動可能な環境に優しい機械要素として金属製の歯車の代替が考えられている.無潤滑運転においては,かみあい歯面で発生する摩擦熱による歯面の温度上昇が問題となる.本研究では,FRP歯車の駆動時の歯面温度を計測して,材質の違いによる影響を考察した.
抄録全体を表示
-
末光 一成, 泉井 一浩, 西脇 眞二, 野田 哲男, 永谷 達也, 田中 健一
セッションID: A07
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究ではロボットセル生産システムの構想設計段階でのレイアウト多目的最適化法を提案する。まず、レイアウト設計における評価指標を決定し、定式化を行う。次に、シーケンスペア法を用いて機器配置レイアウトを表現し、機器間に空間のあるレイアウトを表現するためにダミー機器の導入を提案する。また、最適化アルゴリズムとして多目的遺伝的アルゴリズムを用いる。最後に、数値例により本手法の妥当性を検証する。
抄録全体を表示
-
粟津 聖貴, 滝沢 旬平, 和田 浩平, 中嶋 章, 中村 正行
セッションID: A08
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
光学薄膜は配向角などの異方性により分光特性に変化が生じるため,斜入射の光線に対する分光特性をより効果的に制御できる可能性がある.本研究では,入射太陽光をフィルタリングすることで植物の効率的生長に良いとされるスペクトルを実現することを考える.パネルに太陽光を制御するためのフィルター機能を持たせる多層膜構造を導出する.遺伝的アルゴリズムを用いて多層膜構造の最適設計を行った結果について報告する.
抄録全体を表示
-
高等学校
河田 耕一
セッションID: A14
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
大学での就職指導と高知県教育委員長であった視点をもとに、大学と高等学校の関係を考察する.本報では高等学校を中心に、大学への進路の現状と卒業後のギャップ、理系進学者減少の要因としての中学からの数学に対する意識、理科科目の履修状況、地域に根ざす意識、大学としての問題への寄与について述べる.
抄録全体を表示
-
大学
河田 耕一
セッションID: A15
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
大学での就職指導と高知県教育委員長であった視点をもとに、大学と高等学校の関係を考察する.本報では大学を中心に、コミュニケーション能力の基盤となる論理的に書く、話す、討議する言語教育、行動力および迅速な判断・処理力の育成のためには各教育機関を通じての活動が重要であり、高校の進路指導の改善のために大学卒業者の状況の全面的な開示を要することについて述べる.
抄録全体を表示
-
前田 昴佑, 神谷 和秀, 野村 俊, 松本 公久, 田代 発造, 鈴木 伸哉
セッションID: A16
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
コンピュータの発達や生活環境の変化から、幼い頃に機械の「からくり」を身近に体験する機会が減少している。これは、未来の機械工学の担い手の減少を意味しており憂慮すべき問題である。本発表では、天才科学者レオナルド・ダ・ヴィンチの遺したスケッチをもとに、機構モデルの組立キットを設計し、製作教室を実施することで、機械工学の啓蒙活動を実践したので、その結果について報告する。
抄録全体を表示
-
歯切り工具と歯切り機械の発達について
松川 洋二, 梅崎 洋二, 畝田 道雄, 大西 修, 黒河 周平, 土肥 俊郎, 河西 敏雄, 越山 勇, 石丸 良平
セッションID: A17
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
歯車装置は,回転運動や動力伝達を高能率に確実に伝動可能であり,構成要素の歯車は超精密機械から汎用機 械部品など多くの産業分野を支える必須の機械要素である.これらの歯車を手作りする時代から工作機械により高精度かつ高能率に生産できる時代になっている.本報は,歯切り工具と歯切り機械に着目して,その発展経緯を調査し産業に与えた影響について考察する.
抄録全体を表示
-
河西 敏雄, 出口 貴久, 池野 順一, 渋谷 秀雄, 堀尾 健一郎, 土肥 俊郎, 西村 一郎, 米山 友之
セッションID: A18
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
高精度平面にポリシングで仕上げた金属鏡面同士は、リンギングによって密着させることができる。代表的なものにゲージブロックがある。これをさらに強固の密着に進むべく検討を行った。また、手元にφ12×t8のインバー片が多数個あったので、まず、それらの鏡面研磨を行った。続いてリンギング、それからエネルギー付加によってここでも強固な密着の可能性を追求した。
抄録全体を表示
-
世界に冠たる鉄の芸術
石川 憲一
セッションID: A20
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
日本刀は、本来、武器であることから実用性が要求されてきたが、日本人の美意識を反映して更に美的要素が追求され、刀匠達は日本刀を鎌倉期に完成させた。そして、五カ伝を中心とする作刀が行われ、歴史を貫くハイテクノロジーとしての日本刀は、世界に冠たる鉄の芸術品として昇華している。本稿では、日本刀の歴史を簡単に通観し、作刀法や現代の修業制度を紹介すると共に、研磨工程や鑑賞の要点などについて述べる。
抄録全体を表示
-
その17~Pico-FCVの製作に取り組む学生の場合
西村 一郎, 河西 敏雄, 川島 忠雄
セッションID: A22
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
発展的「ものづくり」であるアドバンスト・ワークショップ教科において、20Wの燃料電池、または単3充電池6本で、人が乗って移動できる4輪車輌の設計から製作までに取り組んでいる学生の取り組み方を筆者の視点から講評する。なお、この車輌を持って、先般の地震・津波の被災地の小学校でのEVカー教室を実施する慰問をも考慮している。
抄録全体を表示
-
伊藤 伸英, 伊藤 吾朗
セッションID: A23
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
我々は、ものづくり教育を通して、創造性,主体性,積極性,問題解決能力をもつ人材の育成を進めている、本報告では,“ものづくり教育”の基礎となる工作機械の操作という技能教育に対して、その教育効果を高めるために,映像を用いた教育を計画し実施した結果を報告する.
抄録全体を表示
-
研削動力からの工作物温度分布の推定
大西 孝, 坂倉 守昭, 和田 洋平, 大橋 一仁, 塚本 真也
セッションID: A34
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
円筒研削においては,研削熱の流入により工作物が熱変形するため,寸法精度が低下することがある.工作物熱変形量の推定には,工作物の温度分布を把握する必要があり,本研究では,比較的測定が容易な研削動力を用いた工作物温度分布のシミュレーション解析を提案する.本解析では,砥石軸モータの電力から研削動力を算出し,研削抵抗の推定を行う.この推定結果から工作物に流入する研削熱を算出し,工作物温度分布を解析する.
抄録全体を表示
-
八尾 泰弘, 中江 慶吾, 笹原 弘之
セッションID: A35
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
ビトリファイド砥石の気孔を活用し研削液を浸出させる砥石内研削液供給機構は,研削液を砥粒先端に直接供給可能で,クリープ研削で研削熱除去,加工動力低下の効果を確認している.また,外部ノズルの制御が不要であり,研削液の届き難い穴加工などに有益な技術である.今回,小さな切込み量で仕上加工に用いるレシプロ加工において,本機構により研削液少量化の可能性を追求し,高い仕上げ面精度を得られたことを紹介する.
抄録全体を表示
-
中川 平三郎, 小川 圭二
セッションID: A36
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
5軸制御グラインディングセンタの回転軸を利用することで,加工能率を保ちながら仕上げ面粗さを向上させる,あるいはより粒径の大きな砥粒を使用しても所定の仕上げ面粗さが得られることを明らかにした.この方法は,平面,内面・外面円筒研削にも適用できる.
抄録全体を表示
-
前野 隼人, 大橋 一仁, 窪田 真一郎, 塚本 真也
セッションID: A37
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
CFRPは,単位質量,単位体積あたりの比強度が高く,航空機部品への利用が進められている.本研究では,平面研削における研削雰囲気およびカーボン繊維の繊維角による研削機構の変化を解明し,高品質,高能率に加工するための基礎的知見を得ることを目的としている.本報ではCFRPの,乾式,クーラントおよび液体窒素供給の雰囲気によって異なる研削機構を解明し,曲げ強度や研削面性状に及ぼされる影響を実験的に検討した.
抄録全体を表示
-
須藤 正昭
セッションID: A38
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
口径4インチのリチウムタンタレートのウエハ工程に研削加工を適用し,ウエハ平坦度3μmTTV以下を実現した.研削加工で平坦形状を作り込み,かつ破砕層深さを最小にし,その後のポリシング除去量を低減したことでウエハ平坦度は向上した.研削加工では目詰まりと目潰れが共存する現象を示すことから,砥石の粒度選定やドレッシングの適正化が重要になってくることを明らかにした.
抄録全体を表示
-
愛甲 泰士, 国枝 正典, 武田 亘, 夏 恒, 山崎 拓哉
セッションID: A44
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では積層金型を用いた射出成形において,冷却水を流す流路にバイパスを設けたことによる金型の温度応答性の向上の実証について述べる.従来は冷却水の切り替えを行うと,流路内に残った切り替え前の冷却水が流路からなくなるまで切り替え後の冷却水は金型に到達せず,また流路の熱容量によって切り替え後の冷却水の冷却性能も低下してしまう.この二つの問題を解決するため,本研究では流路にバイパスを設け,金型の温度応答性の向上を実証した.
抄録全体を表示
-
自動更新型加工技術データベースに基づく作業設計アルゴリズムの更新
猪狩 真二, 田中 文基, 小野里 雅彦
セッションID: A45
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究は,工作機械毎の加工技術データベースのNCデータ解析による更新手法を提案し,工程・作業設計へ応用することを目的とする.高効率・高品質な加工作業のために,個々の工作機械毎に適した作業設計を行うには,工作機械毎に加工技術データベースおよび作業設計アルゴリズムをカスタマイズする必要がある.本報では,加工技術データベースからの決定木および回帰木に基づく作業設計アルゴリズム作成手法を提案する.
抄録全体を表示
-
桑野 義正
セッションID: A46
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究は、ボールエンドミル加工における加工残り量を高精度に予測するためのシミュレーション計算手法である。
抄録全体を表示
-
加工中の工具たわみの簡易予測法の検討
矢野 公規, 藤尾 三紀夫
セッションID: A47
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
高速高精度加工を実現するには,高精度な指令生成と加工中の誤差に対応する必要がある.本研究では,形状補間で得られた高精度な位置指令に基づきNC加工シミュレーションを行い,切削負荷が多い箇所での速度や位置(工具経路)を補正し,高精度な位置指令とたわみや工具破損を生じない工具経路をサーボデータレベルで生成するシステムを提案している.本報では切削加工中の工具たわみの簡易予測法についての検討結果を報告する.
抄録全体を表示
-
同時処理と段取りを考慮にいれた搬送スケジューリング
原田 倫孝, 樋野 励
セッションID: B14
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では複数台のコンベアベルトを組み合わせることにより,柔軟かつ迅速な搬送システムの構築を目指す.これらのコンベアベルトは製品の数倍程度の長さを有し,その内の幾つかは搬送方向を制御するための転回機能を持つ.ここでは搬送と転回の同時処理に加え,コンベアベルトの転回状態に関係があるいわゆる段取りを考慮に入れる.本報では,総搬送時間の最小化を目的に数理計画法による最適化を行った結果について報告する.
抄録全体を表示
-
井上 麗子, 野中 洋一
セッションID: B15
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
自動化設備内で工程間のワーク搬送をする搬送ロボットの制御においては,搬送先工程に空きが無いことによるロボットの停止と工程間移動による搬送時間の増大が,スループット向上の課題であった。この課題に対し,工程間の単位時間当たりのワーク搬送数平準化と最短経路探索を特徴とするリアルタイム搬送制御技術を開発した。本技術を実生産ラインのデータで評価し,従来技術に対するスループット7%向上を確認した。
抄録全体を表示
-
庫内JIT搬送を目指したスケジューリング
八田 卓, 貝原 俊也, 藤井 信忠, 森川 雅司
セッションID: B16
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
自動倉庫システムに対して,社会的交渉を模した自律分散型の最適化手法の一つである組合せオークションを用いた運用法に関する研究を行う.本研究では入出庫スケジューリング問題と保管場所決定問題の同時最適化を目指す.ここでは,組合せオークションを用いて入庫/出庫要求から実際に入庫/出庫されるまでに要する時間ズレの最小化を目指し,局所探索法に従い高速に求解する最適化手法の提案を試みる.
抄録全体を表示
-
多数の穴と段差をもつ工作物の場合への拡張
岡本 昇一郎, 笠原 和夫, 池上 敦子, 稲葉 達朗
セッションID: B17
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
前報までにショーテストパス問題のアルゴリズムを利用した,加工工程設計のための支援システムを提案した.本報告では,多数の穴と段差をもつ工作物の場合をとりあげ,欲張り法のアルゴリズムを適用することで最短経路と最短加工時間の解析を試みた.提案したシステムによって得られた加工順序と被験者によって設計された加工順序の比較から,解析結果が妥当であることが確認された.
抄録全体を表示
-
自律型組立シミュレータの試作
柏瀬 圭佑, 須藤 康裕, 松田 三知子
セッションID: B19
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では,変種変量生産を対象とした製造シナリオの事前評価ツールを作成し,製造準備を支援することを目的とする.シミュレーション途中でも製品の生産量,投入品および機械の稼働状況の変更を行え,ログの取得により,環境の設定を変更した前と後の様子を比較できる.マルチエージェント・シミュレータartisocを用い,部品を含む組立ラインの構成要素をエージェントとした自律型組立システムのシミュレータを試作した.
抄録全体を表示
-
部分要素限定による再スケジューリングへの影響
銭 毅, 藤井 信忠, 貝原 俊也, 藤井 進, 梅田 豊裕
セッションID: B20
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では生産現場の変動要素に対し即応性と効率性を有するエージェントベースの実仮想融合生産システムの構築を目指し、仮想システムが必要な時に必要な要素によって動的に生成する手法を提案している。本報告では、実仮想融合生産システムの社会的交渉に基づく生産スケジューリング手法において、運用段階における部分要素限定が再スケジューリングの結果にもたらす影響について評価を行う。
抄録全体を表示
-
谷水 義隆, 内野 聡介, 岩村 幸治, 杉村 延広
セッションID: B21
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
既存の研究では,生産活動中に発生した作業の遅延に対して,生産工程の順序制約を考慮しながら,生産スケジュールを改善する,共進化遺伝的アルゴリズムを用いたリアクティブスケジューリング手法を提案した.本研究では,既存の手法を拡張し,順序制約の数が増加しても,生産スケジュールの改善率が低下しにくい,リアクティブスケジューリング手法を開発する.さらに,計算機実験を行い,その有効性を検証する.
抄録全体を表示
-
森永 英二, 松浦 豊, 若松 栄史, 佐藤 了平, 中川 浩司, 岩田 剛治, 荒井 栄司
セッションID: B22
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
パターン薄膜形成に対して、リフトオフ法を用いた高コストパフォーマンスなプロセスが提案されている。そのプロセスの実用には、所望の形状の膜が得られるように、レジスト断面形状を適正に設計することが必要であり、そのための手法も提案されている。しかし、形成される膜の形状は、レジスト断面形状だけでなく成膜条件にも依存する。本発表では、成膜条件とレジスト断面形状の統合設計手法を提案する。
抄録全体を表示
-
渡辺 智之, 周 天豊, 閻 紀旺, 久保 百司, 厨川 常元
セッションID: B35
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
ガラスレンズの大量生産に適したプレス成形で,微細形状の成形による機能性表面の創成が求められている.そこで,本研究室では切削性に優れるアモルファスNi-Pめっき金型によるガラスプレス成形を検討している.ガラスプレス成形を実現するためには成形下で起こる金型の現象を知ることが重要であり,本発表では量子分子動力学法による原子レベルの解析を行い,アモルファスNi-Pの高温特性を示した.
抄録全体を表示
-
実験装置の試作と二,三の研削テスト
許 衛星, 呉 勇波, 藤本 正和, 立花 亨
セッションID: B36
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
セラミック球やSiボールなど難加工材球体の高能率高精度加工法の確立を目的に平面研削盤を用いた球体のセンタレス研削法を提案した.本加工法は,平面研削盤上に超音波シューとレギュレータからなる加工ユニットを設置し,球体の2軸回転運動をそれぞれ超音波シューとレギュレータで制御しながら,センタレス研削方式で球体加工を行うものである.本報では,加工ユニットの設計・製作と二,三の研削テストについて報告する.
抄録全体を表示
-
中村 明広, 大久保 一宏, 瓦田 研介, 森 きよみ
セッションID: B37
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では、無機高分子材料に金属粒子を充填した新しい無機高分子複合材料を提案する。開発した複合材料を金型の補修材として使用することを目的に、材料特性として機械的特性、熱的特性を評価する。特に、複合材の線膨脹係数と弾性率に着目し、作製した試験片の圧縮試験、曲げ試験及び室温から600℃までの温度領域における線膨脹率の実験結果を報告する。
抄録全体を表示
-
乾 裕美子, 古城 直道, 山口 智実, 寺内 俊太郎, 松田 茂敬
セッションID: B38
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
筆者らはこれまでに,α相に炭化物が析出する鋼は,ダイヤモンド工具の摩耗を減少させることを明らかにしてきた.本研究では,浸炭処理によりα相に炭化物を析出させた鋼,および窒化処理を施した鋼を,単結晶ダイヤモンド工具で超精密切削し,摩耗速度および工具形状転写性を調べた.その結果,浸炭および窒化された鋼は,工具摩耗を抑制し,調質した鋼に比べて工具形状の転写性を改善することがわかった.
抄録全体を表示
-
大森 整, 春日 博, 水谷 正義, 八須 洋輔, 加藤 照子, 上原 嘉宏, 伊藤 伸英, 林 偉民
セッションID: C05
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
ELID研削は,導電性ボンド砥石,電解電源装置,水溶性研削液から構成され,これら3つの基幹要素の適切な組み合わせにより,安定した高品位加工面の創成が実現できるものである.このためELID研削において,上述の要素技術の開発は重要であり,活発な研究がなされている.最近,ELID研削の応用技術に関しても,表面改質技術,複合化技術など活発に行われている.本報告では,最新のELID要素技術や利用技術について紹介をする.
抄録全体を表示
-
春日 博, 水谷 正義, 大森 整, 根本 昭彦
セッションID: C06
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
サファイアは,light emitting diode (LED)の基板に広く用いられており,今後も需要の増大が見込まれている.しかし,押し込み硬さがきわめて硬く,基板作製に必要な鏡面加工には多大な時間を要する.現在,サファイアの鏡面加工は遊離砥粒によるラッピングが主流であるとされている.本研究では,粒度1000未満の固定砥粒による研削で,算術平均粗さ(Ra)10 nm未満の鏡面を獲得した.
抄録全体を表示
-
永吉 啓, 斎藤 泰輔, 伊藤 伸英, 伊藤 吾朗, 大森 整, 加藤 照子, 春日 博
セッションID: C07
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
高効率な加工が可能なELID研削法と工具寿命を延ばす為,削液にナノカーボンを添加することに着目し,ELID研削法とナノカーボンを添加した研削液による加工技術の構築を目指して研究を行っている.本報告では,研削液へのナノカーボン添加濃度を変化させることで,トライボロジー特性にどのような影響が現れるかの調査とELID研削において,ナノカーボンの添加の有無による加工特性の調査の結果を報告する.
抄録全体を表示
-
加藤 照子, 大森 整, 八須 洋輔, 鈴木 嘉昭, 戎崎 俊一, CASOLINE Marco
セッションID: C08
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では,レンズ開発用高温高圧合成?Tb型単結晶ダイヤモンドバイトサンプルの(100)面に対して150KeV,5×1016ions/cm2 条件下で2価の窒素イオン照射を行い,表面改質が施された単結晶ダイヤモンドの最表層のトライボロジー特性を検討した.具体的には,極最表層の摩耗試験を行った結果,SUS420J2ピンによる摩耗深さは約84~86nmを示し.摩擦係数平均値は0.11を示した.また,イオン照射面の電気抵抗は280~330Ωを示し電気伝導性が変化することが明らかとなった.
抄録全体を表示
-
飯島 健, 河盛 崇彦, 後藤 雄志, 中村 正行
セッションID: C14
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
機械の小型化に伴い,限られた空間の中で複雑な力の伝達を行う動力伝達機構が必要となる.本研究では,機構要素の中でも幅広く用いられている平歯車に着目し,最小空間での平歯車の配置を目的とした平歯車機構の創成を行う方法を提案する.入出力トルクの規定値を満足する平歯車列を配置空間最小化の元で生成する乱数法を用いたアルゴリズムの開発と,いくつかの設計例からその有効性の検討を行った結果を示す.
抄録全体を表示
-
山田 恭裕, 赤坂 文弥, 根本 裕太郎, 下村 芳樹
セッションID: C15
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
著者らは、サービスの機能担体たる実体の候補を設計者に提示するための知識ベースの構築及びそれを利用した設計支援手法を提案している。しかしながら、知識ベース中から導出された複数の機能担体から、設計解として適切な機能担体を選定することは設計者に一任されている。本稿では、知識ベースから導出された各機能担体の対象機能への適合度を評価・提示することで、適切な機能担体を選定可能とする意思決定支援手法を提案する。
抄録全体を表示
-
太田 卓見, 木見田 康治, 下村 芳樹
セッションID: C16
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
多様な顧客要求の充足とサービス提供効率の向上を両立するには、サービスに対してマスカスタマイゼーションの視点を導入することが有効である。本研究では、サービスのマスカスタマイゼーションを実現する設計方法論の確立を目的とする。その初期研究として本稿では、サービスを構成する各機能を、カスタマイゼーションの対象とすることの顧客満足度への影響とそれに要するコストの2つの観点から分析するための手法を提案する。
抄録全体を表示
-
御子柴 怜志, 木見田 康治, 舘山 武史, 下村 芳樹
セッションID: C17
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
サービスはその生産活動に顧客の参加を伴うため、サービスにおける顧客の振る舞いが、提供プロセスにおける質と効率に強く影響を与える。本研究では、提供者の意図しない顧客の振る舞いをサービスにおける故障の一部として捉え、これらを考慮したサービスプロセスシミュレータの開発を目的とする。具体的には、顧客行動に起因するサービス故障を考慮し、提供者の作業時間の推移を推定可能とするシミュレーション手法の提案を行う。
抄録全体を表示
-
北井 康幸, 赤坂 文弥, 千葉 龍介, 下村 芳樹
セッションID: C18
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
著者らはWeb上のプレスリリース記事から設計対象と関連性のある記事情報を設計者に提示し,サービス設計を支援する手法を提案している.しかしながら同手法では,設計者に提示される情報量が限定されており,提供されている設計支援の有効性には改善の余地がある.本稿では既存手法に対して,前後の文脈情報等も含む記事情報を設計者に提示するための拡張を施し,より有効的なサービス設計支援を可能とする.
抄録全体を表示
-
嶋田 敏, 原 辰徳, 新井 民夫
セッションID: C20
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
これまでサービスに対する顧客の期待は、顧客満足度を決定する要因として重要視される一方で、どのように期待が形成されるかについては注目されていなかった。本研究では、期待が形成されるプロセスを明らかにすることで、顧客の期待形成を考慮したサービス設計支援を目指す。その初期研究として、顧客の得る情報や知識などの観点から期待形成をモデル化し、期待形成の観点からサービス設計への示唆を得る。
抄録全体を表示
-
Pua ChernHwui, 木見田 康治, 下村 芳樹
セッションID: C21
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
In Service Engineering, an extended service cost analysis was proposed to evaluate service functions from the viewpoint of economic costs. However, the difficulties in the identification of entity cost and the specification of cost traceability still remain in the service cost analysis, and thus, the existing method is not necessarily useful for service designer with a very little knowledge of cost accounting. Therefore, this paper proposes the extended classification of service entity costs and the cost analysis table for analyzing the entity costs based on the classification of cost structure proposed in engineering design and cost tables proposed in value engineering.
抄録全体を表示
-
栗田 雄介, 太田 卓見, 木見田 康治, 下村 芳樹
セッションID: C22
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
高信頼性サービス実現のためには、サービスの故障候補とその要因を明確にし、設計段階にて適切な対策を講じることが重要である。しかし、これらの分析精度は設計者の経験や勘に依存するため、サービスにおいて致命的となり得る要因をもれなく数え上げることは容易でない。本稿では、製品分野における故障の概念を用いてサービスにおける故障要因を類型化し、これに基づきサービスの故障要因抽出を支援するテンプレートを開発する。
抄録全体を表示
-
根本 裕太郎, 山田 恭裕, 赤坂 文弥, 下村 芳樹
セッションID: C23
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
サービス設計においては多種多様な知識が必要とされるが、実際の現場においては、設計者自身の知識量に依存した設計が行われている。著者らはこれまでに、サービスの機能担体たる実体物及びその振る舞いに関する知識ベースを構築するための手法を提案している。本稿では、蓄積された当該知識を設計者に提示することにより設計支援を行うためのサービス設計カタログと、本スキームに基づくサービス設計支援システムを提案する。
抄録全体を表示
-
赤坂 文弥, 藤田 和樹, 千葉 龍介, 下村 芳樹
セッションID: C24
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
サービスの顧客と長期的な関係を構築するためには、顧客満足向上のためのサービス改善を継続的に実施することが重要である。一方、改善に投入可能なリソース量は有限であるため、サービス改善において設計者は、リソース投入量に関する制約を考慮する必要がある。本稿では、有限なリソース下において顧客満足を最大限に向上するためのサービス改善案を導出するための工学的手法と、それに基づく改善設計の手順を提案する。
抄録全体を表示
-
西中 耕一, 加藤 翼, 田中 秀岳, 柳 和久
セッションID: C35
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
近年,バニシング加工は断続面の仕上げ加工法として注目されている.しかし,従来型のばね押込式バニシング工具では,断続面でのバニシングが不可能であった.本報では,静油圧を用いた油圧バニシング装置の開発と,開発した静油圧式バニシング工具の加工特性について,バニシング加工後の工作物の表面性状について比較を行い,押込み量と表面性状の関係について考察した.
抄録全体を表示
-
雪永 敏志, 杉原 達哉, 榎本 俊之, 今崎 能吉, 榛木 竜, 小林 孝一
セッションID: C36
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
より汎用性の高い振動切削加工技術の確立を目指し,NC制御により低周波数域の振動を付与した振動切削加工技術に関する研究を行っている.本研究では,アルミニウム合金およびステンレス鋼の旋盤加工に本提案手法を適用し,その加工特性を評価した.その結果,切削方向に対して垂直方向の振動を工具に付与し,工具‐切りくず界面に切削液の流入を促進させることで,切りくずの溶着および工具摩耗を抑制することができた.
抄録全体を表示
-
工具挙動情報に基づく加工制御
吉満 真一, 河野 良弘, 山下 俊一, 里中 忍
セッションID: C37
発行日: 2011年
公開日: 2012/03/05
会議録・要旨集
フリー
加工状態の監視や計測については様々な技術が取り組まれているが,本研究では小径工具を用いた加工における,高速度CCDカメラを用いた工具挙動監視システムを提案している.本監視システムは2台のCCDカメラを用いて加工中の工具挙動計測を行う.工具挙動監視システムと工作機械とのネットワークにより,測定された工具挙動情報に基づき,プログラム運転中の工作機械の加工条件を変更する制御システムの構築を試みた.
抄録全体を表示