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泰地 哲史, 金井 理, 伊達 宏昭, 髙嶋 英厳, 髙橋 宗宏
p.
1-2
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
大規模CAEモデル作成の課題は,作成のための膨大な工数とリードタイムである.この課題に対し,CAEモデル生成の自動化を目的とし,同一CADモデル内に多数存在する複雑な多段穴同士の合同性を,穴各段の特徴量表現に基づいて認識する方法を開発した.また,様々なパターンの多段穴認識実験により,手法の有効性を確認した.さらに,本システムの解析プロセスへの適用例と工数削減効果を紹介する.
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太田 智也, 長井 超慧, 大竹 豊, 紋川 亮, 三浦 由佳, 月精 智子
p.
3-4
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
正確な形状取得はものづくりにおいて、寸法評価や欠陥検出に役立ち、製品の品質保証に繋がる。X線CTスキャンは物体の内部形状を非破壊に得ることができるが、離散化誤差などにより要求精度を満たさない場合がある。そこで本研究ではCT値の勾配ノルムの勾配方向の微分値がゼロとなる点を表面上の点と定義し、高精度に物体表面を抽出することを提案する。実験により、従来法よりも高精度に表面を抽出可能であることを示す。
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沖田 祐樹, 大竹 豊, 谷田川 達也, 鈴木 宏正
p.
5-6
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
機械部品のX線CTを用いた非破壊検査において,投影枚数を減らすことは撮像時間の短縮に有効である.しかし投影枚数の少ない際に断層画像を復元すると,その完全な画像信号の再現が困難である.本研究では,少数投影時のアーチファクト等を補正する畳み込みニューラルネットワークを構築する.本研究により,アーチファクトの軽減が確認でき,さらに形状に関してもFBPとほぼ変わらない結果を出力することに成功した.
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楊 一凡, 大竹 豊, 谷田川 達也, 鈴木 宏正
p.
7-8
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
Inspection of 3D prints using 3D scanners becomes important as the range of applications of 3D printing becomes greater. Since the typical 3D printing is layer-by-layer manufacturing, a layer-by-layer inspection is intuitive for 3D prints. However, the posture of the object in the scan data is unknown, so we need to estimate the build direction first to locate the positions of layers. In this research, we use X-ray computed tomography to investigate the geometric features of the 3D print made by Fused Deposition Modeling and provide a method to estimates the build direction of 3D print based on the features. A rough estimate of the build direction is obtained first based on the complete shape. Then, we remove the unpredictable parts of the 3D print based on the rough estimation and achieve accurate estimation based on the remaining parts. By checking the slices perpendicular to the estimated build direction, a layer-by-layer inspection is achieved where the user can investigate the interior structure of the 3D print. The proposed method lets the build direction can be estimated only based on the scan data, which makes the layer-by-layer inspection available for 3D prints without prior knowledge (e.g., CAD model).
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Wang Siqi, 谷田川 達也, 鈴木 宏正, 大竹 豊
p.
9-10
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
さまざまな繊維強化複合材料の中で、ランダムに配向した短繊維(Random Chopped Short Fibers: RaFCs)は、製造の容易さ、複合材料の形状の柔軟性、および軽量で高剛性であるといった優れた材料特性により、最も一般的な複合材料である。RaFCsのこれらの特性は、複合材料内の繊維の長さと分布に強く影響される。X線透過画像のみを使用して個々の繊維の長さと位置を区別することはその必要性を高めつつあるが、繊維の長さと分布をすることは依然として困難である。主な問題は、繊維の幅が一定でないことと、繊維が幾度にも重なり合うことである。以上の問題を解決するために、本報告では、繊維として人間の髪の毛を用いて繊維をトレースし位置を決定する、決定する新たなソフトウェアシステムを提案する。 RaFCsに以前の方法を適応するために、本システムは従来のガボールフィルタを拡張する。さまざまな繊維形状に適合するように局所的に最適なパラメーターの組み合わせを探る。この最適化されたフィルターを使用すると、RaFCsの個々の繊維の位置と方向をより堅牢に抽出することができる。次に、常微分方程式の初期値問題を解くことにより、個々の繊維をトレースする。本手法では繊維の交差点で発生する誤トレースを回避するために、最初に繊維の交差しない部分のみをトレースする。その後、端点の近接度と方向を使用して交差点によって途切れた繊維同士を接続する。さまざまな繊維試料での実験を行い、繊維トレースの安定性と繊維長計算の頑健性を示した。本システムは、X線Talbot-Lau干渉計によって撮影された炭素繊維強化熱可塑性樹脂 の複雑に折り重なった繊維のX線放射線画像に対しても適切に機能することが分かった。
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五月女 絢音, 金井 理, 伊達 宏昭, 須藤 英毅, 小甲 晃史, 安倍 雄一郎, 森平 泰, 種市 洋
p.
11-12
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
成人脊柱変形の手術では,現在,手術中に外科医が患者個々の脊柱変形状態に合わせチタン製矯正ロッドを曲げ加工しているが,ロッド表面へ傷が生じ疲労寿命が減少する問題がある.これを解決するため,本研究では多数の矯正ロッド曲線形状をCT計測し,形状が類似するいくつかの曲線形状グループをICPと階層クラスター分析で同定し,グループ毎に予め曲げ加工された標準プリベントロッドの曲線形状設計を行った.
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小林 香穂, 青山 英樹
p.
13-14
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
アパレル産業では、製造工程におけるデザイナ・パタンナの負担を軽減し、時間とコストを削減して最終的な商品の状態を把握するために、布の種類や素材の違いを反映した着装シミュレーションが必要とされている。本研究では、現場に導入可能な小型で簡易に測定できる方法により織物の機械特性を測定し、その測定値に基づいて静的・動的なリアルな着装シミュレーションを実現した。また、結果の定性的・定量的評価を行った。
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三浦 憲二郎, Gobithaasan R.U., 關根 惟敏, 臼杵 深
p.
15-16
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
これまのでBezier 曲線の拡張は,複数セグメント間の接続を強く意図しており,たとえば,始点と終点での接線や曲率連続性を独立に保証するために(必要に応じてさらに形状制御パラメータを追加して)4 個の制御点によって曲線を定義することが主流である.この研究動向に反してκ-曲線では端点ではなく曲線上1 点での曲率極値の位置を制御するために,3 個の制御点より定義される2 次Bezier 曲線を用いている.本研究では次数を上げることで曲率極値を大きさを制御する方法について提案する.
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松田 善介
p.
17-18
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
世界の多くの設備保全団体では、設備を資産(アセット)とみなし、ライフサイクル全体で最大限の価値を生み出していこうとする動きが強まってきている。GFMAM (The Global Forum on Maintenance & Asset Management)という国際フォーラムは、そのような流れを世界的に推進してきており、日本プラントメンテナンス協会も加盟している。その活動の概要と、具体的活動事例として、「メンテナンスフレームワーク」について議論してきた事を紹介する。
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於本 裕之介, 西野 慎哉
p.
19-20
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
近年環境問題への意識の高まりにより脱炭素化に向けた取組みが進んでいる。工作機械に関しても2018年より高効率化に向けた設計、測定手順に関する規格ISO14955が策定されており、今後工作機械関連の技術を開発する上で無視できない規格となっている。本稿では、ISO14955に準拠した工作機械のエネルギー測定を行う。測定結果より、冷却装置等周辺装置における消費エネルギー比率が大きいことがわかった。
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近藤 伸亮
p.
21-22
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
個々の人工物がライフサイクルを通じて所期の機能を発現するためには、相互作用する人工物や個人の個体差に適応して自己の機能を発現・調整することが不可欠である。本研究では、近年普及しつつあるCyber Physical System(CPS)を用いることで、個体差を考慮して様々な人工物システムの機能、振る舞い、構造をライフサイクル全体を通じて適応的に設計・実現する「CPS援用人工物システム」設計手法のフレームワークを提案する。
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東南アジアを対象とした事例分析
木下 裕介, 小野塚 颯太, 松本 光崇, 小島 道一, 梅田 靖
p.
23-24
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
持続可能なものづくりの実現に向けて、あるべき生産者と消費者の関係性に焦点を当てた「持続可能な消費と生産」の考え方が注目を集めている。一例として、シェアリングサービスによるモノの所有から使用への転換が挙げられる。本講演では、持続可能な消費と生産のビジョンを作成するためのアプローチとして、参加型バックキャスティングを用いたシナリオ設計手法を提案する。東南アジア地域を対象とした事例分析の結果を示す。
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田内 大悟, アランサリ ショーグ, 廣垣 俊樹, 青山 栄一, 野辺 弘道
p.
25-26
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
日本全国に異常繁殖した竹による生態系や土壌への影響が問題となっており,竹を有効活用する方法が考えられている.本研究では,マシニングセンタにより竹の組成を損なわずに抽出した竹繊維を加圧・加熱することで,竹繊維100 %の自己接着成形体を作成できる.本報では,熱拡散率を簡易的に実測して,シミュレーションから成形時の内部伝熱の様子を調べた.また,成形時間を変化させ,内部伝熱と機械的特性の関係を考察した.
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宮地 奈央, 廣垣 俊樹, 青山 栄一, 中川 正夫, 野辺 弘道
p.
27-28
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
本研究は,新素材の歯車の開発において,持続可能で再現性のある天然素材を開発することを目的としている.マシニングセンタで竹繊維を抽出し,ホットプレス機を用いてベベルギヤに成形した.繊維抽出の切削条件や成形条件の変化の影響から繊維補強効果により繊維長さがモジュールの約半分の場合に曲げ強度が最大になることがわかった.さらに,駆動には表面の摩耗がより小さい竹繊維(Small)が適していることがわかった.
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サプライチェーンのモデル化
青木 隼人, 妻屋 彰
p.
29-30
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
内示生産方式はサプライチェーンにおける上流企業の負担軽減を目的としているが,確定注文とのずれや市場の急激な変化などの外乱への対応に課題がある.本研究は外乱に即応する内示生産方式をとるサプライチェーンの実現を目指す.本報では内示,確定注文および生産・在庫実績の情報の流れについて各情報の受発注タイミングを考慮したサプライチェーンモデルを構築し,解析シミュレータを試作した.
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リードタイムの考慮
藤井 信忠, 渡邉 るりこ, 國領 大介, 貝原 俊也, 金澤 宏篤, 新村 猛, 福間 義行
p.
31-32
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
リース業では限られた資源で多様な顧客ニーズに対応するために,在庫を複数拠点間で共有し,有効活用する取り組みが求められている.本研究では需要の変動に対応しながらコスト削減を実現できる在庫管理手法の提案を目的とし,前報ではその第一歩として実データをもとにした在庫配置の最適化について報告した.本報では,拠点間の輸送リードタイムを考慮した最適化手法について報告し,計算機実験によりその有効性を検証する.
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稲垣 泰, 三竹 祐矢, 辻 彩英子, 下村 芳樹
p.
33-34
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
製品サービスシステム(PSS)を社会に適切に実装するには,設計段階において生じ得る障壁を予測し,対策を講じることで社会受容性を高めることが必要である.一方で,生じ得る障壁を予測するためには,設計するPSSの特徴と生じ得る障壁の関係性を把握する必要がある.本稿では,文献調査に基づくPSSの実装障壁の把握と,さらにそれらをPSSの属性と関連付けることによる,PSSの実装障壁の体系化方法を検討する.
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DGAを用いた実問題への適用
渡邉 るりこ, 藤井 信忠, 國領 大介, 貝原 俊也, 入江 恭平, 柳田 賢史, 原田 賢一
p.
35-36
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
献立計画とは,料理・食品の組み合わせ,一人分の適量,調理法などの基礎知識をもとに、安全性,経済性を考慮して管理栄養士が作成する高度な仕事である.人手不足が問題視されている管理栄養士の負担を軽減するため、献立作成の支援を行う.本稿では、管理食よりも制約が多く複雑な問題である社員食堂を対象とし、DGAを用いた献立計画手法を提案する.管理栄養士の作成するメニューとの比較により,提案手法の有効性を検証する.
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堂野 将幹, 島田 拓実, 諏訪 晴彦
p.
37-38
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
昨今の機械加工では,マスカスタマイゼーションに対応する多軸工作機械群を中心とするFMSの導入が望まれている.その生産性を高めるには,多種・多数の切削工具を管理する技術の導入が不可欠となる.本研究では,使用頻度と導入初期費用に基づく工具の使用コストを定義し,工具使用コストと工作機械群の負荷平滑化の同時最適化モデルを提案する.数値実験により,提案モデルの妥当性と,使用コストと生産性の関係性を明らかにする.
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貝原 俊也, 藤井 信忠, 國領 大介, 村上 亘, 梅田 豊裕
p.
39-40
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
外注利用を含む受注生産型機械製造工場において,納期遵守を目指しながら製造コストを抑える生産計画の立案に向け,我々は,適切な機械稼働台数設定による工場内負荷調整法について研究を進めている.本稿では,目的関数を納期遅れと製造コストの線形加重和とする最適化問題として定式化を行い,適切な外注の利用頻度並びに稼働機械台数の設定を可能とする新たな手法を提案し,計算機実験により特性解析を行う.
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三竹 祐矢, 村岡 直樹, 筒井 優介, 下村 芳樹
p.
41-42
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
設計とは不確実性低減の過程であり,設計者は自身が認識する不確実性に基づきその設計行為を決定する.信念や知識が異なる複数主体が参画する共同設計では,各主体の理解と認識が一様でないことが不確実性を非単調に変動させるため,設計を共同で進める上では,設計参画者による健全な合意形成のもとで設計を進行する必要がある.本稿は,設計における不確実性に係る調査を介して,設計における不確実性の対処法について考察する.
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AutoEncoder + LOFモデル
村越 智弘, 周 立波, 押田 泰佑, 小貫 哲平, 尾嶌 裕隆, 清水 淳, 金子 和輝
p.
43-44
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
従来のルールベースによる異常検知の限界や,機械学習モデルを構築するときに必要な異常時データの不足,特徴量抽出などの問題に対する異常検知モデルとして,機械学習(オートエンコーダによる特徴量の自動抽出とLOFによる異常検知)を用いたモデルを提案する。モデルの検証として,擬似的な正弦波を用いた検証を行い,異常検知の精度から最適なモデルの導出等について検討し,実際の生産分野への適用を目指す.
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マナワドゥ ウダカ アヤス, 成瀬 継太郎
p.
45-46
発行日: 2021年
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
Throwing is one of the most impotent activities in day-to-day life and for sports. This research focuses on developing a motion tracking system for detecting and analyzing short distance throwing motions and analyze the accuracy. Intel Realsense D415 camera was used as depth camera hardware. Nuitrack Software Development Kit combined with Open CV written in C++ was used to track skeleton position accurately. A simple throwing task is given to eleven volunteers to evaluate the accuracy of the system. The throwing task was to throw a tennis ball into a wastepaper bin by using the dominant hand. Distance of 1.5, 2, 3, 4 meters was given to each person to throw the ball accurately fifteen times per one distance. A tennis ball integrated with a touch sensor and a Bluetooth module was used to measure the ball's releasing point. For each throw, the shoulder angle and angular velocity of the ball releasing point were taken. The data collected and the data calculated by a mathematical model were compared to check whether the system is giving accurate data. Statistical analysis was done to measure the accuracy of the system.
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春井 海翔, 大江 亮介, 川上 敬, 真田 博文
p.
47-48
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
楽曲を用いたイベントでは,曲の盛り上がりの部分であるサビ等の楽曲構造に合わせて演出を構成する必要がある.著者らはk-means++を用いた楽曲構造の自動検出を試みたが,十分な精度を得ることができなかった.そこで本稿では,楽曲データを一定小節に区切り,LSTMを組み合わせて楽曲構造の自動検出を行う手法を提案する.またk-means++法を用いて検出する従来手法との精度比較を行う.
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大江 亮介, 川上 敬
p.
49-50
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
深層学習を用いた3Dキャラクターの身体動作の自動生成について報告を行う.身体動作の生成に用いる元データは,モーションキャプチャデバイスであるKinectを用いて計測する.これらのデータを用いてネットワークの学習を行い,状況に応じた適切な身体動作の生成を行う.ネットワークには身体動作の連続性を保つための時系列情報のほか,現在のモードに関する情報を入力し,指定したモードの身体動作を生成可能とする.
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川上 将矢, 福丸 浩史, 林 朗弘
p.
51-52
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
多くの産業ロボットに利用されるシリアルリンク機構のロボットアームに比べ,パラレルリンク機構のロボットは複数のモータの出力を一点に集中することができるので大きな推力を出すことが期待できる.しかし,パラレルリンク機構は運動特性の解析が難しく,実用化の例が少ない.本研究では,パラレルリンク機構の一つである球面アクチュエータを対象とし,その機構のトルクの特性を解析する.
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丁 声而
p.
53-54
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
射出成形時における樹脂の熱分解からガスが発生する。その熱分解ガスは射出成形中様々なトラブルの元になる。その熱分解ガスを精密に評価可能なシステムを考案した。その手法を用いて、熱分解ガスの発生メカニズムについて研究を行った結果を発表する。
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金城 寿, 髙坂 裕顕, 福島 祥夫
p.
55-56
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
近年,様々な分野の樹脂化に伴い,高品質な製品が求められており成形不良対策の研究が進められている.その中で射出成形時に発生する外観不良や強度不足の原因の一つであるウェルドラインを,水素の加減圧による水素吸蔵合金の反応熱で金型加熱冷却し不良対策を行った.本論文では,反応熱での加熱冷却によるウェルドラインの外観・引張荷重の改善結果を報告する.
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新川 真人, 稲岡 祐太, 古本 達明, 岡田 将人, 古木 辰也, 山下 実
p.
57
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
粉末床溶融結合法によるマルエージング鋼造形物の変形量を推定するため,伝熱-構造連成解析を実施した.伝熱解析では,要素間の熱伝達係数を実験的に算出することによって複数の層を積層する過程を模擬した.計算結果を造形直後の造形物上面温度の実測結果と比較したところ,その差は最大で10℃程度であった.また,その結果を用いて構造解析を行った結果,造形物の変形量とその方向は実測結果とほぼ一致した.
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宮嶋 瞭, 廣垣 俊樹, 青山 栄一, 児玉 紘幸
p.
58-59
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
本報では,ラジアスエンドミルのカタログを用いて各社カタログの共通する切削条件を見つけるため, k-means法とMICによる階層型クラスタリング,ランダムフォレストを用いて切削条件を予測した.予測した切削条件とカタログ記載の切削条件による切削実験をおこない,切削抵抗を比較した.その結果,訓練データと検証データが異なる場合でも,安定した切削可能な条件を算出可能であることが確認できた.
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西田 勇, 白瀬 敬一
p.
60-61
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
3次元CADモデルのSTLデータは,モデル表面を表現する三角メッシュの頂点座標と法線ベクトルのみのデータである.汎用性が高い反面,CAMで利用する場合にはCADモデルの幾何情報が欠如しており,加工領域の決定に使用される加工フィーチャの抽出が困難である.本研究では,CADモデルのSTLデータから加工フィーチャを自動で抽出する方法を提案し,さらに抽出した加工フィーチャから工具経路を自動で生成できることを示した.
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磯崎 大地, 乾 正知
p.
62-63
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
NC加工の幾何的な切削加工シミュレーションでは,工作物形状を座標軸に平行な線分群で表現するデクセルモデルが用いられる.この処理では,工具掃引立体と半直線の交点計算が繰り返し行われるが,これは3次元CGでのレイ・トレーシング処理と類似している.レイ・トレーシング処理の高速化を目的に,GPUにRTコアと呼ばれる専用プロセッサが搭載されるようになってきた.幾何的な切削加工シミュレーションを,RTコアを利用してハードウェア処理する手法を開発したので報告する.計算実験により本手法の有効性を確認した.
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大木 直, 乾 正知
p.
64-65
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
機械設計では部品に適切な厚みを指定することが重要である.3次元CAD用の従来手法では,立体表面の各点に厚みを定義するため,部品内部の厚み分布が把握できないという問題があった.この問題を解決する新手法として,我々は立体内部の各点に厚み値を定義する体積的な厚みを提案している.本手法では厚み値を定義する点が増加するため,厚み評価に多大な時間を要するという問題があった.多面体モデルの体積的な厚み値を高速に計算するアルゴリズムを開発したので報告する.計算実験によりアリゴリズムの有効性を検証した.
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tool-workpiece engagement analysis and acceleration based on GPGPU
張 同, 小野里 雅彦, 田中 文基
p.
66-67
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
In general machining process representation methods, three-dimensional (3D) geometric models and its motion according to time series information are commonly used to represent dynamic machining. But the tool-workpiece engagement determination based on 3D geometric models is not flexible enough, for high accuracy it needs huge amount of discrete data to get the result which decreases the efficiency. In the study, we propose a system to represent tool-workpiece engagement situation of dynamic machining process by four-dimensional (4D) geometric model based on Spatio-Temporal space. For analyzing the tool-workpiece engagement in Spatio-Temporal space, “T-map approach” is used. The T-map is defined as segments along T-axis in Spatio-Temporal which extend from different grids of subdivided 3D workpiece model to the tool-occupied region (TOR). Lengths of T-map segments refer to when the material in corresponding grid is removed by the tool. The core of the T-map approach is to determine whether the T-map segment and the tetrahedron in TOR intersect and return the length of the T-map segment. Checking process of all segments and tetrahedrons requires a lot of computing resources. Therefore, parallel processing based on GPGPU is introduced for accelerating repeated computing process in T-map.
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南雲 拓真, 重田 航平, 花井 大輝, 増田 宏
p.
68-69
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
三次元点群の深層学習を行うには,大量の訓練データが必要となる.しかし,現実には,大量のラベル付き点群データの作成は困難である.一方で,CADモデルから作成した点群によって訓練した識別器では,実測点群に対する識別性能が劣化するという問題がある.そこで本研究では,CADモデルから生成した学習データを用いて訓練を行い,実測点群に対する識別精度を向上させる手法について検討する.
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HDF5を用いた橋梁情報モデルデータと時系列点検情報の系統的な保持
江種 鋭二, 田中 文基, 小野里 雅彦
p.
70-71
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
近年,橋梁などの土木構造物の維持管理に対し,ICT技術を用いて効率化する動きが盛んである.本研究では,変状情報を含めるためにBIM国際標準を拡張した橋梁維持管理情報モデルを提案し,点検現場で使用するためのweb配信システムを開発する.本報では,橋梁情報モデルデータ,橋梁3Dモデルデータ,時系列点検情報を系統的に保持するため,HDF5階層的データフォーマットを用いたデータ保持方法を提案する.
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峯村 晃平, 増田 宏
p.
72-73
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
MMSデータからの物体認識では,これまでいくつかの地物を対象とした手法が提案されてきた.しかし,物体ごとに専用のアルゴリズムが必要で,多様な物体への適用は難しかった.そこで,MMSデータから物体認識を行う,より汎用的な手法について検討する.本研究では,点群を連結した小領域に分割し,それに対応する画像群を算出することで,画像と点群を組み合わせた物体検出を行う手法を提案する.また,評価結果についても報告する.
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川崎 春菜, 山本 恵里佳, 青木 智子, 増田 宏
p.
74-75
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
点群データから,対象物の寸法を正確に算出することは重要である.しかし,従来のマルチビュー・レジストレーションでは,広範囲での正確なレジストレーションは困難であり,レジストレーション誤差により寸法を高精度に得られない箇所が発生する.本研究では,広範囲の森林の点群を例題として考え,点群から検出した樹木ごとにレジストレーションを高速に補正することで,胸高直径を高精度に算出する手法を提案する.
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坪岡 航平, 金井 理, 伊達 宏昭, 新名 恭仁, 本間 亮平
p.
76-77
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
近年,撮影効率性の点から,動画入力によるSfM-MVS再構築の機会も増えている.しかし,動画から一定間隔で静止画を切り出すと,画像数が過剰になりやすく再構築処理が非効率となる.そこで本研究では,動画からの効率的なSfM-MVS再構築のため,再構築に必要十分な静止画フレームを動画内から適応的に選ぶキーフレーム選択手法を提案する.本手法は,画像間の特徴点の類似性条件と,対象物までの深度条件を組み合わせてキーフレームを選択する.橋脚撮影動画に対し,提案手法を適用し、その効果を検証した.
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河﨑 浩大, 峯村 晃平, 増田 宏
p.
78-79
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
既存の形状再構成手法は,完全な点群を用いた現実的な3Dモデル作成が可能であった.しかし,送電鉄塔のような大型構造物の完全な点群を得ることは非常に困難であり,不完全な点群を用いたモデリング手法が求められている.また大型構造物を構成する部材間には,幾何制約や接続方法に関する規則性といった様々な関係が存在している.そこで本研究では,不完全な鉄塔点群からの部材間の関係を考慮した形状再構成手法を提案する.
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MRデバイスを用いた点群MR表示システムの開発
大野 健太, 伊達 宏昭, 金井 理
p.
80-81
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
本研究は,環境3次元レーザ計測支援を目的とし,計測作業者が未計測箇所や計測点群品質を迅速に確認可能とするための,MRデバイスを用いた点群MR表示の実現を目指す.本報では,MRデバイスのToFセンサから取得された点群と既計測TLS点群を用いたTLS点群内での大域的初期位置姿勢推定法,ならびにTLS点群品質のMR表示法を開発し,MRデバイスの自己位置トラッキング機能を利用した点群MR表示システムを構築する.
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点群計測のための経路計画
細田 大貴, 石川 貴一朗, 増田 宏
p.
82-83
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
近年,レーザスキャナの性能の発展により,点群計測は現況の3次元情報を忠実に得ることができるようになった. しかし,点群計測を多頻度で行うことは,計測に熟練した人員が必要なことや計測に時間がかかるという問題がある.ロボットが自動で点群を計測することができれば,多頻度での計測が可能になると考えられる. 本研究では,最適な計測を行うための経路を算出する手法を提案する.
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下はざ 渉, 金井 理, 伊達 宏昭
p.
84-85
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
3次元レーザ計測から部分構造に分割されたソリッドモデルを再構成する技術は,CADデータのない構造物の点検情報管理用モデルを生成するために重要な技術である.このため本研究では,橋梁3次元計測点群から既にセグメンテーション済みの部分構造点群に対し,その部分構造毎のソリッドモデルを自動生成するため,深層学習に基づいた部分点群セグメンテーションと寸法フィッティング手法を考案する.
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山本 久嗣, 西田 均, 大澤 諭司, 茶木 智勝, 百生 登, 島田 邦雄
p.
86-87
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
磁気混合流体に磁場と電場の同時印加による円筒内面に対する精密加工の基本特性を調べた.工具はスペーサを挟んだ2個のリング状永久磁石で構成され,電場は2個の永久磁石間に印加される.実験では加工除去量と表面性状,電流に及ぼす電場強度の影響が調べられた.本研究により磁気混合流体を用いた精密加工における電場印加の効果が確認された.
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谷 海洋, 楊 旭, 楊 暁喆, 川合 健太郎, 有馬 健太, 山村 和也
p.
88
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
陽極酸化を用いたスラリーレス電気化学機械研磨は,高能率かつ低コストのため,SiCウエハの研磨にとても有望な技術である.ウエハの平坦化においては砥石とウエハの相対運動が大きく関係する.本報では,砥石とウエハの相対運動を改善し,酸化物除去の均一性が最も高くなる研磨パラメータをシミュレーションにより検討し,ECMP装置の改良のための指針を得た.
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難加工金属の平滑化への適用
辻 淳喜, JIA Pengfei, 村田 順二
p.
89-90
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
チタンや銅,ニッケル等の金属は優れた機械的特性や物理的特性を持ち,自動車や航空宇宙,電子,医療と幅広い業界で利用されている.高品質,高性能な部品への応用には表面の精密研磨が必要である.現在,これらの金属の表面研磨には強酸等を含む多くの薬液が使用されており,環境負荷の低減が課題である.そこで本研究では,高分子電解質を含むパッドを用いて加工物表面を電解させて研磨を行うことで薬液使用の削減を試みた.
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門田 紳司, 村中 紘輝, 村田 順二
p.
91-92
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
磁気援用研磨法は磁場により加工物への作用砥粒を増加させることが可能である.しかし,従来の砥粒は非磁性であることが多いためMRFやMCFスラリーを用いた加工であっても,せん断力や遠心力で砥粒と磁性粒子の分離が発生するという課題がある.本研究では強磁性体であるカルボニル鉄粉(CIP)表面の化学組成を制御したCore/Shell型磁性砥粒を提案した.Core/Shell型磁性砥粒で研磨加工を行った結果,Shell部の組成に大きく影響されることが確認された.
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川久保 英樹, 佐藤 運海
p.
93-94
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
本研究では,電解水を加工液として用いて,砥粒は使用せずに磁気粒子ブラシのみの擦過作用によって表面改質を行う.本報では,溝面加工に対して,変動磁場と静磁場の違いが,表面加工特性(除去量・表面粗さ・表面残留応力)に及ぼす影響と,その加工メカニズムを検討した.
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邢 百軍, 鄒 艶華
p.
95-96
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
The EMAF (Magnetic Abrasive Finishing combined with Electrolytic) process was proposed in order to improve the finishing efficiency of traditional MAF (Magnetic Abrasive Finishing) process. For the purpose of making EMAF process more widely used in industry, the machining mechanism of the EMAF process for finishing Aluminum Alloy A5052 has been discussed in this paper. In the experimental part, firstly the finishing effect of electrolytic reaction and MAF process in EMAF process are explored respectively. Then the compound EMAF processing experimental is conducted. The processing stability of the EMAF process is evaluated by the measured processing current value curve. By adjusting the amount of iron powder to improve the EMAF processing stability, and the occurrence of short circuits can be avoid effectively. In this study, the best experimental results were obtained when using the electrolytic iron powder of 330 μm (in mean diameter) and the amount of 0.5 g.
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謝 恵君, 鄒 艶華
p.
97-98
発行日: 2021/09/08
公開日: 2022/03/08
会議録・要旨集
フリー
In order to achieve the finishing of micro complex surface, a magnetic abrasive finishing process using an alternating magnetic field is proposed. In the alternating magnetic field, the periodic change of the current will cause the magnetic cluster to fluctuate up and down, which can not only continuously mix and update the abrasive particles, but also periodically adjust the shape of the magnetic cluster to better fit the surface of the workpiece. In this paper, the influence of the combination of alternating magnetic field and static magnetic field on the magnetic field and magnetic cluster is analyzed. The feasibility of this method for finishing micro complex surface is investigated. Through the observation of magnetic cluster, it is found that in the combined magnetic field, the fluctuation amplitude of magnetic cluster increases. At the same time, through the measurement of magnetic flux density, the combined use of alternating magnetic field and static magnetic field increases the magnetic flux density in the finishing area. The experimental results show that this method has the feasibility of finishing micro complex surface and has deburring effect.
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