山野研究紀要
Online ISSN : 2433-6424
Print ISSN : 0919-6323
21 巻
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  • 大野 淑子, 渡辺 聰子, 松梨 久仁子, 島崎 恒藏
    2013 年 21 巻 p. 1-9
    発行日: 2013年
    公開日: 2019/08/12
    研究報告書・技術報告書 フリー
    女性高齢者の立位・座位姿勢間における下半身各部位の寸法変化の特徴を若年成人女子と比較しながら検討した。本研究では、女性高齢者を健康で生活が自立した健常高齢者(グループ A)と、介護施設で何らかの支援を要する施設高齢者(グループ B)に分類した。主成分分析の結果から高齢者 A の体型は、若年女性と比較して、総合的大きさは小さいが、太り体型であった。若年成人女子と高齢者 A における立位から座位への姿勢変化による身体部位に関する特徴では、ヒップと腹囲において比較的差が見られた。具体的には、腹囲(座位計測値/立位計測値)では高齢者 A の方が若年者よりいくらか高い程度だったのに対し、ヒップ(座位計測値/立位計測値)では若年者よりはるかに高く、また分布の幅も広かった。立位姿勢から座位姿勢に伴う下半身各部位の寸法変化は、両姿勢の間でいずれの項目も相関係数が総じて高く、回帰直線によって推定が可能である。このうちヒップと ”W.L.~外果” を除く各項目、すなわちウエスト、最前方突出囲(腹囲)、殿溝部大腿囲(大腿囲)、”W.L.~膝窩、”W.L.~膝蓋骨中点”については、若年者と高齢者 A ともに共通した回帰式を使用できる。またパンツ設計に特に重要な項目であるヒップと”W.L.~膝窩”に関しては重回帰式を求めたところ、若年者と高齢者 A では取り込まれる変数が異なった。これは両者の体型の相違を反映した結果と解釈される。一方、座位下半身部位データによる主成分分析から、若年者、高齢者 A、B の比較を行った。この主成分分析で、第 3 主成分は、”出っ腹の目立ちやすさ”を意味する主成分と考えられ、第 3 主成分が、高齢者 B のグループを特徴付ける重要な主成分であった。
  • 富田 知子, 武藤 祐子
    2013 年 21 巻 p. 10-15
    発行日: 2013年
    公開日: 2019/08/12
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本報告は美容総合学科 美容デザイン専攻 2 年で行う「美容芸術学」の授業報告である。報告は 15 回の授業の内前半 9 回と後半6回の内容を分けⅠ.Ⅱとして行う。報告Ⅰでは、美容的感覚の整理と演習を中心に、その方法と結果、Ⅱでは「ヘアメイクデザインプロセス」の実践から完成作品およびアンケート調査を基に、我々が目指す「美容芸術学」教育の授業目標の到達度の検証について報告する。「美容芸術学」は短大 2 年目後期に設定され、1 年後期に行われた「美容デザイン」で学習した基礎知識を元に進められる授業である。本授業は、美容師としての社会進出、専攻科芸術専攻への進学等を目の前にした時期にあたる。一年半をかけ身に着けて来た美容技術及び理論と、本学特有の美術教育で培った表現力を融合させることを目的としているが、短大の区切りとし社会に出ることを前提に、より実践的なヘアスタイルを題材に授業を進めた。芸術性を高めた造形的と言える美容芸術は、専攻科において確立されることを念頭に置いている。
  • 武藤 祐子, 富田 知子
    2013 年 21 巻 p. 16-23
    発行日: 2013年
    公開日: 2019/08/12
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本報告は美容総合学科 美容デザイン専攻 2 年で行う「美容芸術学」の授業報告である。近年、教育現場では「人材養成の目的」および「教育目標」の明確化が盛んに叫ばれているが、実技系はその授業形態から講義系と異なり、理解度や習得度の確認を授業と同時進行で確認できるシラバスおよび授業計画の作成が必要といえる。しかしながら、各学生によって技術力や表現力が異なるため、実際に理解度や習得度を確認することは困難な場合が多い。本報告はこのような問題点を考慮し、15 回の授業の内前半 9 回と後半 6 回の内容をⅠ.Ⅱと分け、Ⅱでは後半課題、モデル表現のための工程から完成した作品と学生アンケート調査を基に、我々が目指す「美容芸術学」教育の授業目標の到達度の検証について報告する。
  • 五十嵐 靖博
    2013 年 21 巻 p. 24-30
    発行日: 2013年
    公開日: 2019/08/12
    研究報告書・技術報告書 フリー
    批判健康心理学は健康心理学の主要なアプローチのひとつとされ、社会的要因の影響や権力関係を分析する批判心理学の視点を重んじている。それは健康や医療と個々人の心や主観性に関わる問題に取り組み、健康心理学を推進している。批判健康心理学が依拠する価値観や認識論などの哲学的立場やその研究の実際を、国際批判健康心理学会の活動と同学会第 7 回大会から報告する。
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