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森林総合研究所研究報告
Online ISSN : 2189-9363
Print ISSN : 0916-4405
ISSN-L : 0916-4405
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巻号一覧
23 巻 (2024)
1 号 p. 1-
22 巻 (2023)
4 号 p. 191-
3 号 p. 109-
2 号 p. 43-
1 号 p. 1-
21 巻 (2022)
4 号 p. 247-
3 号 p. 195-
2 号 p. 91-
1 号 p. 1-
20 巻 (2020 - 2021)
4 号 p. 263-
3 号 p. 147-
2 号 p. 69-
1 号 p. 1-
19 巻 (2020)
4 号 p. 331-
3 号 p. 221-
2 号 p. 115-
1 号 p. 1-
18 巻 (2019)
4 号 p. 345-
3 号 p. 275-
2 号 p. 195-
1 号 p. 1-
17 巻 (2018)
4 号 p. 305-
3 号 p. 217-
2 号 p. 117-
1 号 p. 1-
16 巻 (2017)
4 号 p. 213-
3 号 p. 143-
2 号 p. 61-
1 号 p. 1-
15 巻 (2016)
4 号 p. 91-
3 号 p. 59-
1-2 号 p. 1-
14 巻 (2015)
4 号 p. 193-
3 号 p. 125-
2 号 p. 73-
14 巻, 4 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
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荒廃熱帯林の修復には、景観レベルの順応的管理とガバナンスの改善が必要
藤間 剛
2015 年 14 巻 4 号 p. 193-200
発行日: 2015年
公開日: 2019/03/20
DOI
https://doi.org/10.20756/ffpri.14.4_193
研究報告書・技術報告書
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気候変動の緩和、生物多様性保全、地域の人々の生計向上など、森林の役割に対する認識の高まりを受け、大面積の荒廃地を短期間で森林に復元するという国際目標が設定されている。熱帯での森林修復活動は、長きにわたり行われてきたが、従来の森林修復活動は、森林が失われた場所に樹木を植栽すること自体が重視され、失敗に終わったものが多かった。このような失敗を踏まえ、別々の目的をもつ複数の植栽地と他の土地利用をも含めたランドスケープレベルでの取り組み「森林景観復元」が行われるようになった。そして、長期にわたる順応的な管理とガバナンスの改善の必要性が指摘されている。しかしながら熱帯発展途上国の多くでは、人口増、経済開発、国際的な原料需要の増大など、森林破壊要因への対処は、いまだ十分ではない。このようなことから、荒廃地の森林景観復元はガバナンスの改善を含む森林破壊要因への対処がなされているところから始めるべきこと、また大面積森林復元目標に対応するために拙速な植栽活動を行うのは厳に慎むべきことを、提言する。
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(707K)
関東地方の窒素負荷量の異なる2地域における4樹種の窒素炭素安定同位体比と葉の性質
稲垣 善之, 稲垣 昌宏, 橋本 徹, 金子 真司
2015 年 14 巻 4 号 p. 201-208
発行日: 2015年
公開日: 2019/03/20
DOI
https://doi.org/10.20756/ffpri.14.4_201
研究報告書・技術報告書
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4樹種(スギ、ヒノキ、落葉広葉樹2種)の葉の特性を関東地域の筑波試験地(窒素負荷の多い地域)と桂試験地(窒素負荷の少ない地域)で比較した。スギでは生葉窒素濃度に差が認められなかったが、他の3樹種では生葉窒素濃度は筑波試験地で桂試験地よりも高かった。ヒノキと落葉広葉樹では葉面積当たりの重量は、筑波試験地で桂試験地よりも小さかった。葉面積当たりの窒素量の試験地間の傾向は樹種によって異なっていた。落葉前の窒素引き戻し率は、スギでは つくば試験地で桂試験地よりも低いが、他の3樹種では試験地間で差は認められなかった。4樹種の葉の窒素同位体比は筑波試験地で桂試験地よりも高かったが、葉の炭素安定同位体比は試験地間で差は認められなかった。これらの結果より、窒素負荷が葉の性質に及ぼす影響は樹種によって異なっており、筑波試験地のスギは他の3樹種よりも窒素飽和の進んだ状態にあることが示唆された。
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(597K)
羊ヶ丘実験林気象観測露場40年の記録
溝口 康子, 山野井 克己
2015 年 14 巻 4 号 p. 209-218
発行日: 2015年
公開日: 2019/03/20
DOI
https://doi.org/10.20756/ffpri.14.4_209
研究報告書・技術報告書
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羊ヶ丘実験林は林業試験場北海道支場 ( 現 国立研究開発法人 森林総合研究所北海道支所) が札幌市豊平区羊ヶ丘の現在の場所に移転するにともない整備され、1973年7月から露場による気象観測も開始された。苗畑の管理などに使用するための観測であることから、一般的な気象観測に比べて精度維持にあまり労力はかけられてこなかった。しかし、多くの気象庁の観測地点の周辺では都市化が進行しているため、観測開始から周辺環境が緑地で40年以上その状態が保たれている観測点は少なく、都市化の影響が少ないと思われる地点での気象観測データは貴重であることから、40年間のデータをとりまとめた。対象期間の気温、水蒸気圧および年最大積雪深の平均はそれぞれ7.5 ℃、9.6 hPa および98 cm だった。通年観測できた年の平均年降水量は952 mm だったが冬季を中心に過小評価している可能性が高い。風速は露場周辺に植林された樹木の樹高成長の影響を受け、徐々に低下した。
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