痛風と核酸代謝
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Print ISSN : 1344-9796
35 巻 , 2 号
痛風と核酸代謝
選択された号の論文の23件中1~23を表示しています
総説
原著
原著 1
  • 大田 祐子, 土橋 卓也
    2011 年 35 巻 2 号 p. 169-174
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/14
    ジャーナル フリー
    高尿酸血症の病型を分類することは,患者個人に合った治療法を選択する上で有用であるが,24時間法や60分法による評価の実施は容易ではない.そこで簡便法としての随時尿中尿酸/クレアチニン(UUA/UCr)の有用性について検討した.利尿薬または尿酸降下薬服用者を除く外来高血圧患者1067名を対象に24時間家庭蓄尿により尿酸動態を評価した.さらに蓄尿と随時尿中UUA/UCrの評価を行った177名において,両方法に基づく高尿酸血症の病型分類について比較検討した.24時間蓄尿により高尿酸血症合併高血圧患者の92%が尿酸排泄低下型と判定された.高血圧患者,高尿酸血症合併高血圧患者のいずれにおいても蓄尿で産生過剰型と判定された例で24時間蓄尿中UUA/UCrが0.5未満を示した例はなかった.一方,随時尿実施者においても,随時尿中UUA/UCr が0.5未満を示した例の99%が蓄尿による評価で尿酸排泄低下型を示した.蓄尿中UUA/UCrは随時尿中UUA/UCrと有意な正の相関を認め(r=0.42, p<0.01),両方法に基づくUUA/UCr0.5をカットオフ値とした場合の病型分類の一致率は69.5%であった.高尿酸血症合併高血圧患者において随時尿中尿酸/クレアチニンに基づく病型分類は日常診療での薬剤選択の根拠となりうると思われた.
原著 2
  • 稲沢 克紀, 山岡 法子, 稲川 覚子, 安田 誠, 馬渡 健一, 中込 和哉, 久留 一郎, 金子 希代子
    2011 年 35 巻 2 号 p. 175-181
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/14
    ジャーナル フリー
    きのこ4種に含まれるプリン体をHPLCとLCMSを用いて測定し,プリン体プロファイリング(分子種別分類)を行った.はじめにHPLCを用いて,総プリン体(ヌクレオシド,ヌクレオチド,DNA,RNAを過塩素酸により塩基に加水分解)および遊離のプリン塩基(フリー塩基)を定量した.次にLC-MSを用いて23種類のヌクレオシド,ヌクレオチドを一斉分析して比較した.総プリン体の含量は塩基として算出しているため,LC-MS測定によって得られたヌクレオシド,ヌクレオチドの測定値を換算して,これらに由来するプリン塩基量を求めた.また,DNA・RNAとして存在するプリン体量は総プリン体量からフリー塩基量,ヌクレオシド,ヌクレオチド換算値を減算して求め,プリン体プロファイリングを行った.その結果,きのこ4種の総プリン体は15.6~37.9mg/100g,フリー塩基は0.2~2.4mg/100g,プリンヌクレオシド,ヌクレオチド由来は5.5~13.5mg/100g,DNA・RNAとして存在するプリン体は6.4~24.1mg/100gであり,きのこ4種に共通してDNA・RNAとして存在するプリン体が最も多く含有されていた.
原著 3
  • 瀬戸 洋平, 谷口 敦夫, 山中 寿
    2011 年 35 巻 2 号 p. 183-188
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/02/14
    ジャーナル フリー
    関節超音波検査(US)は関節炎疾患においてその有用性が注目されており,痛風患者では微小痛風結節や関節軟骨表面に認めるdouble contour signといった尿酸ナトリウム塩(monosodium urate,MSU)結晶沈着を評価することが可能である。高尿酸血症の治療により画像的にMSU結晶の縮小を認めた痛風患者2症例を含め,東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターにおいて痛風の診断で1年以上の通院歴を有し,2009年7月から18ヶ月間にUSを施行した47名(男性46名,平均年齢54.8歳)につきMSU結晶所見の有無を検討した結果,罹病期間,通院期間,検査直近の血清尿酸値に関わらず結晶沈着の残存する症例が散見され,薬物療法のコントロール次第で過剰な尿酸プールは長期にわたり残存しうることが示唆された.USにより非侵襲的に尿酸プールの評価が可能であり,画像的にMSU結晶の残存を評価することで,より厳密に治療目標を定めた診療ストラテジーを実践することが可能となると思われた.
第44回 日本痛風・核酸代謝学会記録 1
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教育講演
受賞講演
シンポジウム 司会の言葉
シンポジウム イントロダクション
シンポジウム 1-1
シンポジウム 1-2
シンポジウム 1-3
シンポジウム 1-4
シンポジウム 1-5
ランチョンセミナー I
ランチョンセミナー II
イブニングセミナー
第44回 日本痛風・核酸代謝学会記録 2
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