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山崎 淳史, 原島 厚, 本多 宗曉, 長沢 悠子, 尾松 純, 長谷川 義朗, 新倉 美奈子, 俵木 勉, 山賀 谷一郎, 日比野 靖, ...
セッションID: P-53
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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試料保管時の水分が合着用グラスアイオノマーセメントのせん断強さに及ぼす影響について検討した.市販のグラスアイオノマーセメント試料を用い,水中浸漬,ヘキサデカンへの浸漬,乾燥状態で保管した後,せん断強さを測定し水分の影響を検討した.
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レザ ファザル, 玉置 幸道, 高橋 英和, 岩崎 直彦, 宮崎 隆
セッションID: P-54
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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マグネシアを耐火材とし石膏を結合材とする埋没材を試作した.練和液に硫酸カリウム水溶液を用いたときの基礎的物性について,検討したところ,興味ある知見が得られたので報告する.
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仲居 明, 後藤 真一, 小倉 英夫
セッションID: P-55
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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貴金属合金鋳造時の黒色化を防止するために、鋳型中の酸素濃度を低下させる目的で、4種の純金属粉末を埋没材に添加した。ボロンまたはアルミニウム粉末を添加した埋没材を用いると、貴金属合金鋳造体表面の黒色化を防止できることを報告した。今回は高温での鋳型を塩基性にするため、Mg(OH)SUB2SUBとCa(OH)SUB2SUBを埋没材に添加した。Mg(OH)SUB2SUBまたはCa(OH)SUB2SUBを添加した埋没材を用いると金銀パラジウム合金鋳造体の黒色化を防止することが分かった。また、Mg(OH)SUB2/SUB添加ととCa(OH)SUB2SUB添加の間には差が無かった。
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妹島 利行, 齊藤 仁弘, 林 純子, 西山 裕康, 下村 和則, 柴崎 貞二, 西山 實
セッションID: P-56
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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アルジネート印象材と歯科用硬質石こうおよび超硬質石こうとの組み合わせから得られたそれぞれの石こう模型の細線再現性および表面粗さを測定し,それらの適合性について検討した.その結果,以下の事柄が明らかとなった.アルジネート印象材と石こう模型材との組み合わせの相違によって,細線再現性と表面粗さの異なる模型が得られた.
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馬場園 健一, 高橋 英和, 岩崎 直彦
セッションID: P-57
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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陶材の表面処理としてシラン処理は重要であるが,シラン処理後の熱処理としてどのようなものが適切であるかは十分に明らかにされていない.そこで,シラン処理剤塗布後の熱処理条件が異なるガラス板にステンレス棒を接着させたときのせんだん強さを測定したところ,興味ある知見が得られたので報告する.
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徳永 涼, 高橋 英和, 岩崎 直彦, 黒崎 紀正
セッションID: P-58
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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最近,石膏系鋳型材を用いて熱圧入法可能なセラミックスシステム「セラエステ」が市販された.セラミックス修復物は,長期間装着することにより,破折が生じた症例が報告され,咀嚼による繰り返し応力で生ずる疲労特性について検討が必要である.そこで,本研究ではこの熱圧入型セラミックスの繰り返し疲労強度を測定したので,報告する.
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八田 みのり, 新谷 明一, 五味 治徳, 片桐 慎吾, 波多野 泰夫, 新谷 明喜
セッションID: P-59
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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レヤリングポーセレンは,高強度セラミックフレーム上に用いる専用ポーセレンとしてオールセラミッククラウンに使用され高い評価を得ている.本研究は,各種レヤリングポーセレンの諸性質を明らかにすることを目的とし,機械的強さ,熱膨張率,X線回折の測定および検討を行った.結果,レヤリングポーセレンは,破壊靭性について特に高い特性が認められたが,熱膨張率を考慮すると更なる検討の必要性が示唆された.
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瀧田 史子, 岩堀 正俊, 若松 宣一, 土井 豊, 都尾 元宣
セッションID: P-60
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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ガラスファイバー強化型コンポジットレジンのクラスプへの応用の可能性について検討した.ガラスファイバー強化型コンポジットレジンとして,エステニアC&B,EGファイバーセット(クラレ社製)のEGファイバーを用いた. クラスプ疲労試験,3点曲げ試験,弾性率試験,吸水試験を行った. クラスプ疲労試験において,99万回の負荷でも永久ひずみは生じなかった.3点曲げ強さは907.3±35.4MPaであり,金銀パラジウム合金の曲げ強さと比較しても十分な強度を有していた.弾性率は24.2±1.4GPaであり,吸水の影響はあまり認められなかった. 以上のことから,ガラスファイバー強化型コンポジットレジンは審美性に優れたクラスプへの臨床応用が可能であることが示唆された.
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宮坂 平, 岡村 弘行
セッションID: P-61
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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拡散反射測定によるレーザー変位計を用いて、近年、広く用いられるようになってきたフロアブル型コンポジットレジンの重合収縮を測定し、従来型のコンポジットレジンと比較検討した。
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安藤 進, 広幡 直志, 宮崎 真至, 黒田 隆, 細矢 由美子
セッションID: P-62
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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光重合型レジンを用いて変色歯や破折歯を希望する歯冠色に回復するには,layer法が有利と考えエナメル色,デンティン色,オペーク色などを構成する製品が市販されている。しかし,臨床の場でそれらを適切に組み合わせ希望する色調を表現するには十分な情報がなく,試行錯誤を繰り返し長時間を要する操作となっている。そこで今回,それらの光重合型レジンの色調安定性を色彩学的観点から検討した。
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増木 恒平, 野村 雄二, 柴田 暁輝, 平田 伊佐雄, 名原 行徳, 岡崎 正之
セッションID: P-63
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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歯科用レジンは幼少児期から口腔内に長期に渡って使用されることから,高い生体安全性が要求され,硬化後も構成成分の溶出が極力少ないものが望ましいとされている。しかしながら、内分泌攪乱化学物質や遺伝毒性が疑われる化学物質の溶出が報告されている。特に、ラジカルを発生する重合開始剤は、生体に重大な影響を与える可能性がある。そこで本研究では、重合開始剤が溶出しにくいコンポジットレジンの開発を行い、その物性について報告する。
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新倉 美奈子, 原島 厚, 倉持 健一, 山賀 谷一郎, 日比野 靖, 中嶌 裕
セッションID: P-64
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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歯冠用硬質レジンの重合時における重合収縮率,およびその後の水中保管における収縮量の変化を測定した.市販の歯冠用硬質レジンを用い,光照射時,大気中保管1週間経過時,その後水中保管(4週間)経過したときの重合収縮量を測定し,吸水による試料の重量変化との関連の検討をおこなった.
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稲毛 寛彦, 仲村 和郎, 植草 智史, 黒川 弘康, 宮崎 真至, 安藤 進, 黒田 隆
セッションID: P-65
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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光重合型レジンの象牙質に対する接着機構は,被着面の表層を一部脱灰させこの部にレジン成分を浸透,硬化させることによって樹脂含浸層を形成することで説明されている。 今回,シングルステップ接着システムを用いて,機械的性質のうち弾性率を非破壊的検査法のひとつである超音波パルス法を用いて測定することによって接着機構の一部を明らかにする。
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門磨 義則
セッションID: P-66
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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歯科用金属接着性プライマーの中には,酸性の接着性モノマーを配合したものが用いられているが,これは主として非貴金属合金に対する接着性を確保することを目的としている.しかしながら,貴金属合金に対するレジンの接着においても,酸性の接着性モノマーの併用が相乗的な有効性を示す可能性がある.本研究においては,様々な酸性の接着性モノマーを含有する貴金属接着性プライマーを調製し,その接着挙動を検討した.
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伊藤 修一, 斎藤 隆史, 遠藤 一彦, 大野 弘機, 橋本 正則, 吉山 昌宏
セッションID: P-67
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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現在の歯科用接着システムでは、高濃度に酸性モノマーが配合され親水性が高いといわれている。これらの重合体の水の吸着は、レジンを可塑化し機械的強度を弱めるといわれている。本研究の目的は、市販されているボンディングの経時的な弾性率の変化と吸水量を測定し、これらの関係を明らかにすることである。その結果、親水性の高いレジンは、弾性率、吸水率、溶解率とも水中保管中において経時的に大きく変化した。
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倉田 茂昭, 大橋 桂, 二瓶 智太郎, 寺中 敏夫, 近藤 行成, 好野 則夫, 楳本 貢三
セッションID: P-68
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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発表者らは,優れた処理効果と耐水耐久性を示すシランカップリング剤を得るために一連の基礎的研究を行っている.シランの分子構造の違いと処理後の放置時間により,各シランの処理効果に差が生じることを報告する.
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久保 美穂, 藤島 昭宏, 嶋倉 裕介, 菅沼 岳史, 宮崎 隆, 川和 忠治
セッションID: P-69
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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ロカテック処理を施したチタンに対するレジン系セメントの接着性を評価するため,剪断接着試験を用いて接着強さの測定を行った.レジン系セメントには7種類のコンポジット系と2種類のPMMA系,3種類のアイオノマー系を用いた.また,ロカテック処理による表面性状の変化を表面粗さならびに蛍光X線分析を用いたアルミナとシリカの分析を行い,接着性への影響を検討した.
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守川 朋宏, 根津 尚史, 寺田 善博
セッションID: P-70
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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レジン性接着材成分の疎水性、親水性がコラーゲンの立体構造安定性にどのような効果を及ぼすかを調べるため、接着材成分の構造類似物(直鎖アルコール系、フェノール系および炭素数が一定の飽和直鎖炭化水素基、飽和環状炭化水素基、不飽和環状炭化水素基を有するアルコール型物質)の親水性、疎水性を系統的かつ定量的に変えたときに、コラーゲンの変性挙動に生じる変化を詳細に検討した。
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小滝 美佐子, 西山 典宏, 根本 君也, 會田 雅啓
セッションID: P-71
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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エアータービンで切削した歯根部象牙質粉末をN‐メタクリロイル‐ω‐アミノ酸(MωA)水溶液(5 mol%)に懸濁し,NMR法を用いて象牙質の脱灰量を求めた結果,脱灰量はMωA分子内のメチレン鎖長が長くなるにつれて低下した.しかし,サーマルサイクルを負荷してもMωAによる象牙質の脱灰量の低下に伴う接着強さの低下は認められなかった.
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平口 久子, 中川 久美, 鬼頭 健二, 萩野 則仁, 宮永 光一, 吉橋 和江, 西山 實
セッションID: P-72
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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市販アルジネート印象材11製品について,印象の薬液スプレー消毒および薬液浸漬消毒が,石こう模型の引っ掻き硬さに及ぼす影響を検討した.薬液は2%グルタルアルデヒド溶液,1%次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用した.また,引っ掻き硬さと表面粗さとの相関を調べた.
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ワチララハ゜イトゥーン チューキアット, 岩崎 泰彦, 秋吉 一成
セッションID: P-73
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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核酸やタイコ酸をモチーフとしたポリリン酸は代表的な分解性ポリマーである脂肪族ポリエステルに比べ、分解速度を制御しやすく、水に対する溶解性も容易に制御できることから、新たな生分解性ポリマーバイオマテリアルとして興味深い。我々は、これまでに複数の重合性基を有するポリリン酸を合成し、これを架橋剤として2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)と共重合することによりタンパク質の変性や細胞の活性化を惹起しない生体適合性に優れた分解性ハイドロゲル(PCPG)を合成することに成功した。本研究では、PCPGと細胞を複合化したバイオハイブリッドソフトマテリアルの創出を目指し、PCPGの多孔質化について検討した。
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溝口 利英, 田村 郁, 永沢 栄, 吉田 貴光, 寺島 伸佳, 洞沢 功子, 矢ヶ崎 裕, 又平 芳春, 伊藤 充雄
セッションID: P-74
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
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魚皮由来のミネラルおよびコラーゲンの骨粗鬆症に対する効果を骨粗鬆症モデルラットにより解析した。ミネラルおよびコラーゲン含有飼料とコントロール飼料におけるCaおよびPの含有量は等量に調整した。飼料摂取1ヶ月および5ヶ月目のマイクロCTによる解析と飼育5ヶ月目大腿骨の曲げ試験の結果、ミネラルおよびコラーゲン摂取群は非摂取群に比較し、骨粗鬆症への移行が緩やかで、骨強度が上回る傾向が認められた。
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福島 忠男, 川口 稔, 早川 徹, 井上 勇介, 武田 昭二, 中村 正明, 宮崎 光治
セッションID: P-75
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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DNA のリン酸基を人工脂質で修飾したDNA/人工脂質複合体は二重ラセン構造を保持しながらも有機溶媒可溶性となる。また、DNAの特徴でもあるインターカレーションやグルーブバインディング機能も保持する。そこで、ポリ乳酸とこの複合体を有機溶媒で溶解し、溶媒を除去すればDrug 徐放機能を有する新規scaffoldが開発できるものと考えられる。
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林 英貴, 横田 理絵, 平田 伊佐雄, 野村 雄二, 若狭 邦男, 岡崎 正之
セッションID: P-76
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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ヒトの骨や歯には、ハイドロキシアパタイトではなく、炭酸を含んだ炭酸アパタイトが存在する。しかし、臨床の場において、炭酸アパタイトの材料はほとんど使用されていない。そこで、より生体骨に近いアパタイトの創生を目的として、炭酸量を変えた様々なアパタイトの合成をし、さらに結晶学的に比較検討した。その結果、炭酸アパタイトは炭酸の濃度が高くなるにつれて、結晶格子の大きさが小さくなり、結晶の形態も崩れていた。
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大澤 俊之, 寺岡 文雄
セッションID: P-77
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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酸で脱灰したヒト抜去歯をハイドロキシアパタイト飽和溶液に浸漬し、エナメル質表面形態をSEMおよびAFM(Atomic Force Microscope)を用いて観察した。その結果、脱灰されたエナメル表面が再石灰化によって経時的に平坦化された。
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小山 富久, 菊池 正紀, 庄司 大助, 望月 直美, 河村 克己, 小川 哲朗, 田中 順三, 高久田 和夫
セッションID: P-78
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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発表者らの研究グループでは、骨の成分であるハイドロキシアパタイトとコラーゲンを複合化した生体吸収性骨補填材の開発を行った。開発した骨補填材料は、処置時に任意の形状にすることができ、骨欠損内に血液を貯留させることができるスポンジ効果を有している。このハイドロキシアパタイト/コラーゲン・スポンジをイヌの下顎骨に形成した骨欠損に移植したところ、良好な骨形成が認められたので報告をする。
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武井 由紀子, 佐藤 要介, 大橋 秀也, 林 達秀, 伊藤 美知恵, 河合 秀樹, 植松 康明, 兜森 正道, 河合 逹志
セッションID: P-79
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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二酸化チタンの生体材料としての可能性を検討することを目的とし、焼結温度を変化させた二酸化チタン上でMC3T3-E1細胞を培養し、その増殖能の変化を評価した。細胞培養後、時間とともに細胞数は増加し、9日目に対照群とほぼ同程度となり、その後は対照群より良好な値を示した。
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永沢 栄, 小幡 明彦, 新井 嘉則, 吉田 貴光, 白鳥 徳彦, 出口 雄之, 伊藤 充雄, 黒岩 昭弘
セッションID: P-80
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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矯正治療により抜去された人歯牙を、3次元マイクロCTにて0.1×0.1mm間隔でX線撮影した。 得られた画像のアーチファクトを、ホォトショップを使用して消去した後、Micro-AVSを用いて可視化した。画像からは、象牙質の内部構造も確認することが可能であった。この画像は学生の学習に有用と思われ、さらに、ハプティックデバイスと3次元データを使用すれば、仮想治療が可能であり、学生の教育に極めて有用であると考えられる。このデータを基に有限要素法用のデータを作成すれば、研究する上においても利用度が高いものと思われる。この画像は学生の学習に有用と思われた。さらに、オプティックデバイスと3次元データを使用すれば、仮想治療が可能であり、学生の教育に極めて有用であると考えられる。
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宮崎 晶子, 佐藤 治美, 原田 志保, 小倉 英夫
セッションID: P-81
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
フリー
歯ブラシ刷毛のこわさ(硬さ)に関与する因子として、歯ブラシ刷毛の長さや刷毛繊維の径、毛束間距離および毛束直径が挙げられる。本研究では、異なる毛束間距離と毛束直径を有する歯ブラシをISO試験で機械的に測定し、それら因子が歯ブラシ刷毛のこわさにどのように影響するのか、検討を行った。
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田島 清司, 宮脇 晃, 永松 有紀, 柿川 宏, 小園 凱夫
セッションID: P-82
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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純チタンおよびチタン合金鋳造体の最終研磨仕上げには化学研磨やバフ研磨により行われているが、一般には鏡面を得ることは容易でないとされている。また、電解研磨法を用いても、研摩面は曇った面や梨地状になりやすく、電解研磨で鏡面を得ることは実用化には至っていない。今回は、特殊な撹拌法で電解研磨処理液を撹拌しながら電解研磨を行える装置を開発して純チタン加工材の電解研磨を行い、均一な鏡面が得られることを明らかにした。
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徳永 絢子, 小島 哲也, 荘村 泰治, 野村 祐次郎, 絹田 宗一郎, 若林 一道, 中村 隆志, 矢谷 博文
セッションID: P-83
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
フリー
表面改質装置として工業界で注目されている大面積電子ビーム照射装置(EB)の歯科応用を検討している.前報では,鋳造チタンにおける耐食性の向上,硬さの変化について報告した.今回は,EB照射したチタンおよび金銀パラジウム合金における表面のSEM像,AFM像を観察し金属表面の結晶構造の変化を検討する.
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新井 浩一, 安藤 進夫
セッションID: P-84
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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我々は、種々の形状のAr-Hg紫外線ランプとインバータを試作し,オゾンを発生させる器械の研究開発を行ってきている。しかし,3年間以上紫外線ランプを点灯させると、時間の経過に伴い、管内部表面が変色してくる。この管内部表面の変色が何に起因しているかの報告はみあたらない。本研究は、長寿命の紫外線ランプを開発するための参考資料を得る目的で、3年間以上点灯させた紫外線ランプの管内部表面の変色について検討を行ったので報告する。
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菊地 久二, 黒谷 知子, 若島 満, 西郷 昌高, 中島 義雄, 由井 眞司, 中野 俊明, 西山 實
セッションID: P-85
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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異種金属のレーザー溶接は,難しいといわれている.しかし,臨床では異種金属を用いた歯科修復物を製作することが多く,それらの溶接にレーザーが使用されはじめている.そこで,溶接状態を調べるために,レーザー溶接を専門に行っている歯科技工士に直径2mmのチタン鋳造体と金合金タイプ4の鋳造体の丸棒のレーザー溶接を依頼し,溶接部のEPMA観察を行った.その結果,継手形状に工夫が見られた.
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土居 壽, スリマネーポン ヴィリポン, 米山 隆之, 小林 郁夫, 塙 隆夫
セッションID: P-86
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
フリー
レーザー溶接したTi-6Al-7Nb合金の接合強度を引張試験により評価した。Co-Cr合金,CP-Tiも同様にレーザー溶接を行い,引張試験により接合強度を比較した結果,CP-Ti,Ti-6Al-7Nb合金においては溶接前と同程度の引張強さが得られ,溶接による強度の低下は見られなかった。
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堀部 晴美, 高橋 美如, 權藤 美香, 東納 恵子, 井上 勇介
セッションID: P-87
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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エッセンシャルオイルの歯科応用を目的とし、まず、ヒノキチオールとシトラルを試作歯磨剤に添加し抗菌性試験を行った。菌として歯周病原菌である
P. gingivalis、F. nucleatum、P. intermediaを用いた。試験は、菌を嫌気培養し、エッセンシャルオイル添加歯磨剤に接触させた後、寒天培地上で菌数をカウントした。いずれのエッセンシャルオイルも0.02%の添加で抗菌性を示した。
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井上 光子, 有川 裕之, 蟹江 隆人, 藤井 孝一, 伴 清治
セッションID: P-88
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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歯周治療で歯肉縁上あるいは歯肉縁下の歯石除去に用いられる2種の市販手用スケーラーについて,JIS規格に準じた作業部の硬さ,耐食性,耐熱性,結合強さなどの規格試験に加え,曲げ試験により破断荷重を測定し,性能評価を行った.2種のスケーラーとも規格値(Class 1: 600-700HV1)を充たし,耐食性および耐熱性試験後も硬さ変化は認められなかった.しかしながら,2種の破断荷重の間には1.5-2.0倍の違いが認められた.
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羽田 詩子, 若松 宣一, 山村 理, 藤原 周, 土井 豊
セッションID: P-89
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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オールセラミックス修復物の中でも高い光透過性を有するIPS Empress 2ガラスセラミックスは、フッ酸処理とそれに続くなシラン処理により、レジンセメントとの高い接着強さや優れた接着耐久性を示すことが知られている。一方、咬合力が作用するオールセラミックス修復物は、修復物表面の欠陥から亀裂が内部に進展する場合に加えて、修復物内面とレジンセメントとの界面からも破壊が起こり得ると考えられている。セラミックスの強さや疲労強さが材料表面の欠陥に強く支配されることを考慮すれば、酸処理が修復物の強さや疲労破壊に影響を与えることは十分考えられる。そこで本研究では、各種酸処理条件が圧入ガラスセラミックスの曲げ強さに与える影響について報告する。
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谷山 智秀, 荘村 泰治, 青木 雅昭, 江藤 隆徳
セッションID: P-90
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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MRI撮像の際に、障害となるのが金属修復物によるアーチファクトである。前回の我々の研究より金属によるアーチファクトの発生に磁場方向依存性があることがわかった。その原因として渦電流が関与していると過去にも報告されている。 そこで今回我々は、有限要素法を用いて磁場により金属内に生じる渦電流の状態と方向性をシミュレートすることで、渦電流とメタルアーチファクトの関係を考察した。
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野田 穆, 太田 勝也, 亀水 忠茂
セッションID: P-91
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
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改正薬事法が本年4月から施行され,安全対策の充実の観点から医療機器の供給に係わる業態に大きな変革が求められ,製品の安定供給にも大きな影響が生じてきている。そこで,今般改正された法規制の内容を明確化するとともに,これに伴う歯科用医療機器の開発・製造・販売・販売後の各段階で必要とされる要求事項と対応する機能の変化を把握し,今後の歯科用医療機器の供給に関する影響を検討した。
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神尾 賢, 高橋 勝美, 亀水 忠茂
セッションID: P-92
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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「工業標準化法の一部を改正する法律」が平成16年6月9日に公布され,本年10月からJISマーク制度が政府認証から第三者認証に移行するとともに,指定製品制が廃止されJISに適合する製品には新JISマーク等によるJIS適合性表示が可能となる。歯科においては,特定保険医療材料の定義で「JISマーク表示品」「JIS適合品」などJISが引用されていることから,特定保険医療材料を中心にJISの制度改正が歯科材料に及ぼす影響を考察した。
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由田 文作, 太田 勝也, 高橋 勝美
セッションID: P-93
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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近年「ノンクラスプデンチャー」のような未承認の原材料を使用して作製された補綴物などが広告され歯科医療現場で使用されてきている。その臨床使用上の品質・性能等に関する適否については,学会の先生方の研究に委ねるものであるが,薬事法の観点から,未承認医療機器を臨床使用することの問題点・課題について考察した。
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有川 裕之, 蟹江 隆人, 藤井 孝一, 伴 清治
セッションID: P-94
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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硬質レジン前装冠の表面に塗布し、シェード調整をおこなうためのペイントレジンが開発されている。口腔内において本材料を使用する場合、臨床用光照射器を用いて重合されるが、光照射器の照射光特性が本材料の性質に及ぼす影響は確認されていない。本研究では、光源の異なる3種類の臨床用照射器および1種類の技工用光照射器をもちい、これらの照射光特性がペイントレジンの表面硬さに及ぼす影響を検討した。
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成田 幸代, 平野 進, 平下 斐雄
セッションID: P-95
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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本研究は矯正用ブラケットに精密ネジを組み込み、ブラケット除去時に患者に与える衝撃軽減を目指したブラケットを製作、このブラケットの接着力、接着破壊様相及びネジについて検討した。2000回、20000回のサーマルサイクル後の引張試験でこのブラケットは従来ブラケットと同様の接着力を持ち、臨床使用に耐える接着力を持つことがわかった。また精密ネジを回すとブラケット除去が容易になった。
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小幡 明彦, 出口 雄之, 平 晃一, 永沢 栄, 洞沢 功子, 栗原 三郎, 倉科 憲治, 伊藤 充雄
セッションID: P-96
発行日: 2005年
公開日: 2006/03/10
会議録・要旨集
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矯正用ブラケットの接着剤4種類を用い実験1.接着性、2.エッチング剤による人歯エナメル質表面変化の実験を行った。3.1種類の接着剤はフッ素取り込み溶出についても実験した。その結果、実験1.2.は接着力の高い順にエッチング面の表面変化も大きい傾向にあった。3.は長期におよぶフッ素徐放性が確認された。
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