IOE(Internet of Everything)の時代に人・もの・ソフトエージェント等の遂行する個々のタスクをインターネットで結ばれた複雑なワークフローとして実行するためのシステムと、複数のワークフローからなり個々のワークフローに対する資源配分等を含む全体システムを設計・実装・マネージメントする技術は、産業から経済社会システムに至る基幹の社会技術となる。本研究ではこのネットワークで結ばれた実世界のタスクのプロセッシングを設計・実装・マネージメントするP2M技術を支援するシステムを実世界OSと呼び、そのアーキテクチャを明らかにし、それがどのような既存の情報技術やIOE時代の社会経済システムを変化させるかも併せて論じる。