教授学習心理学研究
Online ISSN : 2424-1725
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ISSN-L : 1880-0718
12 巻, 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 2016 年 12 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
  • 2016 年 12 巻 2 号 p. Contents1-
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
  • 野村 幸代
    2016 年 12 巻 2 号 p. 32-43
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,授業分析における読解過程モデルの利用可能性について検討すること,及び英文読解授業のプロセスが直線的なボトム・アップ処理であるのかを検討することである。授業における指導法の多くは個人の読解過程モデルに基づいて開発されているが,授業という読解指導においてこの読解過程モデルが展開されていることは検証されていない。また,英語教育学における授業分析の蓄積は少ないにもかかわらず,英文読解授業はボトム・アップ指導であるという指摘がある。本研究では,これらの問題意識に基づいて,高校1年生の3クラスの授業の逐語記録を読解過程モデルに基づいてコーディングし,授業分析を行った。その結果,3つの授業は全てトップ・ダウン処理とボトム・アップ処理が組み合わされて展開されていた。ここから,英文読解授業で行われている読解プロセスは,個人の読解過程モデルに即して解釈することができることを示し,英文読解授業がボトム・アップの指導ではないと結論付けることができた。以上から,これまで個人の読解過程モデルに基づいて開発されてきた指導法が,授業における読解指導においても効果が期待できることが示唆された。
  • 宮田 佳緒里
    2016 年 12 巻 2 号 p. 44-62
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
    本稿では,ル・バー保持者に対して力学ルールを教示する際に,モデル図と実測を組合せた教示を行うことが,実測のみの教示を行うよりも,ルールの一般化可能性を高めるうえで効果を持つかを検討した。大学生44名を対象とする教授実験の結果,モデル図と実測を組合せた教示を受けた者は,実測のみの教示を受けた者よりも,学習事例とは類似しない事例へのルール適用率が高く,ルールの誤解が少なかった。このことから,モデル図と実測を組合せた教示は,ルールの一般化可能性を高める上で有効であることが示された。
  • 吉國 秀人, 黒岩 督, 小倉 誠
    2016 年 12 巻 2 号 p. 63-80
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,小学校低学年における授業実践を通して,単元間を関連づける指導法の効果を明らかにすることである。小学校生活科カリキュラムを取り上げ,「恐竜」の形と暮らしと「動物」の形と暮らしという2つの教授プログラムの関連づけを強めるために,食う・食われるの世界(食物連鎖)の意味づけを取り入れた教授法の効果を検証した。分析対象者は,小学1年生20名であった。実践は,4つの調査と,3つの教授プログラムから構成されていた。「動物」の授業の後半部分に,関連づけを意図した工夫が取り入れられていた。関連づけを含む授業後に実施した調査結果より,「動物」の形と暮らし及び「恐竜」の形と暮らしに関する4つの設問の完全正答者が65%にまで増加して見られた。また授業記録からも,「動物」が繰り広げている食う・食われるの世界(食物連鎖)が「恐竜」においても成立していたのではないかと,予想していると伺える学習者の存在が確認された。本研究で取り上げた「恐竜」の形と暮らしと「動物」の形と暮らしという異なるプログラム間の関連づけを意図した教授の効果が示唆された。
  • 2016 年 12 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
  • 2016 年 12 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー
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