土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
67 巻 , 1 号
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和文論文
  • 立川 康人, 滝野 晶平, 藤岡 優子, 萬 和明, キム スンミン, 椎葉 充晴
    2011 年 67 巻 1 号 p. 1-15
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/02/18
    ジャーナル フリー
     地球温暖化によって水災害の発生や水資源が変化する可能性のある流域を検出することを目的とし,日本列島全域を対象とする分布型流出モデルを構築して,将来の河川流量の変化を分析した.流出計算の入力に用いたデータは,気象庁気象研究所の全球20km格子大気モデル(MRI-AM20km)によって計算された現在気候実験(1979-2003年),近未来気候実験(2015-2039年),21世紀末気候実験(2075-2099年)の気候推計情報である.主要な分析結果として以下を得た.1)時間最大流量,日渇水流量,月平均流量のそれぞれについて,明瞭な変化が見られる流域が存在した.2)上記の変化は日本列島全域で一様に現れるのではなく,大きな地域性が見られた.3)近未来気候実験で上記の変化が見られ,21世紀末気候実験では一層その変化が明瞭となる傾向にあった.
  • 内田 龍彦, 福岡 捷二
    2011 年 67 巻 1 号 p. 16-29
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
     本研究では,連続する水制群を有する水路の底面流速と河床変動解析法を検討している.底面流速解法では,構造物前面の馬蹄形渦や水没構造物背後の剥離渦を伴う複雑な流れによる河床変動解析を効率的に行うため,水深積分渦度方程式と水表面流速の運動方程式を解くことによって底面流速を半直接的に求める.水没水制が周囲の渦度分布に与える影響について,前面では渦度の鉛直分布を考慮した渦度フラックスの評価法,背面では剥離による横断方向渦度の供給量の評価法を検討した.また,水没水制群を有する河床変動解析のために,非平衡流砂量と底面近傍流速を用いた底面せん断力,掃流力の評価方法を検討した.本解析結果と実験結果と比較し,本解析法は水没水制群を有する水路の底面流速場と河床変動特性を説明できることを明らかにした.
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