一対の対向する矩形状コイルに互に逆方向の電流を通電してカスプ型磁場を作る。このカスプ型磁場を磁気軸に沿って一定の距離だけ移動し, その後, 磁気軸を回転軸として45°だけ回転する。この操作を繰り返し, 45°ずつ向きの異なるカスプ型磁場をトーラス状に連結し, さらにトロイダルコイルで縦磁場を重畳すれば閉磁気面を有する
l=2のステラレーター型磁場配位が得られる。この磁場配位は, コイルシステムが完全分割型であること, プラズマへの接近性のよいこと, 回転変換角を比較的大きくとれること, アスペクト比を大きくとれることなどの特徴を有する。数値解析例を示す。
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