われわれは, finite reSiStivityの効果を, 電磁流体力学によって計算した。用いた主な近似は;
(1) resistivityは, 磁場あるいは密度の変化の特徴的尺度L (=|B/△B|又は|ρ/ρ|) をLとする時, v/L
2≪ω
0-√g/Lを満足する位に小さい。したがって, resistivityが存在するために生ずるunperturbed stateの磁場のdissipationnは一応無視する。尚念のために具体的に計算されたところによると (§4, 3
O) このために生ずるunperturbed stateでの速度を考慮しても, effectiveな加速度が変ること, 若干の項がつけ加わることの修正があるが, resistivityの安定化作用という結論には影響がない。
(2) δB=0とする。これは磁場が十分強くω
2A≡ (B
2/4πρ) k
2≫ω
020を満足するということ胴等と考えられる。論文I
1) で論じたように, sharp bouudaryの場合を取扱うことが出来ず, 連続的な密度分布に問題を限らざるを得なかった。
(3) 具体的な計算の例においては, (2) の近似とconlsistentなP≪B
2/8πなる近似を用いた
O又, resistivity νは, 不完全電離の場合 (ν∞1/ρ) と完全電離の場合 (ν∞T
-3/2) の二つの場合とを考察した。 (それぞれ§4・1
O及び§4・2
O) 以上の近似の下で, resistivityはあきらかに安定性を増加させることが示された。その形は大凡
ω〓ω
0-ν (B'/B)
2であらわされると考えられる。
最後に, 月大核融合グループの諸氏の討論に感謝したい。特に浜田繁雄氏はorbittheoryによる描像についてsuggestして下さり, われわれにこの論文の結論の確信を与えて下さった。
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