市川一三沢によってformulateされた磁場内陽光柱の振動の理論に基づいて、Hoh-Lehnertの実験条件の下での陽光柱の不安定性を検討した。磁場内陽光柱の振動に対する分散式の根として、荷電密度の揺動に対応する高い振動数の分岐と、質量密度の揺動に対応する低い振動数の分岐が定められた。然し、これらのmodeの振動が励起する条件、即ち、不安定性の条件を検討してみると、不安定性の発生する条件の下での振動は、共通の振動数領域に縮退する事が明らかにされた。
一般のmodeに対する不安定性の判定条件が導かれているので、色々な振動数のnoise spectrumに対する磁場の影響を調べる事が可能である。
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