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特に寄主体侵入経路を中心として
田部井 英夫
1990 年 1990 巻 41 号 p.
1-3
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
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藤田 佳克, 八重樫 博志
1990 年 1990 巻 41 号 p.
4-7
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
イネの苗いもちを確実に発生させる方法について検討した。その結果,(1) 圃場抵抗性の弱い品種の保菌種子を用いること,(2) 塩水選 (比重1.13) した種子を用いること,(3) 発病に好適な時期に播種すること (当場水田利用部に関していえば1月下旬から3月上旬が適期),(4) 播種後は覆土も紙被覆もせずに恒温高湿の接種箱内に4日間静置し, その後ガラス温室で育苗することにより, 苗いもちを高率に発生させ得ることが判明した。本法を用いることによって, 菌種子率の検定やイネ種子消毒剤の検定が容易になると考えられた。
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卯月 恒安, 吉野 嶺一, 小泉 信三, 林 長生
1990 年 1990 巻 41 号 p.
8-13
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
イネいもち病菌分生胞子のイネ葉身上の付着胞子数と水平式胞子採集器による採集胞子数の関係について調査した。一枚の葉身上の付着胞子数とスライドグラスの18×18mm
2内採集胞子数との比較では, 葉身上の付着胞子数の方が多かった。しかし, 単位面積当たりでは, 葉身上の付着胞子数より採集器による採集胞子数の方が1.6～13.9倍多かった。葉面積100mm
2当たりの付着胞子数 (Y) とスライドグラスの18×18mm
2内採集胞子数 (X) との問では, 胞子採集器の風下側葉身においてY=-0.39+0.16Xの回帰式が得られた。相関係数 (r) は0.983であった。
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松橋 正仁, 深谷 富夫, 飯富 暁康, 岸 達男, 中村 信夫, 長沢 淳良, 佐藤 宏朗, 児玉 浩一
1990 年 1990 巻 41 号 p.
14-16
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
1988年, 秋田県において局地的に穂いもちが後期に多発する現象が見られたが, この現象を今までの予察方法だけでは予想することができなかった。この後期多発は, 8月中旬頃の上位葉いもちと籾いもちの発生が原因と考えられた。!989年, 上位葉いもち及び籾いもち調査を試みた結果, 上位葉いもち及び籾いもち多発地域と収穫期の穂いもち多発地域はほぼ一致し, 今までの予察方法に8月中旬頃の上位葉いもち及び籾いもち調査を加えることで, 穂いもちの後期多発の地域性を把握することができた。これは傾穂期防除の要否を判断する資料としても重用と考えられた。
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深谷 富夫
1990 年 1990 巻 41 号 p.
17-22
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
プロベナゾール粒剤の減量施用による葉いもち防除効果を検討した。その結果, 本剤1.5kg/10aを初発前後に水面施用することにより, 高い防除効果の得られることが判明した。また, 土壌型を異にする種々水田でも同様に高い防除効果が認められた。初発7日後の施用でも防除効果が高いことから, 施用時期は発生予察に基づいて設定できると思われる。なお, 移植直前の育苗箱苗に本剤509/箱を施用した場合には防除効果が低かった。
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佐久間 比路子, 児玉 憲司, 瀬野 幸一, 藤田 靖久, 加藤 智弘
1990 年 1990 巻 41 号 p.
23-27
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
大型送風散布機の実用性を確認するため, 薬液の落下量分布調査, ならびに, いもち病 (
Pyricularia oryzae Cavara), 紋枯病 (
Rhizoctonia solani Kühn) に対する防除試験を行った。いもち病及び紋枯病に対して十分な防除効果が認められたのは, 上昇気流の発生していない, 風速1m/s以下の条件下で散布した場合の散布巾概ね70～80mまでの範囲であり, これは薬液の落下量分布の調査結果とも一致した。
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高橋 富士男, 辻 英明
1990 年 1990 巻 41 号 p.
28-30
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
宮城県における1989年の紋枯病 (
Rhizoctonia solani kühn) は後期進展型の発生で, 9月以降急激な病勢進展がみられ, 最終的にやや多い発生となった。しかし, 出穂期前後の好天で初期の登熟が良好であったことや上位葉鞘への病斑進展が登熟後期であったことなどから, 発生量の割には収量への影響は少なかった。また, 後期進展に関与した気象的要因としては, 8月第6半旬以降の連続した降雨の影響が大きかったものと思われる。
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第3報病勢進展時期と被害
太田 恵二, 嶋田 慶世
1990 年 1990 巻 41 号 p.
31-34
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
紋枯病 (
Rhizoctonia solani Kühn) の発生時期が異なった場合の収穫へ及ぼす影響について検討した。紋枯病の発生時期が遅くなるにしたがい病斑高率の曲線下面積は少なくなり, 精玄米重は重くなる傾向が認められた。病斑高率の曲線下面積が多いと登熟歩合は低くなったが玄米千粒重との関係では明かな傾向は認められなかった。紋枯病による減収程度は出穂後日数によって異なり, 出穂直後から発生した場合の減収程度は高かったが, 出穂後日数が経過した場合には減収程度が低くなった。
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藤田 佳克, 園田 亮一, 八重樫 博志
1990 年 1990 巻 41 号 p.
35-36
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
培地における稲こうじ病菌の分生胞子形成法について検討した。その結果, ショ糖加用ジャガイモ煎汁培地 (PS培地) で7日間液体培養して得た菌糸懸濁液をシャーレ内の素寒天培地表面に流し込み25℃ の暗黒条件下で6～8日間培養するか, またはPS培地に厚膜胞子を移植し6～9日間培養する方法で多数の分生胞子を形成させることができた。
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本藏 良三
1990 年 1990 巻 41 号 p.
37-38
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
The perfect stage of
Gibberella fujikuroi (Sawada) S.Ito., Bakanae disease fungusof rice plants, was often found on diseased rice stems in siverely infested fields inautumn. It was distributed widely throughout Miyagi prefecture.
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中南 博, 武田 真一
1990 年 1990 巻 41 号 p.
39-42
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
1988年及び1989年に岩手県内のばか苗病菌を分離し, 数種薬剤に対する感受性を検討した。ベノミル剤, チウラム剤に対し, MIC値1,000PPm以上を示す菌株割合は, 90%以上, チウラム・ベノミル剤, キャプタン・チアベンタゾール剤に対しては, 18.9～33.0%であった。大部分の菌株はチウラム・ベノミル剤, キャプタン・チアベンタゾール剤に交差耐性を示したが, 数菌株は特異な反応を示した。トリフルミゾール剤, ペフラゾエート剤に対し, MIC値62.5ppm以上を示す菌株は認められなかった。
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本藏 良三, 三浦 正勝, 三浦 喜夫
1990 年 1990 巻 41 号 p.
43-46
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
イネ墨黒穂病の一般的な症状は, 玄米内部の一部に厚膜 (黒穂) 胞子が形成され, その部分が黒く見える着色米の発生であった。玄米の一部が籾から突出する罹病籾及び厚膜胞子が溢出して健全な籾まで墨を流したように汚染する罹病籾は, 全罹病籾のそれぞれ12%, 26%と少数であった。収量への影響は小さかったが, カメムシによる斑点米に似た着色米の発生による玄米品質の低下が認められた。玄米調整時の飾選 (1.9mm) により着色米の97～86%が除去された。開花盛期にプロピコナゾール剤を散布すると優れた防除効果が認められた。しかし, 散布適期についてはさらに検討が必要と考える。
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加藤 智弘, 藤田 靖久, 佐久間 比路子
1990 年 1990 巻 41 号 p.
47-49
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
イネ苗立枯細菌病菌 (
Pseudomonas plantarii) が生産するトロポロンを利用した本病保菌種子の診断法について検討した。その結果, トロポロン20pprn添加Ayersらの液体培地 (pH6.8) で種子を振とう培養 (30℃, 48時間) し, 培地中のトロポロン濃度の増加を測定することで保菌種子を診断できた。なおこの方法は, 育苗による診断方法や選択平板培地による診断法より迅速であった。
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大場 伸一, 斎藤 真弼, 佐藤 政太郎, 石垣 仁, 田中 孝, 卯月 恒安
1990 年 1990 巻 41 号 p.
50-52
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
1988年6月及び1989年5月に山形県庄内地方においてコムギ黒節病の発生を確認した。発生面積は1988年には8.2ha, 1989年には12.5haであった。本病の発生により, コムギ子実の収量と品質が低下した。
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竹内 徹, 田村 修, 児玉 不二雄, 田中 文夫
1990 年 1990 巻 41 号 p.
53-57
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
One hundred and twenty isolates of
Pseudocercosporella herpotrichoides, causal fungus of eyespot of wheat, were tested for sensitivity to benzimidazoles (thiophanatemethy 1 and benomyl). They were divided into three types; sensitive, moderately resistant and highly resistant, of which minimum inhibitary concentration (MIC) to benomyl is 2mg, 20mg and > 200mg/
l, respectively. Surveys of 2 78 winter wheat fields randomly selected in Hokkaido in 19 8 9, showed that benzimidazoleresistant strains were common and widespread. Resistant strains were obtained from 65.5% of fields and the proportion of resistant isolates was 5 0.0%. In the eastern region, where benzimidazole fungicides have been applied to control sclerotinia snow mold, most of all strains were resistant to benzimidazole. Experiments in three fields, where the frequency of resistant isolates was different, suggested that benzimidazole fungicides were able to control eyespot in such fields as frequency of resistant isolates were below 30%.
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御子柴 義郎, 藤澤 一郎, 藤田 靖久, 梶 和彦
1990 年 1990 巻 41 号 p.
58-59
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
1989年, 秋田, 山形, 福島の各県からダイズわい化病類似症状株を採集し, ELISA検定によりダイズわい化ウイルス保毒の有無を調べた結果, 3県でのダイズわい化病の発生を確認した。
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御子柴 義郎, 本多 健一郎, 藤澤 一郎, 氣賀澤 和男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
60-61
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
ダイズわい化病激発地帯の岩手県北部太平洋沿岸では, 本病の感染は1989年5月下旬から認められ, 6月下旬から7月中旬にかけて感染株率が激増したが, 8月以降の感染はほとんど認められなかった。このような感染株率の変動は, 媒介虫であるジャガイモヒゲナガアブラムシの寄生密度消長に一致した。
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及川 健, 桑田 博隆, 嶋田 慶世
1990 年 1990 巻 41 号 p.
62-63
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Carrot bacterial gall, caused by
Rhizobacter daucus Goto et Kuwata 1988, has been one of the majour soil-borne disease of carrot (Daucus carota L.) in Aomori prefecture. D if f erence in disease severity of several carrot cultivars were estimated under naturally infested field conditions and pot experiment with infested soil. C ultivar “Y oumei-gosun” showed significantly less disease severity than those as “H arumaki-kinkougosun” and the others.
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高橋 和夫, 尾崎 克己
1990 年 1990 巻 41 号 p.
64-65
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
東北地方におけるホウレンソウベと病菌のレース分布を明らかにしようとして, 岩手県内主産地から採集した菌株の病原性を検討した。この結果, レース1～3に対する抵抗性遺伝子を持つレース判別品種及び市販品種のいずれをも侵したことから, 既知のレース1～3とは異なるレースであることが判明した。このレースと嶋崎 (3) によって報告されたレース4との異同については明らかでない。
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第1報分生胞子の飛散消長
武田 真一, 中南 博
1990 年 1990 巻 41 号 p.
66-69
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
岩手農試内のホップ園及び玉山村の農家圃場で, 時間別にホップベと病の分生胞子の捕捉を行った。一日の分生胞子捕捉数の変動は相対湿度の変化と一致し, 無降雨日は湿度が90%以下に低下すると捕捉数が急増し, 9時頃に明瞭なピークを形成した。一方, 降雨日は降雨時刻とそれに伴う湿度の変化によって捕捉のパターンは変化した。日別の分生胞子捕捉数の変動には, 平均7日の周期性が認められた。また, 時期別の日捕捉数は年次及び場所によって差が大きかった。特に, 5月上-下旬の日捕捉数と一次発病茎数との間には相関が認められたことから, 一次発病茎数は本病発生予測上重要な要素であると考えられた。
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梶 和彦, 半沢 伸治
1990 年 1990 巻 41 号 p.
70-71
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
1987年頃から福島県の夏秋・雨よけ栽培トマトの品種「桃太郎」と「ハウスおどりこ」にトマト萎ちょう病と思われる症状の発生が認められるようになった。両品種はトマト萎ちょう病菌レースJ1抵抗性であるので, 罹病株からの病原菌の分離とレース判別品種への接種を行った結果, トマト萎ちょう病菌レースJ2によることが明らかとなった。
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山下 一夫, 庭田 英子, 杉山 悟, 石谷 正博, 清藤 盛正
1990 年 1990 巻 41 号 p.
72-74
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Garlic cv.“Fukuchi howaito” showing mosaic symptoms on leaves, were collected in Aomori prefecture. And the detection of garlic latent virus (GLV) from these plants were carried out by inoculation test and dot immunobinding assay (DIBA).All Fukuchi howaito tested were not infected with GLV. Several cultivars of garlic collected from southwestern parts of Japan were found to be infected with GLV. GLV in Rakkyo (
Allium chinense) produced necrotic and chlorotic local lesions on
Chenopodium amarnticolor, C. quinoa, Tetragonia expansa and broad bean.
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山下 一夫, 杉山 悟, 清藤 盛正
1990 年 1990 巻 41 号 p.
75-79
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Some viruses isolated from some vegetables and legumes in Nanbu rigion of Aomori prefecture, were identified by means of inoculation of saps into test plants, electron microscopy in observation of infected leaves using the dip method and serological test. Tobacco mosaic virus was isolated from tomato cv.“momotaro” induced necrosis on fruits and leaves. Turnip mosaic virus was isolated from Chinese cabbage and Japanese radish. Cucumber mosaic virus was isolated from Japanese radish. Two strain of bean yellow mosaic virus were isolated from broad bean, pea, French bean and white clover. White clover mosaic virus was isolated from white clover.
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山下 一夫
1990 年 1990 巻 41 号 p.
80-82
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
One virus, spherical particle with ca. 3Onm in diameter, isolated from Gentian showing mosaic on the leaves, was identified as an isolate of cucumber mosaic virus (CMV). A Gentian isolated of CMV reacted with CMV-O antiserum. The another type of viruses, spherical particle with ca. 25nm in diameter, was isolated from both Gentian showing necrotic spot on the leaves and Prairie Gentian showing chlorotic line pattern on the top leaves. The virus was identified as isolates of broad bean wilt virus (BBWV). They were divided into two isolates of BBWV by the experiments based on host range and antigenic properties against the antiserum of carrot isolate.
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尾形 正, 落合 政文
1990 年 1990 巻 41 号 p.
83-85
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
福島県の浜通り地方に植栽されたカリンに, 発芽後2年枝の芽の基部からリング状に組織の壊死を生じ, 時としてそこから先端にかけて枝枯れを起こす症状が発生した。発病部位からは
Botrytis sp.が分離され, この単胞子分離株を用いて試験を行ったところ, 分生胞子の形状, 大きさ, 寄主範囲及び培地上における培養的性質などから,
Botrytis cinera Persoonと同定された。本分離株をカリンの新梢へ無傷接種したところ, 現地で発生したものと同様の病徴が再現され, 発病部位からは接種した菌株が再分離されたことから
B.cinereaが病原菌であると考えられた。本病はこれまで未報告であるのでカリン芽枯病と称することを提案する。
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長田 茂
1990 年 1990 巻 41 号 p.
86-88
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Distribution of benomyl-resistant strains of
Venturia nashicola Tanaka et Yamamoto was surveyed in 1979-1982 and 1989 at several orchards located in Miyagi prefecture. The detection rate of isolates resistant to benomyl was more than 85% in 1979 through 1989. Although the detection rate of highly resistant isolates are reduced, weakly resistant and intermediately resistant isolates are not reduced by discontinued spray applications of thiophanate-methyl and/or benomyl.
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仲谷 房治, 高橋 哲
1990 年 1990 巻 41 号 p.
89-91
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
リンゴ黒星病菌による果実の早期発病はがく片において認められ, がく片上に形成された分生胞子が伝染源になって, 直下の幼果面に感染し, 多くの病斑が形成された。がく片発病を防ぐには早期防除が必要であり, EBI剤の散布が効果的であった。葉の発病に対して認められるEBI剤の治療効果及び治療病斑の形成はがく片発病においても認められた。
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荒井 茂充, 福島 千万男, 中沢 憲夫, 瀬川 一衛
1990 年 1990 巻 41 号 p.
92-93
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Size-controlling rootstocks have generally been selfrooted by grafting their scions on rootstocks cuttings of
Malus prunifolia BORKHAUSEN var.
ringo ASAMI in Japan. In Aomori Prefecture, the rootstocks have widely been used without removing a rooted portion of
M. prunifolia ringo.Thus a rootstock is composed of two rooted portions;
M. prunifolia and the size-controlling rootstock.If either a size-controlling rootstock or a cultiver scion carriesapple chlorotic leaf spot virus (ACLSV), the virus will cause innerbark necrosis andpittig on
M. prunifolia ringo.
Effect of the ACLSV on the occurrence of white root rot caused by
Rosellinia necatrix BERL.or violet root rot caused by
Helicobasidium mompa TANAKA was evaluated in the field.Seedlings of
M.scheidekeri Z.which is susceptible to the ACLSV were used as the rootstock.After planting apple trees in an orchard infested with high density of pathogenic fungi, half of them were inoculated with the ACLSV and others were left free from the virus.The trees inoculated with the ACLSV were more susceptible to the two fungi than ACLSV-free trees.According to the survey at an orchard where the violet root rot was predominant, trees showing necrosis symptoms induced by ACLSV on the part of
M. prunifolia ringo were more affected by
H. mompa than those without the symptoms.
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望月 淳
1990 年 1990 巻 41 号 p.
94-95
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Feeding inhibitory responses of adult rice water weevil,
Lissorhoptrus oryzophilus Kuschel to methanol extracts of non-host plants were examined by the application of the extracts on rice leaf surface.Only the extracts of
Solidago gigantea and
S. altissima inhibited feeding among 20 plants (dicotyledon) examined.
S. gigantea and
altissima would contain feeding deterrents of rice water weevil.Non acceptance of the other non-host plants may result from the absence of feeding stimulants and/or physical factors, e.g.leaf shape and hardness.
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渡辺 和弘, 横山 克至
1990 年 1990 巻 41 号 p.
96-98
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
越冬後直ちに室内で加温飼育したイネミズゾウムシ成虫はまもなく摂食行動を開始し, 50%の個体が摂食開始したのは飼育5日後で, 13.8℃ 以上の有効積算温度33日度の時期であった。食害量を食痕長で調査したところ, 飼育個体の食痕長の消長は, 飼育後まもない4月下旬に小さなピークがあり, 5月下旬から6月上旬に大きなピークがあった。一方, 野外の水田から逐次採集した成虫では5月下旬から6月上旬までは室内飼育個体とほぼ同じ食痕長であったが, その後, 6月下旬まで活発に摂食した。産卵盛期は, 飼育個体, 野外個体で有効積算温度が大きく異なるにもかかわらず, ともに5月下旬から6月上旬頃で一致し, 産卵時期が有効積算温度だけでは決定されないものと推測された。
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横山 克至, 斎藤 隆, 渡辺 和弘
1990 年 1990 巻 41 号 p.
99-101
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
イネミズゾウムシ越冬後成虫の飛翔筋の発育零点 (13, 8℃) をもとに, 山形県における越冬後成虫の水田飛来盛期の推定法を検討したところ, 有効積算温度が70～90日度の時期が水田飛来盛期であり, また, 水面施用剤による防除適期も有効積算温度が70～90日度の時期であると考えられた。
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1.温度反応
武田 光能
1990 年 1990 巻 41 号 p.
102-104
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
イネミズゾウムシ越冬後成虫の産卵数と摂食量を各種温度条件下で調査した。1雌当たりの平均産卵数は20℃ で183個, 25℃ で283個であった。この産卵数の増加は, 個体飼育と1日おきの餌交換に起因する好適な飼育条件によると考えられた。温度と摂食量は正の相関関係を示し, Y=-55.9+4.4Xの回帰直線が得られた。この回帰直線から求めた摂食開始温度は12.7℃ であった。また, 摂食量の増加にともなって産卵数が増加する傾向がみられた。
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城所 隆
1990 年 1990 巻 41 号 p.
105-108
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
宮城県では最近ツマグロヨコバイが多発傾向にあるが, これに伴って出穂後のイネ上位葉が黄化する現象が認められた。この時の経過と, 本種が黄化の原因と考えられる根拠について報告した。
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第1報感受性低下個体群の出現
渋谷 俊一, 永野 敏光
1990 年 1990 巻 41 号 p.
109-111
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Individuals of the green rice leafhopper,
Nephotettix cincticeps, used in this study were collected from four regions in Miyagi Prefecture. Population less susceptible to malathion and fenobucarb occurred at first in some regions. Median lehtal dose of malathion in population from Rokugo, Sendai was 68.4 μg/g. As malathion had been used broadly in Miyagi Prefecture, this less susceptibility may be related to the extent of control using malathion. However, in spite of few number of applications, susceptibility to fenobucarb decreased in populations from two regions which were especially less susceptible to malathion.
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八谷 和彦
1990 年 1990 巻 41 号 p.
112-113
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
Developmental periods of the small brown planthopper,
Laodelphax striatellus Fall'en were examined at five temperature conditions. Developmental velocity was linearly related to the temperature from 15 to 25°C. Within the range of these temperatures, developmental zeros of egg, female nymph and male nymph were 10.5°C, 11.2°C and 11.0°C, respectively. At high temperatures of 30°C or 32.5°C, developmental velocities were not accelerated linearly with increasing temperature and their variations were larger than at low temperatures.
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高野 俊昭, 船迫 勝男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
114-116
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
1985年から1987年の3年間, 4月下旬から5月中旬まで田植時期をずらした区を設け, イネヒメハモグリバエの産卵状況を調査した。産卵は4月下旬植区が極めて多く, 田植時期が遅くなるにしたがい漸減した。1日当たりの産卵数は, 4月下旬に大きなピークを示し, その5～10日後には急減した。また, 各区とも田植5日後には産卵ピークに近いものが出現する傾向がみられ, このころの調査で産卵量のは握は可能と考えられた。一方, 産卵数と被害葉数の関係は年次や田植時期によって大きく変動し, 産卵数から被害葉数の予測は困難と考えられた。
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市田 忠夫
1990 年 1990 巻 41 号 p.
117-120
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
青森県産コバネイナゴに1齢幼虫期の途中から25℃・12L12Dの短日条件, 25℃・16L8D, の長日条件を与えて個体飼育したところ, 短日区では5回の脱皮で成虫になる5齢型が多く, 長日区では6回の脱皮で成虫になる6齢型が多い傾向がみられた。脱皮ごとの成長率は5齢型の方が6齢型より高いため, 同じ絶対齢の幼虫では5齢型のものの方が大きく, このことは野外から採集された幼虫の観察によっても確認された。
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一守 貴志, 千葉 武勝, 田中 英樹, 伊藤 正樹
1990 年 1990 巻 41 号 p.
121-124
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
岩手県内で斑点米を起こす主要なカメムシであるアカスジメクラガメの発生源からの距離と斑点米発生量の関係について調査した。その結果, 発生源からの距離が近い水田ほど斑点米の発生量が多かった。しかし, かなり大規模な発生源に近接した水田でも, 被害許容水準 (一等米相当) を越える斑点米の発生がみられたのは, 発生源から30m以内の範囲であった。このことから, 薬剤による防除を必要とする範囲は, 概ねアカスジメクラガメの発生源に隣接する水田のみで良いと考えられた。
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永野 敏光
1990 年 1990 巻 41 号 p.
125-126
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
宮城県で斑点米の原因となるカメムシ類のうち主な4種について放飼時期を変えてイネの穂に放飼し, 斑点米の発生状況を検討した。オオトゲシラホシカメムシは黄熟期に, ホソハリカメムシは乳熟期と黄熟期に斑点米の形成能力が高く, 斑点米の形成部位も頂部, 側部及び両側部にみられた。アカスジメクラガメとアカヒゲホソミドリメクラガメの斑点米の形成は乳熟期に多く, これ以後の放飼では斑点米の発生は少なかった。形成部位は乳熟期から黄熟期まではほとんどが頂部で, 成熟期に頂部と両側部にみられた。
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佐藤 力郎, 佐藤 利朗, 芦立 正雄, 大沢 守一
1990 年 1990 巻 41 号 p.
127-128
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
キュウリに寄生するワタアブラムシ有翅成虫の葉当たり密度の推移を調べ, キュウリほ場への飛来数を推定した。有翅成虫の飛来は波状的と考えられ, 6月上旬から7月下旬の2ヵ月間に4回のピークが認められた。キュウリの株当りの葉数の季節的推移から, 有翅成虫の飛来は7月上旬がピークで, 5,000頭/10a/日と推定された。隣接したキャベツほ場に設置された黄色水盤トラップでの有翅成虫の捕獲ピークは6月下旬であり, 今回推定されたピーク時期とは一致しなかった。
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齊藤 修
1990 年 1990 巻 41 号 p.
129-130
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
札幌市におけるネギコガの発生を性フェロモントラップで調査した。ネギコガの年間発生回数は3～4回で8, 9月に最大の誘殺ピークがある。誘殺量は寄主作物の有無に影響され, 年次変動も大きかった。
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第1報コナガに対する各種茎葉散布剤の防除効果
鈴木 敏男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
131-133
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
キャベッのコナガに対して, 10種類の茎葉散布剤の防除試験を行った。IGR系薬剤, ピラクロボス・フルシトリネート剤は効果が高く, アセフェート剤, カルタップ・ピラクロホス剤及びトアロー剤も有効であった。フェンバレレート・マラソン剤とシペルメトリン剤は春まき栽培では有効であったが, 夏まき栽培では効果が劣った。カルタップ剤とチオシクラム剤は効果が劣った。
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第2報コナガに対する土壌施用剤の防除効果
鈴木 敏男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
134-135
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
キャベツのコナガに対して, アセフェート剤とベンフラカルブ剤の土壌施用による防除試験を行った。夏まき栽培では, 茎葉散布剤より高い効果が認められた。
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筒井 等
1990 年 1990 巻 41 号 p.
136-137
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
ダイズコンリュウバエ越冬幼虫の自発凍結温度は12月には-19.4℃ であった。本種は凍結によって死亡するが, 土中温度は自発凍結温度まで低下しないので凍結による死亡はない。しかし植氷凍結は-4.0℃ なので, 比較的浅い場所で越冬する幼虫では凍結する可能性がある。1987年から1988年冬期の地下10cmの最低温度は+4.9℃ まで低下したが, 多くの個体はそれより深いところまで潜っているので凍結死の確率は低かった。
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筒井 等
1990 年 1990 巻 41 号 p.
138-139
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
ダイズコンリュウバエ幼虫の寄生数とダイズ子実重減少との関連は確認できなかった。また殺虫剤処理によってダイズコンリュウバエ幼虫の寄生密度は低下したが, 子実重には有為な差がなかった。
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1. 岩手県内陸部と太平洋沿岸部でのアブラムシ密度消長とわい化病発生程度の違い
本多 健一郎, 御子柴 義郎, 藤澤 一郎, 氣賀澤 和男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
140-143
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
フリー
In Morioka City which is in the inland area of Iwate Prefecture, the population density of
A.solani on the soybean fields became maximum in June. On the other hand, in Taneichi Town which is in the Pacific coast area, population growth of
A.solani was delayed and the density of aphids became maximum in July.The density of aphids in Taneichi Town reached to higher level than in Morioka City: the peak value of the mean density of A. solani on six varieties of soybeans in Taneichi Town became 2.6 fold of one in Morioka City.
The mean temperature of a day in Taneichi Town was 3.1-3.7°C lower than in Morioka City from June to July in 1989 and these lower temparature is a suitable condition for the survival and reproduction of
A.solani. So it was assumed that differences on the population growth and the peak level of the density of
A.solani between in Morioka City and in Taneichi Town were partly caused by the difference on the daily temperature between the two places.
Th reproduction of
A.solani was ceased by the insecticide (ethylthiomethone) application either in Morioka City or in Taneichi Town.The incidence of the soybean dwarf disease was also decreased by the insecticide application in Taneichi Town.The same application, however, was not effective in Morioka City. Without the insecticide application, the percentages of the soybean dwarf incidence in Taneichi Town were higher than in Morioka City.It was supposed that high percentages of the soybean dwarf incidence in Taneichi Town were due to the frequent transmission of the soybean dwarf virus caused by the high density population of
A.solani in the soybean fields.
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2. アブラムシ寄生密度の品種間差異とわい化病抵抗性との関係
本多 健一郎, 御子柴 義郎, 藤澤 一郎, 氣賀澤 和男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
144-146
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
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The peak densities of
A. solani populations were varied among six varieties of soybeans (Okusirome, Ohousyu, Suzukari, Tsurukogane, Wasesuzunari, Raiden) in 1989.In Morioka City, the maximum value of the peak density was observed on Tsurukogane and the minimum value was on Suzukari.In Taneichi Town, on the other hand, the maximum value was observed on Wasesuzunari and the minimum value was on Okusirome.The incidences of the soybean dwarf disease were also varied among the varieties of soybeans.In Morioka City, the maximum value of the incidence of the disease was observed on Suzukari and the minimum value was on Ohousyu.In Taneichi, on the other hand, the maximum value was observed on Suzukari or on Wasesuzunari and the minimum value was on Tsurukogane. Ohousyu and Tsurukogane are known as the resistant varieties to the soybean dwarf disease and the incidences of the disease on these varieties were always lower than on the other varieties.Although the values of the peak density of aphids and the incidence of the soybean dwarf disease were varied among the varieties of soybeans, there was no significant relationships between the aphid density and the incidence of the soybean dwarf disease.
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河野 勝行, 氣賀澤 和男
1990 年 1990 巻 41 号 p.
147-149
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
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東北農業試験場 (厨川) の圃場でデントコーンを加害したコメツキムシ類幼虫は主として中型のクシコメツキ類であった。それらは低い個体群密度でも大きな被害をもたらすことが明らかになった。被害圃場での幼虫の種類相と, 被害圃場に設置したトラップで採集された成虫の種類相とは大きく異なっており, 今後さらに適切な調査法の確立を含めた生態的な検討が必要である。
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鳥倉 英徳
1990 年 1990 巻 41 号 p.
150-153
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
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ワタアブラムシの一次寄主の種類を道内で観察したところ, 従来知られるクロウメモドキ, ムクゲの他に, 道南でサンショウが見つかった。接種試験からみて, クロウメモドキ, サンショウの群はジャガイモへの移住能力があると考えられた。道東部における発生消長を調べた結果から, クロウメモドキではムクゲより安定的に寄生が見られ, その有翅虫の多発期はジャガイモでの初発期と同調しているように思われた。
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奥田 裕志, 鳥倉 英徳
1990 年 1990 巻 41 号 p.
154-156
発行日: 1990/11/10
公開日: 2011/08/11
ジャーナル
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北海道のジャガイモに寄生するワタアブラムシの有効薬剤について, ポット試験で他の種類と比較してみたところ, ジャガイモヒゲナガアブラムシやモモアカアブラムシとは明らかに違っていた。さらに, ワタアブラムシのジャガイモの寄生群を, 虫体浸漬による死亡率でカボチャ寄生群と比較したところ, いくつかの薬剤で違いがあった。特に, NACとアセフェートによる死亡率は, ジャガイモの群では一定のまとまりがみられたが, カボチャの群ではこれと異なるさまざまの反応があった。
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