Review of Polarography
Online ISSN : 1884-7692
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15 巻, 4-5 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 舘 勇
    1968 年15 巻4-5 号 p. 83-87
    発行日: 1968年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • Bruno BREYER, Gen P. SATO
    1968 年15 巻4-5 号 p. 88-96
    発行日: 1968年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    A new type of a.e. wave that occurs in some supporting electrolytes (e.g., sulfate, nitrate, perchlorate) at high positive polarizations of the dropping mercury electrode is described. It has been named “predissolution wave” because it occurs at potentials of the beginning mercury dissolution. The wave is due to the exceeding of the solubility product of the mercurous salts of the respective anions. On the addition of salts whose anions form complexes with mercurous ions (e.g., thiosulfate, thiocyanate, sulfite), the peak of the wave shifted to more positive potentials and increased in height because of the solubilization of the film at the electrode surface. It was also found that the in-distinct a.c. wave obtained in thiosulfate solutions at +0.19V (S.C.E.) was transformed into a sharp peak on addition of chlorides ; the peak at first increased with increasing chloride concentration, to decline again at still higher chloride concentrations. The addition of serum albumin had the same effect on the predissolution wave as had complexing ions : the wave increased in height and its peak shifted to more positive potentials. Based on this finding, an analytical procedure was worked out permitting the estimation of serum protein in a concentration range fromn 2 to 200 μg/ml. Anodic a.c. polarography is a most sensitive method for the early detection of growing microorganisms, especially moulds, contaminating distilled water.
  • 伊藤 勝清
    1968 年15 巻4-5 号 p. 97-101
    発行日: 1968年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     DossとAgarwa1によって発見されたフアラダイク整流作用を利用してアセトフェノンの電極反応の解析を試みた。装置はbarkerらによって考案された,整流電圧を矩形波ポーラログラフ法の矩形波振幅として利用する方法をとる柳本高周波ポープログラフPF509型である。 この装置によってアセトフェノンのポーラログラムを測定すると,図2に示したように,矩形波ポーラログラムはpHの増大とともに負電位に移行するがその波形はほとんど変化しない。他方高周波ポーラログラムはpHの増大ととも正の整流効果が減少し負の整流効果が増す。この原因は,電極反応のもっとも単純な系O+ne〓Rに対するBarkerの報告によると,転移系数の水素イオン濃度依存性が非常に大きいものと考えうるが,アセトフェノンの酸性溶液中の電極反応を単純な電極反応系として考えるにはつぎの二点で不可能と思われる。第1は周波数と高周波ポーラログラムの関係について,pH3.00から3.60の間で負の整流電圧は1MC/secのときが0.455MC/qsecのときより大きい。第2は正の整流電圧と負の整流電圧が等しくなる電位はpHに依存しない。そこで整流電圧を矩形波ポーラログラムと高周波ポーラログラムの波高より求めると図4に示すpHに依存しないものであった。 これらの点を説明できる系として,酸性溶液中のアセトフェノンの電極反応をMauanovskuuらの報告から(1)と(2)式で示されるものとした。整流電圧は各々複極剤の電極界面濃度をDelahayらにより求められた化学反応が先行する整流電圧の方程式にあてはめることにより求めた。この時k1/k2≪1とした。この(9)式の特徴は水素イオン濃度が変数として含まれていないことである。この式からpHに依存しない整流電圧第4図は説明できる。また前の2点はpHに依存しない整流電圧を矩形波振幅としたため,そして矩形波ポープログラムがpHの増大とともに負電位に移行すると考えればよい。そうすれば当然pHに対して変化に富んだ高周波ポーラログラムが観察されることになる。 以上よりアセトフェノンの電極反応は(1)と(2)式として考えることができる。そこで(9)式にしたがいα=0.4,D1/2/ka=7×10-3sec1/2,kx≫106sec-1のとき整流電圧を計算した。この結果は図4に示す。
  • 柳 忠, 永田 峻, 小林 正樹, 品川 睦明
    1968 年15 巻4-5 号 p. 102-107
    発行日: 1968年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
     融解チオシアン酸カリウム中(185℃)でのウラニルイオンの電気化学的挙動を,滴下水銀電極を用いて,直流ポーラログラフ法およびクロノポテンシオメトリー法によって検討した。そのため無水硫酸ウラニルが10-3mole/KSCNの程度に溶存するものを用いた。 ウラニルイオンの直流ポーラログラムは2段波を示した。第1波の波高は復極剤濃度との間に良好な直線関係を示し,また,水銀柱高の1/2乗に比例したが,第2波の波高とこれらとの間には比例関係が成立しなかった。一方log[i/(id-i)]と電極電位(E)との間には第1,第2波とも直線関係が認められなかった。同じ電解系についてのクロノポテンシオグラムも直流ポーラログラムの場合と同様に2段波を示した。第1波においては,各復極剤濃度についてのi0τ11/2値は一定となり,両者の間には比例関係が成立する。また第1波についてのlog{(τ11/2-t1/2)}対Eプロットは直線関係を示し,その勾配の逆数(平均値;0.0993)は185℃におけるn=1のときの理論値(0091)とほぼ一致している。第1波と第2波の遷移時間の比(τ12)は約1:3の関係にある。これらのことから融解チオシアン酸カリウム中でのウラニルイオンの電解還元反応は拡散支配によるものであり,つぎに示す2段階の反応によってUO2にまで還元されるものと考えられる。第1段UO2+++e=UO2+第2段UO2+++e=UO2 さらに融体中での,185℃におけるウラニルイオンの拡散定数としてD=6.56×10-7cm2/sec.が得られた。この値は同じ融体中での鉛イオンのそれに比して約1/3である。
  • Mutsuaki SHINAGAWA, Hiroyuki NEZU, Akihiko MUROMATSU, NOBUYUKI YANO
    1968 年15 巻4-5 号 p. 108-114
    発行日: 1968年
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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