根の研究
Online ISSN : 1880-7186
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15 巻 , 4 号
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  • 辻 博之, 大下 泰生, 君和田 健二, 渡辺 治郎
    15 巻 (2006) 4 号 p. 141-148
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    春まきコムギ (品種: 春よ恋) の初冬まき栽培における, 融雪直後の根の状態とその後の生存の関係を圃場試験と屋内試験で検討した. 圃場試験では北海道農業研究センター内の水田転換畑圃場に2003年と2004年の11月に春まきコムギを表面散播し, 散播と同時に除草レーキで土壌表面を攪乱した撹拌区と, 無撹拌区を設けた. 播種翌年の融雪直後に単位面積あたり個体数, 個体の発芽位置 (地中, 地表面), 地表面発芽個体の種子根数と地中貫入根数等を調査し, 春以降の生存率および子実生産量との関係を検討した. 屋内試験では地中に埋設する種子根数と土壌水分が生存率に及ぼす影響を調査した. 圃場試験において, 撹拌区では無撹拌区に比べて地中で発芽する個体の割合が高く多収であった. 地中で発芽した個体の生存率は両年共に90%以上と高く, 土壌表面で発芽した個体のうち, 融雪直後の地中貫入根数2本以上の個体も76~90%と比較的高い生存率を示した. また, 融雪直後の地中貫入根数2本以上の個体では, 1個体当たりの有効穂数, 1穂粒数, 千粒重が地中で発芽した個体とほぼ同等であった. 地中貫入根数は積雪下で伸長する種子根数が多いほど増える傾向が認められた. 屋内試験において, 個体が定着する前の乾燥により地中に貫入する根数とコムギの生存率が低下することが明らかとなった. これらから, 春まきコムギの初冬まき散播栽培では, 覆土により地中で発芽する個体を増やすこと, および積雪下で伸長する種子根数を増すことが, 越冬後の生存率と収量を高める結果につながることが示された.
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  • 里村 多香美, 橋本 靖, 木下 晃彦, 堀越 孝雄
    15 巻 (2006) 4 号 p. 149-154
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    このシリーズの第一弾では, 森林の炭素循環において菌根菌の定量が重要であることを再確認した。この第二弾となる報告では, 外生菌根の形成された植物細根の中の菌類バイオマスの定量の際に用いられる一般的な手法であるエルゴステロール分析法に焦点をあて, その手順を詳述する。外生菌根菌のエルゴステロール濃度は変換係数として用いられ, その値が根の中の外生菌根菌のバイオマスを推定値に与える影響は大きい。我々は変換係数の値をレビューし, 更なるデータの蓄積が必要であることを認識した。
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  • 里村 多香美, 橋本 靖, 木下 晃彦, 堀越 孝雄
    15 巻 (2006) 4 号 p. 155-159
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    生態系の炭素循環における菌類の役割の重要性が認識されているにも関わらず, 野外条件下で菌根菌に分配される炭素量の推定値は数えるほどしか報告されていない。生態系の炭素循環における菌類の役割について定量的な値を用いて議論するため, アカマツ林で外生菌根菌に分配される炭素量を概推した。直接得られなかった土壌中の外生菌根菌バイオマス, 細根 (菌根を含む) と外生菌根菌のターンオーバーの値は, 文献値を参照した。その結果, アカマツ林の外生菌根菌のバイオマスの総量はわずか10.0gm-2であると推定され, 細根のバイオマスが少ないことが大きく影響していると考えられた。この林分では菌根菌の生成と枯死サイクルによって年間に消費される炭素は117.0gCm-2year-1と推定され, 土壌からの炭素の放出の約24%に相当した。アカマツ林は細根のバイオマス, 細根中の菌類含有量, 外生菌根菌のバイオマスが共に文献値よりも非常に低いという特徴があった。森林タイプ間の外生菌根菌のバイオマスの違いに大きく影響を及ぼしているのは, 細根中の菌類含有量の差異よりも細根のバイオマスの差異であった。外生菌根菌のバイオマスが小さい森林においても, 菌根菌の生成・枯死サイクルによって消費される炭素量は無視できないことが改めて確認された。
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  • 15 巻 (2006) 4 号 p. 160
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
  • 15 巻 (2006) 4 号 p. 165-192
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
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