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離散時間信号と不確定性原理
松本 直樹
セッションID: 6W1-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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離散フーリエ変換にコーシー・シュワルツ不等式を適用することにより、離散時間信号の不確定性原理を得ている。離散時間信号の不確定性原理の不等式の等号は、ガウススペクトル、または、その逆数スペクトルの場合に成立する。連続時間信号の場合と異なり、時間領域、周波数領域でのパワーの分散の積の下限値は、定数とはならず、ナイキスト周波数におけるフーリエスペクトルのゲインによって大きく変化する。
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原田 真伍, 小田 弘
セッションID: 6W1-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本報告では, 「DCT領域でのバイポーラモデルに基づく相関型電子透かし方式」を提案する.
まず, DCT領域での透かし方式の原理について述べる.
次に, バイポーラモデルに基づく透かし情報の埋め込み方法について説明する.
最後に, 計算機シミュレーションを行い, 本手法の有効性を確認する.
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石橋 孝昭, 井上 勝裕, 五反田 博, 熊丸 耕介
セッションID: 6W1-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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観測された混合信号のみを用いて未知の原信号と伝達関数を推定するブラインド信号分離に関して,独立成分分析に基づく推定法が注目されている.独立成分分析は原信号に統計的独立性を仮定するのみで,定常信号だけでなく非定常信号も推定可能であり,様々な分野で研究されている.本稿では,独立成分分析について,混合信号の同時分布を利用した初期値の設定法を提案する.提案法は,独立成分分析の推定速度を向上させるとともに,目的信号の抽出が可能である.
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川瀬 裕之, 濱 誠一, 前田 裕
セッションID: 6W1-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本稿では、観測信号数が音源数より少ない劣決定の場合でのブラインド信号分離において、原信号の推定に、音声信号が高いスパース性を持つことを仮定として、線形計画問題を解くことで得られる最小l1ノルム解を用いる手法を適用する。混合行列の最適化には、実時間での処理を視野に入れたブロック処理によって、原信号の独立性を基準に同時摂動最適化法を適用した手法を提案する。この手法を用いて、実際に数値実験を行い、その有用性を検討する。
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楊 俊美, 酒井 英昭
セッションID: 6W1-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では、独立成分分析(ICA)を用いたシステム同定のための新しい適応アルゴリズムを提案する。ここでICAは雑音を含む観測信号から信号部分を分離するために適用される。ノンパラメトリックなパーゼン窓密度推定器と確率的情報勾配を用いることで、適応アルゴリズムを導出する。またその局所的収束条件を示し、計算機シミュレーションを行い、従来のNLMSアルゴリズムに対する提案手法の優位性を示す。
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森 康子, 寺西 大, 大松 繁, 小坂 利壽
セッションID: 6W2-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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現在,ATMの誤動作を起こす疲弊札の選別・交換は,手作業で行われており,バンクマシン(金種自動計数機)による,疲弊札選別の自動化が望まれている.疲弊札の選別には,紙幣の発する音響信号を用いる方法の有効性が報告されている.本研究では,紙幣の音響信号を用いた,バンクマシン組込型の疲弊札自動選別システムを開発する.本報告では,システムの入力部となる,疲弊札選別のための紙幣音の発生について,既存のバンクマシンの紙幣搬送機構部分を利用した紙幣伸張音発生機構部の試作結果について報告する.
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鈴木 智之, 中静 真, 飯國 洋二
セッションID: 6W2-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本報告ではスペクトルサプレッション法に周波数領域における超解像処理を導入する.提案法ではスペクトル解像度を高めるためにフレーム長より長いDFTを利用している.超解像の処理は,周波数上で音声が局在する性質より,DFT係数のl1ノルムからコスト関数を定義しこれを最小化することで実行される.この超解像を雑音除去の前処理として導入し,実験から有効性を確認している.
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林 寛晃, 中静 真, 飯國 洋二
セッションID: 6W2-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では,MCA(Morphological Component Analysis)を用いた音声と,突発性雑音の分離法を提案している.MCAによる信号分離には,分離対象となる2つの信号をスパースに表現する基底行列が必要となる.しかしながら,突発性雑音は持続時間についてのみ仮定でき,特定の基底を定義することは困難である.そこで提案法では,雑音の持続時間のみを考慮した部分空間から突発性雑音を表現し,この部分空間が張る信号のノルムからスパース性を向上させるためのコスト関数を定義した.また,実験によりその有効性を確認している.
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曽我美 明, 川村 新, 飯國 洋二
セッションID: 6W2-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本論文では、スピーカーマイクロホン間の距離を利用したハウリング除去システムについて検討する。この方法では、まず、スピーカーマイクロホン間の距離を音波を用いて計測し、次に、計測された距離からハウリングとなる周波数の候補を推定する。そして最後に、推定された周波数成分をノッチフィルタにより除去することでハウリングの発生を抑える。本方式は、ハウリングをあらかじめ除去しておくため、ハウリングそのものが生じないという特長がある。本論文では本方式のハウリング除去性能の評価について示す。
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中辻 秀人, 大松 繁
セッションID: 6W2-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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著者らによって、時間周波数領域における新しいスペクトル解析法が提案された。ここでは、この解析法を用いて、低い周波数から高い周波数までの連続した母音のスペクトル解析を行い、各周波数における、不特定話者の音声認識を行った。母音は、主として基本波と高調波から構成される周期性を持った波である。音声「い」は最も高調波の数が少なく、次いで「う」「え」「お」「あ」の順に高調波の数が多くなる。しかし、母音の特徴は高調波の数だけで示されるほど単純ではない。たとえば、「い」と「う」は良く似ており、単に高調波の数だけで分離することはできない。そこで、周波数に応じて母音のスペクトルを累積させた累積波の概念を導入して、各母音の分離を試みた。
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若林 佑幸, 川村 新, 飯國 洋二
セッションID: 6W2-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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近年,雑音除去法に関する研究が進んでいる.精度の高い雑音除去方式としてスペクトルゲイン推定に基づく方式がある.スペクトルゲインは雑音スペクトルに基づき計算される.その雑音スペクトルを効率的に得るための方法として,重み付き雑音指定がある.しかし,この雑音推定法では,処理途中から生じた雑音には追従できないという欠点がある.そこで我々は,音声のフォルマント情報を利用することで,処理途中から生じた雑音にも追従できる方法を提案する.
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牧野 秀成, 山本 茂広, 小豆澤 照男, 橋本 岳
セッションID: 6W3-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本研究では簡易かつ安価な移動ロボットの自律走行システムの開発を目指す。その一手法として、ロボットが走行する経路中における要所地点に含まれる情報を用いた手法を提案する。つまり、ロボットが要所地点を認識するためのヒントとして、予め各地点においてディジタルカメラにより取得した画像中に含まれる特徴領域の情報と、GPSを用いて取得した位置情報を用いる。本稿では、これらの情報を統合した本システムについて検討した。
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石田 健二, 田中 雅博
セッションID: 6W3-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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近年放送・保存される動画コンテンツはますます増えてきている、一方で私たちがそれらの鑑賞に費やすことのできる時間は限られいる。特にスポーツ放送など試合全体が数時間にも及ぶため、得点シーンや有名選手のプレイだけを取り出して鑑賞したいなどの要望が増加している。本稿ではサッカー映像における要約作成を目的とした試合の優劣の判断を行う。選手の位置をグラウンド上のラインを基に抽出し、選手の位置を評価することにより試合の優劣の判断を行う。
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栗秋 伸也, 土居 元紀
セッションID: 6W3-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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E-commerceにおいてweb上で製品等の3次元情報を公開する場合など、簡便に3次元情報を取得したいが、現状では未だに高額な光学製品を用いる必要がある。本発表では、1台のデジタルカメラと複数の鏡を用いて、多視点から見た物体像を同時撮影し、視体積交差法の原理より3次元メッシュモデルを生成するシステムについて報告する。小型の人形を実際に撮影し、VRMLを用いてwebブラウザに立体復元結果を表示することができた。
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丸山 進也, 安井 秀騎, 松原 満, 杉本 末雄
セッションID: 6W3-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では, ステレオ計測により3次元情報を得るために, 等輝度領域に DP マッチングを含めた種々の方法を適用して対応点を探索することで実現する. さらに3次元距離を2次元データ(画像)として出力することが可能な「距離画像センサ」を用いて, ステレオ計測で得られた物体の3次元情報を補正する手法について考察する.
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辻村 裕美, 浦西 友樹, 眞鍋 佳嗣, 千原 國宏
セッションID: 6W3-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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能動的な三次元形状計測手法の一つにパターン光投影法が挙げられる.パターン光投影法は物体表面が拡散反射をすることを仮定している.しかし透明物体表面では光の透過や鏡面反射が起きるため,パターン光投影法による計測が困難である.本研究では,透明物体表面における鏡面反射を用い,パターン光投影法により物体の形状を計測する手法を提案する.また,試作システムを用いて実験を行う.
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井上 利勅, 寺西 邦雄, 東本 暁美
セッションID: 6W3-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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鯛などの養殖場においては、体長が7~10CMに成長した段階で、全稚魚の形状選別を行っている。形状選別は人の美的感覚により行っているため、品質、処理量など多くの問題がある。我々は画像処理技術を利用して、人の美的判断基準を解析定量化することに成功し、活きた稚魚の自動形状判別機を開発した。この論文では、画像処理の手法と自動機の具体的な構造について紹介する。
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小林 大祐, 小田 弘
セッションID: 6W4-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本報告では,「マルチパルス画像符号化方式に基づく電子透かし方式」を提案する.まず,ウェーブレット領域におけるマルチパルス画像符号化モデルについて述べる.次に,マルチパルス情報への透かし埋め込み方式について説明する.最後に,計算機シミュレーションを行い,本手法の基本特性を確認する.
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伊藤 康広, 飯國 洋二
セッションID: 6W4-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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一般のデジタルカメラでは、価格を抑えるため、各画素のRGBの値はベイヤー色配列に従い、各画素で1色のみを記録するようにしている。デモザイキングとは、各画素毎に1色の色情報から失われた2色の色情報を補完し、再現することである。本発表では、画像の連続性と色相の相関関係を数式で表し、その値のバランスを取るようにしたコスト関数を提示する。また、コスト関数を最小化することによってできるデモザイキングの手法を示す。
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隼野 恵理, 井村 誠孝, 安室 喜弘, 眞鍋 佳嗣, 千原 國宏
セッションID: 6W4-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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火災発生時の煙の動きや照明による見え方の違いを事前に認識することは、防災対策に有用である。それには実験で得られる煙の濃度データを、誰にでも分かる写実的なリアルタイムCGで提示する事が効果的である。本研究は、煙による光散乱の実時間シミュレーションを行うことで、照明条件を反映した立体感のある煙のアニメーションをリアルタイムで生成することを目的とする。本発表では基礎となるフォトンマッピング法の適用について検討する。
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長尾 修行, 大松 繁
セッションID: 6W4-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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リモートセンシング技術の応用例の一つに、土地利用形態の分類がある。その分類手法として、SOMとLVQの二つの学習ステージを用いる。まず、第一ステージでは、分類対象画像の特徴をSOMにより抽出する。次に、第二ステージでは、分割数n個の場合、SOMの発火回数が上位n個のニューロンの結合荷重ベクトルをLVQの結合荷重ベクトルの初期値とし、学習を行う。以上二つの学習ステージによって、分類精度の向上を行う。
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松永 聖平, 大松 繁, 小坂 利壽
セッションID: 6W4-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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紙幣には偽造防止のために様々な工夫が施されているが、近年ではカラーコピー機等の性能向上により、容易に偽造できるようになった。そのため、偽造紙幣による犯罪が多発している。そこで偽造紙幣を検知、排除する手法が必要である。本論文では、偽造防止のために施されている精密な絵柄に着目し、周波数解析を用いて紙幣の真偽を識別する手法を提案する。
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嶋橋 卓也, 森 大至, ファワズ アル マキ ウィッキー, 松原 満, 杉本 末雄
セッションID: 6W4-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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老眼は一種のぼやけによる画像の劣化過程と考えると、あらかじめ原画像に
老眼による劣化過程の逆フィルタを作用させることにより、老眼の人が認識しやすい画像を生成することを試みる。点拡がり関数により、ある種のサイズの大きなToeplitz行列が生じることに注目し、Trenchの方法により逆フィルタの設計を行う。
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ファワズ アル マキ ウィッキー, 森 大至, 嶋橋 卓也, 松原 満, 杉本 末雄
セッションID: 6W4-7
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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ぼやけた画像修復には動作方向と動作の長さのような点拡がり関数のパラメータの正確な認識によります. ここでは, ケプストラム解析とラドン変換を使い, パラメータの認識をノイズレスのぼやけ画像で行います. ぼやけ画像の修復には, まず逆フィルターを与えます. そして, カメラでの自然にぼやけた画像と故意にぼやけた画像を上記で述べた方式で実験結果を出します.
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オークションを用いた設備とワークのマッチングによる動的な環境への対応
貝原 俊也, 指尾 健太郎, 八尾 佳宏, 森川 幸祐
セッションID: 1T2-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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機械加工ジョブショップラインは工程の流れが複雑であり,また生産の状況が頻繁に変化する.このような環境下では,設備構成や工程設計の変更に柔軟に対応可能なスケジューリングが必要である.本研究では,設備やワークのモデリング方法とオークションによる両者のマッチングに基づいたスケジューリング法について提案し,状況変化に対するロバスト性や効率性についてその特性を明らかにする.
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神村 俊秀, 阪口 龍彦, 白瀬 敬一
セッションID: 1T2-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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生産活動はあらかじめ作成された生産スケジュールに基づき実行される.しかし,実際の生産活動では,作業の遅延など,計画段階では予測困難な変更がしばしば発生する.本研究ではこれまで,遺伝的アルゴリズムを用いたリアクティブスケジューリング手法を提案してきた.この手法では,作業が始まる直前に,どれだけ作業が遅れるかが分かるという前提でスケジュールの変更を行っていた.本研究では,作業が終了するまでどれだけ遅れるかが分からないという前提で,作業の進捗状況を適切に反映しながらスケジュールの変更を行うことができるようにリアクティブスケジューリング手法を拡張する.
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分散仮想工場を用いた実験
指尾 健太郎, 貝原 俊也, 藤井 進, 関 優也
セッションID: 1T2-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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製造業においては、内示受注として事前に予測に基づいた生産に着手し、確定した時点で正式にオーダを確定するという方策がよくとられる。しかし、需要予測が困難な現在の生産環境においては、内示から確定する際に大きな差異が発生する。そこで本研究では、内示受注から確定受注に変化する際の予測誤差が生産効率に与える影響について分散仮想工場を用いた実験により検証し、コストを含めて多面的に評価した結果について報告する。
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複数のオーダに対するスケジューリングの並列化
谷水 義隆, 前田 泰宏, 小澤 知里, 杉村 延広
セッションID: 1T4-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本研究ではこれまでに,一対のサプライヤとクライアントが,生産スケジュールを改善しながら交渉を繰り返すことで,オーダの納期と価格を決定する動的サプライチェーンモデルを提案した.本報では,複数のクライアントからのオーダに対して,機会損失を起こさないように,サプライヤが複数の生産スケジューリングを並列に実行し,適切なオファ(Offer)を生成する手法を提案する.さらに,シミュレーションシステムを用いて,その有効性を検証する.
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上野 信行, 佐野 智一
セッションID: 1T4-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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既に需要が正規分布の場合におけるマスカスタマイゼーション対応の生産計画法(Mass Customization Production Planning System :MCPSという)を提案している。
本発表では、需要がガンマ分布の場合におけるマスカスタマイゼーション対応の生産計画法(Mass Customization Production Planning System with demand for a gamma distribution:MCPS-Ga)を新しく提案し、その有効性を述べる。
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作業時間の遅れにともなうリスケジューリングへの適用
杉村 延広, 塩見 健, 谷水 義隆, 岩村 幸治
セッションID: 1T4-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本研究の目的は,生産システムにおける作業時間のばらつきを考慮することができるスケジューリング手法を実現することである.その第1段階として,本報告では,作業時間のばらつきを正規分布と仮定して,スケジュール結果を示すガントチャート上で,各作業の終了時刻のばらつきを近似して,評価する手法を提案する.
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藤井 進, 本橋 智光
セッションID: 1T4-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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多数の機械を有するジョブショップにおいて機械と加工ワークの適合性や段取り時間、納期など多様な制約を考慮に入れた効率の良いスケジュールを作成することが必要であり、生産環境の変化に柔軟に対応できるスケジューリング手法の開発が望まれている。本研究ではこのような問題に対して双方向型オークション方式を用いたスケジューリング法を提案し、その有用性について検討した結果を報告する。
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作業者の意志に基づくリアルタイムスケジューリングプロセス
岩村 幸治, 桑原 慎也, 谷水 義隆, 杉村 延広
セッションID: 1T4-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本研究では,加工システムを対象とするホロニック生産システムにおいて,生産システムの構成要素として新たに作業者を考慮する.はじめに,加工システムにおける作業者の性質を整理し,作業者のモデル化を行う.また,作業者の意思を尊重した上で,自律的な意思決定と行動を行う生産設備および工作物と協調的に生産スケジュールを作成する方法について検討する.
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中東 大樹, 辻 洋, 和田 佳久
セッションID: 2T1-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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近年,日本ではオフショアソフトウェア開発が進んでいるが,その成否に関する知識は経験者の暗黙知としてのみ存在し,事前にリスクを定量的に予測することが難しい.そこで本研究では,暗黙知を表出化するアンケート150件のコンジョイント分析データと実存プロジェクト53件の実績データを用いてリスク分析を行い,その知見に基づいたオフショア開発リスク診断ツールを開発した.利用者にリスクとその対策を知らせるツールの機能概要を提案するとともに,作成したリスク診断ツールの予測値の妥当性について考察を行う.
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新屋 貴史, 田中 雅博
セッションID: 2T1-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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個人認証の一つにオンライン署名による認証がある。
一般に筆点の対応付けにDPマッチングが用いられることが多いが、DPマッチングによる対応付けはしばしば誤対応が発生し、誤認証の原因となることがある。
そこで、本報告では、Zhengらの弛緩法による点対応手法が署名データの対応付けに有効ではないかと考え、弛緩法による点対応問題についてその有効性を検討した。
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松本 明紘, 古賀 雅伸
セッションID: 2T1-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では、制御系の開発プロセスの効率化のために制御系設計支援プラットフォームJamoxを開発している。本プラットフォームでは、システムのモデルをブロック線図としてグラフィカルに構築でき、連続時間系、離散時間系、これらが混合したサンプル値系の解析やシミュレーションを容易に実行できる。JamoxはJava言語で開発され、システムのモデルデータの保存形式としてXMLを採用しているので、環境に依存せず利用できる。
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古賀 崇史, 古賀 雅伸
セッションID: 2T1-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では、与えられた設計仕様を満たす制御器をLMIに基づき求める制御系設計支援ツールJALMIPを開発している。システムのブロック線図をグラフィカルに作成できるシミュレーションプラットフォームJamoxと本ツールを連携することで、設計からシミュレーションまでを効率的に行える。
また、LMIを数学的な記述に近い自然な形式で表現できるので、より一般的な最適化問題を容易に扱え、最適化パッケージと連携することで、解を得ることができる。
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松辻 智之, 王 軼群, 土方 嘉徳, 西田 正吾
セッションID: 2T1-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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近年,通信環境やGPS環境の発展に伴い,ユビキタス環境の実現は現実のものとなりつつある.ユビキタス環境が現実のものとなるとユーザはいつでもどこでも情報へのアクセスが可能となる.そこでユーザの状況に即した情報支援の方法が重要な課題となる.本研究では実空間を散策しているユーザを対象に,地理施設の種類に応じた利用目的を獲得し,ユーザが居る施設に関する評判情報を携帯端末上に提供することを試みる.
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寺岡 照彦, 柳原 慎太郎, 大崎 雅代, 中田 秀男
セッションID: 2T1-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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産業用のWebシステムでは、データベースなどの検索結果の表示にとどまらず、機器や設備の監視や、防災・道路情報の表示といった、時間によって変化する情報を表示する必要がある。本講演では、このようなシステムにおける、Ajaxを応用したユーザインタフェースの構築技術について説明する。
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富樫 淳, 金谷 一朗, 佐藤 宏介
セッションID: 2T2-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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組み立て可能なブロックで造形したモデルに,光学シースルー方式を用
いて彩色することで,
熱,電磁波,電気力線のような様々な物理現象を視覚化し,ユーザに物
理現象を直感的に理解させるシステムを提案する.
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亀井 俊智, 黒田 嘉宏, 増田 泰, 大城 理
セッションID: 2T2-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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視覚表現が困難である三次元スカラー場やベクトル場をユーザに提示する方法として,触覚デバイスによる可触化の研究が行われている.従来の点形状プローブによる力覚提示手法では,三次元場との相互作用により取得できる力覚が限定される.本研究では,プローブを面形状に拡張しトルクを提示することで,三次元場のより良い理解を助けるシステムの開発を目指す.本稿では,構築システムと一様な三次元場に適用した際の基礎的な性能評価について報告する.
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伊藤 哲雄, 安室 喜弘, 眞鍋 佳嗣, 千原 國宏
セッションID: 2T2-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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現在,工場で使われている紙の作業マニュアルでは,工具や部品等のCADデータや写真を用いて作業指示を行っている.しかし,紙面上では作業箇所の立体的な情報を把握し難い.そこで,視点変更が可能な3次元CGを用いた電子作業マニュアルを提案する.本研究では,提案する電子作業マニュアルの中で重要となる作業動作における手の動きに着目し,各工具や部品等に対する適切な指先の動きの表現手法を検討する.
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安部 拓也, 井村 誠孝, 眞鍋 佳嗣, 千原 國宏
セッションID: 2T2-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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液体の写実的なCGを生成するためのシミュレーション手法は、その計算コストの高さから汎用的な手法が確立されておらず、用途に応じた様々な手法が提案されている。本研究では写実的な水滴のCGアニメーションのための、液体の移流計算を粒子法によって行う実時間シミュレーション手法を提案する。また、水滴の写実的な表現のために、液体の表面張力および固体オブジェクトとの接触角を考慮した界面張力の計算を行う。
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関谷 祐輔, 金谷 一朗, 佐藤 宏介
セッションID: 2T2-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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美術絵画は色彩だけではなく質感(キャンバス表面の凹凸の三次元情報)を含めて表現される.
本研究ではコンピュータ上の色彩として一般的なRGB色要素に合わせて,三次元CGによる質感表現を伴った
絵画制作コンピュータ支援システムを提案する.
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川崎 正幸, 粂 直人, 黒田 嘉宏, 黒田 知宏, 長瀬 啓介, 吉原 博幸
セッションID: 2T2-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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手術シミュレーションでは弾性値をパラメータに持つ有限要素法に基づく臓器モデルが有効であるとされる。
しかし、従来手法では対象物体の形状に基づいて要素分割が行われるため、各要素内で弾性値が一様となるとは限らず、均一でないオブジェクトの力学的な挙動を正しくシミュレートできないという問題がある。
本報告では、従来手法で構成された要素集合に対して、各要素の分割面を移動することで弾性値分布が正しく反映されたメッシュを生成する手法の提案をおこなう。
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堀 元, 井村 誠孝, 安室 喜弘, 眞鍋 佳嗣, 千原 國宏
セッションID: 2T4-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では,ハンドヘルドサイズの機器の位置姿勢をトラッキングし,拡張現実感を用いて各操作部に注釈を重畳する操作マニュアルシステムを提案する.従来の紙媒体のマニュアルは検索性が低いのに対し,提案システムは操作方法を知りたい部分をカメラに向けることで情報を取得できる.本発表ではシステムの要素技術となる機器の姿勢,スケールの変化やオクルージョンにロバストなトラッキングをマーカレスで実現する手法について述べる.
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國領 大介, 貝原 俊也, 熊本 悦子, 藤井 進, 黒田 輝
セッションID: 2T4-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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腹腔臓器に対する集束超音波治療を安全かつ効果的に施行するためには,照射位置を対象臓器の呼吸性移動・変形に合わせて追尾し,照射位置およびその周囲正常組織の温度変化を監視することが必要である.そこで,著者らは磁気共鳴画像上で確認できる血管をマーカーとした照射位置追尾手法を提案した.本報告では,治療前に取得した画像を使用して超音波の照射位置を予測する手法を提案し,その精度について検証する.
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堀口 竜平, 中野 沙路磨, 杉本 末雄
セッションID: 2T4-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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本研究では聴覚障害者のコミュニケーションを補助する音声可視化“観音システム”を開発している. 本システムにおいて音声の可視化を実現するためには, 非文法的な自由発生音の音素・音節レベルの実時間音声認識が必要となる. そこで日本語5母音の音声認識システムを統計的手法により構築し, 単一話者音声を用いた実験により, 音声可視化システムとしての性能を検証する.
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伊東 宏真, 吉村 友里, 片山 崇俊, 佐伯 欣洋, 竹田 史章
セッションID: 2T4-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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現在,入院患者の食事の摂取量計測は栄養士が目視と手計算で計測を行っている.そのため,計測基準が栄養士によって異なり一定ではない.また,栄養士への負担も大きい.そこで,これらの問題を解決するために,著者らは食事摂取量計測システムの開発を行ってきた.
本システムは色情報を用いて計測を行っている.そのため,光源等の撮像環境が計測結果に大きな影響を与える.そこで,光源の再検討を行い,撮像環境の安定化とそれによる抽出精度の向上を図る.
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中川 敬太, 小林 友明, 井前 讓, サイ 貴生
セッションID: 2T4-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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視覚情報を用いたセンシングや防犯技術において,対象とする移動物体を実時間で追従する技術は重要である.
Particle Swarm Optimization(PSO)は,生物の群行動から着想を得た最適化手法であり,個体は,自分自身の情報だけではなく,群全体の情報も考慮することで効率の良い探索を実現する.
本論文では,PSOを動画像上での実時間追跡に応用する新しい手法を提案し,実験によりその有効性を確認する.
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定在波利用の可能性
中迫 昇, 上保 徹志, 大亦 紀光, 森 淳
セッションID: 3T1-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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一般に超音波による距離計測では,送信パルスと対象物からの反射波との時間差が用いられている.しかし、送信パルスが十分減衰しないうちに反射波が返ってくるような距離では反射波が送信波に埋もれてしまい測定できない.
市販されている超音波距離計や,タンク内の水位を測定する超音波レベル計などでは距離が数10cm以下になると測定できなくなるものがほとんどである.一方,マイクロ波レーダの分野では,近距離計測を行うために定在波を利用する手法が知られている.
本研究では,近距離計測の技術を音とくに可聴音に拡張することを考え,定在波を利用した近距離推定法について詳述する.さらに,シミュレーション結果や実音場での推定結果も示す.
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