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松原 満, 藤本 久貴, 杉本 末雄
セッションID: 3F1-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では、システムが確定部分と確率部分との結合で表現できるような、直交分解に基づく線形多入出力システムに対する同定について考察する。
LQ分解から確定、確率サブシステムの各々の出力系列の推定値を得、部分空間法、正準形、EMアルゴリズムを介した反復推定法により最尤推定モデルの構築を目指す。その際に重要となる、各システムの出力系列の推定値の誤差特性について考察し、更なる同定精度の向上を目指す。
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鮫島 奈々, 金江 春植, 楊 子江, 和田 清
セッションID: 3F1-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
入出力観測雑音がある場合のパルス伝達関数の推定法として、筆者らは
バイアス補償最小2乗法を提案し、一致推定値が得られることを示した。
この方法では、入出力観測雑音の分散を推定する必要があるため、本稿で
は、出力観測雑音の影響はIV(補助変数)法によって取り除かれることに
着目して、入力観測雑音によるIV(補助変数)推定量の漸近バイアスを補
償することにより一致推定値を得る手法を提案する。
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秦 攀, 金江 春植, 楊 子江, 和田 清
セッションID: 3F1-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
入力と出力のサンプリング周期が異なるいわゆるデュアルレートの場合の同定
について検討する。デュアルレートのままでは従来の同定法を用いることは困難
であるので、デュアルレート単一入出力(SISO)システムが、多入出力(MIMO)の状
態モデルで記述できることに着目し、この状態空間モデルを部分空間法によって
同定することを提案する。
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和田 清, 金江 春植, 楊 子江
セッションID: 3F2-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
サンプルデータを用いて連続時間システムを同定するいわゆる連続時間システム同定について、入力として微分可能な関数を用いる場合について式誤差あるいは出力誤差法の観点から検討する。
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推定パラメータの一致性について
澤田 まみ, 池田 建司, 下村 隆夫
セッションID: 3F2-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
適応観測器を用いた連続時間モデル同定手法が提案されている。連続時間モデル同定では、状態変数フィルタの設計によってパラメータの推定精度が左右されてしまうという問題点がある。そこで、状態変数フィルタの設計を工夫することによって、一致性の成り立つ推定量を提案し、数値例により確認する。
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山口 輝也, 友近 信行, 東 俊一, 杉江 俊治
セッションID: 3F2-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
本論文はシステム同定においてモデルに対する先験的知識を援用することによってその精度を向上させる技術に関するものである.プロセス系の同定においては現場のオペレータが同定対象についてすでに立ち上がり時間や定常ゲイン等の先験的知識を持っている場合が多く,これを積極的に同定へ利用することによって同定の精度を上げられる可能性がある.
そこで本論文では量や質の不十分な実操業データしか得られないプロセスにおいて,同定対象への先験的知識を補うことによって高精度で信頼性のあるモデルを構築できる手法を提案する.ここでは特に先験的知識の多くが一定の入力に対する時間応答への制約という形式で与えられることに着目し,時間応答曲線への制約条件のもとにモデルを構築する手法について述べ,その有効性をシミュレーションを通して検証する.
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杉島 靖, 鷹羽 浄嗣
セッションID: 3F3-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
区分的ARXモデルの同定法として、クラスタリング手法に基づく方法がいくつか提案されている。一般にクラスタリングの結果は、回帰空間の切り替え超平面付近のデータに誤分類を含む。よい同定結果を得るためにはこれらの誤分類データを修正する必要がある。
そこで本稿では、このような誤分類データを回帰空間上での線形分離可能性に注目して減少させることにより、同定精度を向上させる方法を提案する。
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加藤 健一, 平田 健太郎, 杉本 謙二
セッションID: 3F3-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
本発表では,レート型ネットワーク輻輳制御モデルを記述する際などに用いられる,状態依存むだ時間系の離散時間非線形状態方程式によるモデリングと,SOSを用いた解析手法について述べる.従来このような系に対しては,遅れ時間のノミナル値まわりでの不確かさを考慮したロバスト制御理論が用いられてきたが,ここでは,有限個の状態変数を用いて過去の履歴を保持し,むだ時間長に応じた非線形ゲインにより時変むだ時間要素の出力を取り出す離散時間システム表現によって対象の動特性を高精度に近似する.また,SOSを用いた安定性解析についても言及する.
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阿瀬 始, 片山 徹
セッションID: 3F3-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
線形動的システムの後に静的非線形関数が結合したWienerシステムに対し、線形動的システムを状態空間モデルで表現し、静的非線形関数については逆関数の存在を仮定して基底関数展開し、状態空間モデルのシステム行列と基底関数展開の係数とを交互に反復しながら推定する方法を開発した。予測誤差最小化の枠組みにおける状態空間モデルのシステム同定のためのパラメトリゼーションは積年の課題であるが、フルパラメトリゼーションの欠点を克服するデータ駆動局所座標(DDLC)を応用した。
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擬似観測量の導入によるアプローチ
大住 晃, 小見山 資朗
セッションID: 3F3-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
水環境において近年、生活排水や工場廃水といった負荷により河川が汚染されているだけでなく、水質事故や不法投棄などによる負荷にも河川は汚染されている。これらの負荷はその位置、量などが未知であるため、水質管理の面から深刻な問題となってきている。本論文ではこの負荷をポイント負荷とノンポイント負荷の2つのモデルを考え、BODとDOの測定データに基づいて考察し、汚染源の特定とその負荷量の同定、さらに水質の推定に対するシステム工学的なアプローチを試みる。
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進戸 尚樹, 山内 香緒里, 山本 博之, 大野 弘
セッションID: 3F3-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
Partial Least Sqaures (PLS)およびKernel PLSを用いて、蒸留塔の実測時系列データから製品組成モデルの構築をおこなった。Kernel PLSでは非線形関係を考慮することにより、PLSを用いた従来法と比べ予測精度向上が期待される。また目的変数が単変数である時に限定すれば、従来のKernel PLSの計算法は簡略化できることを示す。PLSの潜在変数の数はクロスバリデーションによって決定した。
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米谷 和雄, 横田 昇幸, 櫛田 大輔, 北村 章, 前田 知幸, 中山 万希志
セッションID: 3F3-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年,非線形システムの同定に関する研究が注目されているが,汎用的な手法は未だ確立されていないのが現状である.そこで本研究では,RNN型SOMを用いて時系列データをクラスタリングし,分類されたデータに対して個別にGPを用いてモデリングする手法を提案する.本手法を焼却炉の実データに適用した結果,GPのみのモデリング結果より良好なモデルを獲得できたことから,その有効性が確認された.
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佐古 一樹, 藤本 健治, 早川 義一
セッションID: 3F4-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
本発表では、ハミルトン系の変分対称性を利用した反復学習制御を力制御と同時に行う手法を発表する。
具体的には、マニピュレータの運動方程式の関節角座標系を正準変換により手先座標に写し、力と位置のハイブリット制御を実現する。
力の制御には力センサを用いた制御のほか、慣性行列を対角化することによって力センサレスでの力制御の手法を提案する。
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金 相勲, 國松 禎明, 藤井 隆雄
セッションID: 3F4-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
ルーリエシステムに対して一般化オブザーバ構成のコントローラを適用することを考える.その際,ステップ入力に対する1型サーボ系には積分器が入るため,ルーリエシステムの線形部を強正実にはできない.また,一般化オブザーバ構成であるため可安定・可検出な線形部となる.そこで本研究では,正実補題を可安定・可検出システムにも適用できるように拡張し,線形部が正実であってもルーリエシステムが安定となることを示す.
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植村 育大, 藤中 透, 大松 繁
セッションID: 3F4-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
数式モデルに基づく制御においては、モデルの誤差や不確かさのため、予想どおりの制御性能が得られない場合が多い。また、数式モデルを用いない制御手法では、複雑な制御系の場合に適用できないことが多い。本研究では、数式モデルに基づく制御を基本として、さらに学習制御を適用することにより、モデルが不正確な場合の制御性能を改善する。簡単な実験により、提案手法の効果を検証する。
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山下 健知, 吉村 宏紀, 山本 祥弘
セッションID: 3F4-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
従来の各種ニューラルネットワークに対して、筆者等は三角多項式によるニューラルネットワークを提案している。その特徴は、学習アルゴリズムとして、線形パラメータ推定で知られている最小2乗法を用いることができることである。本稿では、差分方程式で表される非線形システムの同定結果を報告する。
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長谷川 将太, 吉村 宏紀, 山本 祥弘
セッションID: 3F4-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
相互結合型ニューラルネットワークによる多変数差分方程式系のシステム同定の結果を報告する。
子の方法は、多変数差分方程式系の線形入力項の係数行列が数値的に得られることが特徴であり、この結果を単純モデルマッチング法による非線形制御に応用可能である。
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井上 昭, 鄧 明聡, 松田 健吾, バンディオパディアイ ビジナン
セッションID: 3F4-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
高価な計測器でも0.1%程度、10進数3桁の精度であり、離散時間系において、サンプリング時間が短く、かつ、連続した出力に対する制御ゲインが絶対値同じ、符号正負逆の場合、数値上の誤差の影響が大きくなる。
マルチレート出力を用い、フィードバックする出力の数を増やして、フィードバックゲインに自由度を入れて、ゲインが絶対値同じ、符号逆となる場合を避けることにより、数値上の誤差の影響を減らしたロバストな制御則を提案する。
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松田 忠典, 森 武宏
セッションID: 3F4-7
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
筆者らは線形システムのロバスト安定解析ツールとして,Stability Feelerを提案している。
不確かさを含むルーリエ系に対してアイザマンの推測が成立しない場合,そのルーリエ系が絶対安定となるセクタゲインの上限と,それを線形化したシステムが安定となるゲインの上限との間に差が生じてしまう。
本発表では,両者の間にどの程度の差が表れるかを,Stability Feelerを用いて求める方法について述べる。
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藤田 朝輝, 福井 祐人, 巽 啓司, 谷野 哲三
セッションID: 4F1-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
トピックマップは、利用者のもつ概念体系に合わせて情報を分類、整理するための国際規格であり、
情報の"見つけやすさ"に重点を置いている。
トピックマップの可視化には、いくつかの手法があるが、
数多くのトピックが複雑な関連を張り巡らしている場合は容易ではない。
本研究ではトピックマップの可視化手法にグラフレイアウトを採用し、
トピックや関連に重み付けの概念を導入することを提案する。
これによりトピックマップを用いた知識管理において、
トピックマップの一覧性と情報の"見つけやすさ"の向上を計ることを目的とする。
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寺地 雅弘, 佐賀 亮介, 辻 洋
セッションID: 4F1-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
個々の記事からは把握できない動向を多数の記事から把握するための一手法を提案する。手法は記事のカテゴリ、その中に現れるキーワード、キーワードの当初出現時、最新出現時、出現記事数、出現頻度を軸として、OLAPを利用するものである。OLAPのダイシング、スライシング、ドリルダウン、ドリルアップによって各キーワードのポジショニングを行い、キーワード出現の栄枯盛衰を可視化することが可能となる。データベースの構築や多次元データ構造の設計手順についても説明する。
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柳本 豪一, 大松 繁
セッションID: 4F1-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
文書類似度を求めるため、従来はコサイン類似度がよく用いられていた。しかし、コサイン類似度は索引語間の無相関性を仮定しているため、実際の文書における索引語には厳しい仮定となっていた。この仮定をゆるめるため、Earth Mover's Distanceを類似度として用いるテキスト分類を提案する。索引語間の相関性を考慮するため、索引語間の距離を分類対象となる文書における索引語の統計的情報に基づいて決定することを特徴とする。本論文では、Reuters-21578を用いて評価実験を行うことにより、コサイン類似度を用いた手法に比べ提案手法が分類精度を改善することを確認した。
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中根 史敬, 大坪 正典, 土方 嘉徳, 西田 正吾
セッションID: 4F1-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
Web上には大量の半構造化文書がある.
検索エンジンでは,それらから検索語を含むページを得ることができる.
しかし,『画素数が700万のデジカメ』というような,あるオブジェクトに関する情報を直接得るためには,属性名(この場合,「画素数」)と属性値(この場合,「700万」)を自動で抽出する手法が必要となる.
これまで,特定の属性名に対する属性値を抽出する情報抽出の研究は多く行われてきた.
本研究では,ブートストラッピングによって,スキーマ(属性名の組)を抽出する手法を提案する.
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八木 陽平, 新居 学, 高橋 豐
セッションID: 4F1-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
Web上の情報をグループ化する手段として,Webネットワークにおける連結性と中
心性に基づく手法を提案する.提案手法では,Webのリンク構造を解析し,構造的に結び付きの強いページをまとめてグループ化する.具体的には,Webページ群がお互いに参照可能なリンク構造である閉路の形成に着目する.そして,閉路を形成しているWebページ群の連結性と,それらの中心性に基づいたグループ化を試みる.提案手法ではリンク構造にのみ注目し,個々のWebページの内容を解析することはしないが,小さな閉路を形成しているグループは内容の関連性も高いことが期待できる.
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小山 裕, 温井 崇友, 伊藤 秀隆, 隈元 昭
セッションID: 4F1-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年の情報処理技術の発展に伴い、教育の場ではe-Learningの研究・開発が進められている。本研究では、穴埋めのための空欄を含む文章のタイプ練習を行う学習支援システムを独自に開発した。これにより、タイピングスピードの向上はもちろんのこと、問題を解く事による理解度の向上を目指す。さらに実際に大学生に利用してもらった結果から、システムの有用性や学生に与える影響について調査を行い、より良い学習システムの検討を行う。
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前田 康男, 大松 繁, 吉岡 理文, 小林 徹
セッションID: 4F2-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年、認知症の治療法として回想法が効果があることが実証され、また塗り絵が治療に効果があることが知られてきた。本研究では認知症の方の思い出の写真から画像処理により塗り絵を作成し、回想法と塗り絵の二つの効果を併せ持つ物を作成し、認知症の治療の一助とすることを目的としている。より良い塗り絵を作成するために既存の手法や、その他の処理を組み合わせ検証してみた。
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津? 善晴, 大松 繁, 吉岡 理文, 北 耕次, 村井 猛
セッションID: 4F2-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年デジタルカメラの多様化が進み、携帯電話などでも写真撮影ができる様になったが、いわゆるカメラと呼ばれる機器と比べれば一般に低解像である。この画像を拡大するにあたり、失われた高周波成分を最大事後確率推定法やマルコフ連鎖を用いて補完するイメージハルシネーションと言う手法を開発する。さらに様々なシーンの画像に対する提案手法の有効性についても検証する。
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東方 隆志, 吉岡 理文, 大松 繁
セッションID: 4F2-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
画像による物体の照合や検出は,工場などにおける組み立て,検査作業の自動化等に利用されている.そこではノイズ,遮蔽などの不良条件にも耐えうるロバストかつ,図形の拡大縮小,回転に対応したアフィン変換不変な検出手法が必要とされている.本研究では,一般化ハフ変換を用いた手法をさらに拡張し,検出対象図形が矩形であっても高速に検出可能かつ精度を向上させる手法を提案する.
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沖 暁嗣, 深田 秀実, 高山 毅, 村田 嘉利, 池田 哲夫
セッションID: 4F2-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
多くの地方自治体では,これまでに電子地図の効率的な更新方法が確立されておらず,更新に対する費用がない自治体が多いのが現状であり,更新費用の削減が注目されている.
そこで本研究では,1:500Shapeファイル,1:2500DMデータが存在するという想定の元で,精度の高さから用いられている1:500Shapeファイル中の建物データを更新頻度がより高い1:2500DMデータを利用して更新することを目指す.
本稿ではその更新アルゴリズムの設計と開発について述べる.
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植村 匠, 上瀧 剛, 河野 将人, 内村 圭一, 胡 振程
セッションID: 4F2-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年、ディジタル化された地図はカーナビやGISといった多方面にわたり必要不可欠なものとなった。現在ほとんどのディジタル地図が既存の紙面地図を基に人の手により作成されているが、計測誤差が多く見られるため、画像処理を用いた道路ネットワークの自動検出といった手法が用いられるようになった。今回、その自動検出手法としてニューラルネットワークを用いた方法を提案し、従来の手法との比較および検討を行った。
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塩本 佳子, 浅井 陽介
セッションID: 4F2-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
カーナビゲーションシステムでは、運転中にドライバに情報を提供するという特性から、一目で理解可能な形での情報提示が必要とされている。特に地図の提示においては、近年、精細な3D表示機能が多用されており、ドライバーズビューと呼ばれる、運転者の視界を再現するかのような提示方法の実装が進んでいる。このようなユーザインタフェースにおいて、より見やすくするという観点から筆者らが実装に使用した手法について報告する。
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大西 智士, 伊藤 京子, 西田 正吾
セッションID: 4F3-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年,科学技術の発展に伴い様々な技術が開発されているが,そのような新しい技術というものが導入される際のリスクは,もはや専門家や企業だけでは把握し切れなくなっている. そのため,技術に直接関わることになる側の市民にも導入の際にその技術について考えてもらい,市民の視点からの意見を取り入れることがこれから必要である. このような手段を,市民参加型テクノロジーアセスメントと呼ぶ. 市民参加型テクノロジーアセスメントの議論手法には様々な手法が実践されているが,それらは対面型で行われているため,効率の面で問題がある.
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増田 雄介, 北村 泰彦
セッションID: 4F3-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
近年,web上の機械翻訳ツールを使って手軽に翻訳できるようになったが,専門用語の対訳は難しい.専門辞書拡張型機械翻訳システムでは,文中の専門用語を一旦中間コードに置換して翻訳し,その中間コードを専門辞書に載っている対訳で置換する.しかし,中間コードが無意味な記号であるため,専門用語の情報が失われ適切に翻訳されない場合がある.そこで,本研究では中間コードに,置換する専門用語と類似する単語を用いることにより,適切な翻訳文を生成する.
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為末 隆弘, 佐伯 徹郎, 伊東 一典
セッションID: 4F3-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
知的精神作業時に存在する音声雑音をそれとは異なる音でマスクすることにより,雑音に関する心理的印象を低減すると同時に,作業成績も改善することが可能であるか否かについて考察した.種々の定常・変動音をマスキング音として用いた場合の作業者のうるささの心理的印象および正答率や反応時間といった作業成績について考察した結果,音を積極的に活用した雑音対策手法の有効性が確認された.
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上山 美樹, 山手 純平, 島田 哲夫, 苅田 昌和
セッションID: 4F3-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
マンガの市場は国際的に広がっているが,映画における予告編のような予備知識を持たないユーザに対する客観的な情報メディアがない.そこで本研究では,マンガのダイジェスト自動生成システムを検討した.アメリカ人のコミックに対する好みと日本人のマンガに対する好みの違いを抽出し,1コマ毎に複数のデータからなるインデックスを割り付ける.次にインデックスをキーとして好みを反映したシーンを抽出し,日米それぞれのダイジェストを生成する方法を提案する.
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中井 将人, 田村 絵梨奈, 香川 真也, 佐藤 公信, 竹田 史章
セッションID: 4F3-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では半乾燥魚の手作業での選別作業の自動化および高精度化を目的とした半乾燥魚選別システムを開発する.選別の際,複数の半乾燥魚が重なった状態では個々の半乾燥魚の画像抽出が困難であるため,独立駆動系による分離搬送を行う.本論文では,ロール回転発生率の抑制および分離搬送成功率の向上を目的とする.まず,ロール回転の抑制のため,実験筐体の角度変更を行う.また,分離搬送成功率の向上のため,ベルトコンベアにガイドを取り付ける.
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本津 丹, 大西 貴久, 香川 真也, 佐藤 公信, 竹田 史章
セッションID: 4F3-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
フリー
現在,半乾燥魚の選別作業は手作業で行われているが,作業員不足などの問題がある.そこで,本研究では,手作業で行われている選別作業の自動化および高精度化を目的とし,ニューラルネットワークを用いた判乾燥魚選別システムを提案してきた.本論文では,半乾燥魚選別システムの選別部における,2次元高速フーリエ変換を用いた特徴抽出法に使われる画像を拡張する.入力値を64点から512点に増やすことと,新たに提案した特徴抽出法の有能性を検証する.
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西田 信一郎, 上村 平八郎
セッションID: 4F3-7
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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軌道上での宇宙ロボットによる大型宇宙望遠鏡組立につき,反射鏡要素を六角形状のパネルで構成し,尺取り虫移動式の宇宙ロボットアームが組立中の構造上を移動しながら組立てる方式を検討した.移動や反射鏡要素の結合作業のためにカラーマーカを用いた画像計測手法を考案し,実際に模擬照明環境での動作試験により,その有効性を確認したので報告する.
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綛田 長生, 西口 純也, 筒井 宏明
セッションID: 4F4-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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産業プロセス分野におけるデータマイニングの実例を紹介する。
プロセス分野においては、経済分野などとは異なり、定量的なマイニングが行われることが多い。ここでは、プロセス運転データを用い、品質改善のための品質予測、ソフトセンサーなどの構築にマイニングが行われる。
筆者らは、時系列履歴データに特化したデータマイニング技術を開発し、様々な対象に適用してきた。本発表では、本技術の概要と実施例を中心に紹介する。
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黒岡 武俊, 早川 真衣, 山崎 量平
セッションID: 4F4-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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現在,プラント運転の現場では,若手オペレータ(未習熟オペレータ)を短時間で効率よく教育することを目的に訓練用シミュレータを用いた運転訓練が盛んに行われるようになっている.本研究では,運転訓練で得られる多量のデータを基にした熟練度の客観的な評価法として,自己組織化マップと隠れマルコフモデルを組み合わせた手法を提案し,簡易シミュレータを用いた実験によって提案手法の有効性を検証した結果を報告する.
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青木 茂樹, 大西 正輝, 小島 篤博, 福永 邦雄
セッションID: 4F4-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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一般に,人物の行動には規則性・習慣性が存在すると考えられる.本研究では,人物行動の規則性・習慣性を行動パターンと呼び,行動パターンを学習・認識すること,および認識した行動パターンに基づいて人物の非日常状態を検出することを目的とする.
本論文では,人物の行動パターンごとの個別モデルを順次作成していくことによって,多数のモデルを予め用意することなく,人物の行動パターンを学習・認識し非日常状態を検出する手法を提案する.
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櫻井 保志
セッションID: 4F4-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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最近,データストリームに関する研究に注目が集まっている.データストリームとは,ネットワークから高速に流れてくる大量のデータのことを指す.今後,センサーの小型化や低価格化によって,このようなデータの高速処理技術の重要性はますます高まってくると考えられている.講演では,全般的なデータストリーム技術の概要について述べるとともに,著者らが提案したデータストリーム処理手法をいくつか紹介する.
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麦嶋 慎也, 小川 悌知, 富井 尚志
セッションID: 4F4-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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人間が何かの目的を持って行動する際には何らかのパターンが存在する。人間の行動をモデル化し、ユビキタス環境によって取得した行動をデータベースに蓄積し、そこから人間の習慣的によく行う行動パターンを取得する。さらに、その行動パターンを実際の行動と照らし合わせることにより、人間の行動の支援をする。本研究では上記の環境を「概念共有環境CONSENT」として提案し、そこでの実生活による実証実験の評価を行う。
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村上 佳広, 内山 寛信, 倉田 純一, 中山 史浩
セッションID: 4F4-6
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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居住者の行動をモニタリングし、日常の行動履歴から外出先を予測する。外出先と所持品に対応関係があると仮定し、外出時における居住者の忘れ物を喚起する。本研究では、マイニング手法を利用して外出先を予測するために、行動履歴のデータ整理について提案する。また、実証実験をもとに予測精度を検証する。
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藤井 友樹, 村田 忠彦
セッションID: 5F1-1
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
会議録・要旨集
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強化学習法は,試行錯誤により報酬を獲得し,獲得した報酬により行動系列を強化する方法である.近年,部分観測マルコフ決定過程 (POMDPs) に基づく強化学習法が注目されており,不完全知覚の影響を受ける状態群を,過去の履歴を用いて影響の受けない状態群に分離するメモリベース法と,確率的に行動を選択することで不完全知覚状態からの脱出を試みる確率的政策が提案されている.本研究では確率的政策の手法の一つであるEpisode-based Profit Sharing (EPS)に着目し,EPS が不得意な同じ観測が多数繰り返されるような問題に対応するため,順序を考慮に入れた手法を提案する.
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串田 淳一, 谷口 典之, 星野 孝総, 亀井 且有
セッションID: 5F1-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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繰り返し行われる対戦型ゲームにおいては, プレーヤは対戦相手に勝利することを目的とし, そのためにざまざまな戦略を獲得していく. 同様に, 対戦相手もそれに対抗するための戦略を獲得し, 各プレーヤは互いに影響を受けながら進化していく. このような対戦型ゲームにおけるプレーヤの関係は, 自然界における共進化と同様であるといえる.
そこで, 本研究では対戦型ゲームにおける共進化において, 各プレーヤが局所解に陥ることなく, 相互に戦略を向上させる共進化モデルを提案する. 対戦環境は不完全情報ゲームであるポーカーゲームとし, シミュレーション実験を行い各プレーヤの戦略を検証する.
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馬場 則夫, 半田 久志, 長澤 健太, 寺田 篤, 三谷 憲由, 山田 一輝
セッションID: 5F1-3
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本研究では、元々のコモンスゲームをより興味深いものとするために、2つのEvolutionary Algorithm を活用する。まず、元々のコモンスゲームを簡単に紹介すると共に、その問題点に触れ、Evolutionary Algorithm を活用した
コモンスゲームの改良について述べる。得られた改良型コモンスゲームを用いて実際にゲームプレーイングを何度か行ったが、その結果についても紹介する。
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豊田 純一, 北田 佳明, 田代 敦士, 前田 恭伸
セッションID: 5F1-4
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本論文ではWeb上で利用可能なインタフェースを持つリスクシナリオ発見支援システムを構築する。このシステムではGETAによる連想計算機能を用いて単語間および文書間の関連性を計算し、TouchGraphを用いて視覚化を行うことで、文書の連想結果および単語間の繋がりの表示を行っている。利用者はこのシステムを用いて文書間の関連をたどることができ、新たなリスクシナリオの発見に役立てることが可能である。
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林田 智弘, 西崎 一郎, 片桐 英樹
セッションID: 5F1-5
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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本研究では,2人のプレイヤーがPドルを分割する最終提案ゲームについて考察する.
先手プレイヤーが(P-1)ドル要求し,後手プレイヤーは要求を受け入れ,$1得ることが均衡となることが知られている.しかし,これまでの被験者実験においては,多くの被験者の利得は均等分配に近い結果を得ており,これは均衡とは一致しない.このことから,被験者の公平性の概念や学習が結果に大きな影響を与えているものと考えられている.
本研究では,強化学習と公平の概念との両方を取り入れ,人間の情報量や情報の不完備が最終提案ゲームに与える影響について人工エージェントを用いたシミュレーションを行う.
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蘭 卓真, 木村 貴英, 辻田 勝吉, 増田 達也
セッションID: 5F2-2
発行日: 2007年
公開日: 2008/06/16
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無限定環境下でのロボット知的行動の実現は近年のロボット技術において重要な課題となっている.本研究は,外界センサとして駆動可能なCCDカメラを使用したトラッキングビジョンを用いることで自律的に4脚歩行ロボットが移動ターゲットへの追従制御や移動物体との協調歩行といった随意的な運動タスクを実現することを考える.本稿では,4脚歩行ロボットの移動ターゲットへの追従を行なう視覚誘導制御系の提案を行い,製作したカメラヘッドを用いたハードウェア実験および数値シミュレーションを通して有効性を検証した.
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