Print ISSN : 0016-450X
47 巻, 2 号
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  • 赤松 保之
    1956 年 47 巻 2 号 p. 105-116_7
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    著者は, 1947年以来, 兄妹交配をつづけて新しく乳癌好発系ハツカネズミを分離した。この系に自然発生した乳腺腫瘍を組織学的に検索して, 主に乳管から発生した乳管型, 腺房から発生した腺房型, 後者から化生をおこした化生型などの癌に分類し, これらに非上皮性腫瘍としての肉腫を加えた。
    この分類をもって, 著者の系, RF, C3H/He, DBA2, C3H/N及び市販雑系ハツカネズミの腫乳腺腫瘍を比較すると, C3H/He系では腺房型が多く, 著者の系では乳管系が多いのがめだった。
    また, 幼若な動物には乳管系が多く, 老年動物では腺房型が多い。担腫瘍動物が妊娠すると腺房型となることが多い。転移は, 腫瘍年齢 (腫瘍が発生してから動物が死亡するまでの期間) に比例して高くなる。そして, 腺房型に比べると, 乳管系の転移率はやや高い。腺房型の腫瘍でも転移巣では乳管型を示す傾向があり, 腫瘍摘出後に再発した腫瘍も乳管型が多い。また, 移植をつづけると腺房系の要素が失われる。こうしたことから, 乳管型腫瘍は分化の程度が低く, 増殖力がつよいと考えられる。
    移植は, 乳管型, 腺房型のいずれでもできるが, そのつくか, つかないかは遺伝的関係によって左右され, 組織適合性 (histocompatibility) の限界をこえることはない。
    著者の系からえた移植性腫瘍MK-7は, 25代にわたって継代移植できたが, ついに腫瘍細胞の壊死によって移植性を失った。この組織像から, 間質のもつ腫瘍増殖に関する役割に言及した。
  • 白鼠の淋巴肉腫症
    臼淵 勇, 安倍 弘昌
    1956 年 47 巻 2 号 p. 117-128_4
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    1) 弘前肉腫は1951年われわれの教室において雑婚白鼠の頸部淋巴節に自然発生した腫瘍を腹腔内に移植し腹水肉腫にかえたものである。
    本腫瘍は今日まで4年余に及んで主として雑婚, 一部 Wistar 系白鼠の腹腔内累代移植が続けられている。
    2) 本腫瘍はその経過及び細胞学的所見より diploid 型の腫瘍型 (第I型) 及び出血型 (第II型) と tetraploid 型 (第III型) の3型に分けられる。
    diploid 型は吉田肉腫に極めて類似する腫瘍であって, われわれは本腫瘍が淋巴節と原発し, 淋巴節を系統的に転移し, 末期に末梢血に出現すること並びに腫瘍細胞の細胞学的所見(ペルオキシダーゼ反応陰性, 墨粒貪喰能陰性) によって本腫瘍は吉田肉腫とともに淋巴肉腫症に属すべきものと考える。本 dipioid 型の腫瘍型は増殖力の比較的弱いときにみられ, 出血型は増殖力の比較的強いときにみられるもので本質的の差違は認められない。
    本腫瘍の tetraploid 型は一部に墨粒貪喰能陽性のものが認められることによって, 淋巴肉腫より細網肉腫への移行型であると考える。
    3) 本腫瘍の転移形成は移植局所より所属淋巴節に達し, 次第に全身淋巴節に及ぶとともに末梢血に現れて血行性転移を形成するものであることが明らかにされた。
  • 組織発生学的研究
    太田 邦夫, 田中 良
    1956 年 47 巻 2 号 p. 129-142_4
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    最近約10ケ年間に癌研究所病理部で扱った子宮頸癌1,757例の組織学的検索により92例(5.23%) の腺癌及び文献上極めて稀有な上皮内及び早期腺癌6例を得た。
    これらの内, 約1/3は単一型であるが残余は充実巣ないし層状配列部を合併せる混合型である。混合部の多くは, 非癌時の類表皮化生と同様の過程を経て, 子宮頸癌の大部分を占める扁平上皮型癌の像を呈する。著者らは先に上皮内癌及び早期癌の研究において, 従来の子宮頸癌の発生母地は扁平上皮域が主であるとの説に反して円柱上皮起源が圧倒的に多いことを証明したが, 今回の研究においても同様の結論に到達した。
    また, 線維腺腫性息肉より発生した巨大腺癌, 頸管部内膜症より発生した頸部腺癌の特殊起源の各1例, 断端癌としての子宮頸部腺癌5例, 同一子宮頸部に結核を合併せる腺癌4例は何れも文献上極めて稀有である。
  • 1489例の切除胃についての組織学的及び統計的研究
    松本 昭三, 太田 邦夫
    1956 年 47 巻 2 号 p. 143-152_4
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    1947年9月より1955年11月迄の8年間に, 癌研究所病理部において検索された切除胃1489例の組織学的検索の結果から, 胃癌を除いた胃腫瘍についての所見を綜括的に発表した。悪性腫瘍は, 平滑筋肉腫4例, リンパ肉腫1例, 細網肉腫8例で, 良性腫瘍のポリープ28例, 中には5例の悪性変性をみとめた。良性平滑筋腫は8例である。原発巣のなかった悪性黒色腫の1例は極めて稀れなものと考えられる。著者らは胃ポリープの内, 過形成型は胃の前癌病変中, 注目されるべき組織像を有すると考えている。外国文献について統計的に比較も試みた。
  • 梅田 真男
    1956 年 47 巻 2 号 p. 153-158_2
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    Xanthene 色素の一つである Acridine Red を用いて, 白鼠の皮下に1gdl水溶液を1週間1回宛, 反復注射することにより, 398日以上生存した9匹の白鼠のうちの7匹に肉腫を発生せしめた。そのうちの1匹に肺臓及び淋巴腺の転移を認めた。
  • 杉村 隆
    1956 年 47 巻 2 号 p. 159-170
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    3-amino, -1, 2, 4triazole (AT) は動物体重1g当り1mgの注射で, 肝カタラーゼを極度に低下させることが出来る。この際赤血球カタラーゼには影響がない。この現象は担癌動物およびトキソホルモン注射動物に見られる所と同一であるので, トキソホルモン作用の機構追求と関連して本問題の研究を行った。その結果ATはトキソホルモンと全く異る作用機作を持つとともにそのカタラーゼ阻害機構に関して非常に興味ある所見を得た。
    ATは in vitro で37°Cで肝ホモジエネートと incubate すると全く肝カタラーゼを阻害する。結晶カタラーゼ溶液は37°CでATと incubate しても阻害されないが, これに肝抽出液を少量加えると完全阻害が起る。この肝抽出液は heat labile, 非透折性の酵素蛋白と, 耐熱性透折性の助因子とからなり後老はアデニン化合物で代用される。この阻害作用発現には酸素の存在が必要である。ATが肝酵素によりカタラーゼ阻害物質に変化すると考えられるがそのものを証明することは出来ないので, 不安定なものと考えられる。
    ATは in vivo および in vitro でチトクロームC酸化酵素に作用しない。また動物注射で肝カタラーゼを極度に低下させた場合でも肝のポルフイリン代謝に大きな影響はおよぼさない。
  • 小野 哲生, 梅田 真男, 杉村 隆
    1956 年 47 巻 2 号 p. 171-180
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    担癌動物ではヘモ蛋白 (血色素, 肝カタラーゼ等) の合成障害から体内に遊離ポルフイリンが増加すると予想され, 前報ですでに貧血にともなって血球内の遊離ポルフイリンの増加を報告した。その後各臓器内及び尿中排泄ポルフイリン量について検討を加えた。
    結果は予想と一致して, 担癌ラッテの肝プロトポルフイリン, 尿中コプロポルフイリンともにかなりの増加を示し, トキソホルモン投与ラッテでも肝プロトポルフイリンの増加を認め得た。Harderian 腺内のプロトポルフイリンは複雑な様相を呈して一定の傾向は得られなかなった。
    さらに担癌, トキソホルモン注射ラッテの肝プロトポルフイリン分劃, “Green porphyrin” 分劃さらに尿よりのコプロポルフイリン分劃中には各ポルフイリンの他に493mμで吸光を示す物質が検知されたが, このものの本態はまだ確定に到ってない。
  • 藤田 啓介, 岩瀬 正次, 松原 敏夫, 石黒 伊三雄, 松井 博, 水野 哲彦, 新井 豊久, 高柳 哲也, 杉山 泰世, 白京 藤子
    1956 年 47 巻 2 号 p. 181-206
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    すでに, 岩瀬, 藤田, 及び猿山, 宮地らは, トリパン青がラッテによる実験的肝癌発生を著るしく抑制することを報告した。DABによる肝癌の抑制実験は多数報告せられ, その機構についても種々の論議がなされている。われわれはこれら2種の色素が何れもアゾ色素であることから, その抑制機構について, 肝蛋白に対する2つの色素の結合の競り合いによるのではないかと仮定した。しかし, 少くとも Miller 等の蛋白結合DABに対しては, トリパン青はほとんど影響を与えないことを知った。その抑制に関連して, カタラーゼ, リボフラビン, 呼吸酵素, 及び核酸の推移が検討されたが, 最終の機構については, 現在のところ如何なる解釈も与え得ない。
    トリパン青はラッテに細網肉腫を作る。従って, この色素による肝癌発生の抑制は, まさしく3'-メチル-DABによる肝癌発生を20ーメチルコラントレンが抑制した Richardson 等の知見に類似している。しかしわれわれが抑制実験に用いたトリパン青のメルク製品は, 多くの他の製品と同様に不純物を含有している。すなわち, 濾紙クロマトグラフィー, 吸着クロマトグラフィー, 濾紙電気泳動上, メルク製品は少なくとも3種色素赤, 紫, 青の混合物であった。従って, かかる製品を用いては, 一方において細網肉腫を作る色素成分が, 同一個体において直ちに他の発癌物質による肝癌発生を抑制するとは言い得ない。
  • 永田 親義, 福井 謙一, 米沢 貞次郎, 田頭 勇作
    1956 年 47 巻 2 号 p. 207-213
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    1. 発癌性芳香族炭化水素の代謝産物は, 通常の化学反応における反応様式からは, ほとんど予測でぎない構造を有している。すなわち, 酸化をうけた位置が, 通常の試験管内酸化実験で期待される反応位置といちじるしく相違している。この事実を説明するために, いろいろの理論が提出されたが, いずれも不充分なもので, しかも代謝産物のすべてについて共通に説明を与えうる理論は見当らない。
    著者らは, さきに芳香族炭化水素の化学反応性を説明する理論として, フロンテイアー電子法を提出し, これによって非置換芳香族炭化永素の発癌性についても満足な説明を与えることができたが, さらにこれら炭化水素の代謝過程にたいしてある仮定を置くことにより, 8-オキシ-3, 4-ベンツビシン, 4'-オキシ-1, 2-ベンツアンスラセン, 1-オキシクリセン, 4, 8'-ジオキシ-1, 2, 5, 6-ジベンツアンスラセンなど, いままでに構造の決定されているフエノール性代謝産物のすべてについて, その生成の理由をほぼ満足に説明することができた。
    2. これら代謝産物の主発癌団 (発癌反応における反応位置と考えられる) のフロンテイアー電子密度は, もとの化合物のそれにくらべていちじるしく低下していることがわかった。これは, 発癌性化合物が代謝産物に変化すると, 発癌性は失なわれるか, あるいはいちじるしく低下するという実験事実と一致する。このことから, 従来一, 二の研究者によって考えられているように, 発癌性化合物の代謝を一つの解毒過程と考えた。
  • 堀 浩
    1956 年 47 巻 2 号 p. 215-221
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    フォイルゲン反応, トルイヂン青によるRNAの染色法及びメチルグリーン•ピロニン二重染色法を用い, MTK-肉腫IIIを材料として, 腫瘍細胞における仁と仁附随染色質の相互関係を細胞化学的に研究した。この実験の結果は次の事を示唆している様に思われた。すなわち (1) 急速に成長しつつある腫瘍細胞においては, 仁と仁附随染色質とは, 形態学的にも細胞化学的にも非常に密接な関係を有していて, 両者を全く切り離して考えることは出来ない。(2) フォイルゲン反応に陰性な真性仁は, 重合度の低いDNAよりなる層と, 重合度の高いDNAよりなる層の二層によって取囲まれている。(3) ギムザ法, ヘマトキシリン•エオシン法等の染色法によってみられる仁は主として低重合及び高重合のDNA, RNA, 蛋白質よりなっている。
  • 岸 三二, 浅野 文一, 一井 昭五, 芦川 和高
    1956 年 47 巻 2 号 p. 223-229
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    ダイコクネズミにバターエロー及び2アセチールアミノフルオレンをそれぞれ長期間投与して後, 正常食にもどしてなお飼育をつづけた動物の肝を実験に供した。これは肝癌にいたるあらゆる病変を持ち, しかも発癌剤の直接の影響のない肝を得るのが目的であった。
    別に投与実験初期4週のネズミ肝を材料とした。これは発癌剤の作用下にあってしかも病変は肉眼的に認められない肝である。
    酵素源として上記動物の肝及び対照として正常無処置動物の肝の均質液を用いた。基質はノルブチールアミン, ノルアミールアミン及びチラミンで燐酸塩緩衝液 (pH 7.8) と酵素のもとで検圧計により測定し, その酸素消費量により活性度を表した。
    発癌に至らない病変肝は酵素活性度は正常肝と余り変らないが病変の進行に伴う低下の傾向がみられる。肝癌そのものは正常値の半分以下にも減ずる。この関係は投与した発癌剤の種類や測定に用いた基質の種類に拘らず認められる。
    チラミン酸化酵素の場合測定法を換えて発生アンモニア量から活性度をみたが同酵素の検圧計によって得た関係と一致した。
    投与実験開始4週後のネズミの肝は正常肝より活性度は低かった。投与発癌剤は肝の本酵素に抑制的に作用するものと思はれる。
    なお脂肪簇アミン7種を基質に選び正常肝について相互に比較したがノルアミールアミンが最も易く酸化された。
  • 春野 勝彦
    1956 年 47 巻 2 号 p. 231-236
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    肝癌生成物質, 4-ヂメチルアミノアゾベンゼン (DAB) あるいは2-アセチルアミノフルオレン (AAF), を長期間ダイコクネズミに経口投与し, 投与を中絶してなお正常食で長期間飼育をつづけてその肝性組織を材料に選んだ。また上記投与実験初期 (5週) の動物の肝も用いた。対照は正常食ダイコクネズミの肝である。
    グルタミナーゼ活性度は燐酸塩緩衝液の存在で基質L-グルタミンが組織均質液によって分解される遊離アンモニアを Archbald の方法にならって定量した。そして組織の新鮮量および乾燥量に対してそれぞれ算出して活性度の数値とした。
    DAB投与ネズミで肝癌を含めて病変肝は正常肝のグルタミナーゼ活性度より高かった。この際活性度の増しと病変度の進行との関係は明らかでないが, 肝癌は高く, 特に組織乾燥量に換算した場合いっそう顕著であることがわかった。AAF投与ネズミの結果は上述のDAB投与ネズミの場合と必しも一致しなかった。AAFネズミ肝の病変の軽度のものは正常肝の活性度の2倍程度に高い値を示した。この点はDABネズミと同傾向であるがAAFネズミ肝癌のグルタミナーゼ活性度は上述のDAB肝癌と一致せず, 正常肝と同程度にとどまった。
    初期実験で投与継続中のネズミ肝のグルタミナーゼ活性度は, 投与した発癌剤によって明かに反対の結果を得た。先づDABネズミについてみると, DABの直接の作用下にある肝でありながら正常肝のそれより高い。AAFネズミでは活性度は低く正常値よりもなお下っていた。このことは等く肝癌生成物質でもAAFはDABと異なり, 肝グルタミナーゼの作用に関しては酵素毒と考える。
    因みに単にDABだけについても酵素の種類によっては抑制的に作用する例がある。それは著者ら既報の肝アスパラギナーゼについての実験でアスパラギナーゼの活性度はDAB投与3~4週で正常値より急劇に低下して最低値に達するという事実である。
  • 佐藤 永雄
    1956 年 47 巻 2 号 p. 237-242
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    ダイコクネズミに肝癌生成物質バターエロー (DAB) 及び2•アセチールアミノフルオレン (AAF) をそれぞれ投与し, 実験開始後4週までのネズミ肝及び血清を実験に供した。また長期間投与後, 発癌剤投与を中絶し正常食でなお飼育をつづけた動物についても同様に実験した。
    肝はリンゲルで均質液を作り酵素液とし, 基質はアセチールコリン及びアセチール•ベータ•メチールコリンを選んだ。血清はリンゲルで稀釈したものを酵素液とし, 基質はアセチールコリンのみを用いた。そしてすべて検圧計により発生炭酸ガス量を測定して活性度を表した。
    DAB, AAF投与4週までのネズミ肝について正常肝との差異は認められず, また発癌にいたらない病変肝と正常肝との活性度の著差もなかった。ただ肝癌のみが平均して極めて顕著に高い価を示した。剖検的に全く同様な肝癌でも個体差があって, そのあるものは極端に高く正常値の25倍 (基質: アセチールコリン) の活性を示した。
    血清については肝癌を持っている動物でも正常血清と差異は明らかでなかった。投与実験4週の場合AAFネズミ血清は正常血清より活性度は高かった。しかしてDABネズミ血清は正常血清と変りなかった。ここにおいてDABとAAFの作用機序に差異のあることが考えられる。
  • 杉浦 兼松
    1956 年 47 巻 2 号 p. 243-244
    発行日: 1956/07/05
    公開日: 2008/11/14
    ジャーナル フリー
    紙巻煙草の煙を濃縮して得たタールを長期間にわたってマウスの皮膚に塗布することにより, 1ケ年以上696日生存した Swiss マウス44例中16例 (36%) にパピローマが, 12例(27%) に扁平上皮癌が発生した。
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