IATSS Review(国際交通安全学会誌)
Online ISSN : 2433-4537
Print ISSN : 0386-1104
43 巻 , 1 号
モビリティデザインの未来
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
論壇
特集: モビリティデザインの未来
特集にあたって
座談会
  • 青木 俊介, 菅原 義治, 森口 将之, 羽藤 英二
    2018 年 43 巻 1 号 p. 6-14
    発行日: 2018/06/30
    公開日: 2018/08/08
    ジャーナル フリー

    車、バイク、さらに鉄道やバス、タクシーなどの公共交通も含めたモビリティとは、私たちの暮らしと深く関わるものであり、そこに施されたデザインもまた、生活環境や都市空間、街の風景の一部になるものとして、多大な影響力を持っている。社会状況や技術革新、開発者の思考性や思い、利用者のライフスタイルやニーズなどが複雑に絡み合う中から生まれるモビリティデザインは、時代を映す鏡であり、単に“乗り物”という枠を超えて、そこにはさまざまなものが見えてくる。それぞれの専門の立場からモビリティデザインの系譜を辿るとともに、日本におけるモビリティデザインがどのような方向に進もうとしているのか、その将来像と可能性をひもといていく。

紹介
  • 森口 将之
    2018 年 43 巻 1 号 p. 15-24
    発行日: 2018/06/30
    公開日: 2018/08/08
    ジャーナル フリー

    第2次世界大戦前から戦後にかけて、自動車のデザインは主として顧客の嗜好性を刺激する方向で進化してきた。しかし、1970年代以降は地球環境や交通事故、さらに都市化など社会的な潮流への対応が重視されており、年を経るごとにその比重が高くなっている。また近年は、自動車業界以外の業種からの参入者も目立つ。本稿では、都市化が進む現代社会に見合ったカーデザインについて、電動化や自動化、シェアリングなどの直近の動きを見ながら、今後の方向性を提案していく。

紹介
報告
  • 大森 正樹
    2018 年 43 巻 1 号 p. 32-41
    発行日: 2018/06/30
    公開日: 2018/08/08
    ジャーナル フリー

    鉄道の使命は快適で分かりやすく、気軽にいつでも使える存在になることである。そして、地域の誇りと思えるブランドになることである。そのためにはネットワーク全体のブランディングが効果的であるが、特に鉄道車両デザインは大きな役割を担う。鉄道車両デザインの役割をエリアブランディングにフォーカスして、その歴史を俯瞰し、実例を見ながら、ブランディングのパターンを類型化した。そこからブランディングやトータルデザインが、これからの車両デザインには不可欠であることが見えてきた。そして、その実現には鉄道会社によるブランドを維持管理するための仕組みが望まれる。

論説
  • ─空間・利活用のデザインとコミュニティ形成に係る論点─
    尾﨑 信
    2018 年 43 巻 1 号 p. 42-50
    発行日: 2018/06/30
    公開日: 2018/08/08
    ジャーナル フリー

    本稿は、遅い交通への転向が進む近年の都市部街路に関する実践・研究成果から、その空間デザインと利活用デザインの動向を概観し、地域のコミュニティ形成に関する今後に向けた論点を抽出するものである。利活用デザインについては、コミュニティ形成を主眼としたエリアマネジメントに関する知見の整理や、直接コミュニティデザインに踏み込む試みに関する知見の拡充など、さまざまなチャンネルからコミュニティデザインへの接続が求められる一方、空間デザインについては、「遅い交通」のための空間デザイン論を構築していく必要があるとした。

報告
  • ─Society 5.0 実現に向けた取り組み─
    古谷 純
    2018 年 43 巻 1 号 p. 51-57
    発行日: 2018/06/30
    公開日: 2018/08/08
    ジャーナル フリー

    日立製作所は、社会インフラ事業を通じてSociety 5.0実現に貢献することを目指している。そのため、デザインの対象も製品からシステム、サービスまで広がってきた。現在は社会課題を起点とするビジョンデザインを実施し、それを通じてステークホルダーとの協創による社会イノベーション事業を推進しようとしている。本稿では、主にデザイン部門が関与した都市とモビリティのコンセプトデザインについて、過去の事例および推進中のプロジェクトの概要を報告する。

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