IATSS Review(国際交通安全学会誌)
Online ISSN : 2433-4537
Print ISSN : 0386-1104
44 巻, 3 号
老朽化する交通インフラの機能強化と進化
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
論壇
特集:老朽化する交通インフラの機能強化と進化
特集にあたって
論説
論説
紹介
論説
  • 下川 澄雄
    2020 年 44 巻 3 号 p. 188-196
    発行日: 2020/02/29
    公開日: 2020/02/29
    ジャーナル フリー

    わが国の道路整備の方向の一つとして、「交通を通す断面」としての量的整備から、「拠点間の移動性」という視点に軸足を移し、つかう時代に合った幹線道路ネットワークへの再編の必要性が挙げられる。拠点間の移動において、沿道アクセス性や移動性といった階層の異なる道路が効率的に利用され、拠点間の目標旅行時間が定められたとき、それを実現できる階層の組み合わせの中で幹線道路ネットワークも位置づけられる。本稿では、これらについて説明した上で、幹線道路が有すべき速度サービスを実現するために不可欠な幾つかの要件について論じている。

論説
報告
  • 谷口 博司
    2020 年 44 巻 3 号 p. 205-213
    発行日: 2020/02/29
    公開日: 2020/02/29
    ジャーナル フリー

    富山市はJR西日本から老朽化したローカル鉄道の富山港線を引き継ぎ、約3年間で全国初の本格的LRTとして再生した。そして、その開業は、全国の関係者に大きなインパクトを与えることとなった。運行を第三セクターの富山ライトレール㈱が担い、施設の建設・維持管理等は富山市が担う、公設民営方式を導入するという特徴を有し、富山ライトレール㈱の経営の安定を図った。また、日中の運行を15分間隔(JR時代の約3.5倍に増便)としたことや新駅を設置する等、利便性を格段に向上させたことにより、利用者数は、平日約2.2倍、休日約4.7倍に増加し、収支は黒字となった。

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