IATSS Review(国際交通安全学会誌)
Online ISSN : 2433-4537
Print ISSN : 0386-1104
44 巻 , 1 号
モータースポーツ
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
論壇
特集:モータースポーツ
特集にあたって
紹介
  • ─そのカテゴリーと歴史─
    林 信次
    2019 年 44 巻 1 号 p. 6-16
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー

    19世紀末に内燃機関が発明されるや、10年と経たぬうちにモータースポーツは始まった。1920~60年代は、ヨーロッパとアメリカで別々の発展を遂げたが、その後は両者の交流も深まり、日本も1960年代に「夜明け」を迎える。21世紀に入ってからは、アジア諸国でのF1GP開催も増えている。安全性を追求する130年あまりの歴史の中で、名選手や名車が生まれ、名勝負にファンは熱狂してきた。ジャンルやカテゴリーの多様化がますます進む中で、パワーユニットのあり方やドライバー自身の関わり方も変わっていく可能性がある。

論説
  • 田中 尋真
    2019 年 44 巻 1 号 p. 17-24
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー

    モータースポーツは、競技、技術競争、興行など、さまざまな面を持っている。従って、そのレギュレーションは、公平性、競技性、安全性、安定・持続性、興行性などを考慮し、全体のバランスを考慮しながら、専門の組織によって決定と変更、および運用が行われている。四輪モータースポーツのテクニカルレギュレーションにおいては、競技専用に白紙から製造される車両と、量産市販車をベースに改造された車両とでは、その規定の構成が対照的である。そのため、それぞれの構成に基づいた特徴的なアプローチによって、さまざまな解釈と技術開発が行われている。

紹介
  • 世良 耕太
    2019 年 44 巻 1 号 p. 25-33
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー

    大きな力や高い温度に長時間さらされた状態で走るモータースポーツは、エンジンや車体にとって過酷なため、その性質を利用して、将来の量産車に適用する技術を鍛える場として機能してきた。開発の中心となる領域は、時代の要求に合わせて変化しており、近年は、高効率エンジンに電動コンポーネントを組み合わせたハイブリッドが主流である。電気自動車のレースも始まった。本稿では、モータースポーツにおける最新のエンジン、電動化技術に加え、空力、車両運動性能技術について紹介し、今後の展望について論じる。

紹介
  • 今井 清和
    2019 年 44 巻 1 号 p. 34-42
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー

    原動機を搭載した二輪車(英語:Motorcycle /和製英語:Auto-Bi)は、軽便な移動・運搬手段としてのニーズが依然として大きくある一方、その軽快さによって、娯楽のための乗り物という性格を四輪車以上に強く持つ。そうした二輪車による娯楽の最たるものが二輪モータースポーツである。それにはさまざまな種類の競技があり、それぞれにおいて草の根レベルから世界の頂点を争うレベルに至るまで階層が形成されている。また、使用される二輪車の技術仕様は、実にさまざまである。本稿では、そんな二輪モータースポーツのさまざまなカテゴリーの内訳や、幅広い人気を持つカテゴリーであるロードレースの最高峰クラスに使用される車両の技術的変遷を紹介する。

報告
  • 浜島 裕英
    2019 年 44 巻 1 号 p. 43-52
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー

    Formula One(F1)のタイヤ開発に焦点を当て、どのような経緯で現在のタイヤに至ったのかをたどる。エンジンの出力や車両の重量配分の影響を受けて、タイヤは変貌していった。タイヤの幅広化、合成ゴムの配合技術の発達によるスリックタイヤの登場、そして、バイアスタイヤからラジアルタイヤへのプライ構造の革新的変化が、その主たるものだろう。加えて、燃料消費とは無縁と思われがちなレース用タイヤ開発で生まれた最新の技術が、市販の低燃費タイヤに活かされているというユニークな点についても紹介する。

紹介
  • 橋田 克己
    2019 年 44 巻 1 号 p. 53-62
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2019/07/10
    ジャーナル フリー

    本田技研工業(株)の創業者である本田宗一郎氏の「レースは走る実験室」「レースをやらなければ日本の車は良くならない…」という熱い想いから鈴鹿サーキットは誕生した。サーキットでは、車やバイクの限界性能まで突き詰めることでしか得られない『技術』が生まれる。しかし、テストを行うのはいつの時代も生身の人間であり、限界を超えてしまったときに、その被害を最小限に食い止めることは常に最重要課題であり続けている。そして、そこで培われた技術が市販車にフィードバックされることで、乗員の安全性を高めていく。本紹介では、「走る実験室」という使命のもと、たゆまず施設の安全性を高めてきた鈴鹿サーキットの安全対策について、その一部を紹介する。

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