学術情報処理研究
Online ISSN : 2433-7595
Print ISSN : 1343-2915
9 巻 , 1 号
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原著論文
  • 井町智彦, 松本豊司, 車古正樹, 西川直樹, 松平拓也, 鈴木恒雄
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 5-13
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    金沢大学では,教職員,学生などの学内ユーザを対象とした,無線ネットワーク接続サービスの提供を2005年3月より開始した.情報セキュリティ上の観点から,無線接続にはIEEE 802.1X方式に準拠するユーザ認証を必要とし,全てのセッションについての記録がユーザ名と共に残されるシステムを実現している.このシステムは,現代GP採択プロジェクトであるIT教育推進プログラムの一環として,教養科目の講義場所を中心に構築され,設置した認証サーバは他の学部・研究科等からも利用が可能となっている.この無線ネットワークシステムはe-Learning方式の講義での使用を前提としており,100人規模の大教室にもアクセスポイントが配置されている.従って,数十人を超える大人数が同時に使用した場合でも,授業の進行に支障のないレベルのスループットが要求される.本論文では,構築した認証無線ネットワークシステムの概要を示すとともに,大教室で執り行った大人数同時使用時の性能評価の結果について述べる.

  • 佐藤 友暁, 深瀬 政秋
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 15-26
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    学内に設置された無線LANのアクセスポイントを通して,学生が所有するノートパソコンを学内LANやインターネットに接続する機会が増えてきている。このようなネットワーク環境においては,従来以上に不正アクセス,コンピュータウイルス,ワームの対策を強化することが必要である。しかし,ソフトウェアによる従来の不正アクセス検知システム(Intrusion Detection System :IDS)では,十分な対応が難しい。この問題に対処するため,本論文では従来のソフトウェアIDSと同等な機能を有し低消費電力で動作するハードウェアの開発について述べる。また,学内LANへの実装を提案する。

  • 庄司 文由, 隅谷 孝洋, 石井 光雄
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 27-36
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    広島大学情報メディア教育研究センターでは、平成16 年度末に計算機システムのリプレースを行なった。 この新しいシステムには、教育用端末群を利用したHPC(High Performance Computing)環境が含まれており、この環境はセンターサービスとして学内に提供されている。本環境は、教育用端末群の遊休時間を利用するという点で世界でも例のない試みであり、今後の大学等におけるHPC 環境の整備および教育用端末群の有効活用について有用な示唆を与えるものであると考える。本稿では、教育用に導入されている多数のPC 端末の遊休時間を利用して、PC クラスタおよびグリッドのような計算資源として利用するための技術的な方法について検討する。また、広島大学に導入されたシステムの設計および構築について報告する。

  • 吉田 和幸
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 37-43
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    近年,いわゆるspamメールに加えて,大量のメールを送るマスメール型と呼ばれるコンピュータウィルスやフィッシング詐欺を狙ったメールが増えている.これらの対策のため,大分大学では学内と学外との境界に置いたメールゲートウェイで,2003年2月に統合メール管理システム,2003年11月にspamassassin,2004年4月にgreylistingを導入し,2005年1月からsendmailの新たな機能であるgreet pause機能を用いてspamメールを拒否するようにしている.本稿では,spamメール対策の方針,およびgreet pause機能を中心に運用経験について述べる.

  • 松平 拓也, 車古 正樹, 井町 智彦, 西川 直樹
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 45-53
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    近年,インターネットにおける電子メールの担う役割は非常に大きい.しかし,電子メールの一般化に伴い,それに付随する問題もまた増加の一途を辿っている.現在,特に問題となっているのが公告等の目的で無差別に送信されるSpamメールであり,中には犯罪性をおびた目的で送信されているものも決して少なくない.また,コンピュータウイルスは自己増殖のために大量のメールを無作為に発信するものが多い.これらの諸問題に対応すべく,金沢大学ではメールスキャンソフトを導入し,Spamメール及びウイルスメールを隔離することで対策してきたが,この種の対策には誤検知の危険性がどうしてもつきまとう.これまで,誤検知対策は管理者の目視によって行っており,管理者にかかる負担が問題となっていた.そこで,隔離したメールのリストの自動送付及びユーザがWeb上の手続きで再配信できるシステムを構築し,管理者にかかる負担を軽減することに成功した.また,Spamフィルタの定義を効率的に行える定義管理システムの構築ならびに,実在しないアドレス宛でSpamメールを多く受信しているものを対学外メール中継サーバで受信拒否できるシステムの構築を行った.これらのシステムを連携させて運用することで,管理者にかかる負担を軽減することができ,同時にユーザのSpamメール及びウイルスメールによる被害を大きく軽減することができた.本稿では構築したSpamメール及びウイルスメール対策システムの概要について述べる.

  • 車古 正樹, 松平 拓也, 井町 智彦, 中野 三智子, 西川 直樹
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 55-62
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    我々は金沢大学においてSpamメール対策を2003年11月から開始した.現在のSpam対策システムは1年半の試行錯誤により現在に至ったものである.このシステムはSpamメール対策システムとしてユーザにとって十分有用であると我々は判断している.今回の報告はこのSpam対策システムで得たシステムの核をなすSpamフイルタについて統計的に解析した結果について報告する.

  • 升屋正人, 久保田真一郎, 青木謙二, 下園幸一
    原稿種別: 研究論文
    2005 年 9 巻 1 号 p. 63-74
    発行日: 2005/09/16
    公開日: 2019/07/31
    ジャーナル フリー

    条件不利地域における情報通信技術の普及啓発を目的として、小規模離島(孤立小型離島)における同種の事業としては全国で初めてとなる「ブロードバンド体験教室」を平成16年9月に硫黄島(鹿児島県鹿児島郡三島村)の三島小中学校で、平成17年5月に中之島(鹿児島県鹿児島郡十島村)の中之島小中学校でそれぞれ実施した。いずれの体験教室においても、鹿児島県本土と離島の間を1.5Mbpsの専用線で結んだブロードバンド相当回線を用いてテレビ会議を実施したほか、ブロードバンド関連機器のデモンストレーションや展示を行った。これら二件の事例を紹介するとともに、これらの実践における専用線利用形態が条件不利地域におけるブロードバンド整備の新しい方法となることを示す。

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