日本精神保健看護学会誌
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1 巻 , 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 1 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1992 年 1 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 天谷 真奈美
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究は思春期不登校患児の成長発達を促す看護支援を明らかにすることを目的として行われた。対象は嘔気を主症伏とする不登校患児1名である。1対1の遊戯療法および面接を基本とした援助を行い、精神力動的な視点から患児の不適応行動のもつ意味と病理、患児-看護者間の関係の中で起きてきた患児の変化とその変化をもたらした効果的な支援について検討した。その結果、母親との相互関係性をめぐる葛藤が身体症状化に関連していると同時に、自我発達や学校適応状況を損なう大きな原因であることが明らかにされた。その問題を解決するためには、安全で保護的な環境の提供・維持、一貫した支持的機能を有する看護者との関係性が、自由に自分を表出し自我の安定性を強化する上で有効であった。こうした肯定的自己感や主体性の促進と対象関係への改善への支援は患児の生活行動への意欲を再生し、結果として社会生活適応の拡大にも有効であることが示唆された。
  • 古庄 しおり
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 9-18
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究では、看護系大学生の「5月病」とsocial support network の実態を調査し、その関係を探索した。「5月病」はジャーナリズムの造語であるが、主として大学新入生が示す急性の同一性拡散状態である。またこれは大学入学によるsocial support network の欠如が引金になっている。従い、E.H.Eriksonの自我同一性理論とR.L.Kahnのsocial support network理論を研究の概念枠組とした。「5月病」は5〜6月と、9〜10月におこりやすいことから、調査は6月時、9月時の2回にわたって、質問紙調査を行った。回答は無記名で、関東近郊の大学は回収箱で、地方の大学は個人別に郵送で回収した。研究対象者は、看護系6大学の1、2年生で、対象数は6月時が320名、9月時が227名だった。その結果は次の通りである。1.看護系大学生の「5月病」は、2年生の9月時で最も得点が高く、1年生の6月時が最も低かった。2.看護系大学生のsocial support networkは、6月、9月時とも1年生が2年生より多くsocal supportをうけていた。また、時期、学年を経るごとに、第1層(身内の層)のサイズが大きくなり、第2層(親密層)、第3層(友人層)のサイズが小さくなる傾向がみられた。3.social supportが「5月病」に影響するかどうかは、時期、学年によって異なるが1、2年生とも9月時の「5月病」高得点群に第1層のsosial supportが有意に影響していた。これらのことから、看護系大学生の「5月病」は、一般大学生の「5月病」とは異なった傾向を示すことがわかってきた。従い、これらの結果を青年後期の発達課題と看護系大学教育カリキュラムの特殊性という視点から一般大学生と比較しながら考察を行った。
  • 田上 美千佳, 中川 幸子, 稲岡 文昭
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 19-27
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    看護学教育の大学化が志向される中、本研究は看護大学生120名を対象に、学生生活意欲の程度とその変化及び変化に影響を与えると思われる要囚について、継時的に入学時から卒業時まで合計8回、質問紙により調査した。その結果、意欲群の割合は1年次4月(1回)に最も高く、非意欲群の割合は卒業時(8回)に最も高くなっていた。看護大学生の意欲には、心理的・対人的要因が最も強く関与していた。学生同志の情緒的サポートと学問に対する姿勢に加え、とりわけ、学生の知的好奇心を満たすような教員の教育に対する力量、教員の研究に対する姿勢、ロールモデルとしての教員の役割、及び学生の主体性を尊重した上での自我支持が、意欲を高める要因として抽出された。さらに、意欲群では積極的問題解決型の対処方法がとられていることが、明らかになった。
  • 武井 麻子
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 28-34
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    精神科治療においては最近さかんに議論されるようになってきたインフォムード・コンセントを徹底させることが困難な事例かおる。ある激しい拒絶的な患者を受け持った看護学生がスタッフの患者への対応を批判したことから、スタッフは看護方針の見直しを図ることになった。次に受け持った看護学生は同じ患者と良い関係を持つことができたが、患者が「どうしてもっと強くやってくれないのか。無理やりやられるのが好き」と語ったことから、一方的に見える患者-看護婦関係の患者側の問題が明らかになった。批判した学生も患者から拒絶され、患者の隠されたニードに気がつかなかったほどショックを受けていたのである。実習の場で学生が現場のやり方を告発することは、臨床の質を高める契機にもなるが、スタッフ側の問題だけでなく、患者の病理、学生の問題を指導者は掴んでおく必要がある。
  • 羽山 由美子, 川野 雅資
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 35-44
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    いくつかの社会適応尺度のなかでも、EndicottとSpitzerらによって作成された総合評価尺度、The Global Assessment Scale (GAS)は、精神医療の多職種によって使用可能な、実際的かつ有効な尺度である。本研究では、30名の入院および通院患者(精神分裂病)にGASの査定を行い、評定者間信頼性と併存妥当性を吟味した。2名による評定者間信頼性はr=.835と高い係数が得られた。また、面接による日常生活適応尺度(10項目)、病状尺度(PEF、12項目)との併存妥当性は、2名の査定者でそれぞれr=.631から.837の範囲で高い相関が認められた。さらに、GASは入院患者と通院患者を統計的に有意に識別するだけのsensitivityがあることも示された。単一項目の総合尺度であるGASは、長期間にわたって患者群を追跡するような場合に有効であると考えられる。精神科看護のケア評価にもおおいに活用されることが期待される。
  • 井上 弘子, 谷口 満里子, 菅野 龍子, 猪股 史子
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 45-52
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    ヒステリーの治療看護において重要なことの1つは、精神療法的に非支持的に接し、患者が自己を洞察する能力をいかに上手に引き出すかという点にある。Mは軽度精神薄弱である為、自己洞察をすることは困難と考えられた。彼女はいつも両手を胸におき、排泄以外のすべての点て介助を要し、礼儀は身についておらず、また精神薄弱児の二次的心理特性によるらしく、意志や感情を表現する能力も乏しかった。我々は半年間受容的な関わりをしたが、これらMの状態はほとんど変化しなかった。しかし、Mに女の子らしくなって欲しいという願いを持ち、日常生活行動を介助する中で、彼女のわずかな変化をきっかけとして、できそうなことを促し、もしもできた場合にはそれを認め、彼女に注目しながら関わりを続けた。Mは、しだいに他の患者との交流の楽しさを実感し、他の患者の行動を模倣することにより自発性が芽生えるようになった。胸で硬く握り締めていた手が次第にゆるみ、胸から降りて来た時、私達はそれを看護婦の働きかけがMの内面的変化をひきおこした具体的なしるしと考えた。我々が行動を促しほめることが、彼女には自分が期待され認められているということなのだという経験として積み重ねられ、このことが自己洞察が困難と考えられたMには有効だったと考えられる。1年3か月後、彼女はひとりで買い物に行くまでに成長し、そして退院していった。
  • 筒口 由美子
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 53-61
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    精神保健法の施行により、精神障害者の社会復帰への援助が注目されている。本研究の目的は、当センターがオープンして以来、筆者らが実践してきたら年間の経験に基づき、精神科リハビリテーションにおける看護婦の役割を明らかにすることである。1990年度の1年間に退院した患者の中から2事例を選び、看護援助を分析・考察した。その結果、早期退院実現のために、"入院でなければできないことに必要な時間だけ入院する"という"あたりまえの治療の場"を設定していくことの重要性を再確認した。そのなかで看護婦に求められたことは、退院と同時に地域での生活が再び始められるように準備することであった。この目的を達成するためには、まず「時間と仕事の構造化」をし、次に「患者と看護婦の共同の仕事」を進めること、3つ目として「サポート体制の準備」をすることが必要である。そのなかで看護婦は、4つ目として「医療チームのコーディネーターとしての役割」を担うことを要求されている。
  • 菅原 道哉, 柴田 洋子
    原稿種別: 本文
    1992 年 1 巻 1 号 p. 62-68
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1992 年 1 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 1 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1992 年 1 巻 1 号 p. Cover3-
    発行日: 1992/06/15
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
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