日本精神保健看護学会誌
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17 巻 , 1 号
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  • 原稿種別: 表紙
    2008 年 17 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2008 年 17 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2008 年 17 巻 1 号 p. Toc2-
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 長井 麻希江
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究は2つの目的を持つ。1つはメンタルヘルス向上にむけて職場の環境を改善するために、研究者と協働した対象者の主体的活動の変化を明らかにすることである。もう1つは、その変化を促した産業看護実践の内容を分析することである。対象者は情報技術サービス会社のシステムエンジニアである新入社員4名である。研究者と対象者は、ソフトシステム方法論に基づいてメンタルヘルス向上にむけた職場の環境改善計画を共に立案し、実施した。参加者の主体的活動はコーピング測定およびインタビューにより評価された。さらに、フィールドノートから研究者の看護実践内容が質的に分析された。これらの結果、上司や先輩に相談するという主体的活動が高まったことが対象者において認められた。質的な分析から5領域32項目の看護実践が示唆された。それは【悪者をつくらない】、【本音で接する】、【気づきを促がす】、【コーピング習得を促す】などであった。
  • 八木 こずえ, 鈴木 麻記子, 坂井 美加子, 北村 育子, 阿保 順子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 12-23
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究は、地域生活を営む初発の統合失調症患者に対して、自我強化に焦点をあてた看護面接を実施し、寛解期以降の生きにくさの本質と、看護面接の構造を明らかにすることを目的とした。対象は青年期の初発の患者3名である。面接は精神科看護経験3年以上の面接者3名が、生活体験を自我にフィードバックすることを主眼に行った。面接記録から生きにくさの本質と面接方法を質的に抽出し、カテゴリー化した。その結果、対象の生きにくさとは、【病気の本態に関連する生きにくさ】に対して【病気である自分に対する思い】と日々格闘しながら【他者との間で葛藤】し、【日常生活の制約】を強いられるという相互関係があった。またそれが、自己を確かな者と感じることを妨げており、その【不確かな自己】がさらに生きにくさを助長する構造をなしていた。面接者は迷いや限界、自分の傾向性をはじめ、患者の可能性に気づく体験をしており、最終的には【患者の鏡になる】役割を果たしていた。
  • 河野 あゆみ, 松田 光信
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 24-33
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、精神科病棟に入院中の精神疾患患者の様々な集団に適応でき、臨床看護師が実践可能な治療的要素をもつレクリエーション療法をプログラミングして実践し、それを患者の視点から評価することである。研究方法は、本プログラムに参加した患者43名9グループを対象に、半構成的面接を行い、内容分析を行った。結果、レクリエーション療法の評価に関する762のコードから97の項目を抽出した。項目から<運営者の態度><計画性><効果>カテゴリーを抽出し、それぞれ否定的項目と肯定的項目に分類した。<効果>の項目は、更に《生理的効果》《心理的効果》《社会的効果》のサブカテゴリーに分類した。患者は<運営者の態度>に敏感に反応しており、<運営者の態度>を改善し評価する必要性がある。患者はレクリエーションの参加に抵抗を感じている場合があり、これを軽減する配慮が必要である。《生理的効果》《心理的効果》は、社会復帰する際に必要な要素になっていた。《社会的効果》は、他者との交流を促進させる最も強力なリハビリテーションになっていた。これらの項目を基に、より治療効果の高いレクプログラムを作成し、評価項目を洗練させる必要性が示唆された。
  • 山田 典子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 34-43
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究では、看護職によるDV被害の早期発見に役立つ簡易な観察チェックリストの作成とその活用について検討した。H17.11〜H18.2に、X県内の看護職にDV早期発見観察チェックリストを試行していただいた。これらの観察項目と配偶者暴力被害相談支援センター4ケ所へDV相談に来所した54ケースを比較した。その結果、保健師では、5ヶ所の保健センターで120ケースの観察をし、DV被害の疑い1ケース、児童虐待1ケースを発見した。看護師では4施設122の受診者の有効回答を得、DV被害者2ケース、高齢者虐待2ケースを発見した。DV被害と関連が深かった項目は「経済的な問題(74.1%)」、「不定愁訴や抑うつ傾向(63%)」で、子どもがいる家庭では、「子どもの生活の乱れや子どもへの暴力(57.1%)」と関連があった。これらの結果より、DV早期発見観察チェックリストを利用することによって、看護の場の特性に応じ観察項目に違いがあることが判った。また、自らDVや暴力被害を告白するケースはなく、看護職がなんらかの「不自然さ」に気がつき、DV早期発見観察チェックリストに沿った観察や問いかけが必要であり、それによって早期介入の手がかりが得られることが示唆された。
  • 齋藤 深雪
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 44-52
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、精神障害者生活機能評価尺度(活動面)の信頼性と妥当性を検討することである。この尺度は、2001年に発表された国際生活機能分類International Classification of Functioning, Disability and Health(ICF)を参考にして作成したもので、活動面と参加面から構成される。精神科デイケアスタッフ14名が精神科ディケア通所者143名の生活機能を評価した。その結果、尺度の信頼性は、テスト-再テスト法ではPearsonの相関係数が0.71(p<0.01)、折半法ではPearsonの相関係数が0.87〜0.88(p<0.01)と高い値であった。各因子のクロンバックの信頼性係数は0.72〜0.85であり、内的整合性が高かった。尺度の妥当性は、因子分析を行い4つの因子を抽出し、累積寄与率が63.6%と高かった。他者評価と自己評価の相関係数は0.43であった。以上のことから、尺度の信頼性と妥当性が示された。
  • 福田 亜紀
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 53-61
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    行動制限の場面における看護師の臨床判断の特徴を明らかにすることを目的として、12名の精神科看護師に半構成的なインタビューを行った。分析の結果、「看護師は、制限を解除していく過程で患者を不安定にさせないよう、刺激調整について判断している」「看護師は制限が必要な患者に対応する時には、突発的なアクシデントを常に予測している」「看護師は制限に対する患者のストレスを解放させるための臨床判断を行っている」「看護師は制限をしない場合に患者が被る不利益や苦しみを危惧し、それを回避することを重視した臨床判断を行っている」「看護師は関わりながら、患者との信頼関係を見極め、信頼関係の形成を重視した判断を行っている」「看護師は意図的に観察し行動制限が解除できる可能性がどの程度あるのかを判断している」の6つのテーマが抽出された。
  • 榊 惠子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 62-71
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    精神看護学教員の実習指導をめぐる体験と、教員が困惑する学生の傾向および教員を取り巻く人間関係のありようを明らかにすることを目的とした。教員のピア・グループを計27回実施し、そこで語られた内容を、質的帰納的に分析した。延べ参加者数は84名であった。グループでは、指導で困惑した学生について多く語られた。それらの学生は、「自己中心的」で、教員の「評価を気にする傾向」を持ち「共感性が低い」といった自己愛的傾向を示していた。学生の中には、自傷行為のある者や、精神疾患と診断された者もいたことから、外傷的な体験を積み重ねる中で自己愛も傷つき、それが学生の特徴を形成していると考えた。その結果、教員の患者に関心を寄せて欲しいという願いは破られるため、教員は共感疲労を起こし自己愛を傷つけられていた。教員の自己評価の導入、受験生獲得競争への教員参加、教員としての感情規則がこれを助長していた。学生を結節点として患者と教員の感情に対称性が起こることも明らかになった。
  • 冨川 明子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 72-81
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、外傷体験の中核である「脅威」に焦点を当て、精神科に勤務する看護師が、どのような「脅威」を感じる体験をしているのかを面接を通して明らかにし、その体験の様相とそれが与える影響について考察することである。精神科病棟で勤務する看護師9名に半構造化面接を実施し、質的帰納的に分析した。その結果、<攻撃の対象となる><他者への攻撃を見聞きする><患者の自殺><性的な攻撃に遭う><性的な不快行為に遭う><患者に巻き込まれる>体験を、参加者は「脅かされた体験」と捉えていた。これらは外傷体験であり、その時、参加者は孤立無援感を覚え、アイデンティティの揺らぎを体験していた。参加者の語った心理的被害体験には、心理的に傷ついた人を援助する者に起こる二次的外傷性ストレスも含まれていた。コントロール感を喪失することへの不安が、看護師の危機感を高め、患者への隔離や拘束を強化する方向に作用する可能性も示唆された。看護師のメンタルヘルス、精神科におけるケアの質の向上のためには、看護師の外傷体験についての理解と回復へ向けての対策が必要である。
  • 片丸 美恵, 影山 セツ子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 82-92
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    AAに参加している女性アルコール依存症者7名を対象に半構成的面接を実施し、女性アルコール依存症者の回復の困難さと女性メンバー同士の体験について考察した。結果は質的帰納的に分析し、10のカテゴリーを抽出した。女性アルコール依存症者の回復過程における特徴的な体験として【女性アルコール依存症者の回復の困難さ】、【家族関係や対人関係の変化】、【女性メンバーに抱いた両価性】という3つのカテゴリーが抽出された。両価性を持つ女性アルコール依存症者同士の共感は、自らの女性性と対峙することを可能にし、女性アルコール依存症者同士が親密な関係を築く体験は、彼らの対人関係に新しい変化をもたらすものであった。そして、妻や母親としての役割葛藤は、再飲酒につながると依存症からの回復を困難にするが、その一方で断酒への動機にもつながり、女性アルコール依存症者に特徴的な体験であることが示唆された。
  • 中村 弥生
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 93-102
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、身体疾患を合併した精神疾患患者に対する看護の方法を明らかにすることである。データ収集は、身体疾患を合併した精神疾患患者への看護について、研究者が看護師へ介入しながら参加観察する「ケア参加型支援」を通して行い、看護の方法について質的に分析した。その結果、身体疾患を合併した精神疾患患者に対する看護の方法の特徴は、「妄想活発な患者が身体治療を受けられる看護ケア」、「陰性症状が主体の患者に対する自立を促す看護ケア」、「不安の強い患者に対して自立を促す看護ケア」、「原因不明の身体症状をもつ患者に対する異常の早期発見のための観察を主体とした看護ケア」であった。看護の方法では、「身体ケアに伴うストレスを緩和する」「他職種と連携する」「細やかに観察する」という方法が4事例に共通しており、その重要性が示唆された。
  • 藤本 浩一, 川口 優子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 103-112
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究は統合失調症であると知った当事者の主観的体験を明らかにし、提供できる看護援助を検討することを目的とした。統合失調症者6名に半構成的面接を行い、その体験を質的帰納的に分析した。分析は1)統合失調症であると知った方法について、2)知ったときの思いについて、3)知ってからの対処について、4)家族との話し合いについて、5)看護師に期待すること、の5つの視点に基づいて行った。結果の分析より、統合失調症であると知った当事者は多様な感情を抱き、それに対する対処を行っていた。また呼称変更後も統合失調症であることを隠したい思いを抱いていた。以上から看護者は個々の当事者を取り巻く環境と対処について理解し、当事者の病いの受容のレベルに合わせた看護実践を行うことが重要であることが示唆された。
  • 吉井 初美, 香月 富士日
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 113-119
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    初発統合失調症の在宅医療において、キーパーソンとなりうる母の在りようは子の疾患や生活に重要な影響を及ぼす。本研究では初発統合失調症の子を持つ母5人を対象に半構造化面接を実施し、質的に分析を行い、子の受診1ヶ月前から退院後半年以内の母の心理を明らかにすることを目的とした。分析の結果、52のサブカテゴリーと13のカテゴリーが抽出された。母の心理は《受診1ヶ月前から受診まで》に<子の行動におびやかされている><お世話になった人への感謝><子のためにしてあげられなかったという自責感>の3つのカテゴリーと、《告知された時》には<病気と知った時の落胆>、《入院した時》には<アンビバレントな心理>、《退院後半年以内》には<育て方についての自責感><陰性症状への不快感><病気の受容と葛藤><罹患したことについてのネガティブな感情><病気の原因探し><子の将来について考えている><療養環境についての思い><対応の仕方に困っている>という8つのカテゴリーで構成されていた。これら母への心理的サポートとして、育て方は病気の発症と関係がないということや、高い感情表出が再発率を高める可能性があるということ、陰性症状についての教育などの必要性が示唆された。
  • 林 世津子, 依田 香, 寺岡 貴子, 池邉 敏子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 120-125
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 中戸川 早苗, 出口 禎子, 池田 明子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 126-131
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 渡邉 久美, 伊東 美希, 國方 弘子, 梅津 伸子
    原稿種別: 本文
    2008 年 17 巻 1 号 p. 132-138
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2008 年 17 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 2008年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
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