電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
平成21年度電気関係学会九州支部連合大会(第62回連合大会)講演論文集
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  • 久保 和貴, 趙 華安
    セッションID: 02-1A-01
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    ロジスティック写像等に代表されるカオス関数は,本来,精度が限定されないアナログな空間においては,カオス的な振る舞いをするが,コンピュータ等,精度が限定される空間において実行する場合には様々な問題が発生する.そのようなデジタルシステム上で生成されるカオスをデジタルカオスと呼ぶが,本稿では,特に,デジタルカオスにおいて周期が発生し,また,その得られる周期が短いという問題を,リアプノフ指数を利用したパラメータ補正方法を使用することによって改善することを目的としている.
  • 荒木 俊輔, 宮崎 武, 上原 聡
    セッションID: 02-1A-02
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    我々はこれまで擬似乱数生成器を設計するために、整数上のロジスティック写像に着目して研究を進めてきた。
    本稿では、整数上のロジスティック写像を用いた擬似乱数生成器の基本的なモデルを定義し、初期値の更新方法が出力値の乱数性に主たる影響を与えないことを示す。
    このモデルでは、要求されたサイズの出力を得るために、一定数の写像の繰り返しの後に初期値を更新する。
    初期値の更新方法は、ランダムに選択する方法と、新しい初期値としてそれまでの初期値に1を加える方法の二つとする。
  • 河原 憲一, 朝廣 雄一, 宮野 英次
    セッションID: 02-1A-04
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    ソーティングバッファ問題(SBP)とは以下のような問題である。入力としてメトリックスペース上の頂点として表された色の列、それらの色を出力するために頂点から頂点へと移動を行うサーバ、ある個数以下の色を保存し任意の順序に並べ替えることのできるソーティングバッファが与えられる。色を出力するためにサーバは頂点を訪れる必要がある。今回扱う一様メトリックとは全ての頂点間の距離が1になるような場合のことである。SBPの目的はソーティングバッファを用いて入力列の順序を入れ換えることでコストの総和を最小にすることである。
    本論文ではSBPに対する決定性アルゴリズムの近似下界が2-2/(k+1)になることについて述べる。
  • 山崎 康行, 宮野 英次
    セッションID: 02-1A-05
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    2次元平面上の2点を横方向の線分と縦方向の線分で連結しているとき,そのパスを直線パスと呼ぶ.また,直線パスの長さを横線分と縦線分の長さの合計とするとき,2点間のパスの長さが最小となる直線パスのことをマンハッタンパスと呼ぶ.2次元平面上の点集合Tが与えられたとき,すべての2点の対についてマンハッタンパスが存在するネットワークGをマンハッタンネットワークとする.直線数最小マンハッタンネットワーク問題(LMMN問題と略記)は,点集合Tが与えられたとき,グラフの直線数が最小となるようなTのマンハッタンネットワークGを求める問題である.本発表では,LMMN問題についてのいくつかの観察を述べる.
  • 河津 勝貴, Gadenne Sandrine Benadette Josyane, 趙 華安
    セッションID: 02-1A-06
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    近年の半導体集積化技術の向上に伴い,超大規模集積回路(VLSI)のレイアウトの自動設計技術が注目され,盛んに研究されている.それらの研究の多くは,チップ総面積と総配線長の最小化,最長クリティカルパスの最短化などに対する最適化を目的として行われている.一方,配置の制約条件のひとつとして,I/O(Input/Output)の関係により,あるモジュールがチップの境界に配置される必要がある.これをI/O境界制約問題と呼ぶ.本論文では,I/O境界制約を考慮したフロアプラニングを提案する.また,I/O境界制約を満たさない解をdecodingしないため,VLSIレイアウトの自動設計効率の向上にも寄与することができる.
  • 松藤 雅幸, 横尾 徳保, 重松 保弘
    セッションID: 02-1A-07
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    近年、インターネットとパソコンの普及によりECサイトなどの利用者が増えてきている。物理的制約を受けないネット上では商品の数が膨大であり、利用者に対して効果的に商品をお薦めするレコメンドシステムが求められている。本研究では、意外性がありかつ精度も良いレコメンドシステムの開発を目指す。情報としてはユーザ登録時の情報、閲覧時間、購入履歴、及び購入した商品の評価を用いる。通常の協調フィルタリングとは別にユーザとの関係を重み付けすることでレコメンドの精度を上げる。この変更はお薦めされた商品を購入した場合のみ行う。また、多段フィルタリングを効果的に用いることで意外性のあるものをレコメンドできるようにする。
  • 右田 雅裕, 糸川 剛, 入口 紀男
    セッションID: 02-1A-08
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    グラフ問題の一つにグラフの各経路上の距離(重み)を合計して最短となる経路を求める最短路問題がある.本稿では無閉路有向グラフDAG(Directed Acyclic Graph)において始点から各頂点への最短路すなわち単一始点最短路を求める並列アルゴリズムを提案する.提案する並列アルゴリズムはCREW-PRAMモデル上で分割統治法をもとに基本的な並列アルゴリズムを用いて構成する効率よい並列アルゴリズムである.
  • 田中 洋輔, 小野 廣隆, 定兼 邦彦, 山下 雅史
    セッションID: 02-1A-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    大規模データに対する高速な文字列検索は接尾辞配列 (SA) を用いて実現できるが, SAには多くの容量が必要になってしまう. SAを圧縮する様々な方法が提案されているが, 本論文では出現頻度の高いフレーズの検索が既存の圧縮法に比べて性能が良いような圧縮方法を提案する. 提案手法では, SAを大きさSのブロックに分割し, そのブロック内でソートを行い, 差分を取ったものを保存し, 検索時は差分からソート後のSAを取り戻し, 区間S内を全て逐次的に検索する. 最終的には実験により特に検索フレーズの頻度が高い場合, 多くの入力データで提案手法の性能が既存の方法より優れていることを示す.
  • 馬場 雅大, 小野 廣隆, 定兼 邦彦, 山下 雅史
    セッションID: 02-1A-10
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    検索などに用いる順序木にはLOUDS, BP, DFUDSなどの簡潔表現が提案されている。これらはノード数nの順序木を表現する情報理論的下限2n-Θ(lgn)ビットにかなり近いものである。これらにo(n)ビットの補助データ構造を追加することで定数時間操作をサポートすることができる。簡潔表現としては他にTree Covering(TC)というのも存在する。
    本発表では順序木の中でもPaCB木などで用いられる全二分木に焦点を当て、これに対する簡潔データ構造を提案する。このデータ構造はDFUDSを基本としてTCを応用している。サイズはn+o(n)ビットとなり全二分木の情報理論的下限に近くなっている。
  • 馬 青蓮, 張 玉安, 坂本 眞人, 古谷 博史
    セッションID: 02-1A-11
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    突然変異が集団に与える影響についてはこれまで多くの研究がなされてきたが,その効果については不明の部分が多い.本論文では遺伝的アルゴリズム(GA)の計算性能を評価する指標として成功確率を利用し,積型適応度関数に対してマルコフ連鎖理論と拡散近似を適用し突然変異の効果と集団サイズ(N)の影響を検討した.数値実験では突然変異を変えながら成功確率と最適解発見世代数の関係について調べた.突然変異率によって成功確率は大きく異なり,最適解発見世代も変化することが分かった.また集団サイズ(N)の成功確率と最適解発見世代数に与える影響を調べた.
  • 山田 陽介, 小野 廣隆, 山下 雅史
    セッションID: 02-1A-14
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    ChienとSinclairは, 非協力対称渋滞ゲームにおける分散的なローカルダイナミクスによって, プレイヤー数n, プレイヤーの遷移への動機を制限する係数α, 辺の遅延関数の増加を制限する係数εの多項式回数以下の遷移ステップ数で近似的ナッシュ均衡状態を実現できることを示した.
    本論文は, その結果を拡張し, 分散的なコスト計算において個々のプレイヤーが他のプレイヤーの戦略についてある種の不完全な情報しか持たない場合にも同様の遷移回数によって必ず遷移を収束させることができる場合があるということを示し, そのために必要十分な条件について考察する.
  • 溝口 隆, 山下 雅史, 小野 廣隆
    セッションID: 02-1A-15
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    通信ネットワークをノードとエッジと情報源を使って表す.ここで,ノード間の接続は多段階層化されており,根を最上位として,高さiのノード全体を第i層とする.データは情報源から最下位層のノードに対して与えられ,上位層に対しての一方向のみに送られる.ただし,各上位層のあるノードが単位時間当たり受け取ることができる情報の量は最下位層のあるノードが単位時間当たり受け取ることができる量と同じであるとする.本研究はこのような条件と各ノードのメモリを制限した場合に,情報源から得られた全てのデータの中で頻出したデータを最上位のノードが検出するためのストリームアルゴリズムの設計と解析である.
  • 大重 佑史, 松本 勝哉
    セッションID: 02-1P-01
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    Xenには完全仮想化と準仮想化の二種類があり、完全仮想化はOSに手を加えることなくXen上で動作でき、準仮想化はOSを修正しないとXen上で動作させることができない。しかし、準仮想化の方がXenにかかるオーバーヘッドが少なく、低スペックPCでも動作させることができる。本研究ではPCのシンクライアント化をXenで実現し、低スペックPCでも充分に仮想化できることを示す。また、Xen化させるPCにあまり負担をかけないようにするために、ファイルサーバと認証サーバを用意することとする。
  • 渡辺 健太, 山口 真之介, 大西 淑雅, 西野 和典
    セッションID: 02-1P-02
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    複数のプロセッサやコアを使った計算機システムの普及が進む一方、計算機が持つ能力を活かすプログラミングやその教育の実例が少なく、学習が非常に困難なものとなっている。我々は、MPI並列処理プログラミングを対象に、並列処理プログラミング学習を手軽に行える学習環境を検討している。
    本稿ではこのうちMoodleを利用して作成した演習環境について報告する。具体的には、Moodle上に提出したプログラムのコンパイル・実行を行う演習環境の構築例を示す。その上で、演習環境の動作結果と基礎評価について報告する。
  • 本田 晃平, 古川 達也, 福本 尚生, 相知 政司
    セッションID: 02-1P-03
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    近年,複数の安価なPCをネットワークで接続し,並列計算を行うPCクラスタが注目されている。
    筆者の所属する研究室でも従前の研究でPCクラスタが構築されており,並列化が施された有限要素解析プログラムをPCクラスタ上で実行させ,実行速度や使用する主記憶の量の評価を行った。
    一方で,近年のコンピュータ技術の進展によって安価で高性能なPCの入手が可能となった。また,クラスタリングソフトウェアもWindows HPC Server 2008やSCore7などの新たなソフトウェアが出現している。
    そこで本報告では,WindowsとLinuxを用いて構築したPCクラスタの性能評価を行う。
  • 山邉 大樹, 奥村 勝
    セッションID: 02-1P-04
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    企業や大学などが、大規模な分散処理環境を構築する際の問題点として資源的コスト、時間的コスト等がある。一方、大学では教育用IT環境として多数のPCからなる教育用PCシステムを有している。そこでこれらの教育用PCシステムを大規模分散処理システムに転用することを提案する。本実験では、ネットブート方式の起動用OSイメージに分散処理プラットフォームであるHadoopを組み込み、動作検証を行った。ネットブート方式で起動した教育用PC1,000台でHadoopを起動し、サンプルプログラムが動作することを確認した。本実験の結果より、既存の教育用PCシステムを活用して大規模分散処理が行えることを確認した。
  • 三原 徹治, 曲 晟栄, 許 佳芸
    セッションID: 02-1P-05
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    群知能を最適化に応用する代表的な手法にParticle Swarm Optimization(PSO)がある.その性能向上のために,著者らは気まぐれ因子を付加したPSO(fPSO)を提案し,一定の成果を確認している.ただし,fPSOには設定すべきパラメータが多く存在するため,それらの適正値に関するチューニングが必要である.
    本研究では,実数型GAを用いたチューニング方法を提示したうえで,数値計算例からfPSOのチューニング結果について報告する.
  • 日並 秀太朗, 陳 奎廷, 馬場 孝明
    セッションID: 02-1P-06
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では,組込みシステムのパフォーマンス向上を目的として,ハードウェアとソフトウェアのそれぞれが得意な処理を担うことを考慮したハイブリッドアーキテクチャを提案する.一般的に,乗除算が複雑に組み合わされた計算をソフトウェア処理する場合には,すべてをハードウェア処理する場合と比べて時間がかかる.従って,ソフトウェアに負荷のかかる箇所をハードウェア化することで,パフォーマンスの向上が期待できる.そこで,今回は一例として粒子群最適化(PSO)アルゴリズムについてハイブリッドアーキテクチャを採用した計算機を製作し,従来のソフトウェア処理との比較を行ったため,その結果について報告する.
  • 伊集院 八郎
    セッションID: 02-1P-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    表計算ソフト上では、表形式データ操作が中心となるので、行ベクトルや列ベクトルとしての操作も自由に行えてよいはずであるが、ベクトル演算を必ずしも得意とするものではない。そこで、表計算ソフトに基本的なベクトル演算機能を加え、種々の演算を容易に行えるようにするだけでなく、視覚的な操作や図表示もできて、電気回路におけるフェーザを含めたベクトルとして捉えうべき諸量の扱いをしやすくする。
  • 井上 隆之, 堂園 浩
    セッションID: 02-1P-10
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    近年、さまざまな家庭電化製品は、ネットワーク接続が可能になり、セキュリティ保護の必要性も増してきた。また、最近のゲーム機や、携帯電話、音楽プレーヤーには、タッチパネル、加速度センサなどの入力を搭載しており、これらのセンサ類により行動的特徴量を用いた生体認証に使用可能である。本研究では、タッチパネルを用いた個人認証システムを検討する。具体的には、図形の並び替えを行う際の並び替えの順序と移動のパターンを用いて認証を行う方法の実験を行った。すなわち、並び替えの順序をパスワードとして、移動のパターンを行動的特徴量として認証を行うことで、使いやすさと認証の強度の両立を考えた、認証方式である。
  • 福田 健一, 渡辺 義明
    セッションID: 02-1P-11
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    組み合わせ最適化問題の一つである巡回セールスマン問題に対し、重複分割戦略による問題分割とAnt System による強化学習を用いた近似解法の開発を行っている。重複分割戦略とは、問題空間を分割して経路学習を行う際、各部分空間を跨ぐ経路について学習が行われないという問題を解決するために、部分空間区画の矩形をずらした形でさらに問題を分割し、これらの部分空間において経路学習を行う。問題の規模を抑えた学習と学習効果の向上により、高速に近似解を求めることに成功した。さらに部分空間の拡大と経路学習を繰り返すアルゴリズムについて検証した。
  • 金子 照之
    セッションID: 02-1P-13
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    ジュリア集合やマンデルブロ集合などの非線形フラクタル図形は、非線形写像を何度繰り返しても無限遠に発散しない点集合である。原点を中心とする十分大きな半径の円の外へ飛び出すまでの繰り返し回数で複素平面を塗り分け、そのようにして得られた縞模様は非線形フラクタル図形の等ポテンシャル曲線の近似となっている。非線形フラクタルには図形そのものを近似するための距離推定法もあるが、線形フラクタルでは図形の近似形を描くのみで、等ポテンシャル曲線で近似するという方法は見受けられない。本稿では、線形フラクタル図形の等ポテンシャル曲線の近似法を提案する。
  • 永野 達郎, 末安 省吾, 賀川 経夫, 西野 浩明, 宇津宮 孝一
    セッションID: 02-2A-01
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    3次元コンピュータグラフィックス技術の急速な進展と計算機性能の向上によって,一般的な人でも手軽にCG開発環境を導入できるようになった.しかしながら,紙面上に書かれた説明だけでは,空間中に描かれる3次元モデルの造形や描画の仕組みを直観的に把握することは難しい.3次元CGの造形・描画技術は多岐に渡るが,その中でも初学者が習得に時間のかかる基礎的理論として幾何変換とライティングがあげられる.本研究では,3次元CGプログラミングの学習を効率化する支援システムについて提案する.提案システムは,平面的で固定された視点からのCG描画情報ではなく,より実践的なCG画像制作体験に基づく学習を支援する.
  • 山崎 亮輔, 山脇 彰, 芹川 聖一
    セッションID: 02-2A-03
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    プロセッサの構造と動作の基本原理を体験することは工学教育上重要である。そこで,教育用8ビットプロセッサとプロセッサ内部の状態を詳細に表示するためのVGAを利用した動作可視化機構を備えた教育支援システムを開発する。本システムは設計データをWeb上で公開し,学習者が自身のFPGAボードに自由にダウンロードできる。さらに,ユーザが所有するFPGAボードへの移植が容易になるようボード依存部と非依存部を明確に分離した。本稿では,開発したプロセッサ教育支援システムの詳細を示すとともに,移植容易性を評価するために行った複数のFPGAボードに対する実装実験の結果を報告する。
  • 松下 大佑, 史 一華, 徐 海燕
    セッションID: 02-2A-04
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究室では、関係データベース問い合わせ言語である「SQL 言語」習得のためにSQL 演習システムを開発し、本大学情報工学科の講義で利用され、一定の学習効果も得られている。しかし、既存のSQL演習システムではselectというSQLコマンドしか実行できない。また、演習者が実行したコマンドが間違いだった場合、データベースシステムはエラー文を返すが、初心者にはどうして間違ったのか理解しづらいといった問題が存在する。そこで本発表では、実行可能なSQLコマンドの増加によるシステムの機能強化と、エラー文の簡易化や、演習者が打ち込んだSQL文の全角スペースから半角スペースへの自動変換など、ユーザビリティの向上を行っている。
  • 桐村 健吾, 石橋 篤, 岡村 祥吾, 土生 雄太, 田村 美帆, 安部 祐樹, 松迫 和樹, 佐藤 慶三, 中島 誠, 伊藤 哲郎
    セッションID: 02-2A-06
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    近年,PC上で協調作業を容易に行える環境の整備に注目が集まっている.これまで,日常的に個人作業で利用するアプリケーションを改変することなく,そのまま協調作業に利用できるプラットフォームCollaboTrayを提案してきた.アプリケーションを乗せたCollaboTrayを同一PC上やリモートPC上に複製することで,同一のアプリケーションを協調的に複数のユーザが利用できる.ここでは,個人作業用アプリケーションに対する複数の同時入力イベントへの対処と,同一PC上の複数のアプリケーションへの同時入力イベントの競合を解消する,イベント実行制御の仕組みについて述べる.
  • 野瀬 麻奈美, 馬場 博巳
    セッションID: 02-2A-08
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    近年、ブログやSNSなど気軽に意見や情報を発信することが可能になったことにより、年齢や国境を越えた交流がより盛んになった。しかし、その反面で、インターネットを利用した犯罪やインターネット上での発言や行動が発端となる事件の被害も増加している。現在、被害防止のために行なわれているフィルタリング・アクセス制限や、悪質サイトの取り締まりなどの対策も必要ではあるが、インターネットを利用する上での注意などの知識があれば、回避出来るものも多い。そこで、主に「意見や情報を発信する場合」について、インターネットでの何気ない行動がどんな危険に繋がる可能性があるかを気付くことが出来るようなツールを提案する。
  • 古川 誠一, 副島 慶人, 川村 諒, 久保田 真一郎, 杉谷 賢一
    セッションID: 02-2A-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    熊本大学では学部1年生約1800人を対象に情報基礎科目の講義が行われている.講義では教育用パソコンを用いた演習形式で行われる.この講義では講義で使用するLMSのオンライン小テストによる出席テスト と講義終了時に受講者が提出する課題の二つをもとに出席判定を行う.小テストによるチェックと提出された課題の採点によるチェックにより受講者が途中退出することなく講義に出席していたかが判定できるが,課題の採点には時間を要し,採点を行う教員への負担が大きい.そこで,講義で必ず使用する教育用パソコンのログイン・ログアウト情報を用い,途中退出することなく講義に出席していたかを判定する出欠管理システムの開発を行う.
  • 山本 史弥
    セッションID: 02-2A-10
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    現在、さまざまな作曲ソフトが出回っているが、これらはインストールされたコンピュータでしか作業ができない、違うソフトだとデータの互換性がないなどといった欠点がある。そこで、Pukiwikiを利用し、ウェブブラウザ上で作曲を可能とするシステムを考案した。これは、インターネットが使える環境であれば、OSやウェブブラウザの種類を問わず作曲が可能である。 また、ウェブブラウザからページの作成・編集が誰にでもできるPukiwikiを用いることで、曲の保存・公開・複数ユーザでの共有が容易であるというメリットがある。
  • 松野 良信, 林田 行雄
    セッションID: 02-2A-13
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    授業の復習用コンテンツの手軽な開発方法として,HDビデオカメラをもちいた通常の授業のオンラインムービー化を検討している.今回は作成したオンラインムービーを学習管理システム(LMS)で学生に提供することを考える.LMSを用いることで,コンテンツのアクセス制限を行いつつ,学生の利便性の向上や,利用状況のグラフ化等による学習状況の把握が容易になることが期待できる.本稿では試作中のLMSと利用状況について報告し,今後の方向性について検討する。
  • 藤原 一郎, 浅海 賢一
    セッションID: 02-2A-14
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究の目的は、移動物体を追跡するマシンビジョンシステムの構築を行うことである。システムの特徴として、組込みシステム技術を駆使した動画像認識法とシリアル通信に対応したサーボモータ制御の統合を行うことである。システムの構成要素であるUSBカメラ、サーボモータ、ボードコンピュータなどの選定を行い、ボードコンピュータでLinux OSを動作させ、画像処理ライブラリ、スレッドライブラリ、通信モジュールを活用して画像処理・物体認識プログラムの開発を行った。物体認識では、カメラ画像を白黒2値化、領域分割、領域グループ化の処理を行うことにより、周辺ノイズに強い対象物の位置判定を可能とした。
  • 宮里 和宏, 浅海 賢一
    セッションID: 02-2A-15
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    本研究の目的は、FPGAボードを用いた高速画像処理とサーボモータ制御を統合したビジュアルトラッキングシステムを開発することである。システムのフレームには10cm四方に切り取ったプラ板を2枚用いて、四隅のポールに固定して組み上げている。フレームにサーボモータ、FPGAボード、CCDカメラを配置し、ギヤとシャフトを介して、2軸機構を構成している。画像処理では、FPGAボードでキャプチャされた画像に対して、時間差分法を適用することにより、フレーム内で色が変化する箇所を検出する。検出した座標に基づいてサーボモータを動かし、移動物体の追跡を行うことが可能となった。
  • 今里 玄希, 浅海 賢一
    セッションID: 02-2A-16
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
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    本研究では、移動物体を追従するビジュアルトラッキングシステムを構築した。本システムはUSBカメラ、ボードコンピュータ、サーボモータから構成される組込みシステムであり、2つの制御法での動作比較を行った。まず、パソコン上においてリアルタイムLinuxを用いた場合の制御、次にシステムに搭載する小型ボードコンピュータにおいて通常のLinuxを用いた場合の制御である。また、リアルタイムLinuxの性能評価を行うために通常スレッド、リアルタイムスレッドを用いたパソコン・ドライバボード間の通信速度の比較を行った。
  • 井上 義雄, 安部 里美, 西島 恵介, 藤田 米春
    セッションID: 02-2A-17
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    カメラとプロジェクタを用いて、三角測量の原理で3D情報を得る手法
    は、3D計測における基本的な手法であるが、通常、対象物体付近に基
    準物体を置いて装置のキャリブレーションを行う。しかし、測定対象に
    よっては対象物体付近に基準物体を置けない場合があり、これを解決す
    るために、カメラとプロジェクタを回転させた位置でキャリブレーショ
    ンを行い、対象物体の撮影結果をキャリブレーションを行った配置での
    値に変換して3D情報を計算する手法を検討している。
    このとき、キャリブレーション時に装置を回転させたために生じる誤
    差について検討した。
  • 谷岡 稔真, 岡崎 泰久, 渡辺 健次, 近藤 弘樹
    セッションID: 02-2P-01
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    我々は、発話障害のある肢体不自由者のための音声による文字入力とPC操作を可能にするシステムの開発研究を行っている。発話障害には個人差がある。我々は特定の発話者に注目し個人の発話に合った単語選択と発音登録を行うことにより、中程度の発話障害のある発話でも高い認識率を実現している。今回我々は、音声システムを汎用化するために、対象となる発話者に合った発音を登録するツールを開発した。このツールでは、利用者が発話した単語の認識結果を、その単語の発音として追加登録することができる。発音の登録前後の認識率を比較するテストの結果、発音登録後の音声認識率が向上したことが示された。
  • 前原 和也, 石原 真紀夫
    セッションID: 02-2P-02
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    近年、ノートパソコンの著しい小型化に伴い、操作に必要なマウスやキーボードなどの入力機器の携帯性が重要な課題の1つとなっている。データグローブはコンパクトに持ち運べると同時に柔軟な入力機能をユーザに提供する利点を持つ。本研究ではデータグローブにより代用品に機械的な機能を持たせ、入力機器の携帯性の問題へアプローチを行った。本アプローチの有用性を確認するためプロトタイプを作成し、実際のジョイスティックを操作する感覚が得られるのか実験を行った。その結果、思い通りに操作できたか、操作に集中できたか、の項目において良い値を示した。
  • 林 豊洋, 荒川 等, 石川 正士, 岩崎 宣仁, 堀之内 新吾, 榎田 修一, 江島 俊朗
    セッションID: 02-2P-03
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    安心,安全な交通社会を実現するためには,
    現在発生している交通事故の状況(ヒヤリ・
    ハットデータ)を収集し,分析およびシステ
    ムや社会へのフィードバックが不可欠である.
    現状では,これらヒヤリ・ハットデータは車
    両に設置したドライブレコーダや,それらを
    複数有するタクシー会社や運送会社営業所単
    位での収集が主である.
    本研究では,インターネットVPN(L2-VPNおよ
    び地域IP網)を活用し,複数の拠点に分散した
    ヒヤリ・ハットデータを効率的に収集するシス
    テムの構築を行う.
  • 中所 卓也, 渡辺 義明
    セッションID: 02-2P-04
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    現在、佐賀大学ではCGI環境を用いた学内ネットワーク認証、記録システムOpengateが運用されている。
    これに対し、よりWeb開発が行いやすいJavaServlet環境を用いたOpengateシステムOpengateJを開発している。
    今回、このOpengateJに対して、Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)を用いることで監視ページをシンプル化し、ユーザが監視ページ上で不要な操作を行えないようにした。また、Cometを用いることでコネクションの監視を行い、利用終了の即時検知を可能にした。さらに、システムの利用状況を一括管理できる機能を追加した。
  • 金田 侑士, 森 邦彦, 中川原 豪
    セッションID: 02-2P-05
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    毎年3日間に渡って開催される「かごしまITフェスタ」(主催:鹿児島市,他)に連動した就職支援システムを構築する.本システムでは,主に企業の紹介と学生の情報登録を手軽に一括で行うことが可能である.すなわち,企業と学生の双方向にメリットのある就職支援システムの構築を目指す.企業側のメリットは,簡単な自社紹介とMy掲示板にて学生と1対1のコミュニケーションが可能であること.また,学生側のメリットは,簡易なインターンシップ等に参加することができ,My掲示板にて企業に質問を行うことができる.なお,本システムはデータベース,サーバーサイドスクリプト言語から構成される.
  • 石川 康二, 森 邦彦
    セッションID: 02-2P-06
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、サーバーサイドによる画像処理Webシステムの実現を目的とする。
    サーバー側で画像処理を行う場合、計算時間が問題となるが、計算機のパフォーマンスの向上により、短時間での処理が可能になった。そこで、本研究では、クライアントがアップロードした画像をサーバー側で処理し、生成した画像をクライアントに提供するシステムを作成した。クライアントはWebブラウザさえあれば、画像処理が可能である。
  • 菊川 貴史, 奥村 勝
    セッションID: 02-2P-08
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    無線センサーネットワークでは、無線センサーノード間のマルチホップ通信を用いてセンシングした観測データを観測者へ送信する。この無線センサーネットワークでは、最大の問題点は電源に接続されていないことが多いセンサーデバイスのバッテリの限られた電源容量である。つまり、ネットワーク維持のための個々の省電力化が重要となる。そこで、本研究ではその省電力化を図るためにルーティングプロトコルの改良を最終目標とし、その前段階としてノード間での無線マルチホップ通信におけるデータフローの可視化を行う。この可視化により、実環境における無線センサネットワークのルーティング最適性を示す。
  • 川上 清香
    セッションID: 02-2P-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    本論文では、複数のWebアプリケーションに存在している個人情報を、本人のコントロールに基づいてWeb横断的に統合的に利用可能にすることを目的とした個人情報の流通技術を提案する。本人のコントロールに基づく個人情報流通の実現手段として、まず利用者中心型の認証モデルに基づくOpenIDによる認証とその上に本人の様々な社会的な人格を表すペルソナを実現した。そしてその上で、個人情報へのタグ付けとユーザ自身が定義したルールによって情報をコントロールする情報流通の方法を提案した。
  • 藤崎 研爾, 大谷 誠, 渡辺 健次
    セッションID: 02-2P-10
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    オープンソースのデータマッピングツールであるGMTを用いて、気象データを地理情報を組み合わせて可視化するシステムの構築と運用および、可視化サービスのWebへの公開について研究した。

    本システムは、気象庁のAMeDASの観測網のようにランダムに配置された複数の気象観測点で観測されたの気温・気圧のデータを使用し、それらのデータを用いて地図上に等温線や等圧線を自動で描画する。
    また、本システムではGMTで作成された図をWebで自動的に公開する。さらに、地球上のあらゆる地点の地図を任意の図法で作成し、それらに任意のデータに基づき等高線や記号を描画することができるAPIを提供する。
  • 山下 大二, 金 大雄, 牛尼 剛聡
    セッションID: 02-2P-11
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    近年,携帯電話上で様々な種類のデジタルコンテンツを閲覧可能になった.しかし,携帯電話ではディスプレイが小ささや,操作性の悪さから,情報量の大きいコンテンツを快適に閲覧できない場合がある.本手法では,携帯電話を仮想的な虫眼鏡としてとらえ,実世界上の矩形領域にコンテンツをマッピングし,携帯電話でコンテンツを覗くように閲覧することで、快適にコンテンツを閲覧する手法を提案する.ここでは,携帯電話を上下左右に動かすことでスクロールが可能になり,近づけたり遠ざけたりすることで拡大縮小が可能になる.これにより直感的かつ単純な操作で快適に携帯電話の小画面上でコンテンツを閲覧可能となる.
  • 武田 十季, 鶴野 玲治, 牛尼 剛聡
    セッションID: 02-2P-12
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    日常の中で、複数のコンテンツを相互に参照して、得たい情報を取得する場面がある。本研究では、携帯電話を用いることにより、空間を媒介としてコンテンツを重ね合わせる手法であるPick and Lapを提案する。本手法では、ユーザが携帯電話でコンテンツを取り込んで持ち運び、次のコンテンツへ重ね合わせた時、以前のコンテンツとの関係性からユーザに新しい情報を提示する。本研究では、情報誌を対象として、複数ページを挟んで存在する、店情報と地図という二つのコンテンツの関係性から、コンテンツが重ね合わされた時の振る舞いについて考察を行う。
  • 渡邊 一喜, 賀川 経夫, 西野 浩明, 宇津宮 孝一
    セッションID: 02-2P-13
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    近年の計算機の技術発展に伴い,誰でも容易にCG 作品が制作できるようになった. CG作品の材質感の作成にはモデリング等に関する専門的な知識や,それらを扱う技能や経験が必要となる. 我々は,利用者の発想を支援する材質感デザイン支援ツールの研究を行ってきた.このツールは,2次元の背景画像に3次元のオブジェクトを合成する機能を提供する.しかしながら,描画される画像の現実感やツールの使い勝手が不十分であるという問題があった.この問題を解決するために,拡張現実感を活用する.本報告では,ARToolkitを用いて材質感デザイン支援ツールの新たなインタフェースを提案し,その実装方法を示す.
  • 徳久 宗一郎, 金子 邦彦
    セッションID: 02-2P-16
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    MRI画像とCT画像の相互情報量を極大化するようにMRI画像を座標変換させることで,CT画像から得た臓器とMRI画像から得た脳の構造を統合した人体地図を作成する.MRI画像は撮像時間が長いため呼吸や体動,磁場の揺らぎによってずれ生じるが,歪みの少ないCT画像に位置と形状を合わせることでMRI画像のずれを減らすことができる.同一人物の人体地図の統合において全身を一度に位置合わせした場合と頭部のみで位置合わせした場合を比べ,全身を一度に位置合わせした場合どの程度ずれるかを報告する.
  • 山本 宗, 金子 邦彦
    セッションID: 02-2P-17
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    組み込み型のリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)を作成する。画像をデータベース中に取り込むために、各々の画像にID番号を与えて、RDBMSであるSQLiteを用いてデータベース化を実装する。自分で撮影した都市景観の写真、映像をデータベース化して、その取り込んだ画像の掲示、また、その画像の看板・道路などの分析をして特徴抽出をするシステム設計を行う。
  • 近藤 浩志, 金子 邦彦
    セッションID: 02-2P-18
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    個性ある人体歩行の再現を行う。前原市泊地区の町中で、被験者の歩行の様子を前と横の2方向からビデオ撮影する。このビデオと、造形したモデルとアーマチャを用いて歩行のアニメーション化を行う。アーマチャとは親子関係を持ったボーンの集合で、24のボーンからなる。体格などの個性を再現する作業を「ボーン調整」とする。実際に採寸して得たデータから、モデルの身長と腕・肩・脚・頭部・首のボーンの長さを調整する。また、腕・脚の関節においてボーンの回転限界と自由度を設定する。そして、ビデオ映像と重ね合わせて比較をすることで検証を行い、輪郭線のずれが数ピクセル以内になるように手作業でボーン調整を行う。
  • 松藤 淳一, 藤村 直美, 牛尼 剛聡
    セッションID: 02-2P-19
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/01/20
    会議録・要旨集 フリー
    隙間時間に携帯電話でワンセグなどの動画を見ることが一般的になってきた。最近は、テレビ局のサイトでニュース動画が配信されるようになり、携帯電話でも視聴可能になっている。しかしながら、携帯電話にてニュース動画を手動で選別し、再生するのは面倒である上に、世の中の出来事を全体的に俯瞰するには向いていない。そこで、隙間時間にユーザに適したニュース番組を自動構成するシステムを提案する。配信されているニュース動画に対応する出来事を、ニュースサイトと関連付け、重要度と特徴を抽出する。その情報に基づいてニュース動画を選定し、組み合わせを行う。また、ユーザの振る舞いにより、動画内容の適切な組み合わせを提案する。
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