溶接学会誌
Online ISSN : 1883-7204
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52 巻, 8 号
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  • 荒田 吉明, 大森 明
    1983 年 52 巻 8 号 p. 624-631
    発行日: 1983/10/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 竹春
    1983 年 52 巻 8 号 p. 632-647
    発行日: 1983/10/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    化学装置用鋼溶接構造物は,高温,腐食性雰囲気,高圧水素雰囲気など使用環境条件によって脆化,腐食減肉あるいは割れなどの損傷を受けるが,装置の安全性を確保するためには,これらの損傷を正しく把握・評価し,適正な対策をたてることが必要である.これに関連し,各種化学装置の製作者にとっては,これらの損傷情報を解析し,環境損傷を受けにくい材料の開発,溶接施工法の確立と,製作時品質管理の徹底をはかり,信頼性の高い装置を供給することが必要な責務と考える.
    本講座では,代表的な化学装置で発生しやすい各種の環境損傷を招介し,それらの発生原因と,防止のための現状での技術を述べることにしたい.
    なお,本講座を通じ,溶接技術者がこの分野に於ける技術問題に関心を抱いて頂くことが,筆者の意図するところである.
  • 夏目 光尋
    1983 年 52 巻 8 号 p. 648-658
    発行日: 1983/10/05
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    ガス切断,溶接など急熱急冷をともなう加工では変形が生じる。ここでは橋梁と鉄骨の工場製作及び現場溶接による変形と対策について述べている.
    工場製作については,まずガス切断による変形を考えなければならない.特にNC機などを用いて罫書きなしで切断する場合にはワークの熱膨張による動きをとめないと切断精度が低下する.
    桁の現場高力ボルト用の孔を溶接前にあけておく方法は製作の省力化になる.この場合,収縮及び曲り変形を精度よく予測し見込まなければならない.
    現場接合に溶接が用いられるところは,鋼床版桁のデッキ,鋼製橋脚,鉄骨の柱と柱及び柱と梁,などである.なかでも変形対策がやっかいなのはデッキの溶接である.
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