Osteoporosis is one of the critical diseases with which the aging population is faced, along with heart disease, stroke, diabetes, and cancer. Recently, unconventional therapies come into wide use in the attempt to treat these diseases. Since hormone replacement therapy (HRT) for osteoporosis has diverse and sometimes untoward effects, alternative methods have been sought from among natural products. Using an ovariectomized (OVX) rat model along with a bone tissue culture model, several kinds of natural products, e.g. traditional herbal formulae, herbal medicines, food components, isoflavone, and polyphenols have been found to be effective as estradiol in preventing the development of bone loss by various mechanisms. These studies strongly suggest that natural products are useful as an alternative for preventing postmenopausal osteoporosis.

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不安障害の治療には， 主としてベンゾジアゼピン系抗不安薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬が用いられる場合が多いが， 全ての不安障害に有効というわけではなく， 嘔気などの副作用により十分な量を用いることができない場合がある。 そのため， 新たな不安の治療法として漢方薬に期待が集まっている。
半夏厚朴湯および香蘇散は経験的に不安に用いられる代表的な漢方処方である。 しかし， その作用機序は不明であり， その効果の検証も十分になされてはいない。 今回我々は， マウスを被験体として代表的な不安モデルであるガラス玉隠し行動と高架式十字迷路を用いて， 半夏厚朴湯と香蘇散の抗不安作用について検討した。 その結果， 半夏厚朴湯は 2 つのモデルに対し抗不安様作用を有することを示し， 香蘇散はガラス玉隠し行動のみを抑制することを示した。 このことから， 両漢方処方に抗不安様作用を認めるが， その作用機序は異なることを示唆した。 また， 半夏厚朴湯はベンゾジアゼピン系抗不安薬のジアゼパムと類似の作用機序を有する可能性を， 香蘇散は選択的セロトニン再取り込み阻害薬のフルボキサミンと類似の作用機序を有する可能性を示唆した

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温経湯は月経異常や更年期障害などの症状に対する漢方処方の一つである。 我々は温経湯が卵巣摘出マウス海綿骨密度と子宮に及ぼす影響について検討した。 その結果， 温経湯が選択的エストロゲン受容体モジュレーター様作用を示したので報告する。 10週齢 Balb/c 雌マウスを両側卵巣摘出し 2 週間飼育した。 水投与群 （OVX）， エストロゲン投与群， 温経湯投与群， エストロゲン＋温経湯投与群に分けて 2 週間経口投与を行い， 大腿骨海綿骨骨密度・子宮湿重量・子宮内膜厚をそれぞれ測定した。 OVX の海綿骨骨密度， 子宮湿重量および子宮内膜厚は偽手術群と比べ有意に低下していた。 温経湯投与群の海綿骨骨密度は OVX と比べ有意に増加していた。 温経湯投与群の子宮湿重量および子宮内膜厚は OVX と有意差はなかった。 さらにエストロゲンによって増加した子宮湿重量および子宮内膜厚は温経湯投与によって低下した。 これらの結果から卵巣摘出マウスに温経湯をわずか 2 週間投与することで， 子宮湿重量および子宮内膜厚の増加を伴わずに， エストロゲン減少による海綿骨密度の低下を防ぐことが可能なことを示した。

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Matrix metalloproteinase-9 (MMP-9) is known to play a major role in the invasion and metastasis of cancer cells. Thus an inhibitory effect on MMP-9 is important to create a therapeutic experimental model of tumor metastasis. In recent years, traditional Chinese herbal remedies have increasingly attracted considerable attention as a new source of anticancer agent. In this study, we investigated the potential inhibitory effects of a methanolic extract of 'Hyul-Tong-Ryung' (HTR), a traditional Chinese formulation, on MMP-9 activity and expression, and the cellular invasion in the phorbol 12-myristate 13-acetate (PMA)-induced MCF-7 human breast carcinoma cells. The results of a gelatin zymography analysis showed that the methanolic extract of HTR dramatically inhibited MMP-9 activity in PMA-induced MCF-7 cells. In addition, a Matrigel invasion assay showed that HTR strongly and dose-dependently inhibited PMA-induced invasion of MCF-7 cells as compared to the control, which was not treated with PMA. Moreover, treatment of MCF-7 cells with HTR significantly decreased the levels of PMA-induced expression and translation of MMP-9 mRNA in a concentration-dependent manner. As evidenced by MMP-9 promoter assays, HTR also remarkably inhibited the transcriptional activity of the MMP-9 gene in PMA-induced MCF-7 cells. These results suggest that the methanolic extract of HTR could be used as a potential anti-metastatic agent to suppress PMA-induced cancer cell invasion through the inhibition of MMP-9 gene expression level.

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韓国の伝統医薬処方中強壮剤として広く使用されている瓊玉膏は高麗人参， 地黄， 茯苓， 蜂蜜， 枸杞子， 沈香など数種の生薬で構成されている。 本研究では， マウスでスコポラミンによって誘発される学習と記憶の障害に対する瓊玉膏の効果が評価された。 瓊玉膏の改善効果は受動回避試験， Y 迷路試験および水迷路試験によって調べられた。 薬剤誘発性健忘はスコポラミン （1mg/kg） の腹腔内投与によって誘導された。 受動回避実験及び Y-迷路実験においてスコポラミンで誘起された認知障害は瓊玉膏の経口投与 （1 および 2 g/kg） によって有意義に回復された （p < 0.05）。 モリス水迷路試験では 1g/kg の用量で脱出時間を短くした。 瓊玉膏は試験管内試験では用量依存的なアセチルコリンエステラーゼ阻害活性をも見せた （IC₅₀ value; 162μg/ml）。 アセチルコリンエステラーゼ阻害活性は ex-vivo 試験でも観察された。 これらの結果は瓊玉膏が認知障害治療に役に立つかもしれないこととその有益な効果はコリン作動性神経伝達を強化する系を部分的に経由していることを示唆している。

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梔子柏皮湯は， 山梔子， 黄柏， 甘草の３つの構成生薬より熱水抽出した水製乾燥エキスであり， アトピー性皮膚炎の有効な漢方治療薬である。 本研究では， 梔子柏皮湯の作用メカニズムを解明するため， ラット好塩基球性白血病細胞 （RBL-2H3） において， アレルギー反応のケミカルメデイエーターであるヒスタミン遊離への梔子柏皮湯の影響を検討した。 さらに， COX-2 などの炎症性遺伝子の転写誘導において中心的な役割を演じる NF-κB 依存的転写活性に対する梔子柏皮湯の効果について検討した。 その結果， RBL-2H3 細胞において梔子柏皮湯は濃度依存的に IgE が仲介するヒスタミン遊離を抑制した。 また， その構成生薬エキスの一味抜き漢方エキスについてヒスタミン遊離抑制活性を検討したところ， 黄柏を抜いた一味抜き漢方エキスでのみ顕著な抑制活性の低下が認められた。 さらに， C6 ラットグリオーマ細胞において， 梔子柏皮湯と各一味抜き漢方エキスによる LPS 誘導性 NF-κB 依存的転写の抑制が認められた。 これらの結果より， 梔子柏皮湯はヒスタミン遊離および炎症性遺伝子の転写誘導に関与する NF-κB 依存的転写を抑制する薬効により， 抗アトピー性皮膚炎作用を示すことが示唆された。

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