-
中西 幸司, 伊藤 秀隆, 隈元 昭
セッションID: 4W4-6
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
従来,特徴量を抽出する際の対象領域は画像全域であったが,画像全域を走査することによって認識に必要のないデータまで抽出し計算量が増大し,その必要のないデータ部分に雑音が入ることで認識の妨げになっていると考えられる.そこで,対象とする画像全域に対して走査するのではなく入力する動作や標準とする動作によって特徴量を抽出する対象領域を選択的に限定することで認識の精度の向上を目指す.
抄録全体を表示
-
宮崎 康太郎, 伊藤 秀隆, 隈元 昭
セッションID: 4W4-7
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究ではジェスチャーの認識にニューラルネットを取り入れることを提案する。まずジェスチャーをカメラで撮影し、時間ごとの人物のポーズを判定する。ここで、動画から取り出した特徴をニューラルネットワークの一種であるSOMで処理することによって、特徴点の少ない例外的なデータに対しても有効な認識が可能となる。次に連続したポーズと登録パターンをDPマッチングで比較することによってジェスチャーを認識する。実験の結果、動作を正確に認識できた割合が95%弱となった。
抄録全体を表示
-
阪口 龍彦, 神村 俊秀, 白瀬 敬一
セッションID: 4T1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
生産活動を行う際には,あらかじめ生産スケジュールを作成し,それに基づき生産活動を行う.しかし,生産活動中には作業の遅延がしばしば発生する.本研究ではこれまでに,作業の遅延量を既知とした場合について,適切に初期スケジュールを修正するリアクティブスケジューリング手法を提案してきた.本報では,作業の遅延量が未知の場合について,実際の作業の進行を適切に認識することで初期スケジュールを修正するリアクティブスケジューリング手法を提案する.
抄録全体を表示
-
妻屋 彰, 小池 稔, 若松 栄史, 荒井 栄司
セッションID: 4T1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
工場フロアでは、様々な要因により想定したスケジュール通りに生産が進まないことが多く,変動要因に対し柔軟に対応できる生産システムが求められている.本研究では,設備及び部品・製品からのリアルタイムな情報により生産状態をリアルタイムに把握し,製品の製造工程順序に関する情報や,現在の各設備の状況から想定される次作業の準備作業に要する時間を考慮したリアルタイムスケジューリングシステムを提案する.
抄録全体を表示
-
河合 宏明, 江口 透, 大場 史憲, 村山 長
セッションID: 4T1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本講演では,ジョブショップにおいて,納期を遵守しつつ,さらに段取り時間を最小化するような動的スケジューリング法を提案する.提案手法では,遺伝的アルゴリズムと優先規則を融合した方法によって定期的にスケジュールの最適化を繰り返す.遺伝的アルゴリズムにおける個体のランキングに辞書式配列法を用い,納期遵守を第一の目的としつつ,第二の目的として段取り時間最小化だけではなく滞留時間最小化も考慮する方法を示す.数値実験によって提案手法の有効性を検証する.
抄録全体を表示
-
八尾 佳宏, 貝原 俊也, 藤井 進, 棚橋 佑子
セッションID: 4T1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
ジョブショップ型機械加工職場では加工順、ロットサイズの決め方によって段取時間が大きく変化し、出来高や納期達成率に大きな影響を与える。これを従来のスケジューリングで自動決定するのは困難なため、現場のノウハウによって手作業で行っている場合が多い。そこで本研究では現場担当者の意思決定に近い形でロジックを表現できるオークション型スケジューリング方式を機械加工ジョブショップに適用し、その有効性を検証する。
抄録全体を表示
-
小日程計画とスケジューリング機能の統合化
藤井 進, 貝原 俊也, 指尾 健太郎, 横瀬 紘子, 倉橋 正志, 林 伸広
セッションID: 4T1-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
変種変量生産に対応するシステムとしてセル生産システムの重要性が認識されるようになった.日々の生産品目及び数量の頻繁な変化や,特急品等の不測の状況への対応が必要となる環境下において,高い生産性を維持しつつ,迅速かつ柔軟なシステムの運用が必要になってきている.そこで本研究ではオークションを用いたシステムの小日程計画及びスケジューリングの手法を提案し,シミュレーションを通じてその有効性を検証する.
抄録全体を表示
-
津村 俊弘, 小松 信雄
セッションID: 4T2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
光とコーナキューブ等の再帰反射の特性を活用して、各種移動体(自動車、ロボット、人、作業機械、自転車など地上の2次元移動体、航空機・ヘリコプタ等3次元移動体)の計測、制御、ナビゲーション、モバイル通信、システム等への活用について、特に実用化に焦点を当てて、提案する。光の活用により、高精度で、満足できる内容を述べる。実用化についての検討をも提案する。
抄録全体を表示
-
鈴木 新, 杉本 謙二
セッションID: 4T2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究では,タグチメソッドを用いたPIDパラメータの設計法を提案する.組み込み型の温度制御システムは様々な環境で使用されるので,外気温は一定でない.この外気温の変動は制御性能に影響を及ぼし,商品価値を下げる可能性もある.提案手法は,温度制御システムにおいて外気温変動があっても制御性能が低下しないPIDパラメータの設計を目的としており,有効性を実験によって確認したことを報告する.
抄録全体を表示
-
福永 哲也, 森脇 克巳, 田中 勝之, 佐野 剛
セッションID: 4T2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
歩道上に設置された点字誘導ブロックや屋内の誘導ラインを取得した画像情報から自動認識してライン抽出し,移動すべき経路の探索に利用する画像処理手法の知見について発表する.直線配置されたブロックのみならずL字やT字に配置された誘導ブロックの効率的な自動認識法について報告する.
抄録全体を表示
-
篠田 有史, 領家 美奈, 寺野 隆雄, 中森 義輝
セッションID: 4F1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究では,実際に用いられているビジネスゲームである,ベーカリーゲームを対象に,ゲームにデザイナの経営戦略に基づいた行動をとるように設計されたエージェントを投入し,デザイナが意図した経営戦略が有効に機能しているどうかを調べた.エージェントは過去に行われたゲームのデータ上で高い成績を上げることができた.さらに,エージェント数を増加させることで,ゲームの設定に対する知見が得られることがわかった.
抄録全体を表示
-
領家 美奈, 山下 幸裕, 堀 喜一郎, 中森 義輝
セッションID: 4F1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究ではスーパーの総菜売場を担当する販売者と消費者の意識相違を分析しマーケティング戦略策定を支援する知識の獲得手順を提案する。マーケティングデータの解析に関する研究は多くされているが、多くの総菜売場では商品コードの取り扱いが標準化されていない為、定量的な解析は困難である。総菜売場担当の販売者へのインタビュー調査と消費者へのアンケート調査をもとに各々の意識の可視化を行い、相違点を分析するアプローチをとる。
抄録全体を表示
-
貝原 俊也, 藤井 進, 酒井 唯史
セッションID: 4F1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
近年,Particle Swarm Optimizationの多目的最適化問題への適用に関する研究が盛んに行われている.本研究では新たに,異なる目的関数を持ったエージェント群が協力してパレート解の探索を行う非均質型PSOを提案する.そして、精度や被覆率といった定量的な評価指標を用い,その有効性を検証する.
抄録全体を表示
-
森中 翔一朗, 西 竜志, 小西 正躬 , 今井 純
セッションID: 4F1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究では,遅延外乱による再経路計画の必要性が生じたとき,最適な再経路計画を行うタイミング時刻の決定法を提案する.提案する手法は,経路の不確実分布をマルコフ連鎖からモデル化し,計算時間分布をシミュレーションにより同定することで両者のトレードオフを定量的に評価する.また,提案手法の有効性を従来法との比較により検証する.
抄録全体を表示
-
ー安全在庫計算との比較ー
上野 信行, 奥原 浩之, 山田 亮
セッションID: 4F1-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
すでに、マスカスタマイゼーション対応の生産計画システム(Mass Customization Production Management System:MCPS)を提案している。これは、需要量が、正規分布で、その平均値と分散が時間変化をもつ多品種の製品を対象に、決められた未達率と生産制約の範囲で、製造と在庫のコストの期待値を最小化する問題として定式化される。このMCPSを1品種1期間として解くと安全在庫と同一になる。種々の条件について、両者の比較を行い、MCPSがより実際的であることを示す。
抄録全体を表示
-
冨永 晴彦, 西 竜志, 小西 正躬
セッションID: 4F2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究では、需要変動環境下での複数企業間サプライチェーンにおける鞭効果について検討する。需要状況は、現実を考慮し期が進行するにつれて将来の需要が明らかになるという状況を想定した。本発表では、安全在庫を考慮した在庫管理法により引き起こされる鞭効果について検討し、総利益と鞭効果の関係について報告する。
抄録全体を表示
-
谷水 義隆, 山中 聖彦, 杉村 延広
セッションID: 4F2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
著者らはこれまでに,サプライヤが生産スケジュールを改善しながらクライアントと交渉を行うことで,新規オーダの納期と価格を決定する動的サプライチェーンモデルを提案した.本報では,そのモデルに基づき,動的サプライチェーンシミュレーションシステムのプロトタイプを開発し,2階層の動的サプライチェーンモデルを用いた計算機実験を行うことで,サプライヤの利益,およびクライアントの納期と価格の観点から,提案したモデルの有効性を検証する.
抄録全体を表示
-
佐藤 友紀, 青木 真吾, 辻 洋
セッションID: 4F2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
自社のパフォーマンスを向上させるために,経営者は数ある改善案の中から有効な案を選択する必要がある.しかし多面的な経営活動を行う事業体において,どの面を強化すれば事業体全体のパフォーマンス向上に繋がるかを把握することは難しい.そこで本研究では,競合会社との相対比較によって評価を行える包絡分析法をベースとし,他社との相対的位置を向上させるための改善案選択に関するフレームワークを提案する.
抄録全体を表示
-
藤井 進, 貝原 俊也, 指尾 健太郎, 稲生 進也, 関 優也, 梅田 豊裕
セッションID: 4F2-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
効率的な生産を実現するため、適正ロット量の決定法は非常に重要視されている。一方、生産活動のグローバル化に伴い、生産システム全体への波及効果を考慮に入れた手法が求められている。そこで本研究では、対象システムを分散仮想工場として構築し、生産システム全体規模のシミュレーションとABCコスト分析を組み合わせたロット編成を試みる。更に、シミュレーション実験を通じて様々な受注パターンに適用し、その有効性を多面的に評価した結果について報告する。
抄録全体を表示
-
清水 良明, 元木 裕司, 稲葉 庸介, 川合 貴博
セッションID: 4F2-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本報告では、持続可能な技術の進展を図るための一つのウェブベース基盤の枠組を与えることを試みた。このため製品ライフサイクル評価のための分散アプリケーションを統合して利用できるウェブサービスシステムの構築を行った。そしてケーススタディを通じて、ライフサイクルエンジニアリングに関わる意思決定を支援する上で本システムを有効に活用できることを確認した。
抄録全体を表示
-
指尾 健太郎, 藤井 進, 貝原 俊也
セッションID: 4F2-6
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
製品の海外調達の増加やSCMに対する関心の高さが示すように、昨今の製造環境はグローバル化の一途を辿っている。一方、生産システム全体のシミュレーション環境として分散仮想工場が提案されてきた。本稿では、分散仮想工場をグローバルな生産環境に対応させる上で必要となる機能について議論し、遠隔地間でのセキュアな接続、遠隔操作機能等を含めた新たな通信システムのプロトタイプを開発した結果について報告する。
抄録全体を表示
-
西脇 英彦, 熊倉 弘, 三橋 清通, 橋本 豊雄, 川辺 健夫, 鶴見 健太郎, 渡部 透
セッションID: 4F3-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
GPS,ジャイロ、加速度計を積み、飛行経度の緯度,経度を入力することにより、目視できない遠距離まで計算機制御で自律飛行し、空中から地上の映像を撮影して地上に送ってくるシステムの制御モデル、制御方式について検討する。
抄録全体を表示
-
花原 和之, 多田 幸生
セッションID: 4F3-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
AGVに関する研究は多くなされているが, それらは多くのセンサと高度の情報処理システムを持つ高機能のものがほとんどである. 個々のAGVが保有すべきそれらの機能をAGV通路に負担させることにより, AGV自体の保有する機能を抑制し, コストの抑制が可能となる. このような場合, 通路のレイアウトを最適化することによってその整備に必要とされるコストの低減が期待できる. 本研究では自己相似性の工学応用である再帰的最適化の考え方を用いてこの問題を取扱う.
抄録全体を表示
-
渡部 透, 平戸 善昭
セッションID: 4F3-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
近年,車両型ロボットが産業用途などに利用されるようになったため,正確かつ高速での経路追従性能が要求されている.そこで,本研究ではパラメトリック曲線の一種であるエルミート曲線を用いることによって,所望の位置・姿勢・速度に車両型ロボットを誘導するための軌道計画手法を提案した.エンコーダによるデッドレコニング法を採用し,この走行制御の有効性について検証した.
抄録全体を表示
-
佐喜眞 卓, 渡部 透
セッションID: 4F3-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
4つのレーザーポインタとUSBカメラを用い、ポインタの位置をカメラで特徴点として取り込み、その位置関係によって対象に対する角度、距離を求める。 まず地面を対象とし装置の地面に対する傾き、高度を求め、その有効性を確かめる。次に外乱によってポインタが取得できないときを想定し、ポインタの数が3以下となった場合についての性能を測る。その後対象が平らでない場合を想定し、障害物を配置してそのときの姿勢、高度、障害物の高さを求める実験を行う。
抄録全体を表示
-
増井 陽二, 榎島 一彰, 三好 孝典, 寺嶋 一彦
セッションID: 4F3-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
生産の流れは設計,製造,品質管理から成り立ち,品質管理は生産の流れの最終段階に位置し,重要な役割を果たす.しかし従来のタッチセンサを用いた三次元測定器は計測に時間を要するため,安価な量産製品の全数検査を行い,品質管理を徹底することは困難であった.本研究では,短時間で寸法計測可能な計測システムの開発を行う.構造が単純な振動型接触プローブを用いることで高速駆動を行い,対象物の特徴点を測定し寸法を計測する.
抄録全体を表示
-
杉川 智, 井本 孝亮, 玉置 久
セッションID: 4F4-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
リアクティブ・スケジューリングに関して,その手法・手順がこれまでにも数多く提案されているが,本講演では,リアクティブ・スケジューリング問題の形式的なモデル構築の試案について報告する.また,代表的なリアクティブ・スケジューリング手法を提案モデル上で位置付けるとともに,より効果的な手法について検討する.
抄録全体を表示
-
ダミージョブ挿入量の分析モデル
伊藤 義人, 諏訪 晴彦
セッションID: 4F4-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
生産の場では,予測不可能な事象により当初のスケジュールに従った生産が実施されないことがある.このような事象を計画段階において積極的に考慮しスケジュールを立案する枠組みはプロアクティブ・スケジューリングと呼ばれる.著者らはこれまでに,ダミージョブと呼ばれる架空のジョブによりスケジュール遅延を吸収するような枠組みとダミージョブに対する評価指標を提案した.本研究では,従来研究を拡張し,ダミージョブの適切な挿入量を決定するための分析モデルの提案する.
抄録全体を表示
-
藤熊 修司, 田中 俊二, 荒木 光彦
セッションID: 4F4-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本稿では、生産スケジューリング問題の1つである1機械重み付き納期遅れ和最小化問題に対し、分枝限定法による厳密解法を提案する。分枝限定法における下界値は、仕事の出現回数をラグランジュ緩和した緩和問題を動的計画法により解くことで求める。さらに隣接2仕事間の先行制約を考慮することによって下界値を改善している点が本解法の特徴である。計算機実験により、本下界値計算法の有効性およびそれを用いた分枝限定法の有効性を検討する。
抄録全体を表示
-
今村 拓司, 西 竜志, 小西 正躬, 今井 純
セッションID: 4F4-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究では,中間在庫タンクを考慮した2工程化学プラントを,在庫管理問題と生産計画問題に分解し,分散最適化手法を適用することで,在庫管理と生産計画を同時最適化する方法を提案する.中間在庫タンク数と製品銘柄数を変化させ,混合数理計画ソルバーによる解法と提案手法の比較を行うことにより,提案手法の有効性を示す.
抄録全体を表示
-
納期とロットサイズへの影響
諏訪 晴彦, 藤原 稔久
セッションID: 4F4-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
効果的なリアクティブ・スケジューリングを実施するためには,スケジューリングを実施するタイミング方策(when-to-schedule)をうまく決めることが肝要である.著者らはこれまでに,ジョブ/タスクの累積遅延に基づくwhen-to-schedule方策を提案し,その汎用性・有用性を検討してきた.本研究では,when-to-schedule方策の違いによる納期とロットサイズへの影響に注目し,数値シミュレーションにより提案方策の特性を考察する.
抄録全体を表示
-
森谷 篤史, 反保 昌城, 巽 啓司, 谷野 哲三
セッションID: 5W1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
従来の協力ゲーム理論では,全体提携の形成を前提に,得られる利得のプレイヤー間での分配(解)を重要な問題と考えてきた.しかし,各プレイヤーにとってはむしろ全体提携を形成しない方が自分自身の利得が多くなることもあり得る.このような場合に,プレイヤー間でどのような提携が形成されるのかを明らかにすることが重要な課題となる.そこで,協力ゲームの解を用いてプレイヤーの選好関係を決定し,その選好関係に基づく提携形成ゲームに着目する.
抄録全体を表示
-
大原 健, 並川 直樹, 石渕 久生
セッションID: 5W1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本論文では,繰り返し囚人のジレンマゲームにおける協調行動の進化と空間構造との関係を示す.空間構造を有するジレンマゲームにおいて,各プレーヤは1次元もしくは2次元の格子上に配置され,ジレンマゲームの対戦及び新しい戦略を生成するための遺伝的操作があらかじめ決められた近傍構造内で行われる.数値実験では,空間構造を有するジレンマゲームにおいて小さい近傍を用いる場合に,協調行動が促進されることが示される.
抄録全体を表示
-
鶴見 昌代, 乾口 雅弘, 谷野 哲三
セッションID: 5W1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
多選択肢ゲームは,プレイヤーが複数の選択肢から一つを選ぶことができるという状況を定式化したものである.本研究では,各選択肢を選択する度合いを導入して,多選択肢ファジィゲームを提案する.さらに多選択肢ファジィゲームの解について議論する.
抄録全体を表示
-
鶴見 昌代, 乾口 雅弘
セッションID: 5W1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
双協力ゲームは,プレイヤーが賛成するか,反対するか,中立的かを選ぶことができるという状況を定式化したものである.本研究では,賛成する度合い,反対する度合いを導入して,双協力ファジィゲームを提案する.さらに双協力ファジィゲームの解について議論する.
抄録全体を表示
-
前野 良太, 西 竜志, 小西 正躬, 今井 純
セッションID: 5W1-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本発表は, ペトリネットモデルの分解による最適発火系列問題の解法を提案する. 提案手法は最適化問題を複数の部分問題に分解し,部分問題を多項式オーダで計算可能なダイキストラ法を採用したペナルティ法を用いて最適化を行うペトリネットの分解法による最適化手法である.提案手法の複数台AGVの経路計画問題や生産スケジューリング問題への応用例について発表する.
抄録全体を表示
-
濱名 良平, 西 竜志, 小西 正躬, 今井 純
セッションID: 5W2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究は,半導体工場における生産と搬送の同時最適化問題を,主問題と副問題に分解し,元問題の実行可能解が得られるまで,論理カットを逐次生成することにより,主問題の解空間を削減しながら効率的に解を探索する分解法を提案する.本研究では,提案手法を総処理完了時間の最小化を目的とした生産スケジューリング問題と搬送経路計画問題の同時最適化問題に適用し,提案手法の有効性を検証する.
抄録全体を表示
-
古殿 智章, 乾口 雅弘
セッションID: 5W2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
各個人の意見を決定表として表し,複数の決定表のラフ集合解析により,集団の共通見解を見出す方法が提案され,製品設計へ応用されている.個人の意見は互いに対立していることも少なくはなく,共通見解が求められないこともある.集団の意見分布を知ることは集団決定を行う上で重要である.本研究では,ラフ集合に基づき決定表間の類似度を定義することにより,決定表を分類することを提案する.これにより,集団に存在する複数の主要な見解を見出しうる.
抄録全体を表示
-
溝下 文貴, 乾口 雅弘, 野口 博司
セッションID: 5W2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本研究では,区間入出力データが与えられた場合のDEA効率性分析について議論する.DEAにおける効率性は,生産可能集合と優越関係に基づいて定義されるため,区間入出力データを用いた場合の生産可能集合と優越関係を定義する.区間入出力データを用いることにより様々な優越関係が与えられ,種々の効率性が定義される.あるDMUが各効率性において効率的であるか否かを判定し,効率的でない場合には改善案を求める方法が議論される.
抄録全体を表示
-
吉岡 幸宏, 乾口 雅弘
セッションID: 5W2-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
条件属性や決定属性が序数性をもつ決定表解析には、支配関係に基づくラフ集合解析が有効である。しかし、決定表が大きくなり誤差を含む場合には正確に解析できるとは限らない。誤差を許容するため、可変整合度ラフ集合モデルが提案されているが、上下近似が上下累積集合の和集合として表せないため、ルール抽出には適さない。本研究では、ルール抽出に適した支配関係に基づいた可変精度ラフ集合を提案し、その性質とルール抽出における有効性を明らかにする。
抄録全体を表示
-
土屋 耕治, 森田 浩
セッションID: 5W2-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
一般に、予測値の精度は標本の精度と標本数に依存している。精度の高い標本には手間がかかるが、精度の低い標本は多くの標本が必要となる。本研究では精度の異なる標本を組み合わせることで、効率的な予測を行う。精度の差によって標本を階層化し、階層間に自己回帰モデルを仮定することで事前分布を構築する。階層ごとに事後平均を求めることによって、予測値を更新する。この手法を適用した例を示し、その結果および効率性を検討する。
抄録全体を表示
-
脇園 誠, 畠中 利治, 魚崎 勝司
セッションID: 5W3-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
免疫系には多様性の維持と記憶の機能があり,免疫システムを組み込んだ進化計算は複数の解を発見する必要のある最適化問題に適用されている.本研究では,免疫システムを組み込んだ同定アルゴリズムにより,複数のモデル候補を記憶することのできる同定法を提案し,状態が時間とともに切り替わるようなシステムの同定問題に適用した結果について報告する.
抄録全体を表示
-
山本 祥弘, 吉村 宏紀
セッションID: 5W3-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
非線形関数の学習として、各種ニューラルネットワークが提案されているが、著者らは三角多項式による学習を提案している。本稿では、この三角多項式ニューラルネットワークによるシステム同定として、最も簡単な非線形一次系のシステム同定結果を報告する。
抄録全体を表示
-
多変量ARMAモデルへの拡張
新田 益大, 杉本 謙二
セッションID: 5W3-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本論文では多変量自己回帰移動平均(ARMA)モデルのブラインドシステム同定法を提案する.同定には,通常,入出力信号を用いるが,外因や入力の飽和など不確定な要因により,入力信号が利用できないこともある.そこで,新しいデータ解析の手法である独立成分分析を援用した,ブラインドシステム同定アルゴリズムを提案する.以前の発表では多変量ARモデルに限られていたものを多変量ARMAモデルに拡張する.
抄録全体を表示
-
坂尾 一将, 池田 建司, 下村 隆夫
セッションID: 5W3-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本論文では, 有限長のサンプル値入出力データにUnscented Kalman Filter (UKF)を繰り返し施す,非線形連続時間モデルのパラメータ推定手法を提案する.ヤコビアンの計算を必要としないUKFでは1段先予測値を数値積分により求められるので, 連続時間モデルに基づいたパラメータ推定が可能となる.推定パラメータの個数を最小に抑えられることが期待される.
抄録全体を表示
-
中川 晋一朗, 古谷 栄光
セッションID: 5W3-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
筆者らが提案するスライディングモード制御を応用した制御対象の同定法は,スライディングモード手法の特徴を利用し,複数回の試行により,同定対象とモデルとの出力誤差が0となるようなパラメータを同定するものである.本稿では産業機械に多い油圧シリンダの位置決め制御を行う場合を想定し,「積分+二次遅れ」系に対して同定アルゴリズムを構成し,シミュレーションにより本手法の有効性を示す.
抄録全体を表示
-
原田 裕介, 鷹羽 浄嗣
セッションID: 5W3-6
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
本稿は,Juloskiら(2005)によって提案されたベイズ推定とモンテカルロフィルタに基づく区分的アフィンシステム同定法について考察したものである.システムパラメータに関する統計的事前情報が得られなかったり,観測ノイズが非常に小さい場合には,この方法の同定精度は劣化する.本稿では,このような場合に同定精度を改善する方法を提案する.
抄録全体を表示
-
古木 聡, 佐野 昭
セッションID: 5W4-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
従来の地震波を入力,各階の加速度を出力とした構造物の物理パラメータを求めるシステム同定問題では,解の一意性が保証されず,質量を既知として同定することが一般的であった.本論文では,MRダンパが設置されている構造物を同定する場合,その減衰力を同定入力として用いることで,解の一意性を保証し,全ての物理パラメータを一意に同定することを可能とした.さらに,剛性,減衰係数を同定する際に必要である各モードに対する重みを最適化により決定する手法を提案した.
抄録全体を表示
-
岩佐 達也, 亀山 建太郎, 大住 晃
セッションID: 5W4-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
近年、地震時における多層構造物の制振は注目される課題の一つとなっている。本論文では、構造物を制御するために必要な確率システムを同定するために新しい部分空間同定法を用いた。まず、オリジナルの数学モデルをカルマンフィルタによるイノベーション表現に変換し、次に、新しい部分空間同定法を用いてシステムマトリクスとカルマンゲインを同定する。これらを用いてLQG制御設計を行い、その制御性能を確認するため、シミュレーションと実験による検証を行った。
抄録全体を表示
-
宮地 誠, 孫田 康雄, 金子 修, 藤井 隆雄
セッションID: 5W4-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/01
会議録・要旨集
フリー
二自由度FRIT(Fictitious Reference Iterative Tuning)を用いて,エレベータドアの開閉システムのシステム同定を行なった結果を発表する
抄録全体を表示