It is possible to produce artificial syngenite, K₂SO₄·CaSO₄·H₂O, from carnallite by treating with water, magnesium sulfate and calcium sulfate which are usually obtained in the bittern factory. The theoretical amount of the mixed materials can be computed by using the equilibrium diagram of oceanic salts indicated by triangular prism axes. The yield of syngenite graphically calculated from oceanic salts at 25°C amounted to 68%, and the experimental yield the author obtained was nearly the same. Therefore, this graphical calculation must be helpful for the actual operation in the bittern factory.

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リン酸アンモニウム溶液と水マグとの反応によつてリン酸マグネシウムアンモニウムを合成する場合, 溶液のN/Pによつて合成物の純度は大いに影響される. 常温で純度の高い製品を得るためには, リン酸アンモニウム溶液のN/P (原子数比) を1.2～1.4あるいはこれを拡張して1.1～1.5に保つて反応させることが重要である. 溶液濃度が薄くなるほど, 上記のN/Pの領域を特に厳格にまもることが必要である. しかし, この適正N/P領域は溶液濃度の大小によつて, N/Pの大きい方あるいは小さい方にずれるということはない.
溶液の濃度を1M/l, N/Pを1.2～1.4に保つて反応させた場合, 合成物の成分は次のとおりであつた.
(MgO)_1.07～1.11(NH₄)_0.91-0.961/2P₂O₅)n H₂O

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1) 流れの状態と水柱長さの関係を明らかにし, ノズル内流速が同一の場合はノズル内径が大きいほど水柱長さは長くなる傾向がみられた.
2) 滞留量はノズル内流量に比例して増加し, ノズル内径滴, 径およびノズル間ピッチには影響されない.
3) ノズル内径d_n=0.15～0.6cm, ノズル先端からの距離75～175cmの範囲においては, 層流域の体面積平均径d (cm) はつぎの式で示される.
d=(V_n^0.35d_n^0.35)(0.21d_n^0.275) Vn: ノズル内流速 [cm/sec]

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ハイドレート剤として, R-22, R-21, R-12, R-11およびプロパンをえらびそれらのハイドレートの比重を, 臭化カリウム水溶液による浮遊法で測定するとともに, X線回折によつて求めた格子定数から計算した比重と実測した比重の相違を検討した.
その結果は, R-12: 1.08₅(計算値1.09₆) R-21: 1.04₉(1.05₀), R-22: 1.24₃(1.26₃) R-11: 1.11₈(1.11₈) プロパン: 0.883 (0.883) となる.
かくのごとく結晶真比重の実測値は, 計算値と非常によく一致し, 結晶の格子定数および分子量から求められることを知つた.

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ハイドレートの分解を行なう分解器の容量を決めるため, その基礎資料として, 水とR-21ガスとの直接接触による気液伝熱係数をぬれ壁塔を用いて求め, 伝熱係数におよぼす系の温度差, および水の流量の影響を調べた.
その結果, 温度差9℃以下では影響はなく, また流量のいかんにかかわらず, 水の流動状態は乱流と考えられ一定の測定値がえられた. 伝熱係数はすべて200～500kcal/m²hr℃の間にあり, 平均値は325kcal/m²hr℃であつた.

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The authors made an investigation as to how the current density, the concentration of raw sulfuric acid and the temperature exerted an influence upon the concentration of sulfuric acid by the ion exchange membrane method. The following were the results thus obtained:
1) With an increase in the current density, the amount of concentrated ions and the volume of penetrating solution increased, but the current efficiency decreased to some extent.
2) With an increase in the concentration of raw solution, the volume of penetrating solution slightly decreased, but the current efficiency did not change.
3) With the rise of temperature, the apparent current efficiency increased, but the net current efficiency did not change.
4) In general, the current efficiency in the electrolytic concentration of sulfuric acid was much lower than in that of neutral salt solution.

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イオン交膜中の交換基濃度が, SO^2-₄, Cl^-の共存する溶液中での両イオンの選択吸着性に与える影響を調べるために, 2-ビニルー5-エチルピリジンとスチレン, ジビニルベンゼンの種々の割合の共重合膜を用い, pH中性域における膜特性および選択係数K^SO4_Clの測定をおこなつた.
1. イオン交換膜としての実用範囲はVP含有率30～60%であつた. 20%以下では膜の比抵抗が急に増大して, 電気透析用膜としての使用はほとんど不可能であり, 60%以上では強度の点で使用できなかつた.
2. ヨウ化メチルによるピリジル基の4級化の速度は遅く, 中でもVP含有率の低いものはこの傾向が強い.
3. VP低含有率 (30%) で, 塩基度の低い (29～39%) 膜は硫酸ナトリウム単独溶液中においても, pH中性域ではS^O2-₄の吸着性をほとんど示さず, したがつて, K^SO4_Clも0に近い.
4. S^O2-₄非吸着性の原因については, VP低含有率で塩基度の小さい膜は, ビニルピリジニウム基の間に活性の弱いピリジル基が介在して, 疎交換基効果を増しているものと思われる.

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