日本鳥学会誌
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47 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • Hajanirina RAKOTOMANANA
    47 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 1-9,29
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    1990年9月から12月までと,1991年6月から8月までの間に,マダガスカルの降雨林に生息する32種の鳥類について,体重,ふ蹠長,翼長を計測し,翼およびふ蹠の体重に対する相対長と運動様式との関係を考察した.これらの鳥類のほとんどはマダガスカル固有種で,相対ふ蹠長が大きくなるにつれて相対翼長が小さくなる傾向が認められた.また,14種の樹上性鳥類においては,空中で採食する種では相対的に翼が長く,樹冠内で採食する種では相対ふ蹠が長い傾向にあった.このように採食生態と形態変異に何らかの関連が見られることは,マダガスカルの森林性鳥類群集においてこうした形態変異が種間の生態的な分離をもたらしている可能性を強く示唆する.
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  • Hajanirina RAKOTOMANANA, 日野 輝明
    47 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 11-19,29
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    ビロードマミヤイロチョウ Philepitta castanea は,マダガスカル固有の果実食の鳥である.マダガスカル南東部のラノマファナ降雨林の下層部で唯一の果実食者である本種について,乾期(8月-10月)における果実の選好性を調べ,それを果実の結実量の季節変化やさまざまな形質的な特徴(栄養素,エネルギー量,色,大きさ,重量,種子の負荷量,処理時間,種子の体内通過時間)との関係から解析した.
    果実の供給量が鳥のエネルギー要求量を越えている期間においては,明確でかつ安定な選好性が示された,すなわち, Oncostemon の果実は好まれたのに対し, Psychotria 3 種の果実に対しては果実量に比例したランダムな採食が行われ, Saldinia の果実は忌避された.しかし,果実の供給量が不足している期間には,果実に対する特別な選好性は示されなかった.このような果実量に対する選好性の季節変化は,最適採食理論による予測と一致した.
    ところが,選好された Oncostemon と忌避された Saldinia の果実は Psychotria の果実よりも多くの形質において類似しており,ビロードマミヤイロチョウによる果実の選好性の順序は果実のどのような形質の順序とも一致しなかった.そこで,本種はある一定の規準を満たす果実のみを採食すると仮定すると, Saldinia の果実が選好されなかったのは,この果実は栄養価あるいはエネルギーに関する規準(同化される栄養素の割合,エネルギー獲得量/処理時間,エネルギー量/果肉重)を満たさなかったためであると考えることができるかもしれない.また,果実食の鳥にとって好ましいいくつかの形質をもつ Psychotria sp. 8 の果実が選好されなかったのは,その果実サイズが嘴の開口幅とほぼ同じであることによって採食が制約されたのであろう.一方, Oncostemon の果実が選好されたのは,Psychotriaの果実に比べて大きな果肉/種子の重量比と短い体内通過時間をもつことから,果実の体内処理速度がすぐれているためであると推測された.
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  • 筒渕 美幸, 藤巻 裕蔵
    47 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 21-23
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    A single Siberian Accentor Prunella montanella was observed in Nukabira, Kamishihoro, central Hokkaido from January 26 to February 24, 1997. In addition to this record, there have been 10 records from Hokkaido. Of them 6 records obtained in November are considered to be migrating birds southward. Other records obtained between December and early March indicate that some birds winter in Hokkaido. Most birds were observed in western Hokkaido, especially in coastal areas of the Sea of Japan. In Nemuro, eastern Hokkaido, and Hamatonbetsu, northern Hokkaido, there has been no capture or observation records of the species in spite of intensive ringing and observations in these areas. These facts indicate that they migrate from their breeding ground in Russian Far East and Mongolia to Hokkaido and southward, and do not migrate through Sakhalin or Kuril Islands.
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  • 室瀬 秋宏
    47 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 24
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    The Long-billed Ringed Plover Charadrius placidus has considered to be a summer visitor in Hokkaido. However, one to ten Long-billed Ringed Plovers were observed in January and December in the middle reaches of Tokachi River. In addition to these records, some wintering records were obtained in Tokachi and Kushiro districts, eastern Hokkaido. These facts indicate that the Long-billed Ringed Plover is occur in small numbers during winter in eastern Hokkaido.
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  • 水田 拓
    47 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 25-28
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    サンコウチョウの繁殖生態について,1992年4月から7月にかけて静岡県の掛川市,袋井市で調査を行なった.繁殖をしているサンコウチョウの雄には,羽色が黒紫色で尾羽の長い成鳥の個体と,羽色が雌とよく似た赤茶色で尾羽の短い若い個体が見られた。調査地ではまず尾の長い雄が見られ,それに約1ヵ月遅れて尾の短い雄が確認された.従って繁殖開始時期は尾の長い雄のつがいの方が尾の短い雄のつがいよりも早かった.巣は全部で12巣発見されたが,そのうち6巣は広葉樹にまきつくツル性植物に,3巣は広葉樹に,3巣は針葉樹に造られていた,造巣,抱卵,雛への給餌は雌雄交代で行なわれた.巣での滞在時間は雄より雌の方が長かった.育雛前期には給餌,見張り,抱雛という3種類の行動が観察された.雄は抱雛より見張りを,雌は逆に見張りより抱雛を多く行なった.育雛前期,後期とも雌は雄より給餌回数が多い傾向にあった,しかし、若い雄の雌によく似た色彩、形態がどのような適応的意義をもつのかは今回の調査からは明らかにはできなかった.
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  • 47 巻 (1998 - 1999) 1 号 p. 32
    公開日: 2008/09/11
    ジャーナル フリー
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