海洋の波浪エネルギの変換のため、複数の浮体を連結した変換装置を提案し、微小波理論によってエネルギ吸収効率の周波数特性を検討した。まず、変換装置の基礎方程式を誘導し、浮体間と連結棒間の相対速度に比例するエネルギ最大の条件は入射波の周波数との近似同調点であることを確かめた。2,3および4浮体について検討した結果、90~100%の高エネルギ変換を広い周波数帯にて得られることを確認し、また実施可能性をも検討した。*本論文はBulletin of the JSME, Vol. 24, No. 197 (1981-11)にオリジナル論文掲載予定。[別刷記号(No. 197-21)]
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