社会変革の時代には、オーナー視点のミッション志向による価値創造のマネジメント力が求められる。国際P2M学会が推奨するP2M Version 2.0 の特徴は、定められた期間で事業が価値を創造することを目標として、事業主、経営者、組織の長などのオーナーの視点に立脚して、全社戦略と実行領域の相互関係を謀るマネジメント手法である。ここでは、はじめに国際P2M学会が推奨するP2Mにおけるプログラムマネジャー(PM)の役割を述べ、社会がそのようなPMの人材育成と職場での活用の必要性を考察する。次いで国際P2M学会誌のVol.6,No.1(2011)からVol.16,No.2(2022)までの論文284の抄録のキーワード検索から得られるデータを分析した結果、P2Mの知識体系の適用領域と有効性が明らかにされたので報告する。
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