情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第11回情報プロフェッショナルシンポジウム
選択された号の論文の31件中1~31を表示しています
セッション A1 情報分析 1
A11
A12
  • 本田 瑞穂, 清水 剛, 清水 理恵子, 永山 敦, 屋ヶ田 和彦, 山田 裕明, 山田 宏文, 山根 深一
    p. 7-11
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     新規事業の立ち上げのアプローチとして、自社の技術を組み合わせようとすることはよくあるが、実際にやろうとすると、自社に多様な技術があるにもかかわらず、その全容はつかみきれていないことが多い。本検討では、シーズからのアプローチの試みとして、自社の技術の棚卸しを行うことにより、自社技術の強み・弱みを分析し、新たな事業の提案を行うための手法を、事例を用いて検討した。(1)自社技術のコア技術の抽出の手法、(2)コア技術と他の技術の組み合わせの手法、を中心に報告する。
A13
  • 産学連携に向けて適切な連携相手をいかに見つけるか
    大久保 武利, 沖田 香織, 小泉 真理, 櫻井 英之助, 佐山 暁子, 塚原 徹也, 野口 尚志, 野田口 真也, 柳 一美
    p. 13-17
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     近年、新事業の創出や新技術の開発などを目的に産学連携が盛んに行われるようになってきている。しかし、適切な連携相手(研究者)を見つける方法がわからず産学連携に踏み出せないケースも依然として多い。このような背景を受け、産学連携に向けて適切な連携相手となる研究者を発掘・評価・選定する方法について検討した。研究者の発掘手法としては、連携候補となる研究者リストの作成方法を検討した。研究者の評価・選定手法としては、公開情報から研究者を客観的に評価するためのスコア付け方法(評価パラメーターと評価式の作成)を検討した。また、この評価手法を実際の産学連携の成功事例に当てはめてその有用性を検証した。
A14
  • 山中 とも子, 清 一雄, 浅野 昭, 伊藤 祥, 関口 卓宏, 角田 裕之, 原田 雅子, 水野 千夏
    p. 19-24
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     繊維メーカーが新事業開拓に取り組み,異分野である医療分野へ進出した事例に着目し,異分野進出プロセスと事業戦略を情報解析により解き明かした。解析には特許,文献,市場情報,新聞等の多様な情報源を使用し,パテントマップを用いた特許解析,文献の共著ネットワークによる共同研究者分析,特許価値インデックスを利用した特許評価等の各種解析手法を試みた。
     解析結果より研究開発戦略,知財戦略等を明らかにし,新事業開拓から事業拡大までステップごとに設定した仮説をもとに,異分野融合の成功パターンを検証し,成功要因を推定した。
セッション B1 特許 1
B11
  • 中国語特許データベース「日本版 CNIPR」の活用
    高橋 元彦, 伊藤 徹男
    p. 25-30
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
    最近では、中国をはじめとするアジアや新興国の特許情報は、英語データベースのみでの検索では、網羅的な調査ができないことが周知されつつある。中国特許調査においても英語情報に原語(中国語)情報を搭載し、英語+中国語でのハイブリッド検索可能なシステムも登場してきた。そのような状況下、中国特許庁関係機関である中国知識産権出版社が運営する従来からの中国語データベース CNIPR(中国版 CNIPR:一部有料)に加え、2014年に新たに日本ユーザー向けの日本語インターフェースによる「日本版 CNIPR(有料)」がリリースされた。日本版 CNIPR には従来の中国版 CNIPR にはない便利な機能がいくつか搭載されているので、その概要を中国版 CNIPR と比較して紹介する。また、英語+中国語での検索が可能となった日本版 CNIPR に、本年11月には日本語での検索が可能になることが予告されているので本発表時にはその機能の詳細についても報告の予定である。
B12
  • 適合率を重視した特許調査支援
    安藤 俊幸, 桐山 勉
    p. 31-36
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     特許調査においては調査目的により程度の差はあれ再現率(網羅性)重視で検索集合を作ることを前提としている。ただし再現率重視だとノイズは増加する。
     本報告では再現率重視の検索集合からテキストマイニング手法を応用して適合率重視で抽出/ソートを行い、スクリーニングを支援する手法として下記検討を行った。
    (1)キーワードのネットワーク分析による重要語(特徴語)抽出
    (2)キーワードを用いて計算した公報の類似率によるネットワーク分析
    (3)適合率を重視した特許調査への応用
     キーワード解析は iPS 細胞をテーマにして日・中文で比較検討した。中国特許公報より抽出したキーワードをネットワーク分析して重要な中国語キーワードセットを選択する。重要な中国語キーワードセットを用いることで検索集合の適合率向上に有用である。さらにダウンロード集合の類似率ソートを用いた手法を提案する。
B13
  • 中国特許文献原文と複数の機械和訳文を併用する分析法
    桐山 勉, 藤城 享, 栗原 健一, 川島 順, 長谷川 正好, 田中 宣郎, 渡邊 彩
    p. 37-42
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
    中国特許庁の第十二次五カ年計画により中国特許文献(特許・実用新案)の件数は世界一になったので、複数の機械和訳文を検索・評価・分析など各種ツールを併用して解析せざるを得ない。(1)中国特許文献の要約文・請求の範囲文だけでなくフルテキスト和訳文も取扱う。(2)この和訳文で形態素解析と類似度を調べる。
    (3)複数の可視化ツール(市販の特許マップ・無料の Cytoscape など)を併用して解析を行う。(4)私的索引を併用して分析する。
    このような分析研究を行ったので、INFOSTA-SIG-パテントドクメンテーション部会活動報告として発表する。
B14
  • 網羅的に中国特許調査をするために
    渋谷 亮介
    p. 43-47
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     中国特許調査では、収録のタイムラグや収録データの欠落、翻訳の品質の問題に起因する検索漏れを補完するために、英語データベースと併せて中国語データベースを用いて検索する必要がある。
     一方、日本の公報にタイプミス(誤植)があるように、中国の公報にもタイプミスが存在する。中国語のタイプミスが修正されずに機械的に英訳されて英語データベースに収録された場合には、その公報を英語キーワードでヒットさせることは非常に困難になる。検証した結果、タイプミスを含む中国公報の数は少数ではあるが、中国語異表記や正しい英語で検索しても拾えない公報が存在することが判った。
     本稿では、中国語の入力方法とタイプミスとの関係を紹介し、中国公報におけるタイプミスの傾向と共にその対応策を示した。
セッション C1 学術情報
C11
  • 大槻 明, 川村 雅義
    p. 49-54
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
    従来の代表的な科学的貢献度指数として,h-index,g-index,A-index 及び R-index などが存在するが,これらの指数(インデックス)は,過去に公刊された論文数のみを評価対象にしているため,例えば,ビッグラボを主謀するような著名な科学者は,共同研究者も多く,結果としてインデックスの値も高くなる傾向がある.逆に,共同研究者を多く持たないような新進気鋭の若手研究者はインデックスの値は低くなってしまうという傾向がある.ゆえに,本研究では,もしある論文が,共同研究者等の論文を引用している場合は,その状況を筆者独自の手法を用いて分析及び計算し,その計算結果 をh-index から差し引くことによって上述の数の優位性を排除するあらたな科学的貢献度指数を考案した.
C12
  • 埼玉医科大学附属図書館の事例
    廣瀬 洋
    p. 55-59
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     本学の所蔵と医学図書館全体の所蔵の重なり具合を明らかにして、本学の蔵書の特徴を明確にすることを目的とした。全国 80 大学の医学図書館のうち 79 館を対象とした。蔵書を比較するために CiNii API を用いた。CiNii API はプログラミング言語 Python から使用し、受信した結果はデータベース管理システム SQLite3 にて管理した。79 館の所蔵書誌数は 3,072,234件、書誌数は 714,567 件であった。79 館の 80%以上として 63 館以上が所蔵する書誌は 355 件(書誌数の 0.05%)であった。本学の所蔵書誌数は 74,377 件であった。上記 355 件の書誌のうち本学が所蔵するものは 354 件であった。これと同じ件数を所蔵する図書館は他に金沢大学附属図書館医学図書館のみであった。
C13
  • - JATS 規格検討分科会を中心に -
    武部 竜一, 黒沢 俊典, 久保田 壮一, 伊藤 裕之, 星 正道, 時実 象一, 中西 秀彦, 楠 健一, 村上 真雄, 中原 康介
    p. 61-65
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     学術情報の流通においては電磁的記録の活用が不可欠となり XML による出版が広く行われているが,我が国における XML の活用は十分とはいえない.そこで,学術情報 XML 推進協議会では XML の利用を推進すべく,我が国における学術団体,印刷会社,文献管理団体等を対象とし,XML を用いた国際的な規格である JATS(旧 NLM DTD)の普及活動を行ってきた.本協議会の分科会の一つ JATS 規格検討分科会においては,日本語学術論文に必要な和暦の記述ルビの記述などを提案して実現してきた.また,XML の利用者の便宜を図るために JATS 文書を完全翻訳して公開した.さらに学術書籍の XML 規格である BITS (Book Interchange Tag Suite) を日本の学術書籍に適用できるよう,改良提案の検討に入った.これらの活動内容及び成果を報告する.
C14
  • 仲本 秀四郎
    p. 67-71
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     情報評価においては、客観性の確保、比較の容易さの観点から数値化が期待されているが、実際の評価のためのデータ取得の困難さから、提供されている引用データの活用が課題となっている。実際調査の前提として現用引用データの各種指数につき、データを比較し、数値の選別性・安定性・信頼性・変動幅・傾向性などの諸特性を考察する。引用数が比較について優れた数値になっているに対し、immediacy index, impact factor と Google の h-指標が異なる定義にかかわらず、相似性を示した。数値の示すあいまいさが計測の度の変動と問題を複雑化しており、過去の評価結果を再評価し、次年度発表の前駆とする。
セッション A2 情報分析2
A21
  • 犬塚 篤
    p. 73-78
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     特許発明における共同発明関係からネットワークデータを作成し,ネットワーク上のキーパーソンが,どのような研究開発活動を行っているかについて,国内メーカーの特許出願情報を対象にした分析を行った.本稿では特に,特許発明者に関する情報から,社内共同発明者を多くもつ社内スター (ゲートキーパーに相当) と,社外共同発明者を多くもつ社外スター (境界連結者に相当) の研究開発活動の現状を把握し,同一人物が両方のスター発明者を兼ねる可能性があるかについて検討を行った.その結果,社内スターは経験年数の多いベテランに,社外スターは中程度の特許数をもつミドルに多くいることが明らかになり,両者が組織内において情報収集・伝達活動に関する役割分担をしている可能性が示唆された.
A22
A23
  • 即席麺業界特許出願 No.1 ガリバーの傾向とガリバーに対抗するための戦略を探る
    赤染 陽子, 三宮 瑠美, 西尾 啓, 平尾 啓
    p. 85-89
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     我々知財スタッフは常日頃、膨大な情報と格闘しながら、よりシンプルで理解されやすい解析方法を模索している。特に、経営サイドに歓迎されるためには、視覚的に訴えかけた端的な解析結果資料が不可欠である。
     “即席麺”という身近な題材をテーマとして選定し、一般情報分析、マクロ分析、ミクロ分析、海外分析、コア分析を試みた。作業する上で、特許情報も加味した「売れる即席麺はこれ」、「有望なターゲット領域」、「今後伸びる即席麺食事シーン」、「市場創出-海外展開-」といったゴールイメージを強く意識して取り組むことにより、上述の特許分析が、企業を取り巻く環境や顧客とのリアルな関係にあることをあぶり出すことが出来た。競合他社の動向を踏まえた上での、仮想的自社の進むべき方向性について、経営層のための One Sheet (ワンシート) マップを作成したので本発表にて紹介する。
A24
  • タイ語・ベトナム語・インドネシア語のテクニカルターム収集
    武藤 亜弓, 佐野 浩太郎
    p. 91-96
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     新興国の特許は IPC 付与が不十分であり、スクリーニングするための母集団抽出が難しく、IPC による検索を補完するためにはキーワード検索を要する。本研究では英語情報が収録されていない新興国 (タイ・ベトナム・インドネシア) で、テクニカルタームがどのように使われているのか調べ、各国の特許調査の精度を高めることを目的とする。また、普段 使い慣れていない言語のテクニカルタームを、効率良く網羅的に収集する方法を、体系化し提案する。
セッション A3 情報分析 3
A31
  • サントリーを事例として
    山本 光三, 有賀 康裕, 上野 亮磨, 大森 照夫, 阪口 紘一郎, 都築 泉
    p. 97-101
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     特許マップ作成の目的の一つに企業の戦略を分析し次の一手を予想することがある。ところが、企業戦略は経営戦略、販売戦略等様々な要因に左右され、特許分析から予想できる場合とできない場合がある。後者の場合、無理な特許分析によって牽強付会の誤った結論に至る危険性がある。結果的に予想ははずれ、特許マップと分析者の信用が損なわれることになる。これを避けるためには、予め自分の知りたいことが、用いる方法によって得られるかどうか、言い換えれば分析方法の妥当性を検証する必要がある。本稿では、サントリーを事例として企業の戦略分析法を検討し、その過程で(1)特許分析の妥当性を検証する方法、及び(2)特許分析から企業の戦略が分からない場合の分析方法について検討した。
A32
  • A 社の特許戦略を読み解く
    下田 卓, 杉田 幸弘, 廣瀬 元, 玉野 裕子, 大河戸 擴雄, 三浦 康, 佐々木 眞悟
    p. 103-108
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     宮城県仙台市に本社をおく企業である A 社は、ホームセンターへの販売を軸とし、収納・家具インテリア用品、ガーデニング用品、ペット用品等で、圧倒的強さを誇る。最近では、LED 電球や掃除機等への家電分野への進出も目覚ましい。新商品の開発には意欲的で、毎年の売上高に占める新商品の割合は約 60 %という。
     これら新商品のアイディアはどうやって生まれるのか、いかにして開発のスピードを上げるのか。多くの企業が持つこれらの疑問を一般情報と知財情報を用いて「見える化」を試みた。さらには、A 社が近未来に手掛けると思われる商品を想定し、A 社の開発フローと知財戦略をリンクさせることを試みた。
A33
セッション B2 特許 2
B21
  • 中国特許のステータス情報の実態とその精度の検証
    水町 保宏, 田畑 文也, 中西 昌弘, 石田 政司, 鈴子 真由美
    p. 115-120
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     中国特許は近年の出願数の激増により検索ヒット件数が多く、調査母集団が大きくなりやすい。さらにIPC付与精度や英語への機械翻訳精度に問題があり、調査の網羅性を向上させるためにキーワードのみの検索、英語だけでなく中国語も併用した検索等を行う必要がある。結果、検索ヒット件数がさらに増える傾向にある。従って、効率よく調査を行うために如何に査読を要する件数を絞り込むかが中国特許調査において重要な課題である。
     近年、中国特許をステータスで絞り込みできる検索DB(データベース)もいくつか提供されており、それらのDBのステータス情報に信頼性があれば、生死限定により、件数を絞ることが可能である。そこで、各種DBのステータス精度を検証し、生死限定検索の注意点を検証した。
B22
  • ハングルキーワード検索を併用した網羅性向上手法の検討
    田畑 文也, 前田 佳治, 伊藤 徹男, 中西 昌弘
    p. 121-126
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     韓国特許を網羅的かつ効率的に調査する手法を検討した。マルチカントリーデータベースでの、英語キーワードのみを用いた韓国特許検索では、特にクレーム以下の情報がない、または機械翻訳情報のため、漏れが発生しやすい。これらを韓国特許庁系のデータベースである KIPRIS などを用い、ハングルキーワード検索を併用して検索することにより、網羅性を向上させる手法について検討した。また、特にハングルキーワード検索の検索ロジック、キーワード抽出方法、注意点、問題点についても解析した。また、ハングルキーワードの解析手法として、正規表現を利用したハングル対応の検索ツールを独自に作成し、効率的にハングルキーワードを抽出する方法も検討した。
B23
  • 各国特許庁と日本特許庁の IPC 付与に見られる相違
    藤田 明, 中西 昌弘
    p. 127-131
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     アジア諸国の出願特許を対象に検索する際、キーワードを用いた検索を行おうとすると原語に翻訳しなければならない。この障壁があるため言語に依らない国際特許分類 IPC を用いた検索を行うことがある。ところが、アジア各国特許庁のデータベースに収録されている特許には、付与される IPC の数が少なく、発明主旨に見合った IPC が付与されているか確信が持てない。IPC の整合性を広範囲に検証することは難しいので、自国での出願を基礎出願とし他国にも出願されている特許について、各国特許庁が付与する IPC を比較することにより、整合性を調べた。その結果、アジア諸国と日本との比較では、国により IPC の一致レベルはかなり異なるものの、インドネシアとタイを除くと、メイングループ以上のレベルまで一致している割合は 50%に達していることが分かった。
セッション B3 情報技術の習得と実装
B31
  • Google Scholar, J-Global, ディスカバリー・サービスの情報収録状況比較
    時実 象一, 鈴木 理加, 中村 伸朗, 持井 聡子
    p. 133-138
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
    無料で利用できるエンドユーザ向け検索ツール、Google Scholar と J-Global、および大学等で購読しているが、外 部からもアクセスできるディスカバリー・サービス (Summon, Primo Central, EBSCO Discovery Service (EDS)) について比較をおこなった。ディスカバリー・サービスについては、収録コンテンツは購読機関によって異なるので、単純な比較はできないが、参考として示した。雑誌の収録状況については、Heterocycles、e-Journal of Chemistry、高分子論文集について比較した、Google Scholar にはこれらの雑誌は収録されていなかった。また J-Global はオープンアクセス誌e-Journal of Chemistry は収録されていなかった。また、Bioplastic、Offshore Wind Energy、Naphtha、Cheminformatics、Deinking、Polarography、Trihalomethane の各テーマで検索し収録記事を比較した。ディスカバリー・サービスでは論文記事だけでなく、業界誌などの一般記事が多く検索される場合があった。
B32
  • - 栄養士養成課程在籍者とその他専攻課程在籍者との比較 -
    田中 雅章, 内田 あや, 根来 方子, 神田 あづさ
    p. 139-144
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     高等学校において 2003 年より普通教科情報の授業が行われるようになって 10 年以上が経過した。それに従い、近年の大学における情報基礎教育の傾向は中学や高校で情報教育が学習済みであるという前提でカリキュラムが組まれる傾向であると思われる。ところが情報基礎教育も担当している経験から鑑みると、大学に入学した学生が高校時代に十分な情報教育を受けているとは限らないと思われるケースが感じられた。
     そこで、大学に入学する学生に入学するまで情報に関する学習状況を調査した。その結果を受けて、大学における情報教育のカリキュラムを組み立てる検討資料とモチベーションを向上させる取組みを行った。本稿では学生の情報能力の現状の調査報告とその取組み結果を報告する。
B33
セッション C2 情報の連携・比較
C21
C22
  • 「三大学図書館連携機関リポジトリ研修」の成果より
    林 和弘, 餌取 直子, 武内 八重子, 中原 由美子, 伊勢 幸恵, 新岡 美咲, 直江 千寿子
    p. 155-158
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
    学術電子ジャーナルの進展は、従来の出版者と図書館の関係にも大きな影響を与え始めており、図書館が機関リポジトリ構築を推進することによって、これまで情報の受け入れを主としていた図書館の関係者が積極的に情報発信に関わるようになった。「三大学連携機関リポジトリ研修」の成果として、お茶の水女子大学、千葉大学、横浜国立大学の三大学に加えて筑波大学の機関リポジトリから発信される学術情報を分析した結果、大学ごとの特徴が現れた。
C23
セッション C3 分類・用語
C31
C32
C33
  • MeSH 2014 年版に追加された Levofloxacin に関して
    井上 彰
    p. 173-178
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/11/17
    会議録・要旨集 フリー
     医学や薬学を中心としたライフサイエンス分野の情報を調査する上で、MEDLINE は重要な書誌データベースの一つである。MEDLINE に登録されている文献情報には、書誌事項や著者抄録といった論文そのものの情報の他に、MEDLINE を作成・管理する米国国立医学図書館の索引作業者により論文全文中から、論文の主題要素に注目した索引用語 MeSH(Medical Subject Headings)が付与されている。よって書誌事項や著者抄録に記載のない項目であっても、論文が主題とするテーマについて検索が可能となっている。また同義語などの用語の揺らぎを吸収する役割もある。MeSH は通常毎年更新され、9 月頃に次年の MeSH が公開され、年末までに最新の MeSH への反映作業(リロード)が行われる。MeSH を利用した検索を行う際には、MeSH の更新は重要な要素となる。
     今回、2014 年版 MeSH に新規追加された Levofloxacin とリロードによる挙動について興味深い現象に遭遇したので、調査した内容を報告する。
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