日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
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日本文化人類学会第42回研究大会
選択された号の論文の344件中301~344を表示しています
個人発表
医療人類学を学ぶこと/教えること
個人発表
K会場
個人発表
【分科会】 社会変容に関する映像人類学
【分科会】 伝統/技術を捉えた映像
【分科会】 「暮らし」をとらえた映像
【分科会】 儀礼に関する映像人類学上映会
  • 鈴木 岳海
    セッションID: K-29
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/27
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    本分科会は、本学会員によって制作された最新の人類学映像作品(民族誌映画)を上映することを通して、現在の映像による人類学研究の動向と、将来への展望を、参加者と共有することを目的とする。そのなかでも本分科会はとくに、「儀礼」に焦点を当てた作品を集め、儀礼を映像によって捉える(調査研究する)ことの有効性について考えてみたい。
  • 長島 節五
    セッションID: K-30
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/27
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    科学技術の現在、民俗民間信仰の場に於いて古い信仰形態を色濃く残した儀礼や習俗が見られる。御嶽講の成立はさほど古くは無いものの、その巫術を行う宗教活動において、弾圧の対象となったこともある。明治に入ると神仏分離政策による弾圧の可能性あった。普寛、覚明、一心等によって確立した御嶽講の神仏混淆習合形態は、他の習合形態を取る修験道やその影響を受けた信仰形態と同じように、弾圧の対象になっていたが、御嶽講は国家神道の流れに乗り教派神道を表に据えて神社になり御嶽教になった。
  • エチオピア・聖地ファラカサでの治療儀礼
    松波 康男
    セッションID: K-31
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/27
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    本発表はエチオピア、アルシ地方の聖地ファラカサで行われる治療儀礼に焦点を絞り、聖者の末裔である当地の代表者と参詣者との対話、および代表者と精霊との対話といった、儀礼の空間で繰り広げられる人間と精霊との交差を、映像で直接的に表し、当地で行われる治療儀礼の過程とその詳細を報告することで、科学的な記述とは違った視座から人間と精霊との関係に注目する。
  • トルコ・アレヴィーの儀礼ジェム
    米山 知子
    セッションID: K-32
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/27
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    本発表で上映する映像作品は、トルコ共和国のアレヴィーAleviと呼ばれる人々が実践する儀礼を対象に、アレヴィーのトルコにおける立場の変化とそれに伴う伝統(文化)の変容の姿を追うものである。アレヴィーは長い歴史の間、ジェムと呼ばれる儀礼を秘密裡に行ってきた。本作品では、映像によって捉えられた身体行為を通して見えてくる、伝統文化としての儀礼ジェムの変容を、行為者であるアレヴィーの視点から追う。
  • 牛島 巖
    セッションID: K-33
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/27
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    1993年、家庭用Hi8カメラで撮影。メレコ(呪術師=呪医)による漁船の不漁なおしの儀礼。ブナカン村の3隻のごち網漁船(シッパー)は不漁にみまわれた。メレコの「海の精霊たちがハランを求めている」という診断にもとづいて、儀礼が執行された。ハランは煙による浄化(トゥォブ)から始められ、メレコによる祈願、参加者による供物の共食(カオン)といった一定の手順を踏む。しかし儀礼中、祈願の部分が大半を占め、しかもメレコひとりによる即興的な饒舌な語りによって構成されている。
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