Toggle navigation
J-STAGE home
資料・記事を探す
資料を探す:資料タイトルから
資料を探す:分野から
資料を探す:発行機関から
記事を探す
データを探す(J-STAGE Data)
J-STAGEについて
J-STAGEの概要
各種サービス・機能
公開データ
利用規約・ポリシー
新規登載の申し込み
ニュース&PR
お知らせ一覧
リリースノート
メンテナンス情報
イベント情報
J-STAGEニュース
特集コンテンツ
各種広報媒体
サポート
J-STAGE登載機関用コンテンツ
登載ガイドライン・マニュアル
閲覧者向けヘルプ
動作確認済みブラウザ
FAQ
お問い合わせ
サイトマップ
サインイン
カート
JA
English
日本語
資料・記事を探す
資料を探す:資料タイトルから
資料を探す:分野から
資料を探す:発行機関から
記事を探す
データを探す(J-STAGE Data)
J-STAGEについて
J-STAGEの概要
各種サービス・機能
公開データ
利用規約・ポリシー
新規登載の申し込み
ニュース&PR
お知らせ一覧
リリースノート
メンテナンス情報
イベント情報
J-STAGEニュース
特集コンテンツ
各種広報媒体
サポート
J-STAGE登載機関用コンテンツ
登載ガイドライン・マニュアル
閲覧者向けヘルプ
動作確認済みブラウザ
FAQ
お問い合わせ
サイトマップ
サインイン
カート
JA
English
日本語
詳細検索
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
資料トップ
巻号一覧
この資料について
J-STAGEトップ
/
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
/
巻号一覧
検索
巻、号、ページもしくは巻、ページを入力してください。
検索条件と一致する記事が見つかりませんでした。
検索結果に複数のレコードがあります。号を指定してください。
詳細検索
OR
閲覧
巻
日本文化人類学会第57回研究大会
The 56th Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology 日本文化人類学会第56回研究大会
日本文化人類学会第55回研究大会
日本文化人類学会第54回研究大会
日本文化人類学会第53回研究大会
日本文化人類学会第52回研究大会
日本文化人類学会第51回研究大会
日本文化人類学会第50回研究大会
日本文化人類学会第49回研究大会
日本文化人類学会第48回研究大会
日本文化人類学会第47回研究大会
日本文化人類学会第46回研究大会
日本文化人類学会第45回研究大会
日本文化人類学会第44回研究大会
日本文化人類学会第43回研究大会
日本文化人類学会第42回研究大会
号
0 号
検索
検索
閲覧
巻、号、ページもしくは巻、ページを入力してください。
検索条件と一致する記事が見つかりませんでした。
検索結果に複数のレコードがあります。号を指定してください。
詳細検索
巻
日本文化人類学会第57回研究大会
The 56th Annual Meeting of the Japanese Society of Cultural Anthropology 日本文化人類学会第56回研究大会
日本文化人類学会第55回研究大会
日本文化人類学会第54回研究大会
日本文化人類学会第53回研究大会
日本文化人類学会第52回研究大会
日本文化人類学会第51回研究大会
日本文化人類学会第50回研究大会
日本文化人類学会第49回研究大会
日本文化人類学会第48回研究大会
日本文化人類学会第47回研究大会
日本文化人類学会第46回研究大会
日本文化人類学会第45回研究大会
日本文化人類学会第44回研究大会
日本文化人類学会第43回研究大会
日本文化人類学会第42回研究大会
号
0 号
巻、号、ページもしくは巻、ページを入力してください。
検索条件と一致する記事が見つかりませんでした。
検索結果に複数のレコードがあります。号を指定してください。
巻号一覧
日本文化人類学会第57・・・
The 56th An・・・
日本文化人類学会第55・・・
日本文化人類学会第54・・・
日本文化人類学会第53・・・
日本文化人類学会第52・・・
日本文化人類学会第51・・・
日本文化人類学会第50・・・
日本文化人類学会第49・・・
日本文化人類学会第48・・・
日本文化人類学会第47・・・
日本文化人類学会第46・・・
日本文化人類学会第45・・・
日本文化人類学会第44・・・
日本文化人類学会第43・・・
日本文化人類学会第42・・・
日本文化人類学会第46回研究大会
選択された号の論文の185件中51~100を表示しています
メタデータをダウンロード
RIS (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
Bib TeX (BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
テキスト
すべての抄録を非表示にする
すべての抄録を表示する
|<
<
1
2
3
4
>
>|
代表者 菅原和孝
数学における身体性
木村 大治, 亀井 伸孝, 森田 真生
セッションID: PHa4
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.51.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
この研究は「数学することとは,きわめて身体的な行為であろう」という予想のもとに,数学研究者たちの会話・身体動作から,彼らが数学的対象をどのように扱って研究を進めているかを明らかにしようとするものである。分析からは,現実世界には具体的な対応物のない概念に対しても,身体的と呼びうる操作がおこなわれているさまを見ることができた。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(144K)
「心の病い」から「心のエコロジー」へ
イタリアの精神保健実践からみる「テリトリー化された心」の様相
松嶋 健
セッションID: PHa5
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.52.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
「心の病い」とは何か?精神病院を全廃したイタリアの精神保健実践から見えてくるのは、心の病いの治癒や回復が、居場所としてのテリトリーの創出に関わっているということである。このことを生態学的に捉えるなら、「心」というものが個人の内面に限定されるものではなく、生物が周囲の環境との間に作り上げる循環的な系に実現すると言える。そこから、「心の健康」をテリトリー化された心のエコロジーの問題として提示する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(98K)
分科会
23日(土) 13:30-15:55 H会場
分科会Hb 「復興・教育・地域社会:3.11と人類学(1)」
代表者 林勲男
復興・教育・地域社会
3.11と人類学(1)
林 勲男
セッションID: PHb0
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.53.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、東北地方と関東地方の沿岸部を中心とする広い範囲に、現在に至るまで大きくかつ複雑な被害をもたらしている。被災地において少しずつ復興に向けた動きも現れてきているが、原発事故を含め、解決には程遠い問題も山積する。こうした影響はおそらく、これから数十年にわたって続いていくだろう。本分科会の目的は、この震災に対して人類学の立場からどのような関わりができるだろうかを考えることである。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(94K)
東日本大震災と人類学
人類学は被災社会に対してなにができるのか
竹沢 尚一郎
セッションID: PHb1
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.54.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
2011年4月から11月にかけて、震災後の岩手県下の複数の市町村で、住民のまちづくりに協力しながら被災後の行動を記録した。被災地と一口でいっても実態は多様であり、復旧・復興のためにも、できるだけ早い時期からの記録化が必要なことを痛感した。まちづくりも被災者の記録化も、重要なのは現地を歩いて、人びとの意識と行動を理解することである。その意味で、人類学は被災社会の復興に大きく貢献できるはずである。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(218K)
3.11大津波と供養
李 仁子
セッションID: PHb2
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.55.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
3.11大津波は多くの人命を奪うと同時に、人々が住み慣れた集落や地区を壊滅させ、瓦礫の荒野を出現させた。突発的で異常な死が手厚い弔いと長期の「喪の作業」を必要とするように、遺骸化した被災集落や崩壊の危機に見舞われたコミュニティにも、それらが必要なのではなかろうか。この発表では、被災地の各所で見られたお盆の行事や風景に着目し、供養の営みを通じて被災集落の弔いやコミュニティの喪の作業が進められる姿を素描する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(113K)
東日本大震災と被災者の尊厳に関する公共人類学的研究
宮城県の仮設住宅における教育支援の実践現場から
内尾 太一
セッションID: PHb3
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.56.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
2011年3月11日に発生した東日本大震災により、多くの被災地域において、慣れ親しんだ居住空間を失った人々は、仮設住宅や代替宿舎での生活を余儀なくされている。本発表では、発表者が事務局長を務めるNPO法人「人間の安全保障」フォーラムの宮城県登米市と気仙沼市の仮設住宅地における教育支援を通じて、人間の尊厳についての人類学的な調査研究を行い、今後の被災地支援実践の理論構築に貢献する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(125K)
人類学の授業において震災に関連したフィールドワークを行うこと/それを指導すること
東北大学文化人類学専修の取り組みを事例として
川口 幸大
セッションID: PHb4
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.57.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表では、東日本大震災の被災地・仙台に所在する大学の文化人類学の授業において、人類学を学ぶ学部学生たちがいかに震災に向き合いつつフィールドワークに取り組み、かつ教員の側ではそれをどのように指導しようとしているのかについて報告する。そしてそこから、人類学の学びの場における震災関連の調査と教育の現状および展望について考えたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(146K)
分科会
24日(日) 9:00-11:25 H会場
分科会Hc 「震災とつながりの人類学:3.11と人類学(2)」
代表者 木村周平
震災とつながりの人類学
3.11と人類学(2)
木村 周平
セッションID: PHc0
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.58.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、現在に至るまで、人間社会に甚大かつ複雑な被害をもたらしている。本分科会は、災害をもとに生まれる、あるいは組み替えられる具体的な関係性のありかたに焦点を当て、人類学にいかなる思考が可能なのか議論する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(96K)
ポスト・フクシマ、その世界の成り立ち
対放射能農法の組織化をめぐる人類学的考察
猪瀬 浩平
セッションID: PHc1
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.59.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
東京電力福島第一原発の事故は、広範囲に放射能汚染をもたらし、人々の平和的生存を脅かしている。このような中、人々は置かれた状況によって幾重にも分断されるとともに、これまでと違う形で結び付けられていく。本発表は、原発危機の中で、放射能汚染への対抗的な農法を研究するある研究者の実践に注目する。そこに立ち現れるネットワークの生成過程を内在的に記述するとともに、原発気における人類学的思考の可能性を探る。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(97K)
3.11と観光
リスク社会の中で
山下 晋司
セッションID: PHc2
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.60.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
2011年3月11日に起こった東日本大震災は、2003年の小泉純一郎首相(当時)による宣言以来観光立国をめざす日本の観光業にも大きな影響を与えている。この発表では、3.11が観光に与えた影響について検討しながら、この震災が狭い意味での「被災地」にとどまらず、リゾーム状に繋がるグローバル化された世界全体の中で考えるべき問題であることを示すことで、今日の災害/リスクをめぐる人類学的理解に貢献する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(114K)
災害、先住民の誕生、文化人類学の再想像=創造?
ピナトゥボ山大噴火(1991)後のアエタ被災者と私自身の経験から
清水 展
セッションID: PHc3
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.61.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
ピナトゥボ大噴火(1991)から20年の間に生じた、被災アエタの社会的・文化的変容と、NGOの一員としてその災害復興支援に関わった私自身の経験を振り返り、フィールドワークと参与観察を柱とする人類学について再考する。1977~79年の最初のフィールドワークから噴火後までの私自身の位置取りの変化を、「成りゆき~巻き込まれ~コミットメント」としてとらえ、応答する人類学(anthropology of response-bility)の可能性について考えてみたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(110K)
可視化される関係性
津波後の高台移転プロジェクトをめぐって
木村 周平
セッションID: PHc4
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.62.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
東日本大震災は日本社会に対し、現在に至るまで大きな被害を及ぼし続けている。本発表では、発表者が地震直後に発生した巨大津波によって大きな被害を受けた岩手県の沿岸部のある小都市で進めている調査をもとに、特に高台移転というプロジェクトに焦点を当て、被災から復興というプロセスが進行するなかで可視化される関係性について論じたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(87K)
分科会
23日(土) 9:30-12:25 I会場
分科会Ia 「客をしかりつける女たち:水商売・セックスワーク・感情労働」
代表者 田中雅一
客をしかりつける女たち
水商売・セックスワーク・感情労働
田中 雅一
セッションID: PIa0
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.63.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本分科会の目的は、女性による接客が主たる職場で、男性客を叱りつけるという行為について考察することである。これによって、働く女性のエイジェンシーや、仕事とジェンダーならびにセクシュアリティとの関係についての理解を深め、感情労働研究に貢献したい。具体的に取り上げるのは、銀座のクラブホステス、京都のスナックのママ、関東の芸者、日本人セックスワーカー、在韓米兵相手のフィリピン人セックスワーカーである。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(151K)
感情労働の「他律性」と「自律性」
ホステスの<色で売る>と<いい人間関係>の比較から
松田 さおり
セッションID: PIa1
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.64.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本報告は、日本のナイトクラブで働く女性の接客場面における感情労働を、<色で売る>および<いい人間関係>という銀座ホステスの現場概念から分析するものである。ジェンダーの差異と客-ホステス間の非対称性から一層の困難を抱えるホステスが、客を「叱りつける」という「自律的」な感情労働場面を詳細に検討することで、感情労働概念における「他律性」と「自律性」を再考することにつなげたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(142K)
「芸者の売り」の選択可能性と芸者アイデンティティ
中岡 志保
セッションID: PIa2
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.65.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本報告は「かわいい」を売る芸者、「夢を売る商売」「芸を売る仕事」の三形態を比較し、叱りつけるという行為を通して芸者アイデンティティの差異を考察する。申請者のこれまでの調査から、客は期待するサービスに則った遊び方をし、芸者は自己アイデンティティに近い売りを持つ花柳界へと移動することが確認されている。こうした状況のなかで、芸者が客を叱りつけることの意味はどのように解釈されるのかについて明らかにする。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(148K)
スナックのママと顧客
脱性化という戦略を巡って
中田 梓音
セッションID: PIa3
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.66.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表では、京都のスナックでの記録した会話の分析をもとに、ママと客との間に見られるやりとりを考察する。とくに怒りやそれに類似する感情や「叱りつける」という行為を扱う。スナックは、ママが主に男性客に飲食物を提供する場所である。こうした場所で客を叱りつけて、その面子をつぶすということは通常考えられない。あってもきわめて計算されている。そこにはまた性的関係を回避する「脱性化」の機能も認められる。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(158K)
セックスワーカーが叱りつけるとき
感情労働の視点から
田中 雅一
セッションID: PIa4
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.67.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表の目的は、セックスワーカーたちのインタビューをもとに、彼女たちが男性客に対してどのような態度をとるのかという問いについて考察し、これまでの感情労働研究を批判的に検討することである。一般にセックスワーカーと客との間には絶対的な上下関係があるとみなされてきた。このため叱りつける、といった行為は想定されてはいなかった。その意味を探ることで女性たちのエイジェンシーの特質に迫りたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(152K)
感情の剥き出しが織りなす関係性
在韓米軍基地村の米兵相手のフィリピン女性「エンターテイナー」の場合
徐 玉子
セッションID: PIa5
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.68.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は在韓米軍基地村の米兵専用のクラブで「エンターテイナー」として働くフィリピン移住女性たちの生活に密着した参与観察とインタビューに基づいて、よく国際人身売買の犠牲者として表象される彼女たちが移住先の性産業で遂行する労働をミクロなレベルで考察する。それによって、これまであまり議論されなかったセックスワークにおける感情労働について論ずると同時に、労働過程で発現されるエイジェンシーを浮き彫りにする。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(168K)
分科会
23日(土) 13:30-16:25 I会場
分科会Ib 「グローバル支援の人類学:支援研究から人類学的支援へ」
代表者 鈴木紀
グローバル支援の人類学
支援研究から人類学的支援へ
鈴木 紀
セッションID: PIb0
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.69.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本分科会は、二つの関心をもつ。第1に、現代をグローバル支援の時代と捉え、それに呼応した人類学の研究領域を開拓したいという構想である。第2に、グローバル支援に関する研究成果は、実際の支援活動に活かされてこそ、はじめてその意義を見いだすという提言である。分科会では5つの事例報告を行い、それらを相互に比較しながら、グローバル支援の人類学という領域と、人類学的支援という概念について、議論を深めたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(110K)
カナダにおける都市先住民イヌイットをめぐる支援活動
岸上 伸啓
セッションID: PIb1
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.70.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
1980年代から極北の地を離れて、南の都市に移住するイヌイットが急増し始めた。都市に出たイヌイットは住居や仕事、食事、飲酒などに関わるさまざまな問題に直面した。このため、1990年代後半になると先住民団体や社会福祉関係者が彼らの支援を始めた。本発表では、モントリオール在住のイヌイットをめぐる支援活動を事例として取り上げ、支援とは何か、人類学者と支援活動や被支援者との関わり方について検討する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(141K)
人類学的評価という協働
ある「支援」の試み
関根 久雄
セッションID: PIb2
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.71.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
ソロモン諸島マライタ島では、2000年前後に発生した国内紛争を契機に地域社会における生業基盤の強化の必要性が認識され、有機による常畑化を進める動きがある。2001年以来日本のあるNGOがそれに関連する支援事業を、試行錯誤の中にありながらも積極的に展開している。本発表は、その事業に非メンバーの立場から継続的に接してきた人類学者(発表者)による活動評価を「支援の人類学」の一形態として提示し、その可能性を示す。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(172K)
青年海外協力隊をめぐる支援活動
白川 千尋
セッションID: PIb3
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.72.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
青年海外協力隊のボランティアの活動領域は、教育文化、農林水産、保健衛生、土木建築などの約120職種にわたる。そのうちの村落開発普及員という職種では、ボランティアが派遣前に受ける研修の運営と実施に複数の文化人類学者が関わってきた。本発表では、この研修の内容や効果と課題などに関する検討を行うことを通じて、村落開発普及員のボランティアをはじめとする支援者と文化人類学者の関係のあり方について考察を行う。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(146K)
フェアトレードの「支援の言説」と人類学的支援
鈴木 紀
セッションID: PIb4
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.73.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は、市場ベースのグローバルな支援活動であるフェアトレード運動に焦点をあてる。FLO(国際フェアトレードラベル機構)の認証をうけたラテンアメリカの3つのカカオ生産者団体の比較研究の成果を報告する。こうしたフェアトレード研究の成果公開は、フェアトレードが途上国の周辺的な生産者の持続可能な開発に寄与するという「支援の言説」を検証し、消費者の「インフォームド・コンセント」を促すという意義がある。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(168K)
日本における無国籍者をめぐる支援活動
陳 天璽
セッションID: PIb5
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.74.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
国籍は、国家と個人の法的紐帯である。無国籍者とは、そうした法的紐帯をいずれの国とも有していない人を指している。本発表では、日本において無国籍者をめぐる支援がいかに展開されているのかについて考察する。まず日本における無国籍者の支援活動が未成熟であった原因を分析する。また研究者と支援者、当事者の関係性を明らかにし、人類学者が無国籍者の支援活動において、いかなる役割を演じているのかについて検討する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(147K)
個人発表
23日(土) 10:00-12:25 A会場
生業活動の継続過程にみられる戸別レベルの多様度
タイ北部におけるモンの豚飼養の事例
中井 信介
セッションID: A01
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.75.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表では、タイ北部におけるモン社会の事例から、彼らの行う生業活動のうちとくに豚飼養に焦点をあてて、これまでに収集できた彼らの豚飼養の継続過程(2005年から2010年の6年間)に関する資料について検討する。なお発表では、戸別レベルの継続過程を、とくに飼養形態の点から分析・比較し、どの程度の多様性、すなわち多様度が確認できるのかを考察する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(115K)
タイ国におけるカレンの生業と民族間関係の変容
コミュニティ意識形成の過程から
田崎 郁子
セッションID: A02
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.76.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表では、1つのカレン・コミュニティが形成されていく歴史的経緯をたどりながら、現実にある多様性とカレンが置かれている社会・経済的状況の中で、住民の視点から生業と民族について考察する。特に、換金作物の浸透が、カレン社会にどのような社会・経済的変化をもたらしたのか。その過程で、コミュニティ意識、民族的な意識がどのように立ち上がってきたのか、を検討する。そして、カレンの生業と民族の関係性を、対面的な関係の中でコミュニティ意識とともに相対的に変容していくものとして提示する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(121K)
集団儀礼の実践とアイデンティティの構築
北タイ、チェンマイの母系出自集団と霊媒集団の事例より
福浦 一男
セッションID: A03
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.77.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は、北タイ、チェンマイの主要民族である「コン・ムアン」の人びとが実践する2種類の主要な集団憑依儀礼の事例について検討し、それらの儀礼が構築している社会的・集団的アイデンティティとその意義・重要性について考察する。本発表では、これまでの研究の主眼であるジェンダー、農耕儀礼論、社会変動との関係などを踏まえながら、寸劇、音楽、ダンスなど、儀礼のパフォーマンスに即してそれらの儀礼を分析・理解する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(153K)
タイ・エイズホスピス寺院におけるケアの医療人類学研究
鈴木 勝己
セッションID: A04
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.78.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本研究報告は、東南アジアタイにおけるエイズホスピス寺院において実施されたフィールドワークに基づく、死の看取りケアの文化的な意味に関する考察である。従来の硬直化したケア論に対して、仏教的な価値規範がケアを構成する人々の関係性や意識を流動化させていることを明らかにしていく。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(233K)
ベトナムの女性組織による困窮者支援と対抗的公共圏としての「むら」の集団範疇
加藤 敦典
セッションID: A05
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.79.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
官製大衆団体であるベトナム女性連合会の社会福祉上の役割をめぐる住民の討議を分析する。事例として、ある妊娠中の女性の世帯の稲刈りを会が肩代わりすべきかをめぐる討議を取り上げる。そこでは、困窮者への支援をめぐり、家庭でも国家でもなく「むらの女性たち」が対処すべきことがらが位置づけられていく。動員統制の装置である女性連合会が、対抗的公共圏としての「むらの女性たち」という集団範疇を提供する状況を指摘する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(148K)
個人発表
23日(土) 10:00-12:25 B会場
慈善活動と社会基盤
シンガポールの事例から
福浦 厚子
セッションID: B01
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.80.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
慈善活動は華人社会に限らず、各地で多数みられ、また先行研究も多数行われている。今回はとくにシンガポールの善堂に注目し、従来の活動領域を超え、政策を提言したり場合によっては公共事業と不可分の関係にある側面を明らかにする。そのことで従来の慈善活動についての研究に新たな視点を加えることにしたい。また、本研究を、慈善活動の目的や人々が参加しようとする動機等について考える一助としたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(172K)
市民権と生物学的ためらい
ベトナム「枯葉剤被害者」の創造から
上杉 健志
セッションID: B02
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.81.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表ではベトナム中部アルーイ地区におけるフィールド調査の結果を基に、枯葉剤被害」の創造を通してベトナムでの科学と市民権の関係を考察する。現在ベトナムでは、枯葉剤被害者の生物学的立場は、必ずしも国家からの補償という形での特別な市民権につながらない。むしろ、民族や家族の戦争参加の履歴を基にした、異なった市民権が、異なった「枯葉剤被害者」としての生物学的アイデンティティーの礎になっている。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(155K)
韓国における健康ブームの形成過程
高麗人蔘をめぐる言説を中心に
林 史樹
セッションID: B03
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.82.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
韓国では、2000年頃から健康ブームが巻き起こり、今日においてもその熱は冷めやらない。本発表では、韓国で健康維持のアイテムとしてもっとも根強い人気がある高麗人蔘に焦点を当て、この高麗人蔘をめぐる言説とのかかわりから、健康ブームがどのような形成過程を遂げてきたかを明らかにしたい。同時に、そこで語り継がれる「神話」と新たな神話づくりのプロセスが今後の健康ブームの維持にどれほど寄与してきたのかを論じていく。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(143K)
皮膚という表面
パナマ東部先住民エンベラにおける動物・植物の利用から見る身体の諸相
近藤 宏
セッションID: B04
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.83.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
近年、「アニミスム」「マルチナチュラリスム」等の新しい人類学的概念に注目が集まっている。その概念形成には、南米低地先住民の身体をめぐる言説と実践が素材のひとつとして重要な役割を果たした。ただ、その文化的事象にはこれら昇華された概念とはまた異なる形象を見出しうる可能性があるのではないか。この視点から、パナマ東部先住民エンベラにおける身体の変形・改良を目的とする動植物を利用の諸実践を考察する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(98K)
マーシャル・レイスの身体による境界作業と民軍関係
英軍グルカ兵の徴募・人員管理政策と自主的通婚規制
上杉 妙子
セッションID: B05
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.84.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表では、旧英領インド陸軍及び英国陸軍に雇用されてきたグルカ兵の通婚規制を取り上げ、配偶・生殖過程の管理に注目する観点から英国の国際戦略におけるマーシャル・レイスの位置づけ及び主体的関与を明らかにする。結論として、1)グルカ兵が自主的に通婚規制を行ってきたことと、2)通婚規制が、駐屯地周辺の人々との民軍関係を調整しマーシャル・レイスのブランドを維持するための境界作業として機能してきたことを指摘した。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(103K)
個人発表
23日(土) 10:00-12:25 E会場
土地を「守る」こと
現代沖縄における米軍接収土地返還後の開発とエージェンシー
越智 郁乃
セッションID: E01
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.85.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
第二次世界大戦後、沖縄では米軍による土地の強制接収に端を発し、土地代や補償をめぐる闘争が続いてきた。しかし本土復帰を経て土地の大規模返還が開始されると、一転して地主らが主体的に土地を開発していく必要に迫られることになった。本発表では、返還地である那覇市A地区の地域集団と彼らが持つ入会地の開発の事例を取り上げ、地域集団の共同性が土地の利用をめぐって変化する側面に着目する。そして、米軍」対「沖縄民衆」という従来の二項対立的な図式を逃れる実践のあり方について考察を試みる。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(173K)
開発収用地をめぐる妥協と侵蝕
インドネシア、スマトラ農村における土地慣行についての解釈の逆転
増田 和也
セッションID: E02
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.86.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
スハルト政権下のインドネシアでは、政府はローカルな土地慣行を重視せず、一方的に土地を接収して開発を進めてきた。一方、近年の民主化のなかで地域住民が接収された土地を奪回しようとする動きがある。本発表は、土地問題を解消しようとする開発側の住民への歩み寄りのなかで、ローカルな土地慣行の解釈をめぐる関係性が両者の間で変化しているだけでなく、土地収用前と逆転している状況にあることを示す。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(87K)
日本における市町村合併後の地域コミュニティとアイデンティティの変化
堂下 恵
セッションID: E03
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.87.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
現在の日本において、「平成の大合併」と称された全国規模の市町村合併が地域コミュニティおよび人々のアイデンティティにどのような影響を与え、地域がどのように変化しているのか、歴史的な地域の変化やこれまでの活性化の取り組みを踏まえつつ、解明しておく必要がある。本発表では、石川県白山市を事例とする地域活性化についての調査研究で得られたデータを活用して、市町村合併が地域に与えた影響を論じる。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(155K)
「ポストコロニアリズム」を語る科学者たち
インド・ウッタラーカンド州の「生物多様性登録」における人類学的知識の再帰性
中空 萌
セッションID: E04
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.88.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
インド・ウッタラーカンド州の州政府による民俗的知識のデジタル化プロジェクトを事例として、通常このような「人々の知識の『国家』による取り込み」に対して「外側から」なされる人文・社会科学的批判が、近年いかに科学プロジェクトの「内部」に創造的に取り入れられ、その理念や実践を再帰的に構成しているか、そしてこのような対象について調査を行うことが、同時代の人類学にどのような問いを投げかけているかを考察する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(139K)
「社会問題の国際化」戦略を志向する先住民社会
開発・環境・資源問題に対するアラスカ先住民の事例から
井上 敏昭
セッションID: E05
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.89.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
近年、アラスカの先住民社会は環境・環境・開発といった諸問題に対応する際に、従来のように国家の内側に閉じ込められたままの不利な状況を強いられながら運動を展開するのではなく、様々なレベルで問題の「国際化」をはかることで問題の構図を作り替え、解決を目指すようになってきている。本発表では、石油開発反対運動および河川の環境改善運動のふたつの事例を取り上げ、これらの「国際化」戦略について検討する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(149K)
個人発表
23日(土) 10:00-12:25 F会場
帰農者の生き方と代案的共同性
韓国智異山麓山内地域への初期移住者を中心に
本田 洋
セッションID: F01
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.90.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
韓国智異山麓山内地域の帰農事例について,帰農者の生き方,特に1990年代末から2000年代中盤までの初期移住者のそれと,彼らの帰農者コミュニティへの参与を中心に,「再生」的な生き方の持続可能性とそのような生き方の実践の場に形成される社会性・関係性を論ずる。具体的には,都市生活からの離脱とこの地域への移住に介在する諸要因,ならびに移住先での生活基盤の構築と代案的共同性と切り結ぶ関係が論点となる。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(176K)
同一嗜好の女子コミュニティにおける序列と二次創作活動の評価をめぐって
大戸 朋子, 伊藤 泰信
セッションID: F02
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.91.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は、(1) 同人誌作家の活動、作品の発表過程についての微視的な記述を提示しつつ、(2)腐女子コミュニティを、内部の様々な軋轢の存在や、評価軸が外部の様々な要因によって変化する流動的なものとして捉え、さらに(3)二次創作作品がどのようなプロセスの中で評価され、コミュニティに受け入れられていくのかについて明確化するために、事象を科学社会学(科学者コミュニティ)の議論に重ねることを試みる。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(119K)
「もうひとつの生き方」一燈園における共同性と人間観
山本 直美
セッションID: F03
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.92.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は、大正デモクラシー期から昭和の高度経済成長期を中心に毀誉褒貶を受けた共同生活の場、一燈園を対象として、その共同性のありようと人間観について考察する。手がかりとするのは、一人のアメリカ人女性信奉者から52年間にわたって届けられた書簡群と発表者自身のフィールド・データである。この考察を通して、多種多様な社会的弱者が生み出される現代社会の中で、望ましい個人の像、社会の像についての議論を再検討する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(183K)
痛みの経験から生まれる身体的共同性
-女子プロレスラーの事例から-
萩原 卓也
セッションID: F04
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.93.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は、日本における女子プロレスラー(以下、レスラー)の痛みをめぐる経験をみていくことで、その経験を介して生まれる身体的な共同性を考察する。そこから、身体を介したエンパワーメントの議論や、スポーツにおける痛み研究が捉え損ねている、間身体的なつながりの位相を指摘することを目的とする。そして、その身体的な共同性こそが、レスラーたちを「エンパワー」している根本に存在するものである可能性を考えていきたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(145K)
カテゴリーとコミュニケーションにおける固有の自己
ファット・アクセプタンス運動に参画する人々を事例として
碇 陽子
セッションID: F05
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.94.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表の目的は、アメリカ合衆国のファット・アクセプタンス運動に参加する人々にとっての「ファット」カテゴリーが指し示すものは何なのか、彼/女らはいかにして運動と結びついていくのか、という問いに一つの考察を加えることである。「ファット」という政治的なカテゴリーは集合的なものとしては理解できないこと、むしろ、それは、人々の生の固有性といかに絡まり合っているものとして理解されるべきであることを示したい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(71K)
個人発表
23日(土) 13:30-17:25 A会場
誰が「ラトゥ」を連れてきたのか
フィジーにおける首長の即位儀礼と神話の再解釈実践
浅井 優一
セッションID: A06
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.95.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表は、フィジーのタイレヴ地方ダワサム地域において、2010年に開催された首長(ラトゥ; Ratu)の即位儀礼が実行されるまでの過程で為された議論に焦点を当て、儀礼開催を望む長老・氏族が、土地の「あるべき過去の姿」/神話を再解釈し、それを再現する首長の即位儀礼を決行することによって、儀礼開催反対派を排除し、氏族間の権力関係を再編成したこと、一種のクーデターを成功させた過程を明らかにする。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(127K)
南太平洋サモア独立国の首長制と民主主義
普通投票選挙制導入後の20年
山本 真鳥
セッションID: A07
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.96.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
サモア独立国は、1962年の独立に際し、首長制に基づくサモア的民主主義の実現を図る目的で、首長称号保持者にのみ参政権を与えることとした。しかし、選挙に勝利するために、首長称号の乱発を行うことが横行するようになり、1990年に被選挙権は首長称号保持者にのみ限りながら、普通投票選挙制を導入する結果となった。この発表では、その後20年を経過して、制度改変のサモア的民主主義に与えた影響を考察してみたい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(151K)
ターミナル・ケアの脱領域的公共圏
ヤップ離島出身者のグアム・ポンペイ移民の事例から
柄木田 康之
セッションID: A08
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.97.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
移民のグアム島のカトリック教会,市場経済と消費生活との出会いは, 葬送慣行の貨幣経済化と拡大を生み出し,関係者の大きな負担となっている。これらの新たな葬送慣行に関する経済的負担に備えるため,ヤップ離島出身者はさまざまな相互扶助を行っている。本発表では,ターミナル・ケアのための島嶼を超えた諸活動が葬儀の医療/貨幣経済化であると同時に,貨幣を「飼い慣らす行為であることを示した上で,脱領域的公共圏との関係を検討したい。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(93K)
ソロモン諸島西部~ブーゲンビル島~ラバウルの貝殻輸出入ネットワーク
偶発的出来事としてのネットワークと偶発的出来事としてのその追跡
深田 淳太郎
セッションID: A09
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.98.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
パプアニューギニア、ラバウルで用いられている貝貨の原料となる貝殻は、現在国境を越えてソロモン諸島西部地域から輸入されてきている。本発表では、この貝殻の輸出入のプロセスを辿り、そのネットワークがどのような歴史的な出来事と道具立て、そしてその状況に置かれた人々の実践の偶発的な巡り合わせとして出来上がっているのかを明らかにする。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(145K)
ウィチョール族社会における民芸品製作販売の変遷
山森 靖人
セッションID: A10
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.99.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
近代化に伴うメキシコ先住民ウィチョール族の民芸品製作販売の歴史的変遷と現在の状況を報告する。科研費挑戦的萌芽研究(平成23~25年)「ウィチョール族文化の既製品化と先住民社会への利益還元に関する文化人類学的研究」の途中経過報告である。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(88K)
東南アジア手工芸品マイクロインダストリー経営論
石高 真吾
セッションID: A11
発行日: 2012年
公開日: 2012/03/28
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2012.0.100.0
会議録・要旨集
フリー
抄録を表示する
抄録を非表示にする
本発表では東南アジアとりわけ、タイ、ラオス、ミャンマーを中心とする、手工芸品産業、中でもテキスタイル産業に従事するマイクロインダストリーのサステイナビリティ―について考察する。本論は、いかにして「伝統文化」を継承し、かつ自立できるビジネスモデルを構築するかということの試論である。本発表では、成功事例分析から、成功するためのマイクロインダストリーの普遍モデルを提示する。
抄録全体を表示
PDF形式でダウンロード
(148K)
|<
<
1
2
3
4
>
>|
feedback
Top
J-STAGEへの登録はこちら(無料)
登録
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインは
こちら