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Fujino Makoto, Ichinomiya Yoshihiro, Amagasaki Motoki, Kuga Morihiro, ...
セッションID: 11-1P-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
SRAM-based FPGAs are vulnerable to a SEU, which is induced by radiation effect.The SEU's effects on configuration memories are able to be eliminated by TMR and Partial Reconfiguration. However, the reliability of the sequential circuit is not ensured only by these techniques because their contexts are not synchronized with other modules. This paper presents the context synchronization technique and the dynamic reconifguration technique for the softcore processor system including peripherals.
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高橋 克昇, 佐伯 亮祐, 久我 守弘, 末吉 敏則
セッションID: 11-1P-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
We are studying an FPGA-based ASIC emulator via high-speed serial communication. In this emulator, there are restrictions on placement of the FFs on FPGA and we have to reduce the number of replicated logic gates and replicated input terminal when partitioning the cicuit to FPGAs. In this paper, we report a study of new circuit partition method using logic-corns. Compared with hMETIS, it achieved average 49.1% reduction in the method for suppressing the duplicution of external inputs. In the method for suppressing the duplicution of nodes, it achieved average 51.7% reduction.
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高 仁武, 辻野 和広, 盧 存偉
セッションID: 11-1P-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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This paper introduces an application which can automatically search the given mark based on PaPeRo. PaPeRo is developed by NEC and with three tires and two cameras, which can make it moving under the controls of machine vision. In this application, it first searches the mark in the images taken by PaPeRo's two cameras, then calculates the three dimension world's coordinates of the mark and set the route to the mark. Finally let PaPeRo moves until close enough to the mark.
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井上 古樹
セッションID: 11-1P-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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The physical distribution has accomplished development from the distribution system to logistics and from logistics to SCN. Then, the physical distribution by SCN based on total optimization must be practiced. That is, it must be practiced from the standpoints which exceed each section. In recent years, it is desired from the field of environment as global warming and so on, and it is desired from the field of society as traffic infrastructure and so on. In this paper, we proposed the hybrid FLC random-key based GA to solve multi-objective SCM. And we report the effectivity of proposal method.
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Sumi Monira, 廣瀬 英雄
セッションID: 11-1P-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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In this paper, we have presented an adaptive ensemble method for rainfall forecast. The ensemble is adaptive in the sense that the members of the ensemble are trained incrementally. In the proposed ensemble model, the output is a weighted linear combination of the outputs of the individual models. During the test phase, the ensemble model adapts this linear combination over time with the goal ofminimizing the prediction error. Before determining the weights of the base models, the models are ranked using least angle regression (LARS).
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Faisal Zaman, Hirose Hideo
セッションID: 11-1P-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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In this work, we have proposed an ensemble of weighted 1-NNbased on bi-modal perturbation of the training set. The 1-NNclassifier has higher variance so it is a suitable to construct anensemble. We have transformed the distances as weights so that thenearest instances are in effect in the predictions of the 1-NNclassifiers. In constructing the ensemble, we have taken a randomsubsample of the training set consisting a random subspace of thefeatures space. In this way, the instability is exerted on the base1-NN by taking a fraction of the full training instances and features.
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陸 可, 古川 哲也
セッションID: 11-1P-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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Multi-label classification has become a challenging topic. It assigns a data object to multi classes by associating a set of labels. The similarity between data objects is decided by the distance between their label sets. This paper discusses the similarity types and compares the distance measures between label sets. The similarity types are discussed from two perspectives, content and density. It shows that there is not a distance measure which can overall perform better than any other measures, so that different distance measures should be employed according to the condition of similarity.
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高橋 祐樹, 橋本 篤, 師岡 正美
セッションID: 13-1P-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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Si中でAu原子は格子間位置と置換位置を占め,置換金には熱履歴によって高温置換金,低温置換金,置換金集合体の3つの状態がある.900℃での過飽和高温置換金の外方拡散過程(連続回復法)で新しいAu集合体が発生することは既に報告した.今回は,過飽和低温置換金の回復過程(通常回復法)でもAu集合体が発生することが判明したので,高温置換金回復過程で発生するAu集合体との違いについて調べた.その結果,低温置換金の回復過程で発生するAu集合体の場合,含まれるAu原子数の少ないものが多く分布し,全体の発生数は多くなることが分かった.
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河野 大樹, 小迫 雅弘, 匹田 政幸, 大村 一郎, Lebey Thierry
セッションID: 13-1P-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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次世代パワーデバイス(SiC,GaN等)の開発において,従来のパッケージ技術では高電圧(1.2 kV以上),高温(200℃以上)環境下で動作可能とすることは困難である。著者らはガスとセラミック基板の複合絶縁による高温高耐圧用の新しいパッケージ技術を提案し,さらにSiCの理論値である600℃まで測定可能な高温高耐圧パワーデバイス用小型評価試験装置の開発を目指している。本報では,コンタクトプローブを用いた室温~400℃まで測定可能なシステムの構築を行い,SiC-SBD(Schottky Barrier Diode)のI-V特性における温度依存性について評価したので報告する。
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桐野 雄宇, 大井川 寛, 陳 欣匯, 植田 敏嗣
セッションID: 13-1P-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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ATカット水晶振動子は,高いQ値と温度特性の良さから幅広い応用がなされている。近年,電子機器の進歩に伴い,より高い性能が要求されている。水晶振動子の高性能化において,水晶をプラノ-コンベックス形状に成型する方法が効果的であるが,数ミリの水晶片を均一なコンベックス形状に研磨加工することは難しい。そこで,新たな方法として,水晶表面に幅が連続的に変化する高さ数ミクロンの突起を複数配置することで,等価的なコンベックスが再現できることを提案し,FEMシミュレーションにより実証した。また,突起物の形状を最適化することでQ値の改善ができることも確認した。現在,実物で評価するためにこの水晶振動子を試作している。
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銭 鋭, 大井川 寛, 山崎 大輔, 植田 敏嗣
セッションID: 13-1P-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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ATカット水晶振動子には,主振動となる厚み滑り振動の他に,不要な振動モード(スプリアス)も同時に発生し,振動子の特性を著しく低下させることが知られている。従来のPlano(平行平板)形状では,スプリアスを回避することが難しく,Q値の低下によって高い周波数安定度が得られないことが問題となる。本研究では,高Q値の高周波水晶振動子の開発を目標としている。厚膜レジストの蒸気リフローとDRIEを用いて,水晶表面をConvex形状に加工する技術を開発した。更に,ウェットエッチングによって水晶ウェハを薄く加工することで,高周波数化も実現した。結果として,従来のPlano水晶振動子の2.4倍のQ値が得られた。
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程 サンサン, 高森 政聡, 史 洪賓, 植田 敏嗣
セッションID: 13-1P-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)は 小型・高機能で省エネ性に優れた高付加価値部品の製造を可能にする一方で、微細な機械可動部などを保護するため実装にコストがかかるという問題がある。これを解決するために、当研究室では金錫半田を用いた簡便な封止技術を確立した。本研究では、封止工程でバンプの作製と接合の2回リフローしていたものを1回に減らし、従来のプロセスとの比較を行い、最適なリフロー条件を検討した。MEMS精密実装におけるフラックスレスリフローの工程の簡略化が可能であることを明らかにした。
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劉 健男, 播磨 幸一, 高森 政聡, 植田 敏嗣
セッションID: 13-1P-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究室では、水晶のMEMS技術を応用した1軸静電容量型傾斜角センサを開発してきた。傾斜角を0.0001°の高分解能を付与するため、水晶の異方性エッチングによって高アスペクト比加工され、電極側面に対して金属膜を均一に成膜する必要があった。これらの問題は、アニーリング処理等のプロセスを適用することで、解決した。我々は、1軸傾斜角センサ作製プロセスを応用し、2軸傾斜角センサを開発した。単体で2軸測定が可能になるため、1軸センサを二つ使用して測定する場合と比較して、センサのサイズの縮小や、ICの数を減らすことによるコスト削減などが挙げられる。本報告では、これら2軸傾斜角センサを作製し、評価した結果について報告する。
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章 磊, 植田 敏嗣, 津野 徹
セッションID: 13-1P-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究室では,水晶MEMS技術を応用した小型高分解能の二軸傾斜センサおよび,二軸傾斜センサシステムの実用化を目指して研究開発が行われている。本傾斜センサシステムは,主にセンサデバイスユニット,セラミックパッケージユニット,そしてコントロールするための演算・表示ユニットで構成されている。センサには静電容量型の傾斜センサが使用され,角度変化を静電容量変化として検出し,ICによってディジタルデータに変換された後,演算・表示ユニットへ送られる。 本研究では,主に演算・表示ユニットとケーブルを延長させるI2Cバスバッファの設計と,システム全体のノイズ削減を主な研究目標としている。
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李 慧頴, 張 宇鵬, 吉居 慎二, 李 雪峰, 植田 敏嗣
セッションID: 13-1P-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
根管治療は細菌に感染した歯髄や象牙質を取り除き、清掃消毒することである。歯の根は非常に細く形も複雑で、従来の根管治療では、根管および根尖部の直視が不可能であるため、医者の経験に依存されて判断されている。本研究では,外径570 μmのイメージファイバーを歯根管内部に挿入し、拡大視野を目指している。また画素数は15000であるため、根管壁の観察が可能であり、歯根破折線の走向も確認できることが予想される。 ハーフミラーを介することで、1本のイメージファイバーに、照明と観察の役割を持たせた光学システムを構築する。先端外径が0.6mmと細いため、将来の歯科医療現場で幅広く役立てていただくことが期待する。
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林 大介, 東 純平, 高橋 和敏, 鎌田 雅夫
セッションID: 01-2A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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近年シンクロトロン光のパルス性を利用したポンプ-プローブ型時間分解光電子分光法の開発が精力的に行われているが,その多くが同期実験に特化した時間構造を持つ蓄積リングの運転モードを設定して行われている.本研究ではレーザーの同期実験に特化した運転モードを用いず光電子の検出器にレーザーと同期した高周波を印加する事でゲートを掛け特定のシンクロトロン光パルスから励起された光電子のみを検出するポンプ-プローブ型時間分解光電子分光システム開発を目的とし実験を行った.実験結果から検出器に高周波を加えた時の検出効率の時間変化が求められ,特定のシンクロトロン光パルスによる光電子のみを検出可能であるとわかった.
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芝田 拓樹, 埋金 寿壮, 大塚 信也
セッションID: 01-2A-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
電力機器の絶縁診断や電気・電子機器のEMI測定において、放射電磁波測定による位置標定技術が必要とされている。電磁波発生位置を容易に理解し、且つ結果の妥当性を直ちに判断するために電磁波放射源の可視化が必要であり、これまで電磁波放射源可視化装置の開発を行ってきた。診断や測定を行う場合には、現象をリアルタイムで観測し、随時結果を知ることが必要になってくる。そのため、本研究では、電磁波放射源の可視化に向けて、検出電磁波の大きさや頻度、周波数などの特性の表示方法を提案し、電磁波を時系列的に取得することによりその有用性の検討を行った。
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松浦 聖忠, 宮田 康平, 山脇 彰, 楊 世淵, 張 力峰, 芹川 聖一
セッションID: 01-2A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
現在,医療・人間工学の分野において,2次元PSDカメラと複数のLEDを用いた装置を使用し、人物の動作解析を行っている。LEDの位置をそれぞれ検出する必要があるため、この装置では、LEDと2次元PSDカメラの同期をとらなければならない。そこで、本研究では,同期をとらずに複数の光源の位置を同時に検出する手法を提案する。複数のLEDをそれぞれ異なる周波数に変調し,PSDで受光した後,フィルタにより周波数別に抽出する。これにより,LEDとPSDを同期する必要がなく、有線や無線での通信をせずに、複数光源の位置を同時に検出することが可能になる。
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権丈 雄亮, 鈴江 亮介, 宮田 康平, 山脇 彰, 芹川 聖一
セッションID: 01-2A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
現在、侵入者を検知する手段として、ライトカーテンが存在する。しかし、レーザー光を受光素子に正確に照射する必要があるため受光素子の位置を調整する必要がある。そこで本研究では、半球面ミラーとLEDを用いたライトカーテンを提案する。LEDを半球面ミラーより高い位置に設置し点灯させることで、LEDの光が半球面ミラーで反射され、半球面ミラーの真上に設置した受光素子で受光される。このとき、侵入者がLEDと半球面ミラーの間を通過した場合、LEDの光が遮断され、受光素子で受光されないため、侵入者の検知が可能となる。従って、受光素子の位置の調整が不要な侵入者検知のためのライトカーテンが実現可能となる。
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鈴江 亮介, 芹川 聖一, 山脇 彰, 楊 世淵, 張 力峰, 宮田 康平, 高橋 俊太
セッションID: 01-2A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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近年、地球温暖化による気温上昇により夏の気温が年々上昇している。それに伴い夏は昼夜問わずエアコンで室温を下げ、体感温度を調節している。しかし、エアコンは室外では使用できないため、体感温度を調節することができない。そこで本研究では、ペルチェ素子を用いた体感温度調節装置を提案する。ペルチェ素子とは、電流を流すことにより一方の面で熱を吸着し、もう一方の面で熱を発散する素子である。ペルチェ素子で水を冷却し、その水をポンプで循環させる。そして冷えた水から媒体を介して首周りに当てることで体感温度を下げることができる。これにより、室外でも体感温度を調節することができる。
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有働 龍一, 宮田 康平, 山脇 彰, 張 力峰, 芹川 聖一
セッションID: 01-2A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
現在,タッチパネルで操作する製品が普及している。しかし,家電製品の多機能化・高機能化に伴い,コマンド数が増え,ボタンの数が多くなっている。そのため,限られた平面をパネルとした2次元タッチパネルは,ボタンが小さくなり,操作しにくくなる。この問題を解決する方法として3次元タッチパネルが挙げられる。これは,空間上に任意の大きさのボタンを配置することで,指で操作しやすく,空間の奥行きを生かしボタンを多く表示ことが可能となる。本研究では,超音波センサとWebカメラを組み合わせ,装置を小型化し,高精度な指の位置の3次元座標の取得法を提案する。
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馬田 直也, 樋口 貴大, 松尾 一壽
セッションID: 01-2A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
静電的に誘引されるインクジェットは、他方式では見受けられない特有な飛翔状態を示す。この飛翔状態を制御することによって階調画像記録や配線板パターンの直接描画さらにはコーティング等へ応用の試みがなされている。これまでの研究遂行においては、インクジェットの飛翔状態を巨視的な捉え方で実地した。今回、インクジェット飛翔の特有な飛翔状態の微細な内部構造について応用を念頭に置いて考察した。具体的には、インク飛翔状態とノズル移動量などの関係である。得られた結果から、インクジェットの応用を考えたとき記録目的によるノズルの適切な移動量との関係等について検討した。
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小川 敬寛, 福本 誠, 松尾 一壽
セッションID: 01-2A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
インクジェット技術は、パーソナルコンピュータの記録装置として研究開発の試みがなされた。その研究成果として記録装置は、銀塩写真に匹敵するものが実現されるに至った。 一方、近年インクジェット技術は、記録装置としては勿論、再生医療から工業応用分野へと、その応用研究の裾野は実に多種多様な分野へと広がりを見せている。 この様な、研究の背景に基づきインクジェット技術の新たな応用研究の試みとして、インクジェット飛翔が、記録対象物体に着弾する瞬間の音響を検出する方法について検討を行なっている。本報告は、飛翔するインクジェットが着弾対象物に着弾する際の新たな検出結果について述べている。
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樋口 貴大, 松尾 一壽
セッションID: 01-2A-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
近年、インクジェット技術は一般の記録は勿論それ以外の分野においても実用化がなされる兆しが伺えるようになった。例えば、インクジェット技術を応用した骨の再生などがある。この傾向は、もっと多分野に亘っていくものと思われる。つまり記録対象物体として多種多様なものが推測される。我々は、インクジェット技術のさらなる精密な記録を念頭において基礎的な検討を行った。これは記録対象物体が平面から多面体を想定した場合の良好な記録状態を見出すためである。今回は、精密な記録としてはナノスケールなどではなく1~2mm程度を想定している。本稿では、そのための基礎的な検討結果について述べている。
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王 興, 松尾 一壽
セッションID: 01-2A-11
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
近年、地球を取り巻く環境の悪化から諸技術の再検討が迫られている。その一例として、塗装関係においては、自動車などに使用されている有機溶剤系塗料から水性系塗料を使用する方向へと変化を見せている。現在、インクジェット技術においては、飛翔させるインクとしては水性系インクが主流をなしているが、これからに使用されるノズルの内径は極めて細い。一方、静電形インクジェットとの特徴の一つに比較的、内径の太いノズルが使用可能である。ここでは、インクジェット発生装置やインクの開発などが重要な課題となってくる。本稿では、水性インクを適用することを念頭に置いたインクジェット飛翔の極めて基礎的な検討を行ったので報告する。
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深草 雄貴, 西野 浩明, 賀川 経夫, 宇津宮 孝一
セッションID: 03-2A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
視覚障がい者がウェブページを閲覧する方法としては,音声読み上げツールを使用するのが一般的となっている.ウェブページの情報が音声によって提示されることで,利用者は知りたい情報を取得することができる.しかし音声のみの情報では,ページ内のどの位置に知りたい情報があるのかを即座に知ることができないため,その情報が読み上げられるのを注意深く待たなければならない.本稿では,この問題点を解決するためにウェブページの閲覧を触覚フィードバック技術で補助する手法を提案する.触覚フィードバックを用いることで,従来の受動的な情報の取得ではなく,能動的に目的の情報を探索・発見できるようにすることを目標とする.
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杉田 裕次郎, 山之上 卓, 下園 幸一, 小田 謙太郎
セッションID: 03-2A-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
不特定数の人が集まりコンピュータを用いて共同作業を行う場面においてデスクトップ画面を共有できるシステムは有用である。既存のシステムでは各マシンに予めソフトウェアをインストールしなければならず、インストールされていないマシンからは画面の送信を行うことができない。我々は特別なセットアップ無しに即座に利用可能な画面共有システムを提案する。LAN内に一つでも本システムを起動しているマシンがあればWebブラウザを用いてデスクトップ画面を共有することができる。画面配信用プログラムにはJava Web Startを利用し、どのマシンからも特別なセットアップなしに即座に画面の送信を開始することができる。
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渡邉 岳, 新徳 健
セッションID: 03-2A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
本研究では3者間コミュニケーションでのインタラクション解析システムの開発を行う. これまで2者間コミュニケーションでのインタラクション解析に関する研究は進められているが,日常生活で多くみられる多人数コミュニケーションでのインタラクション解析はあまり進められてこなかった.しかし3者以上の多人数コミュニケーションでは2者間コミュニケーションの場合と比べ,より複雑なインタラクションになると考えられる. 本システムでは,身振り手振り・頷きといった身体動作を,USBカメラを用いたオプティカルフローにより計測する.取得したデータから3者間コミュニケーションにおけるインタラクション解析を行うことができる.
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石橋 篤, 馬場 優, 佐藤 慶三, 中島 誠, 伊藤 哲郎
セッションID: 03-2A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
PCを用いて協調作業をする場合,共有するアプリケーションのバージョンが普段利用しているバージョンと異なると,インタフェースの違いにより操作に不便が生じる.本稿では,使い慣れたバージョンの操作性を維持しつつアプリケーションを共有できる操作互換手法について述べる.具体的には,2つの異なるバージョンのアプリケーションをPC上でそれぞれコラボトレイに乗せ,これらを介して操作互換を行う.ここで,コラボトレイとは普段利用するアプリケーションを乗せることで,他の人がこのアプリケーションを自由に利用できるようにするプラットフォームである. Microsoft Paintを対象とした例についても述べる.
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工藤 秀樹, 賀川 経夫, 田上 秀一, 西野 浩明, 宇津宮 孝一
セッションID: 03-2A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
フリー
CT画像などの医用画像を用いた画像診断は,疾患やその前兆を発見する手段として重要である.画像診断手法の高情報化が進む一方で,診断画像数の増大,診断スキルの高度化など,医師への負担も増大し,疲労による疾患の見落とし等の原因になることも考えられる.本研究では,大量の医用画像を診断する際に,注意喚起や疲労低減のために,画像から得られる情報を音データによって提示することで,診断を支援することのできるシステムの開発に取り組んでいる.本発表では,対象画像の画像特徴や複数画像間の差分から音データを生成し出力する手法について検討する.また,この手法のためのユーザインタフェースについて述べる.
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住江 慶彦, 賀川 経夫, 西野 浩明, 宇津宮 孝一
セッションID: 03-2A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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拡張現実感(AR: Augmented Reality)とは実世界環境に電子的な情報を付加し、提示することで人間の行動を補助・拡張する技術である.近年の計算機技術の発展や携帯端末の普及に伴い,誰でも手軽にAR技術が利用できるようになった.本研究では,オフィスなどの環境におけるARを応用した作業の効率化について検討している.現在利用できるARアプリケーションの多くは,個人への情報提示機能に限定されており,情報共有をするためには,特定のキーを利用する必要がある.本発表では,複数の利用者でデータベースを分散化することにより,各自に有効なARによる提示機能を設定できる作業環境の設計について述べる.
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丸山 弘幸, 石原 真紀夫
セッションID: 03-2A-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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拡張現実感において,マーカーを用いたインタフェース,アプリケーションは多く提案されてきている.オブジェクトの積み重ねを表現する場合など,マーカーを重ね合わせることが実現できるとユーザーの直観的な操作を可能にするものであると考える.しかしながらライブラリARToolKitでは,一部が隠れてしまっただけでマーカーとして認識されなくなってしまうという難点がある.そこで本研究では,マーカーの重なりを位置情報を用いて認識させることを提案する.また,この認識を元にオブジェクト同士の重なりを表現することも可能にしている.
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古賀 浩之, 石原 真紀夫
セッションID: 03-2A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本研究では半透明タッチパネルを用いた拡張現実感3Dオブジェクト編集システムを提案する。このシステムはマーカーを用いる方式の拡張現実環境であり、ユーザーはヘッドマウントディスプレイを装着し、拡張現実のオブジェクトへのインタラクションには半透明タッチパネルを用いる。半透明タッチパネルの位置に3Dオブジェクト重畳表示して、3Dオブジェクトを直接触るような操作をする。半透明タッチパネルで3Dオブジェクトへのインタラクションをする操作方法の検討と、拡張現実感による3次元的な知覚情報による操作性の向上を図る。
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中村 秀丸, 吉田 清明, 朱雀 保正
セッションID: 03-2A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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久留米工業大学では、教育・研究環境の充実を目的に、2007年3月に2面式の没入型VRシステムHoloStageが導入された。 HoloStageによって構成される3D仮想空間内の移動は専用コントローラWandのバリュエイターを操作して行うため、使用する3Dコンテンツによっては自然な没入感を阻害されることがある。そこで本稿では、自然な没入感が得られるKinectを用いた操作インタフェースを提案する。
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細木 秋裕, 田中 久治, 渡辺 健次, 岡崎 泰久
セッションID: 03-2A-10
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本研究では、板書を行うように手書きで書いていく過程を提示できる新しいプレゼンテーションツールの開発を行った。教師が書いていく過程は、多くの有用な情報を持っている。書いていく過程をそのまま見せることにより、教師と学習者には次のような利点がある。教師は、書きながら説明を行う際に、書く速さや間の調整によりメリハリをつけることができる。一方学習者は教師がどのように書いたかを見ることができ、その書き方に沿って理解していくことができる。これらの利点を活用することで、教師は学習者の理解に役立つ情報を適宜提示できるスライドの作成が可能となり、学習者の理解促進につながる新しいプレゼンテーションが可能となる。
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中村 俊介, 田中 久治, 渡辺 健次, 岡崎 泰久
セッションID: 03-2A-11
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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ノート指導は児童の学習意欲や成績の向上に繋がるため、重要な学習指導の一つである。実際の教育現場において、このノート指導を、児童一人ひとりに対し十分に行うことは容易ではない。そこで本研究では、手書きインタフェースを用いたノートのレイアウトの個別指導システムの開発を行った。開発したプロトタイプシステムでは、学習者が手書きインタフェースを用いて書く筆算のレイアウトを指導する。本システムでは、書き出しをそろえること、余白を空けること、ページを分割することという三点のレイアウトルールを設定した。このレイアウトルールに基づいて、学習者が書くノートをリアルタイムに解析し、指導する。
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桑幡 隆行, 河郷 久史, 栗野 達亮, 三浦 慶之, 作村 建紀, 廣瀬 英雄
セッションID: 03-2A-12
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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問題の難易度を選択しながら受験者の能力に応じて逐一問題を与えることで、受験者の能力をより高い推定精度で求めることができるのが、アダプティブテストの長所である。項目反応理論を併用することで公平な評価が期待できることから、TOEFLやTOEICにも使われている。ここでは、オンライン端末に受験者が向かい、受験者の正答の状況に応じて問題を与え、また受験者の能力を項目反応理論によって推定し、高校1年生の数学の能力を測るような簡易型システムを作り上げた。これを高校生に試してもらい、いくつかの知見を得た。
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掛下 哲郎, 大月 美佳
セッションID: 03-2A-14
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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情報処理学会・情報教育委員会では,先に策定した情報専門学科におけるカリキュラム標準J07に対する今後の改善や高度IT人材育成を推進するために,教育機関における教育成果および情報系学科出身者に対する産業界の要求レベルに関する定量的な実態調査(J07フォローアップ調査)を行っている.本調査では,情報専門教育における産学間のミスマッチを明確化するとともに,分析結果のフィードバックを通じて産官学の相互理解を促進することを目的としている.本報告では,J07フォローアップ調査の概要およびWebを通じて収集したデータの分析に関する中間報告を行う.
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谷岡 稔真, 岡崎 泰久, 渡辺 健次, 近藤 弘樹
セッションID: 03-2A-15
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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我々は、発話障害のある肢体不自由者のための音声によるPC操作システムを開発している。本システムは、利用者に単語と発音をカスタマイズすることで特定の利用者に対して高い認識率を得ている。我々は、多くの人が本システムを利用できるようにしたいと考えている。そこで我々は、オープンソースの音声認識ソフトウェアJuliusを利用することにした。Juliusでは、言語モデルや音響モデルを構築することができる。これまでより多くの要素をカスタマイズすることで、現在の音声認識ソフトウェアより認識率の上昇が期待できる。このカスタマイズにより、多くの肢体不自由者が本システムを利用できるようになることが期待される。
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浅野 仁彦, 工藤 直弥, 結城 竜也, 佐藤 慶三, 中島 誠, 伊藤 哲郎
セッションID: 03-2A-17
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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子どもが図書館の子ども室で冊子体絵本や電子絵本を探し出して読むためのブラウズリーダについて,ブラウズリーダ上の電子絵本を手にとって読むために,タッチパネルディスプレイ付のタブレットPCを用いた読書機構を作成した.ブラウズリーダを用いて探し出した電子絵本をタブレットPCに運んで読めるため,電子絵本を冊子体絵本のように扱える.タブレットPCを複数台用意すると,一度に多くの子どもが電子絵本を読めるようになる.
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坪井 浩太郎, 平林 勝次, 稲見 純, 大塚 信也
セッションID: 04-2A-01
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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プリント基板上の微小ギャップにおける沿面放電に関する研究が、絶縁耐性の観点から行われているが、ESDを対象とした研究は著者が知る限りない。また著者らは、プリント基板侵入ESDサージを共通電位に逃がす手法の一つとして、ギャップで放電させる事を提案している。以上のことから、ESDサージに対するプリント基板上の放電特性を明らかにすることは重要である。著者らはこれまで、特定の方向に背後電極を付加する事で、放電方向制御の可能性を示した。本論文では、異なるギャップ長の放電パターンを作製し、ギャップ長と放電発生電圧の関係を調べた。
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小川 達也, 生澤 泰二, 西嶋 喜代人
セッションID: 04-2A-02
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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本研究は、室空気中の不平等電界ギャップでの交流火花破壊特性とその火花破壊過程に与えるCO2の効果について調べたものである。供試ギャップは、直径0.5cmの先端を半球状にした黄銅棒電極と直径40cmの銅平板電極をギャップ長6.25cmで垂直に配置したものである。供試ガスは湿度60~70%の室空気にCO2をXCO2=0~2.0%で混合したものである。正極性直流火花破壊電圧はXCO2=0~0.19%で68.0kVから59.3kVへ低下し、XCO2=0.19~0.24%で59.3kVから32.6kVへ急激に低下したが、交流火花破壊電圧はXCO2=0~2.0%で68.3kVから38.0kVへ徐々に低下した。この火花破壊特性はコロナ放電過程と密接に関係する。
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山本 和裕, 生澤 泰二, 西嶋 喜代人
セッションID: 04-2A-03
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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大気中の棒-平板ギャップの直流コロナ放電によって、平板電極上に配置したアクリル円板を帯電した。電極配置は、直径0.3cmの棒電極とアクリル円板を乗せた平板電極をギャップの長さ2cmで配置した。 帯電直後のアクリル円板上の初期帯電電荷分布の形状と電荷の値は異なる。その帯電電荷の時間減衰は、主に大気中の自然電離で発生したイオンの中和作用によることが分かった。
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杉谷 直紀, 森田 誠士, 小迫 雅裕, 匹田 政幸, 石倉 隆彦, 海永 荘一朗, 釣本 崇夫, 武藤 浩隆
セッションID: 04-2A-04
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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電力用油入変圧器の絶縁には、プレスボード(PB)と絶縁油との複合絶縁が採用されている。機器の小型化・大容量化のためには、この絶縁構成を合理的に利用することが必要となるため、その弱点部を把握することが重要となる。本報告では、変圧器の油/PB複合絶縁システムの主絶縁部分を模擬した電極系におけるインパルス部分放電開始電圧(PDIV)測定について、PB間のスペーサ絶縁物の形状を変化させ、それらが油隙のインパルス部分放電開始電界(PDIE)に与える影響を二次元電界解析ソフトELECTROを用いて定量的に検討した。
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藤田 敏也, 福田 聖, 山下 貴裕, 眞鍋 吉秀, 嶋崎 俊行
セッションID: 04-2A-05
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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第1沿面コロナの残留電荷が存在する場合の第二沿面コロナを、アクリル板の厚さを種々変化させて、イメージインテンシファイアを装着したデジタルカメラで観測した結果、第2沿面コロナは第1沿面コロナの外側に進展し、アクリル板の厚さの増加とともに第二沿面コロナの直径は大きくなることがわかった。さらに第1沿面コロナの残留電荷を考慮して電界計算を行い、第2沿面コロナの進展にともなう電子なだれの励起数が最大になる点と第2沿面コロナの発光強度が最大になる点を比較した。その結果、両者はよく一致することから励起数が最大になる点から第2沿面コロナは進展すると考えられる。
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才所 純, 森山 奨平, 生澤 泰二, 西嶋 喜代人
セッションID: 04-2A-06
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本報告では、大気圧乾燥空気の棒対平板ギャップに繰返し周波数f[Hz]の異なるインパルス電圧で発生した正ストリーマの気体温度を高感度分光システムで計測した。その結果、印加電圧Va=10[kV]で、繰返し周波数の低いf=10[Hz]の場合の気体温度Tgは330[K]であるのに対し、fを増加したf=4000[Hz]の場合、Tgが350[K]となった。Tgはfの増加で、大きくなる傾向であることが分かった。
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古場 裕介, 生澤 泰二, 西嶋 喜代人
セッションID: 04-2A-07
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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本報告では、大気中直流準平等電界ギャップ(球-平板:ギャップ長2cm)中に金属粒子(鋼球、直径φ=2[mm])を固定配置し、正極性直流火花破壊電圧に与える金属粒子の位置と帯電電荷量との関係を調べた。金属粒子は、印加電圧15.0kVの静電界場でパルスレーザ電離プラズマの発生イオンを用いて帯電させた。乾燥した大気中に配置した金属粒子の帯電電荷量はレーザの照射回数を増加すると大きくなった。また、金属粒子を約―240pCで帯電させた場合、火花破壊電圧は金属粒子のない場合の50.1kVから24.5kVに低下した。
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吉武 真弥, 富田 健太郎
セッションID: 04-2A-08
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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電力用ガス遮断器は、系統事故時に発生する事故電流等を瞬時に遮断し、系統に接続されている機器の損傷や破壊から保護するために用いられている。遮断器の小型化・高信頼化のためには、アーク放電の基礎特性を把握することが重要である。特に、電流零点近傍における電子密度は、遮断性能を決定づける重要なパラメータである。しかし、アークが消弧する際に、電極などで用いられている金属による蒸気混入がアーク放電の電子密度・電子温度にどう関与するかを実験的に求めた報告例は乏しい。本研究では、大気中アーク放電に対してトムソン散乱測定法を適用し、金属蒸気混入がアーク放電の電子密度・電子温度に及ぼす影響を調査、比較した。
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山口 裕貴, 鈴木 悠太, 大塚 信也
セッションID: 04-2A-09
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
会議録・要旨集
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筆者らはこれまで、SF6ガスを中心に、ガス絶縁媒体における部分放電現象や絶縁破壊メカニズムを、放電物理の解明ならびに絶縁診断技術への適用の観点から検討している。これまで、時間・空間分解放電発光分光測定システムを構築し、同一放電発光像を空間的に異なる波長成分に分解して、さまざまな検討を行ってきた。本論文では、N2ガスをSF6に混合し、N2の2nd positive bandの一つの線スペクトルに対応する青波長フィルタおよびSF6のFの解離スペクトルに対応する赤波長フィルタを用いて同時に放電発光像を観測し空間分光した。その結果、SF6ガス単体時よりも発光強度の上昇およびコロナの確認ができ、高感度計測が可能となったので報告する。
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森山 奨平, 才所 純, 生澤 泰二, 西嶋 喜代人
セッションID: 04-2A-11
発行日: 2011/09/26
公開日: 2013/03/05
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大気圧N2 / NO(0.1%)混合ガス針対平板ギャップでの正極性直流コロナ放電について、N2 2nd Positive System Band (0,2) とNO γ System Band (0,3)の発光スペクトル分布を計測し、この発光スペクトル強度分布によりコロナ放電の気体温度を評価した。その結果、大気中のコロナ放電では観測できなかったNO γ System Band (0,3)の発光スペクトルが計測できた。NO γ System Band (0,3)より導出した気体温度はN2 2nd Positive System Band (0,2)で求めた気体温度より約150[K]高いことが分かった。
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