日本がん看護学会誌
Online ISSN : 2189-7565
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10 巻, 1 号
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研究報告
  • ―呼吸,会話,食事,生活行動,希望,手術の満足度の面からQOLを検討する―
    山口 淳子, 山田 フミコ, 副島 明美, 山本 恵美, 松本 公子
    1996 年10 巻1 号 p. 29-36
    発行日: 1996年
    公開日: 2017/04/26
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    要 旨

    喉頭摘出術を受け退院した患者のQOLを検討するため,外来通院中の患者を対象に,呼吸,会話,食事,生活行動についてアンケート調査を行った.その結果,QOLを左右する要因を見い出すことができた.

    1)会話の方法は肉声であり,器具を使わない食道発声法が最も有用である.

    2)手術後の嚥下障害に対しては,ゆっくり食べる,水分と一緒に摂るなどの注意が必要である.

    3)気管孔の管理は,術後1年以内がトラブルが多く,不安,苦痛を伴うので,特にこの時期には適切なアドバイスが必要である.

    4)ひとりで外出できるようになるのは退院後約3ヵ月である.また,発声教室への参加は,食道発声の習得のみならず,生活行動および精神的自立に大きく貢献している.

    5)手術を受けて良かった,と実感できるのは術後5年以上たってからである.

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