どうして日本では物理に女性が少ないのか? どうしたら女性の物理への参画を推進できるのか? 大学の物理の教員になって18年あまり,私はいつもこの問いに頭を悩ませてきました.
物理学会の男女共同参画委員会の非常に活発な
1.はじめに
2018年に開催された第26回国際度量衡総会(CGPM)で改定された,定義定数に基づくSI基本単位の定義1)について前稿2)で述べた.本稿ではSI第9版3)の付録1と4を参照しつつ,今回
FCI1)(Force Concept Inventory,力学概念理解度調査)は,物理教育で最も広く使用され,かつ詳細に検討されてきているアセスメントテストである.本稿ではFCIの和訳2)に対するIRC
一般に「物体が宙に浮かぶ」という現象は非常に不思議な印象を与えるものである.磁気浮上現象の演示は物性物理学が扱う現象に興味を持ってもらうためのデモンストレーションとして,さま
2019年10月28日から11月2日にかけて,茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設(JPARC)の物質・生命科学実験施設(MLF)において,第4回中性子・ミュオンスクールを開催し
懐中電灯の光をコンパクトディスク(CD)にかざすと,CDの表面に虹が広がって見える.光の波の性質により,回折した光が干渉することで現れる分光現象である.これまで筆者らは,身近
陽イオンは原子から電子を1つはじき飛ばせば簡単に生成することはわかるが,陰イオンは中性の原子が余分の電子を引き留めているから不思議な現象である.しかし,その生成のメカニズムの説明も,余分の電子を保持する説明も教科書には
本書は,量子コンピュータの現状と将来の可能性について,多角的な観点から包括的に議論するためにアメリカで構成された委員会が,2018年に出版した報告書の全訳である.訳者である西森
2019年9月27日の日本学術会議フォーラム「いま問われる物理教育改革―より効果的な理工学教育を目指して」に臨席した.2019年3月3日の日本物理学会による物理教育シンポジウム「新テストと物理教育―期待と課題―」でもキー
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編集後記
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